今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

再び、戸倉峠周辺の谷へ (続) 2010.11.07.(2)

2010-11-12 23:34:10 | Weblog

フチドリツエタケ



 ビールを・・・ちょっとだけ飲んで、斜面を下る。




かわいいムキタケ



 下る途中の斜面の倒木には、何かしらきのこが出ている。それが、面白くて・・・・


        



 沢の近くまで降りてきた・・・・




チシオタケ




ムキタケ



 沢の脇まで降りた。そこには落ち葉が敷きつめられた広場のように開けた場所があった。







 紅葉の木々を眺めながら戻る。これから、車に戻り収穫したキノコを入れた鍋を作ることにしている。まだ、時間は十分にある。のんびりと、紅葉を眺めながら来た道を戻った。










キララタケ



 





カエデ・・・



 やがて、車を停めた東屋に着き・・・・、鍋の用意でもしようかという時・・・・・


 悲鳴が聞こえたんだ、「鍋、忘れた」。最初は笑っていたけれど・・・・、いくら考えても、対処する手立てが浮かばない。友人自慢の鍋の出汁、プリプリのムキタケ、ヒラタケ、ヌメリ好きの友人の好みの里芋と野菜・・・・、揃ってはいるけれど、鍋がない。



 鍋を買いに行くことにした。といっても、山の中だから、近くの町に行っても鍋を売っている店なんかあるんだろうか・・・・。兎に角、国道に戻り、少々下って人家のある辺りで車を停めた。


 人影が見えたので、取り敢えず聞く、「この辺りで鍋売っているところ、ありませんか?」。やはり・・・・、困っている。事情を話すと、「ちょっと待ってろ、何か探すから」と、自宅の倉庫を探してくれた。古いアルミの鍋だが、何の問題もない。「ありがとうございます。帰りに返しにきますから・・・」と言って有難くお借りした。ポチのご飯に使ってたんじゃないだろな・・・、と、ちょっとだけ思ったけれど・・・



 本当に有難いもんだ。人影を見たときから、この展開を期待していた自分が恥ずかしい。さて、近くの川沿いの公園で・・・・







 友人と友達が鍋をつくってくれる。僕は・・・・、出番がないので、紅葉の木の写真を撮っている・・・・




友人の自慢のカセットコンロ


 湯気でレンズが曇ってしまった・・・・。味は最高。ヒラタケの粘るような弾力が印象的。ムキタケの熱さも強烈。ノドヤケとは良く言ったものだな。3人で食べ尽くし、後片づけをして、次の山に向かった。









つづく。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

庭で咲く・・・ムラサキセンブリ 2010.11.11.

2010-11-12 07:58:51 | Weblog



 去年、谷からロゼット葉を二つ、採ってきた。一つは今年の暑い夏を耐え、咲いてくれた。でも、花が随分小さい。



 やはり、ムラサキセンブリはあの谷に咲いてこそ、相応しい。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

再び、戸倉峠周辺の谷へ 2010.11.07.(1)

2010-11-11 22:55:23 | Weblog
               



 友人と友達と山を歩く約束の日だ。3週間前に歩いた戸倉峠周辺を歩くことにした。前回はムキタケ、ナメコ、フチドリツエタケなどに出会っているけれど、今回はどうかな・・・。僕は膝の調子があまり良くないので、無理はしない積りではあったけれど・・・・


 また、川に沿って走り、東屋に車を停めて歩き出す。川沿いの道だ。




ベニチャワンタケ? モドキ?



 気持ちの良い道だ。左下には川が遠く流れていて、右上にはブナ、ミズナラ主体の広葉樹林の斜面が続いている。前に来たときにはツキヨタケが沢山出ていた倒木には、ムキタケが数を増やして出ていた。




ムキタケ



 どちらが主役?




シラウオタケとムキタケ



 さらに歩いてゆくと、小さな倒木には、やはり・・・・




ムキタケ



ムキタケの時期だが、人がかなり訪れる場所なのだろう・・・・、圧倒的なムキタケの発生という場面にはなかなか、出会えない。




ヒメスギタケ



 美しいきのこが出ていた。







Mycena sp.


こういうの好きなんだなぁ・・・。チシオタケ、アカチシオタケの仲間だ。図鑑には載っていない様子。ヒダは傷つくと黄変するのかもしれない。傘を拡大すると、黄色く色付いているところが見える。







 さて、膝の様子は何ともなく、皆が僕に遠慮しているようなので、斜面を登ることを提案する。前回、上の方で熊鈴の音を聞いた場所だ。登ってゆくと、倒木にナメコ少々。それと、ナメコを採った跡が分かる。なるほどね・・・・




ナメコ




ムキタケ



 友人は足が強い。次の倒木に進んでいる。何か言っているが分からない。ムキタケの写真を撮ってから、さらに登ってその倒木を覗き込むと・・・・







ヒラタケ


山で出会うヒラタケは若いものは、なかなか、木から剥がすことができないくらい強靭だ。そして、それが旨いんだな!


 一番大きな塊りだけ収穫。それでも幼菌だけど・・・・。あとは誰かが収穫しに来るだろう・・・・。それは、多分・・・・


 近くの枯れ木に出ていたのは、クリタケだと思って写真を撮っていたが、ちょっと、違うようだ・・・・




??



 それから、支尾根を越えて・・・・一休み。写真、撮るの忘れたな・・・・ビール。



 川からは随分登ってきている。斜面の岩には、これは・・・・イワウチワかな?




イワウチワ? ハート型じゃないから・・・トクワカソウ?



 斜面を見下ろす。腹が減ってきたな。そろそろ、下って・・・・






昼飯にするか・・・・


つづく。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

庭の花  2010.11.06.

2010-11-11 08:14:13 | Weblog
庭の花の写真を撮った。






ノコンギク










 菊たちは咲き始め。これから、いろいろと咲くだろう。さて、仕事に行くか・・・
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

久し振りの神戸S公園  2010.11.06.

2010-11-10 22:16:50 | Weblog

ダイモンジソウ



 この所、遊びすぎの後の仕事疲れで、週末を迎えることを繰り返している。そして、また遠出を繰り返しているが、さすがに、2回連続の急斜面でのなめこ探しで、膝が痛く、この週末は大人しく休養することにしていた・・・・のだが、・・・・。


 朝、庭に出て眺めていると・・・・、植えたことも忘れていたダイモンジソウが紫陽花の下で、咲いていた。写真を撮り、また寝床にもぐり込み寝ていた。が、・・・・いつものように、我慢できずに家を出た。平らな所をのんびり歩くなら、ゴロゴロしているより、膝には好いかも・・・なわけないか。


 自宅近くの山でホンシメジ、コウタケを探すか、他に行くか迷ったが、この所ご無沙汰のS公園に行くことにした。自宅近くの山は、それなりの収穫はあるかもしれないが、斜面がかなり厳しいし、もう、きのこを沢山収穫する必要もない。散歩のつもりで歩いて、最近、入手したGPSで遊ぼう・・・


 公園に着いて、いつもの場所に車を停めて歩き始めた。この時期だから、ホンシメジ、マツタケの出そうな場所を歩いてみようと思う・・・。それって何処?


 森の中に入り込み、GPSのスイッチを入れる。後はブラブラと歩きながら、尾根を目指して歩いていった。きのこは極端に少なくて、森は乾燥している。途中・・・・






cortinarius sp.


中型のフウセンタケ。それでも傘の径は8cm位だろうか、柄のヌメリが強い。アブラシメジの近縁とは思うが・・・


 その近くに沢山出ていたのは、以前はあまり見かけなかったフウセンタケ。最近、良く見るようになった・・・・



       
キヒダフウセンタケ



 尾根の陽があたる松を目指して歩いていると、そんな場所には決まってセンブリが咲いている。この公園に、こんなにセンブリが咲いていたっけ・・・・。道のない山を勝手に歩いているので今まで気が付かなかっただけなのだが・・・。







       




 僕としてはそんな所にマツタケが出ているんじゃないかと思って歩いているのだが・・・・、見つかったのは、これだけだ・・・・




ホンシメジ  高さ2cm、干乾びてる・・・・




リンドウ



 その後、GPSを頼りに道に戻り、歩くがきのこは少ない。ショウゲンジやクリフウセンタケはもう終わりで、たまに老菌に出会うのみ。




なんちゃってシャカシメジ




今年、コウタケとともに沢山見る、ケロウジ




 石の上にも・・・・、3年は無理だな・・・・




ホコリタケ(Lycoperdon sp.)





多分、ショウロ


擦ると赤変、外皮が薄い。独特の匂いは感じなかったが・・・・



 本当に散歩になってしまったな。帰り道の花・・・・、ちらっと見たときに何の花か分からず、あれ?っと思って車を停めて見に行った。







不思議に思うわけだ・・・・、ゴマナとコウヤボウキが一緒に咲いていた。


 さて、帰ろう・・・・・、晩飯は何を食べようかな・・・・・。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

再び、なめこ探し(続)  2010.11.03.(2)

2010-11-09 22:59:44 | Weblog




 雨も小降りになってきたので、谷まで下った。昼前の時間だが、下は濡れていて、のんびりと座って昼飯を食べる状況ではないようだ・・・・。立ったまま、おにぎりを食べる。


 天気は回復しそうもないので斜面の様子を見ながら下ってゆく。それでも、そのまま戻るのは何とも情けない。去年の記憶を辿りながら、谷をまた登り、急斜面を歩いて行った。



小さなムキタケ



ナメコ少々



紅葉

木に掴まっていないと斜面を滑り落ちそうだ。


    
??



 空が明るくなってきた。この時期の日本海側の山、天気はころころと変るので当てにはならないが・・・・









陽を浴びて、紅葉の山がまた、輝きだした。そして、斜面を廻りこんだところに・・・・、ようやく今日一番のなめこの木があった。



ナメコ







食べ頃のなめこが収穫でき、大した収穫ではないけれど、まだ早い状況を考えれば、「今日のところは、このくらいにしといたろ・・・」と、納得。



月夜茸


月夜茸がまだ、こんなに元気なようでは、なめこには早いだろう・・・


 紅葉の山を楽しみながら戻る。






紅葉もちょっと、早めだな。



 斜面のオオイワカガミも葉が色付きかけ。




オオイワカガミ


 立ち枯れのミズナラに生えたシダも紅葉している。





 帰路は途中で道を変更して峠を越えてから下ることにした。






 峠からは、遠く、琵琶湖が霞んで見えていた。




琵琶湖を望む







 峠から急な山道を下り、朝に車を停めた東屋に戻った。それから、靴の泥を落とし、道具を整理して車に乗り込んだ。


 さて、帰路に着く・・・・・


 途中の道の駅で・・・


    



マルバルコウソウ


何か、ほっとするな・・・


 大した渋滞もなく・・・無事、帰宅。再度、挑戦しなければ・・・・。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

番外 きのこの鍋  2010.11.07.(0)

2010-11-09 07:58:42 | Weblog
山採りのきのこの鍋・・・





この鍋のお話は、後日。ナメコ、ヒラタケ、ムキタケ・・・クリタケは入れたかな・・・・。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

再び、なめこ探し  2010.11.03.(1)

2010-11-08 20:40:58 | Weblog

なめこと紅葉・・・



 先週、扇の山で山ほどのなめこを採ったが・・・・、その4日後、また、なめこを探す。今度は京都北部、去年も訪れた山だ。先週の状況からすれば、きっと、山はなめこだらけに違いない・・・・。冷凍庫の空いた空間を心配しながら、友人宅へ急ぐ。6時に到着し、高速に乗り琵琶湖西岸を走る。


 山中の道の脇に、黄色い傘のきのこが並んでいた。先を急ぐわけでもないので、車を停め見に行くと・・・・






???


傘の径は開いたもので10cm以上。ツルツルの傘だ。見た目はカラカサタケに近い。ただし、薄黄色。



コガネタケ


その時は分からなかったが・・・・、今、傘の裏を見てみると、粉が雨で流れたような跡が写っている。コガネタケの粉が雨で綺麗に流れ落ちてしまったのだろう。


 さて、車に戻り、また、走る。一時間後、ようやく目指す谷に着いた。朝自宅を出てから4時間半か・・・







山全体が燃え上がるような・・・とはいかないが、紅葉が始まっている。曇っていた空は青空になり、紅葉の葉は光を浴びて眩しいくらいだ。暑くなりそうで嫌だな・・・、などと話しながら歩いてゆく。


 川の流れる比較的広い谷を歩いてゆく。やがて、川の両脇に平らな場所は無くなり、斜面を上がり、川と平行に進み、なめこを探しながら歩く。途中で出会った人は、平らな場所に出ていたなめこを採りながら、まだ、2週間は早いな・・・、と言っていた。そんな筈はない・・・と思ったのだが、やはり、正しかったようだ。


 ようやく見つけたなめこ・・・






なめこ



 しばらく探して歩くが、なかなか、沢山出ている木には出会わない。ようやく・・・・













ナメコ



 食べ頃のなめこだけど、量がね・・・


 遠目に見えているキノコ・・・、大きいけれど、色が少し違う・・・・。近寄ってみると、やはり・・・・


    
クリタケ



 クリタケも美味しいけれど、保存が利かないから籠には入れないでおこう・・・








 木の随分と上の方からも出ているし・・・・、地面からも・・・・



クリタケ


 空は何時の間にか曇り、雨もポツポツと落ち始めた。あの朝の青空は何だったんだ?やがて、雨は本降りに・・・・。あわてて、レインウェアを出して着る・・・・・。テンション下がりっぱなしだ。
 

 帽子を被ってきていない・・・・。谷に倒れていた木の根の下で雨宿りをすることにした。急斜面で停まっているだけで疲れるが、濡れているよりはマシだ。何もすることがないので谷の反対側の写真を撮る。







足が疲れてきた・・・。向きを変えると、倒木の根からきのこが出ているのに気がついた。



ニカワチャワンタケ


 さて、まだ11時。歩き始めてから1時間半しか経っていない。これから、どうなるんだろう・・・。

つづく。 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

紅葉の大山へ・・・?  2010.10.31.

2010-11-06 18:47:30 | Weblog

大山に向かう途中の景色



 翌朝、目が覚めてから、温泉に入り朝飯を食べる。イマイチの宿だが、朝の蜆の味噌汁だけは旨かった・・・・。外は雨のようで、一時は屋根を叩く雨音がうるさいほどにもなった。


 今日は、のんびり帰ろう・・・、なんて話しながら宿を出て走る。写っているのは休耕田に植えられた大豆だろう。日本の農業は一体、どうなるのか・・・・、まっ、関係ないか・・・。


 友人と遠出をするときの、いつもの行事・・・・








食材の仕入れ・・・・


 再び走る。これは?




わざわざ、車を停めて見に行く。なるほど、長芋だな・・・・


 また、走る。これは?





また、車を停めて見に行く。


 なるほど、これはラッキョだ。ヤマラッキョとそっくりだ。






 そんなことをしながら大山に到着したが・・・・、山は・・・・



大山 雲の中


 しょうがなく、大山神社近くの大駐車場に行く。



ツルウメモドキかな・・・?


 さらに桝水高原へ。時間を潰して天候が回復するのを待つ。


    
マツムシソウ  前暈け、後暈け、天然呆け・・・


 少し、天気は回復したので、川床まで戻り登り始めた・・・・



ちょっと紅葉


 また、雨が激しくなり・・・・、もう、止めた。諦めよう、今回は。


 蕎麦を食べて帰ることにしたが・・・、蒜山の蕎麦屋まで走ることに・・・。寒い・・・鴨南蛮でしょっ、やっぱり。


 その後、また、道の駅。



なめこ これで300円!




また、買出し・・・・こじゃんと、うまいき!!


 変なものが出ていた・・・


    


原木椎茸と書いてある・・・・、でも白い。傘の裏をみると、これはヒラタケのように見える。でも、白い。なんだ、これ?


 蒜山は焼きそばが名物なんだと友人が言う。焼きそばが名物?アホか・・・と言ってみたが・・・



本当だった。で、・・・・




だ、そうです。


 急いで高速を飛ばして帰宅。





秋明菊



 昨日収穫したなめこを下調理しなければ・・・・、沢山採ったからな・・・



ほんの一部・・・・・


おわり。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

さらに北上、海へ  2010.10.30.(4)

2010-11-05 20:45:12 | Weblog




 なめこを山ほど採り、重いリュックを背負い、籠を下げながら、谷を歩き、道を歩いた。




ツチアケビ


辺りはナラタケも沢山出ていたのだろう・・・、もう、ナラタケには季節が遅い。ナラタケ菌に寄生するというツチアケビ。今年、初めて見た。


 車に乗る前に、谷間で一度下りて、汚れたなめこを洗った。この河原で、何年か前にきれいなアカチシオタケを見たのだった。探す・・・・








ちょっと年寄りアカチシオ? でも、やっぱりチシオタケ?



 川から道に戻る途中で・・・・



オオイタヤメイゲツの紅葉?




ホコリタケ



 期待通りの収穫で満足して山を下った。そして・・・・さらに、北上。








海は荒れている・・・・、台風の影響だけじゃない、冬の海の色だ。




海岸のツワブキ 





 風が強い・・・・。

 海の近い温泉で一泊。明日は大山の紅葉・・・・・


つづく。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なめこの谷  2010.10.30.(3)

2010-11-04 22:24:49 | Weblog




 ここ数年、この時期にこの谷になめこを探しに来る。最初に来たときは何の情報もなく、なめこを探してここに辿り着き、運の良いことに沢山のなめこに出会えたのだったが、その後は、出会えたり出会えなかったり・・・・。雪が積もっていたこともあったな・・・



 何本かあった、巨大なブナの立ち枯れ・・・・、いつも、ムキタケが山ほど出ていたのだが、木が古くなり倒れるのを怖れたのだろう・・・、切り倒され、切り分けられ、地面に横たわっていた。もう、ムキタケも出てはいない。



 いつもと同じ道を進み、舗装がなくなった後は山道?獣道?を歩いてゆく。去年はこの道を歩いている間にもなめこは結構出ていて、谷に落ち込む急斜面の立ち枯れのミズナラなので、収穫できずくやしい思いをしたのだが、今年は何もない。嫌な予感がした。



 去年、沢山のなめこを採った、谷の上側の、オオイワカガミが覆う急斜面の枯れ木の場所まで来た。今年もここにはナメコが出ていた。斜面を登り、今年は1人が上から、友人は下から採る。







今年は高い、手の届かない場所でもなめこを掻き落とすための道具を用意してある。状態の良いものを採って、また、急斜面を下る。この谷では一度滑ったら、遥か下の川まで落ちてしまうだろう。そして、斜面は雨で滑りやすく、掴まるものといったら、草か、細い木くらいしかない・・・・・。


 下る途中のやはり立ち枯れのミズナラに・・・・





遠目には、ヒラタケかな・・・と思ったのだが・・・Lycoperdon sp.?


    


老菌を触った感触は・・・ホコリタケの仲間。



 そして、下る斜面には他には・・・



    
シロナメツムタケ



 この谷の道は毎年、崩れてゆく。どこまでが道で、どこからが獣道なのか分からない。分からないまま、川沿いの斜面を歩いて登っていった。薄暗い谷を見廻しながら、ミズナラの枯れ木の集る辺りを目指して歩く。




ミネシメジ


巨大・・・・、一つの傘の径は20cmを越える・・・・






ムキタケ


急な斜面の途中の枯れ木からムキタケが出ている。そして・・・・





きれいな蕾・・・



 そして、斜面を見廻していると木に白っぽいきのこの沢山出た木を発見・・・・、それが、冒頭の写真だ。しつこく・・・








なめこ



このなめこは、新鮮だけれど、ちょうど開いたところで、鋏で切り取りやすい・・・とはいえ、嫌になるほどの数。



 これは、もう古い・・・・、けど、見応えはあるな。







 この頃になると分かってきた・・・・、なめこの出ている木で白っぽく見えるのは、若い食べごろの開きのなめこの木、赤っぽく見えるのは、開ききってもう、古いなめこの木だ・・・・。



 谷沿いに進むと、上の方にミズナラの枯れ木が数本見えた。それを目標に登ってゆくと、赤っぽいきのこの出た木がある。これは駄目だ・・・、でも、やっぱり確かめていこうと、友人と話して登る・・・・・。あっ・・・・













 食べごろのなめこ、無数に出ている・・・・。これを友人と鋏で一つ一つ、切り落としていく。あぁ・・・飽きた。


 赤っぽく見える木は・・・・、訂正しておかなければ・・・・、「開ききってもう、古いなめこの木」か、「食べごろの蕾のなめこがビッシリと出た木」だ・・・!


 根気を使い果たして・・・・、戻る。戻るのがまた、大変。谷をずり落ち、なんとか川まで降りた。






 ここから、道に何とか戻り、舗装道路まで辿り着いた。さて・・・・どうする?


つづく。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

台風接近の中、敢えて山を目指して走る  2010.10.30.(2)

2010-11-02 22:20:42 | Weblog

シモフリシメジ



 台風が近づいている・・・、いや、台風と併走しているのだろうか・・・・。朝、6時に友人が自宅まで来てくれた。車を乗り換え、出発。予定では北上し、途中、シモフリシメジのシロの様子を見てから、鳥取県に入りなめこの山の様子を見る積り。


 今は大して風も吹いていないし、雨もほとんど降っていない。台風は予想よりも南側を通過中でそれほど影響を感じない。2時間ほど走り、シモフリシメジのシロに到着。


 いつも最初は目が慣れないのか、なかなか見つけることが出来ないのだが、今日は本当にない・・・・、2本だけ・・・。まだ、早いのだろうか・・・・。友人の話ではホンシメジもそんな様子とか。本数が少ないけれど、1本が大きいのだとか・・・・。確かに1本は妙に大きくてシモフリシメジではないのかと思った。翌週が多分、狙い目だろう。


 すぐ諦めるわけにも行かず、周囲を歩いてみる。




クリタケ


クリタケも出始めだ。いつもなら、斜面に沢山出ているのだが・・・・




ナラタケ

でかっ・・・




アケボノドクツルタケ




チャナメツムタケ



 歩きまわればそれなりにきのこは採れるだろうが、今日は次の目標がある。朝、9時を過ぎたところだが、この山を離れることにした。山を下る途中・・・・




あっ・・・・



 鹿が親子で道を歩いている・・・・・


 車で近づくが、両脇はガードレールに囲まれていて、逃げるに逃げられず困っている様子。パニックにならないようにそっと見ている・・・・




親子鹿


おしりのポンポンがかわいい。走ると揺れるのが面白い。


 国道を走り、北上。途中で咲いている花を見に、車を停める。



ヤクシソウ



 また、ヤクシソウ・・・・。


 ナメコを探しに行く扇の山へ登る。雲の中を出たり、入ったり。








 さらに登り、ブナ、ミズナラ帯に到着だ。車を降り、支度を整え歩く。




ヤクシソウ



山は、雨?霧?に濡れている・・・・






ツチグリ



 まだ、山の中に入っていないのだが・・・・、道の脇に・・・






ナメコ



 若いナメコの脇にはかなり前に出たらしいナメコが腐っている。今年の発生はかなり早かったようだ・・・・




月夜茸


年老いた月夜茸・・・、もう光ることもできないだろう・・・




ヌメリツバタケモドキ



大きく育っている・・・・。さて、そろそろ本番。山の斜面を登りナメコを探そう・・・。


つづく。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ムラサキセンブリ 2010  2010.10.24.(2)

2010-11-01 21:49:30 | Weblog




 ムラサキセンブリを初めて見たのは去年。今年も山でセンブリの花を見つけ、ムラサキセンブリの咲く谷を訪ねることにした。


 少し前に月夜茸の発光する写真を撮ったときに、ISOを3200に設定したまま、野の花を撮り、ひどい写真になってしまい・・・、そんな花の写真を撮りなおしながら走ったせいで、到着が遅くなってしまった。空模様は今にも雨が降りそうなのだ。


 車を降り、谷に下り緩やかに登るころには雨がポツポツと落ち始めた・・・


























4弁の・・・・













花はまだ咲き始め。蕾が沢山ある。もう一度くらい見に来れるかな・・・・


 帰り道、また、ヤクシソウを眺めながら戻る。もう少し先まで歩けば、シコクママコナが咲いているだろうが・・・・。空模様が怪しい。

















ベニバナボロギク



こんな所にも咲いている・・・・、余り拡がって欲しくない花・・・・・


 これも・・・・・








後ろを振り返り・・・・・、また、歩いて車に戻り、帰宅。







秋明菊
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

予告 台風ときのこと紅葉と・・・  2010.10.30.(1)

2010-11-01 08:09:43 | Weblog





 台風が日本列島を通り過ぎてゆく・・・・。


 久し振りの台風だ。小さな台風が発生しては消えていた・・・・とは思うが、記憶に残っているのは、白山に登る前に通り過ぎていった台風くらい。ひどい目にあったが、楽しい思い出ともいえる。


 さて、その台風とタイミングがピッタリ。県北から鳥取へ、ナメコ探しの後、大山の紅葉を見て歩く予定で家を出た。この状況なら中止すべきなのだろう・・・・、が、宿のキャンセルは5日前から有料の設定だった。タダでお金を取られるのはムカつく。いざとなったら温泉につかるだけでもいいか・・・・、そんな気分で家を出た。


 なめこの山は雲に覆われていて、雨だか、霧だか・・・景色が見えない。それでも、前に進むしかないのだ。ブナとミズナラの森を歩き・・・・




ナメコ



 今年のナメコの発生は早くから始まっていたようだ。そして、しばらく続くのだろう・・・・。



 戦い終えて・・・・、日本海。冬の色だ。




台風に荒れる海


予告、 台風ときのこと紅葉と・・・    しびれるなぁ・・・
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする