カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

体質を考えてみるⅠ

2005-05-23 | カラダ

なんて。
大げさなタイトルですが、私がカラダのことを真剣に考えるようになって知った、いろいろなことのひとつに「体質」というものがあります。

「体質」とはもともと人間が十人十色で生まれつきもっているものに、
その後の生活習慣や食習慣が加わって、年齢と共に変化していくものだ、と考えられています。

中医学的に見ると体質と言うのは大きく次のように分類されるようです。

1.熱(陽)症 2.寒(陰)症 3.虚症 4.実症

そしてそれぞれの特質は

熱症=暑がり。汗をかきやすく便秘がち。緊張や興奮しやすく、炎症や充血を起こしやすい。冷たい食べ物を好む。
寒症=冷え性。寒がりで下痢しやすい。無気力、貧血を起こしやすい。新陳代謝が悪い。
虚症=疲れやすい。やせ型、寝汗・下痢しやすく抵抗力が弱い。病気のもととなるものを外に出してしまう力はあっても、体内で撲滅する力がない。
実症=元気すぎる。がっちりした体格、声が大きい、イライラしがちで便秘症。病気のもととなるものを体内で撲滅する力はあるが、外に出せない。

といったところが代表的なもの。(他にもありますがそれは又後日)
でも全ての人が4つにキレイに分類されるわけではなく、色々ミックスタイプもあります。


寒・虚タイプ=疲れやすく胃腸虚弱。
寒・実タイプ=体力はあるが血行不順。
熱・虚タイプ=疲れやすく手足がほてる、アレルギー気味。
熱・実タイプ=体力旺盛、暑がりでエネルギッシュ。

といったようになってきます。

このように人間の体は十人十色。なりやすい病気や治し方もそれぞれ。
体質がいろいろある、ということはもちろん ダイエット さえも方法は人それぞれなのです。
Aさんはスイミングで痩せた、でもBさんが同じだけスイミングをしても痩せないのはなぜ?
それは体質によって痩せるメカニズムが違う、という根本的な部分が理解できていないと難しい・・・
ということでもあるのです。
理解できても痩せられないのはまた別の問題ですが^^;(←私)

また、これだけで判断は出来ません。実際は舌診、脈診など色々な角度から判断しますし、その時々の環境、ストレス度等でも多少変わります。
正しい自分の体質が知りたい方は、専門家にきちんと見てもらうことをお勧めします。

ちなみに私はとても解りやすい「陰虚タイプ」でございます。
子供の頃から医者に言われていた「この子は虚弱体質」は当りだったのですねー。


つづく。

  
 ※私は専門家ではありませんので間違った情報もあるかもしれません。その辺をご理解の上お読みくださいませ。