2014.9.6(土) 焼岳へ
今年の夏は週末の度に雨の予報で、行きたいところに行けないジレンマ。
でも「雨予報だから近場で」なんて諦めたような事ばかりしてたら、ますます気分が悪化してきた。
雨だってなんだって「登ってよかった」と自分が思える場所に行かなきゃだめだ!
三週間連続で夜行バス予約キャンセルしていたけど、ようやくチャンスが巡ってきた。
新宿駅22:30発のさわやか信州号は4台も出る大賑わい。
そりゃそーだ、もう5週も連続で雨だったんだもの。晴れ予報なら行きたいよね。
8~9月にかけて仕事が一番忙しくなる私は、連日の仕事疲れが取れなかったけど、気持ちが行きたい。
年甲斐もなく”夜行日帰り”計画したけど、大丈夫なのかと不安ではあるが、ダメならどこかで泊まればよい。
上高地ってなぜか安心なのよね。
明朝5時過ぎに”中の湯バス停”下車。バスを降りるとさむい!さすが9月。
バス停で簡単に支度する。
車を持たない私たちは、まず車道歩き1時間をこなさなければ登山口に行けない。
まだ薄暗い車道をくねくねと歩き、”中の湯温泉”まで約40分。
トイレは中の湯バス停の警備員用をお借りするか、この宿でお借りするしかない。
宿の方にはちょっと嫌な顔されたが、昨年泊まっているから許して、的な気持ちでお願いする。
募金箱に利用料を入れてお水も買って、宿の脇の登山道からスタートです。
一旦車道に出て、駐車場脇の登山道から登り始める。朝日が木々の間から届く山歩きはどのくらいぶりだろう?
この感じ、蝶ヶ岳への長塀尾根にちょっと似てる?
ほとんど眠れてなかったので眠い眠い、ぼーっとしながら登っていくと目の前が明るくなった。
おおっ!あれが焼岳?
なんてきれいな!
青空にごつごつした白い山肌が目の前に現れ、テンションアップ!
と気分だけはノリノリですが、眠くて足が上がらない。
後ろに見えるのは乗鞍かなぁ
見あげれば真っ青な空に秋の雲
今年の夏はこんな青空見れなかったなぁ
最盛期はお花畑だったんだろうなぁ
ううん、お花がなくてもとてもきれい
かの有名などこかのカールにも似ているようで、想像していた焼岳のイメージと違ってた。
優美な山だなぁ、と思った。
と感動しながらも、見えてからが遠い法則はどこでもいっしょで・・・
やっと稜線が見えてきた。
分岐に立ち、左手に見えていたのは南峰だと解った。今は登れないらしい。
火山ガスがシューシューと音を立てている。
匂いも強烈だから「急いで通り過ぎないと死んじゃうよ」と脅される。
ンなバカな、と言いながらも気持ちが焦る。
最後の岩岩を登りきると・・・
焼岳北嶺到着。
ふわぁ・・・なんて凄い眺め!
笠ヶ岳から双六岳、鷲羽岳 あの一番奥の黒いのは水晶岳かな?
眼下に梓川
尾根伝いの赤い屋根は西穂山荘
正面岳沢の赤い屋根は岳沢小屋
その上に前穂高~奥穂高の吊尾根、奥には槍ヶ岳
地図を見なくてもわかるようになったね。
あまりの素晴らしい眺めにずいぶんゆっくりしてしまいました。
やっぱり日本アルプスはいい!無理矢理でも来てよかった!晴れの日を待ってよかった!
いつまでもきりがないので山頂を後にします。
下山は上高地方面へ。
なかなかの急斜面。
相変わらず下りは苦手、ゆっくり転がらないように降りて行きます。
振り返り仰ぎ見る焼岳は、まさに火山、といった荒々しい姿。
新中の湯ルートから見るのとは全く印象が違う。
やっぱり歩いてみないとわからない事ってたくさんあるなぁ
焼岳の違う表情、見れてよかった。
展望台から先は緩やかで気持ちの良い道。
焼岳小屋で飲み物とバッチを買って、昼食を取り下山。
崩れた斜面を見ながらジグザグに降りて行くけど、日当たりがよく風が通らないから暑かった。
おー、ここがウワサの梯子
確かにアルミのカタカタ感がちょっと怖いね。
だれがここを登山道に決めたのかな?ほぼ垂直じゃないの(笑)
踏み外さないように慎重に・・・
いくつかの梯子を終えると、梓川が見えているのになかなか着かないダラダラ長いルート。
この状況に眠さもMAXだけど、事故は下りでおきるのだからね、気を引き締めてね。
大正池の脇の林道に降りた途端、観光客の波にのまれる。ううっ 息苦しい
外来入浴の時間に7分オーバーで入れなかったので、ターミナルのシャワーで汗を流して長い一日を終えた。
やっぱり上高地にくると穂高が見えるか?確認したくなるから河童橋まで行ってしまう。
ああ、見えてるね。 これを見るとまた来れたよ、と思えて幸せになるね。
帰り道
あれ?焼岳の写真撮った? いや、撮ってないよ わたしも。
いつも振り返って焼岳の写真も撮っているのに、今日に限って二人とも撮らなかったことにあとで気づく。
登ってきた山が見えているのに写真を撮ってこない、相変わらずのマヌケっぷり
眠かったからね、うん、きっとそうだ。
■行程■
新宿駅22:30→中の湯バス停5:15→中の湯温泉6:35(休憩・朝食)→駐車場脇登山口6:35→出合8:00→南峰分岐9:25→焼岳北峰山頂9:40~10:15→焼岳小屋11:30~11:50→焼岳登山口(大正池)13:35→河童橋14:10 アルピコバス松本行15:15→松本駅17:13/18:35→新宿21:06
今年の夏は週末の度に雨の予報で、行きたいところに行けないジレンマ。
でも「雨予報だから近場で」なんて諦めたような事ばかりしてたら、ますます気分が悪化してきた。
雨だってなんだって「登ってよかった」と自分が思える場所に行かなきゃだめだ!
三週間連続で夜行バス予約キャンセルしていたけど、ようやくチャンスが巡ってきた。
新宿駅22:30発のさわやか信州号は4台も出る大賑わい。
そりゃそーだ、もう5週も連続で雨だったんだもの。晴れ予報なら行きたいよね。
8~9月にかけて仕事が一番忙しくなる私は、連日の仕事疲れが取れなかったけど、気持ちが行きたい。
年甲斐もなく”夜行日帰り”計画したけど、大丈夫なのかと不安ではあるが、ダメならどこかで泊まればよい。
上高地ってなぜか安心なのよね。
明朝5時過ぎに”中の湯バス停”下車。バスを降りるとさむい!さすが9月。
バス停で簡単に支度する。
車を持たない私たちは、まず車道歩き1時間をこなさなければ登山口に行けない。
まだ薄暗い車道をくねくねと歩き、”中の湯温泉”まで約40分。
トイレは中の湯バス停の警備員用をお借りするか、この宿でお借りするしかない。
宿の方にはちょっと嫌な顔されたが、昨年泊まっているから許して、的な気持ちでお願いする。
募金箱に利用料を入れてお水も買って、宿の脇の登山道からスタートです。
一旦車道に出て、駐車場脇の登山道から登り始める。朝日が木々の間から届く山歩きはどのくらいぶりだろう?
この感じ、蝶ヶ岳への長塀尾根にちょっと似てる?
ほとんど眠れてなかったので眠い眠い、ぼーっとしながら登っていくと目の前が明るくなった。
おおっ!あれが焼岳?
なんてきれいな!
青空にごつごつした白い山肌が目の前に現れ、テンションアップ!
と気分だけはノリノリですが、眠くて足が上がらない。
後ろに見えるのは乗鞍かなぁ
見あげれば真っ青な空に秋の雲
今年の夏はこんな青空見れなかったなぁ
最盛期はお花畑だったんだろうなぁ
ううん、お花がなくてもとてもきれい
かの有名などこかのカールにも似ているようで、想像していた焼岳のイメージと違ってた。
優美な山だなぁ、と思った。
と感動しながらも、見えてからが遠い法則はどこでもいっしょで・・・
やっと稜線が見えてきた。
分岐に立ち、左手に見えていたのは南峰だと解った。今は登れないらしい。
火山ガスがシューシューと音を立てている。
匂いも強烈だから「急いで通り過ぎないと死んじゃうよ」と脅される。
ンなバカな、と言いながらも気持ちが焦る。
最後の岩岩を登りきると・・・
焼岳北嶺到着。
ふわぁ・・・なんて凄い眺め!
笠ヶ岳から双六岳、鷲羽岳 あの一番奥の黒いのは水晶岳かな?
眼下に梓川
尾根伝いの赤い屋根は西穂山荘
正面岳沢の赤い屋根は岳沢小屋
その上に前穂高~奥穂高の吊尾根、奥には槍ヶ岳
地図を見なくてもわかるようになったね。
あまりの素晴らしい眺めにずいぶんゆっくりしてしまいました。
やっぱり日本アルプスはいい!無理矢理でも来てよかった!晴れの日を待ってよかった!
いつまでもきりがないので山頂を後にします。
下山は上高地方面へ。
なかなかの急斜面。
相変わらず下りは苦手、ゆっくり転がらないように降りて行きます。
振り返り仰ぎ見る焼岳は、まさに火山、といった荒々しい姿。
新中の湯ルートから見るのとは全く印象が違う。
やっぱり歩いてみないとわからない事ってたくさんあるなぁ
焼岳の違う表情、見れてよかった。
展望台から先は緩やかで気持ちの良い道。
焼岳小屋で飲み物とバッチを買って、昼食を取り下山。
崩れた斜面を見ながらジグザグに降りて行くけど、日当たりがよく風が通らないから暑かった。
おー、ここがウワサの梯子
確かにアルミのカタカタ感がちょっと怖いね。
だれがここを登山道に決めたのかな?ほぼ垂直じゃないの(笑)
踏み外さないように慎重に・・・
いくつかの梯子を終えると、梓川が見えているのになかなか着かないダラダラ長いルート。
この状況に眠さもMAXだけど、事故は下りでおきるのだからね、気を引き締めてね。
大正池の脇の林道に降りた途端、観光客の波にのまれる。ううっ 息苦しい
外来入浴の時間に7分オーバーで入れなかったので、ターミナルのシャワーで汗を流して長い一日を終えた。
やっぱり上高地にくると穂高が見えるか?確認したくなるから河童橋まで行ってしまう。
ああ、見えてるね。 これを見るとまた来れたよ、と思えて幸せになるね。
帰り道
あれ?焼岳の写真撮った? いや、撮ってないよ わたしも。
いつも振り返って焼岳の写真も撮っているのに、今日に限って二人とも撮らなかったことにあとで気づく。
登ってきた山が見えているのに写真を撮ってこない、相変わらずのマヌケっぷり
眠かったからね、うん、きっとそうだ。
■行程■
新宿駅22:30→中の湯バス停5:15→中の湯温泉6:35(休憩・朝食)→駐車場脇登山口6:35→出合8:00→南峰分岐9:25→焼岳北峰山頂9:40~10:15→焼岳小屋11:30~11:50→焼岳登山口(大正池)13:35→河童橋14:10 アルピコバス松本行15:15→松本駅17:13/18:35→新宿21:06