6/13(土)~6/14(日) 尾瀬に行ってきました。
【交通】往路:関越交通夜行直行便 新宿22:00→戸倉3:50(¥3,700)戸倉バス停4:30→鳩待峠5:15(¥900)
【行動】鳩待峠6:00→横田代7:10→アヤメ平8:10→富士見峠9:00→八木沢→見晴テント場11:15
見晴12:30→赤田代→三条の滝13:50→東電小屋15:30→見晴テント場15:50
去年のGW残雪時に訪れて以来行ってなかった尾瀬。
水芭蕉の時期はちょっと過ぎましたが、雨でも楽しめる貴重な場所
我が家から朝出発すると、一番早くて鳩待峠に着くのが10:40頃。
滞在時間が短くてもったいないので、この時期なら使える夜行バスで初めて行ってみる事に。
金曜出発の夜、そんなときに限ってダンナが残業。
ザックは家においてあるし、2個ももてない私はハラハラしながら待つ。
ギリギリ家に帰ってきて慌てて支度をして、なんとか22:00新宿駅南口に到着。
-------夜行バス体験--------
天気予報が曇り&雨だったせいなのか?幸いバスは空いていた。
ちょうど一人で2席使える程度の人数だったので、ラクラクにくつろげてほっとする。
トイレは着いていないバスなのがちょっと難点だけど。
途中23:30頃「高坂」のPAで休憩。なんとここで40分も時間つぶしなのだ。
そんなことなら新宿を23:00出発にしてくれればラクなのに~と思う。
停車中静かに寝ようかと思いきや、バイクの暴○族のような皆さんがPAで鼓膜が破れそうな爆音でぐるぐる・・・
眠れるはずもない。
その後も1時間おきぐらいに停車(トイレ休憩?)して、この日は先に「大清水」で下車、
とのことで3:00には起こされる。
まったくと言っていいほど寝かせてもらえないバスなのね・・・
もともと眠りの浅い私、夜行バスで山登りは無茶なのはわかっていたが・・・
尾瀬ハイキングでよかったー。
鳩待峠でシャトルバスに乗り換えるも、規制ゲート前ですでに10台以上のバスが待機。
5:00の時報とともにいっせいに走り出す車はなんだか異様でした
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そして鳩待峠に着くと、先に到着したバスやらなんやらでごった返し!
まだ5:20頃なのになに?この混雑?
トイレも長蛇の列、こんな朝から皆さんハイテンション・・・恐るべし尾瀬・・・
まだ頭も体もぼんやりで動けない私たちは、賑わいをよそにコーヒーを沸かして無言で朝食。
あっという間にみんな山ノ鼻方面に消えて行き、私たちの進む「鳩待通り」方面へは誰も行かない様子。ほっ。
静けさが戻ってきた。こちらのコースは初めて。さあ、出発。
ゆるい登りは寝不足のカラダにちょうどよい。
ところどころまだ残雪はあるものの「通り」と言われるほど、ホントになだらか。
自然林に囲まれながら、木道を1時間かけてゆっくり進んでいくと、水芭蕉とともに前方が開けた。
ここが「横田代」かー!広くて気持ちよい~~~!
振り返るとまだ雪の残る「至仏山」がすごく大きく見える。
素晴らしい眺めです。
ここの湿原には・・・
チングルマ・ショウジョウバカマ
ヒメシャクナゲ・ミツバオウレン&モウセンゴケ
攻撃的なワタスゲ?
ここでチングルマに会えるとは思っていなかったので嬉しかった。
イワカガミとチングルマのコラボ・タテヤマリンドウ
木道から見るとこんな感じに見えています。写真では見えにくいですが、
実際はちゃんとどこに花が咲いているか見分けることが出来ます。
天気は曇りでも、眺めがよく気持ちよく先へ進みます。
一度来て見たかった「アヤメ平」はもうすぐかな・・・あそこに見えるは・・・ひ・・・
その前に「中原山」。遠くになだらかな木道が見えてワクワクする。
だんだん前方が明るくなり、上を見上げると・・・空へと続くように伸びる木道。
あまりの美しさに思わず「うわぁ~~~」と声を上げた。
その先にはこんな広々とした高層湿原だった。なんて美しい・・・
数千年単位での長い長い営みによってできた湿原、以前は「天上の楽園」と讃えられていたそう。
ここに立っているだけで、なぜだか気持ちがとても穏やかになる。
私の人生よりはるか昔から続いていたこの場所、存在自体がすごいことだ。
もしかしたら三途の川ってこんなふうにふわり、と穏やかな気持ちのまま、
木道に導かれ天へ上っていく感じなのかな、
それだったらそんなに怖いことではないのかも、と感じてしまった。
寝不足で弱っているとロクでもないことを考えるものだ(汗)
天気がイマイチのわりには展望が良い。
ここから見る燧ケ岳も素晴らしいが、東西に幾重にも重なる山々が見える。
至仏山の奥の笠ガ岳、右奥に雪のついた越後駒ケ岳(多分)、正面に景鶴山、大きな平ヶ岳もみえる。
みんなが大好き、という意味がわかった「アヤメ平」
先のベンチで皆さんゆっくりと寛いでいた。
そう、ここはゆっくり来る場所だね。急いで通り過ぎてはもったいない。
ぼーっといつまでも雲の流れを見ていたい気分だった。
アヤメ平を過ぎると右手が開ける場所に出た。
日光白根山など栃木の山々が見える。
ぐるっと木道に沿って歩くと、富士見田代・・・
そして「富士見小屋」についたらなぜかちっさいチワワがよってきた。
ここで少し休憩をします。ここでも出会う人は2,3人、静かです。
八木沢道を通って「見晴十字路」を目指します。
この先も自然林のきれいな森。歩く人も少ないのでのんびりと下っていく。
ツツジが咲いていました。
この先で出会ったお花は・・・
ムラサキヤシオツツジ?・ミネザクラ?
ミヤマスミレ?・イワナシ
エンレイソウ・サンカヨウ
「昼場」までくると雷の音が。先ほどまで見えていた燧ケ岳の耳も雲に隠れる。
この日の天気は雷→さっと降る雨→晴れ間がのぞく の繰り返し。
でも梅雨らしいシトシト&ザーザー雨ではないので、助かったかも。
こちらの道は木道はなく、そのかわり所々倒木が有り道をふさいでいた。
単調な下りなので眠くなる・・・が、お花を探しながら歩けば楽しいもの。
紅葉の時期はきれいなのかもしれません。
「八木沢」の橋を渡ると・・・
沢沿いの平坦な道に下りてきた。
平坦になると睡魔が襲ってくる・・・眠さのため無言で歩く二人。
そういえば、去年のGWもこんな感じの平坦な雪の上を歩いたっけ。
GWにはまだ葉っぱのない木ばかりで、トレースと赤ペンキを頼りにしないと、右も左も同じ風景に見えて、
まだかなー、合ってるのかな?と不安を感じながら歩いた記憶がよみがえる。
向こうにカラフルなテントが見えてきた。見晴テント場に到着。
まだ12:00前だというのに、結構な数のテントが。
すでにまったりと昼食を取りながら寛ぐグループもあり。それもいいよね~。
私たちも設営して昼食。
昼寝でもしたい気分だったが、ここで寝てしまうと多分夕方・・・
それではあまりにもったいないので、食後すぐ尾瀬ヶ原に散策に出かけた。
文字制限のためつづく。