カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

三頭山は黄金色

2012-11-05 | ヤマのこと

2012.11.4(日)紅葉が見頃の奥多摩へ。


この日はおしかけ隊ツアー第二段、メンバーははなねこさん、ゆきさん、私、そしてHgさん。
なかなかお休みが取れないHgさんの貴重な1日は、朝からすっきり青空で幸先の良いスタートですよ!


 
今日は鶴峠から「三頭山」を目指す、紅葉が素晴らしいという尾根を案内していただきました。
ここは懐かしい~。まだ山歩き初期の頃奈良倉山へ行った時以来の鶴峠バス停です。



 
最初はまだ緑が青々とした中を進んでいきますが、段々と色付いた木々が増えてきました。
黄色くて小さい可愛らしいキノコもちらほらと。


とても緩やかで歩きやすいこのルート、落ち葉フカフカ登山道でとにかく気持ちが良い。



カーブを曲がる度に新しい色が目に飛び込んでくる。


 
「わーキレイ!」先行する人からそんな声が聞こえてくると期待がどんどん高まりますが・・・



期待を裏切らない、色鮮やかな紅葉が迎えてくれました。



 
巻き道のあまり日が当たらない登山道でも、時々目の前が明るくなったな~と思うと、
たくさんのコアジサイが沿道をレモンイエローに染めてくれているのでした。コアジサイの紅葉ってカワイイ。


大きなぶなの木のところで休憩です。



青空にブナの黄葉が映えて眩しいくらい。身体の中が浄化されそうなくらい気持ちのよい森です。


 
あまりに天気が良いので、登りに尾根伝いを行くことにしました。
途中でワンゲル部の少年達と一緒になりましたが、こちらのルートはほとんど人に会わない静かな尾根。



富士見ポイントではクッキリハッキリの富士山に会えました。
こんなに空気の澄んだ日の富士山は久しぶりで、やっぱり会えると嬉しい


 
神楽入ノ峰を過ぎると大きな岩があり、富士山が良く見える場所がありました。
今日はこの天気で山頂はかなりの人出だろうからと、昼食はこの岩の周りで。
反対側には雲取山~鷹ノ巣、三つドッケ等の稜線が見えていました。


 
昼食後、ひと登りで「三頭山」山頂到着。
座るところを探してしまうほどの予想通りのすごい人でした!!


 
山頂は踏んだだけで5分も滞在せず(笑)次の目的へ。鶴峠分岐まで降りていくと・・・



そこは・・・



体中が黄金色に染まってしまいそうなほどの、ブナ林の黄葉シャワー


 
紅葉と言えば赤、とイメージしてしまっていた自分。
一口にブナの紅葉と言っても黄色~オレンジ~茶色とさまざまな色が重なり合い、生み出されたグラデーション。
こんなに美しい黄葉の紅葉は初めてでした



北面巻き道ではため息モノの紅葉がまだまだ続き・・・



どこを見てもただただ美しく・・・ココロも身体もあったか色に染まっていきました。




陽の当たらない巻き道も、窓越しに浮かび上がるような山肌の色を楽しんだり・・・



 
これがブナの実、と観察してみたり。
紅葉、と言っても数種類のカエデがあることを教えていただいたり・・・



今まで知らなかった「黄葉」の魅力をたっぷりと教えていただき・・・


 
晴天に恵まれた素晴らしい秋の一日は、あっという間に過ぎていきました。


こんな近くにこんな素敵な紅葉の森があったなんて知らなかった~
私の都合により帰り時間を制限してしまったにも関わらず、快く了承してくださった懐の深い皆様、
本当にありがとうございました。
無事に帰りの電車にも間に合って、めでたしめでたし・・・・のはず・・・


が。

帰りに「金風呂」でトイレに寄ったあと、車の中で一人慌しくガサゴソガサゴソ・・・

私「Hgさん!スイマセン!!車止めて下さい!!!」「どうした?!」

スマホがないことに気づき、もしかしてトイレに置き忘れ?とUターンしてもらったのですが、
途中ではなねこさんが気づき、結局車の中に落ちてただけだった、という騒ぎを起こしまして・・・
申し訳ございませんっ!
懐の深い皆様、わたくしのオチにまでお付き合い頂きありがとうございました


おしまい。


Hgさん「奥多摩の山と自然」
はなねこさん「はなねこ山」