道の脇から斜面を除きこんだときから相当な数のハタケシメジが出ていることは分った。であれば、ザックを降ろして袋を手に収穫するしかない。ハタケシメジは襞が密でその隙間に土が入り込んだら、後が厄介だ。今日はうっかりして鋏を持ってくるのを忘れていた。
ハタケシメジ
であれば、傘を上にして袋の中に積み上げるしかない。
幼菌の姿がほとんど見当たらない。かなり前に出始めてその後は雨が降っていない状況。そうであれば、1週間ほど前に長野に遠征する前日までにかなり降った雨で出だしたのだろう。
長野から帰ってから、ほとんど雨が降っていないので途中で生長を止めてしまったものもあるようだ。
ひたすら斜面のハタケシメジを収穫する。ハタケシメジはホンシメジの旨みには叶わないが、歯切れよく味も良いきのこだから丁寧に採る。
ビニール袋5つに一杯に収穫して車に運んだ。
あぁ、頭を下げて収穫したきのこを貰ってもらう日々が続く。帰宅したら収穫したハタケシメジの下調理をしなければ。今度は誰に貰ってもらおうかと考えながら山を下った。