ヤマシャクヤクが咲く頃に訪れた山で撮った蘭の葉をブログにアップした。その葉はクモキリソウに思えたのだが、
知人からジンバイソウの可能性があるから確認した方が良いと言われた。正直なところ、あの山はしんどくて斜面には
蛭が住んでいる。雨の季節にあそこを登るのは自殺行為にも思えた。
しかし、雨は降るがきのこは出ず、花もない季節。やっぱり、友人を誘って確かめに行くことにした。夏の乱、蘭を見に行く。
車を置いてかなり登った所にある林道に、実は車で行けることが判った。だから今回はマツカゼソウの咲く林道に車を
おいて登り始めた。最初の急斜面を登り、その後、杉林の中の尾根を辿る。
ベニイボカサタケ
キイボカサタケ
マントカラカサタケ 多分・・・
雨が続いているだけあって、きのこは相変わらずポツポツと出ている。
ドクツルタケ
尾根筋を降りて、日陰の杉林の谷を登って行く。
ミヤマシメジ
杉の木の枯れた株や枝から発生するので、結構良く見かけるきのこ。黒変するので最初は腐ってるのかと思ったものだ。
ヤマシャクヤクの株
この谷には道はなくて、雨の時に流れる沢沿いを歩いて登る。日照が少ないので植物の姿は薄い。
ナガバノハエドクソウ、多分
何となく近縁の植物が二つ、生えているように見えるのだが・・・・
遥かに小さな株
そろそろ、登って行く先が明るくなってきた。
尾根筋が近いのだ。この辺りだったかな、あの蘭の葉を見たのは・・・・、探す。
あっけないものだ。記憶通りに蘭はあった。
??!
此処まで来て気がついた。見分けられない。でも、花はかなり前に終わっている感じ。だからジンバイソウではなさそうだ。
やっぱりクモキリソウが正解なんじゃないの?
ここまで来たら尾根筋まで登って、他にも見つけていた蘭の葉を見てくることにした。
サマツモドキ
スギヒラタケ 幼菌
尾根に出てから、尾根筋を左側に進んだ。相変わらず・・・・
キイボカサタケ
ベニイボカサタケ
夏の乱 名前を知らない
エビネ類
トンボソウ?
目的の蘭の花後の写真は撮ったので、山を下ることにした。一気に下る。
マツカゼソウ
林道まで下って車まで歩いてゆく途中・・・・
ヤマジノホトトギス
ホトトギスは随分と花期が長い。1か月前も咲いていたよな・・・・
その林道の脇に湧水が流れている斜面があり、その周囲には珍しいものが生えていたりするのだ。
これは、クモチリソウだ。花の時期に確認している。この姿を見ても、やっぱり尾根筋の蘭はクモキリソウだったのではないか。
まだ早い。帰り道に高原の沢沿いに生えていたエビネを確認することにした。
その前に、沢沿いの日陰に咲いていたクサアジサイ??の花