気ままに自転車ツーリング♪

70代になり60代からの散歩が中心となりました。50代は健康維持のため何かスポーツをと、消去法でサイクリングでした。

(昔)あるところに「宇宙戦争」があった・・・

2005-06-29 22:34:55 | 今日見た映画(ビデオ、TV含む)
う~ん、何ていったらいいのかなぁ。
巨匠スピルバーグにも・・・
最近久々に映画館に足を運ぶようになり、ちょっと辛口の感想しか書けなくなった。
年をとったせいかな。

H.G.ウェルズ原作の「宇宙戦争」はオーソン・ウェルズのラジオドラマで
問い合わせが殺到したと言う言い伝えもある。
それに比べて今、映像技術を駆使していかようにも制作できるのではと思うのだが。

原作の時代と変わって兵器は格段の進歩をしているというのに、しかも、相手は
手榴弾で破壊できる他愛のない大昔の代物だ。
あっという間に駆逐できそうに思えるのだが、組織的な軍隊の活動が見えてこない。

侵略される側の代表としてトム・クルーズ一家に焦点をあわせたのはいい。
しかし、侵略する側が何故地球を対象としたのかが良く分からない。
100万年前にトライポッドを地球各地の地下に埋めた理由と何故それを今使うことになったのか。
(100万年前に埋めたということを田舎のおっさんに語らせるのも腑に落ちない)

地下室から地上に出たら飛行機の残骸というのも、とってつけた廃墟シーンの演出か?
あのトライポッドが空間を自由自在に飛び回るシーンもその能力の予感もないのに
何故に飛行機が地上に残骸をさらすの?

最後に、地球側の赫々たる反撃もないまま、地球原初の生命体により絶滅させられる。
原作はそういう結末なのだろうが素直すぎる。
人類の生き血を吸うバンパイアの設定にするなら、人類をも脅かすエイズとかエボラとか
100万年後に現われた(機械を埋めた)当時予期しなかったウィルスにより絶滅されたとか、
なんらかの落ちが(新しい視点での理屈)ほしい。

とにかく、原作に引っ張られて現代的解釈と「ひねり」がないような気がする。

せいぜい映画の始めと終わりに細菌・ウィルスのCG画像で平仄を合わせてお茶を濁さないで。

ひとつだけいいことがあった。
実は秘密なのだが。
本日封切りの映画なので、多分大概の映画館は混んでいたのではなかろうか。(と、推察)
私の行った映画館は、シートもゆったりしていて飲み物を置くトレーもあり実に良い
環境の映画館である。しかも、すいている。封切りにもかかわらず1/5の入りかな。
願わくは、閉鎖しないでこの調子で興行を続けてほしい。
私はこの映画館のファンになった。

シャアンデリアのUFOや空を覆うUFOのような新たな映像・感動を呼ぶ映画を希求。
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