今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

ブナ林の尾根からの帰り道     2022.08.30.(3)

2020-09-06 22:10:33 | 山、花、山野草






 尾根筋の道をしばらく歩いてから倒木に腰かけて背負ってきた昼飯を食べた。この尾根筋で人に出会ったことは、
あまり無いけれど、今回も誰にも会わなかった。それは車を停めてからしばらく車道を歩いてから登山道に入り込むところにあった、
看板のせいかもしれない。尾根に通じる杉林では間伐作業の最中のようで、「工事中につき進入禁止」とかいてあったのだ。
でも、日曜日は作業はしていないようだったので登ってきた。読む人によっては入ってはいけないと思うのかもしれない・・・・

 昼飯を食べた後、このまま山頂まで歩いて行こうかとも思ったけれど、まだかなり時間がかかりそうだし、行ったところで何もないと思い、
戻ることにした。戻る途中で・・・・





        




 来る途中では気にならなかったのだが、この小さな実を沢山付けている木の名前は何だろう・・・・、少し進んで木の下に行って葉を確認する。















随分と虫に穴を開けられているけれど・・・・、この葉はコシアブラだ。こんなに大木になるとは知らなかった。
そして、背景にある紅葉が始まっているように見える気はナナカマドだろうか。




 帰り路にまた、トンビマイタケの場所に差し掛かって、もう一度、撮った。






トンビマイタケ




 そして、また間伐作業でズタズタになった杉林の中を歩いて車まで戻る途中で雨がポツポツと降り出した。小雨の内に何とか車まで戻り、
一気に林道を下り国道を目指した。雨が降り出したお陰で林道は湿って土埃が立つことは無くなった。

 いつものように、何度か車を停めて・・・・







5月のタケノコ採りの帰りに見たツリバナの木についた実。










        

赤く色付いて来ているが、まだ割れるには時間が必要だ。






キブシ
花の痕が付いていたはずだが、今はそれも全て落ちている。





ミゾホオズキの咲き残り



 今度こそ、真っすぐに国道まで下った。


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夕食の肴 トンビマイタケ     2022.08.30.(2)

2020-09-06 10:28:07 | きのこ など
 採ってきたトンビマイタケを食べようとレシピを調べて晩の酒の肴に。






トンビマイタケ
これは山で。




          
茄子とネマガリ竹のたけのこ、トンビマイタケの炒め物
季節感なし。





          
茹でたトンビマイタケにすりおろしたニンニクと味噌の和え物
味噌とニンニクの味・匂いが強烈でトンビマイタケが霞んでしまった。でも、美味。




          
バターソテー
無難。一番、きのこの香りが分かるかな。



 ご指摘の様にトンビマイタケは香り・味があまり無いので舞茸にはかなり劣るかも。今回は幼菌だったので特にそうだったのか。
定番は天婦羅のようだが、油を使うのは奥方様が嫌がるのでパス。



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暑さに耐えかねてブナ帯へ  トンビマイタケ     2022.08.30.(1)

2020-09-05 22:26:46 | きのこ など





 土曜日の酷暑の中の湿地散策は、あまりに暑くて命の危険を感じる程だった。気温36℃はこのところ、
普通のことだが、体表を突き刺すような陽射しの強さを感じた。翌日、起きて朝食を摂る頃には気温は30℃近くなり、
エアコンをつけて家に籠ろうかとも考えたが、思い切って車でブナ帯まで登り歩くことにした。

 ブナ帯まで行ったところできのこの季節にはまだ早いし、綺麗な花が咲いているわけでもない。でも、何としても少し涼しい所を歩きたかった。
大した支度もせず、車で家を出て高速へ、50kmほど西進してから高速を降りて国道を北上する。峠を過ぎた辺りで右折して林道を走る。
雨はしばらく降ってはいなかったようで土埃を巻き上げながら走る。

 標高900mくらいのところで車を降りて、杉林の中の登山道をぶらぶらと登って行く。標高差100m位を登るとブナ林の中の尾根伝いの道に出た。
以前は登山道の両脇はねまがり竹で覆われていて、遠くのブナやミズナラの木しか見えなかったのだが、妙に展望が効く。鹿の食害が進んでいる。
ここまで来ると流石に涼しいけれど、歩いていればやがり汗は出る。でも、それは気持ちの良い汗だ。

 しばらく登って行くと前方に見えたのは・・・・





トンビマイタケ
いろいろなところで出会っているから、分かるけれど・・・・、でも久し振りだな。













これはまだ若いトンビマイタケで、でかいけれど幼菌と言っても良いくらい。とても柔らかい。気温が高いから短時間で大きく育ったのか。




        




 小さなかたまりを二つ程剥がしてビニール袋に入れてからザックにしまった。トンビマイタケは触ると黒く変色するのでなるべく触らないように。
通り過ぎてから振り返って、またトンビマイタケを撮った。










 この尾根は日陰が多くて、しかも傾斜が緩やか。散歩するには丁度良い。





        
        ツエタケ






ツルタケ





        
        熊の大杉
看板がぶら下がっていた。幹の下の方がボロボロに崩れているのは熊が爪を研ぎにくるからなんだろうか?
この尾根筋の木にはそこら中に熊の爪痕が残されているのだけれど、新しい痕はないようだ。





ヒビワレシロハツ?





        
ブナの大木
見上げてしまう・・・・








 何処か、昼飯を食べるのに良い倒木はないかな・・・・、探しながら尾根を登って行く。



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白い蓮の咲く池       2022.08.29.(2)

2020-09-04 21:10:19 | 山、花、山野草






 ヒシが水面を覆う池の脇の日陰で休んでから、隣りの池まで歩いて行くと、そこに蓮の葉が水面を覆っていて、白い蓮が咲き残っていた。

















 蓮の葉の間から付き出した古い茎で休んでいるチョウトンボを見つけた。









 そのチョウトンボを横から撮ろうと思ってポジションをとるのだけれど、チョウトンボは警戒して真正面を向いてしまう。





          





 何度か粘って撮ろうとしたけれど、暑さに負けて諦めた。










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ミズトラノオの咲く池から次へ    2022.08.29.(続)

2020-09-03 21:42:49 | 山、花、山野草

ミソハギ




 ひょっとして涼しげな景色に見えるのだろうか・・・・。
実は灼熱の水辺。気温は分からないけど、Tシャツは汗をもう一杯に吸い込んでしまっている。水辺から道に戻る途中・・・・













ミズトラノオ





        
        ツリガネニンジン?
とても貧相だけれど・・・・、この暑さではこんなものか?




    
左:ヌマトラノオ    右:ヨメナ?
何となく、秋を感じさせるような花だが、状況は真夏だ。




 ミズトラノオの咲く野池を離れて、となりの小さな池の様子を見てみる。






ヒシ
小さな白い花を咲かせている。ちょっと、薄っすらとピンク色をしている花もあるのかな・・・・





        
        葛の花
周囲に甘い匂いを漂わせている・・・・









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酷暑の湿地でミズトラノオを見に行く    2022.08.29.(再)

2020-09-02 21:52:07 | 山、花、山野草

サワヒヨドリ




 もう何日も雨が降らず、日中の気温が35℃を超える日が続いていて、折角の週末も外に出るのも躊躇われる。
でも、そろそろ、外に出たい気持ちも募るのだけど。

 きのこは100%期待できないし、湿地では咲いている花は分かっているけれど、日を遮るものが全くなくて過酷だし。
そんな気持ちを振り払って出掛ける気になったのは、ひょっとしたらミズトラノオが咲いているかもしれないと思いついたから。

 例年、9月もかなり過ぎた頃に思いついて出掛けるけれど、盛りを過ぎている。もう咲いているのかも・・・・、
心配なのは湿地が干上がっているんじゃないかということだった。








 湿地に着いたのは昼前。良く晴れていて、気温は35℃は軽く超えているだろう。歩き始めると直ぐに汗が噴き出す。
まずは例年、ミズトラノオが群生する場所へ行ってみるが・・・・




    




驚いたことに湿地には水が多くて、群生地には近づけない状態。湿地の周囲は水田もあるので、まだ水位を高くしているのかな・・・
仕方なく、池の反対側の例年は小さな群落しかない場所に行ってみた。








 
 湿地にはサワヒヨドリやヒヨドリソウが咲いている。ミズトラノオはもう少し進んだあたりかな・・・・













ミズトラノオ
咲いていた。咲き始めかと思ったけれど、場所によっては盛りを過ぎていたり・・・・



 今年は雨が少なくて干からびているかと思ったのに、水位は高くて植物はよく育っている。半面、花の観察は難しいくらい。
湿地の中に進んで行くと・・・・





サワシロギク



 さらに池に近づいて行くと・・・・











        















いつの間にか、ミズトラノオは勢力範囲を広げていた。この辺りには全く咲いていなかったはずだ。





        












 ミズトラノオの群落を離れて草原をかき分けて進むと・・・・













ミソハギ




 そして、オミナエシ。










 それにしても暑い。水を補給しながら歩いてはいるが、ちょっと危険を感じるほどの日差しだ。ヤバイと正直、思う。



コメント (4)
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