フチドリツエタケ
ビールを・・・ちょっとだけ飲んで、斜面を下る。
かわいいムキタケ
下る途中の斜面の倒木には、何かしらきのこが出ている。それが、面白くて・・・・
沢の近くまで降りてきた・・・・
チシオタケ
ムキタケ
沢の脇まで降りた。そこには落ち葉が敷きつめられた広場のように開けた場所があった。
紅葉の木々を眺めながら戻る。これから、車に戻り収穫したキノコを入れた鍋を作ることにしている。まだ、時間は十分にある。のんびりと、紅葉を眺めながら来た道を戻った。
キララタケ
カエデ・・・
やがて、車を停めた東屋に着き・・・・、鍋の用意でもしようかという時・・・・・
悲鳴が聞こえたんだ、「鍋、忘れた」。最初は笑っていたけれど・・・・、いくら考えても、対処する手立てが浮かばない。友人自慢の鍋の出汁、プリプリのムキタケ、ヒラタケ、ヌメリ好きの友人の好みの里芋と野菜・・・・、揃ってはいるけれど、鍋がない。
鍋を買いに行くことにした。といっても、山の中だから、近くの町に行っても鍋を売っている店なんかあるんだろうか・・・・。兎に角、国道に戻り、少々下って人家のある辺りで車を停めた。
人影が見えたので、取り敢えず聞く、「この辺りで鍋売っているところ、ありませんか?」。やはり・・・・、困っている。事情を話すと、「ちょっと待ってろ、何か探すから」と、自宅の倉庫を探してくれた。古いアルミの鍋だが、何の問題もない。「ありがとうございます。帰りに返しにきますから・・・」と言って有難くお借りした。ポチのご飯に使ってたんじゃないだろな・・・、と、ちょっとだけ思ったけれど・・・
本当に有難いもんだ。人影を見たときから、この展開を期待していた自分が恥ずかしい。さて、近くの川沿いの公園で・・・・
友人と友達が鍋をつくってくれる。僕は・・・・、出番がないので、紅葉の木の写真を撮っている・・・・
友人の自慢のカセットコンロ
湯気でレンズが曇ってしまった・・・・。味は最高。ヒラタケの粘るような弾力が印象的。ムキタケの熱さも強烈。ノドヤケとは良く言ったものだな。3人で食べ尽くし、後片づけをして、次の山に向かった。
つづく。