さて、蕎麦屋へ車中から電話を掛けたのだが返答は・・・・、「もう蕎麦がない」だって。ちょっと、連絡をするのが遅かったかな。何しろ、行こうと思っていた蕎麦屋は週末だけの限定30食のみのお店だから。
そもそも、蕎麦を食べるというのが主たる目的で家を出て来たのに・・・・。仕方なく、帰宅途中の饂飩屋に寄り暖かい饂飩をかき込んだ。で、そのまま自宅を過ぎて山寺へ。コアジサイらしき葉が沢山有ったことを思い出したのだ。山の上の御堂に登る急坂を走り、車を停めた。
タツナミソウの仲間
前に来た時には花を付けていなかったのだが、今回は咲いていた。でも、詳細は分からなかった。その場所から石段を降りてゆく途中にもタツナミソウが。
トウゴクシソバタツナミソウ
ということは、最初のもトウゴクだったのかな。葉には特徴的な斑紋が見られなかったけれど・・・・
コアジサイらしき葉を付けた株を沢山見掛けた辺りまで歩いて行ってみると・・・・
コアジサイ
やはり・・・・。好きな花。
さらに少し進むとシダの若い葉が日陰の谷を埋めていた。
ウラジロ
参道に戻り、ウツギの古木を見上げる。
ハコネウツギ
目線を上げてゆくと大木、その木の上の方にはシダなどが寄生している。この森には着生蘭があるらしいのだが・・・・
着生蘭はないかと樹上を見上げるが、首が痛くなり諦めた。
ユキノシタ
周辺には紫陽花の大株が沢山あって、それぞれ変わった花を付けるのだが、まだ咲くのは先のようだ。草叢に紫色の花が見えていた。
オカタツナミソウ
そうだった。去年、この場所でオカタツナミソウらしい株を観たのを思い出した。
車に戻り、靴をサンダルに替えて山側を観ると楓の木の上に白い花を付けた木が見えた。大きな花を沢山付けている。
何の木?
葉は細長く、ちょっと桜の葉のように思えた。見たことのない花、葉。
良く見ると蔓を伸ばして木に絡みついているようだ。近くには寄れない場所でじっくりとは観察できなかったが、帰宅後に調べてみるとヤマイバラのようだった。
ヤマイバラ
比較的、稀に見られるということで、花の季節に来なければ存在すら知らずにいることだった。