カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

Lani Head Trailで日の出山

2023-06-18 | ヤマのこと

2023.6.16(金)奥多摩の日の出山へ


梅雨らしい空模様が続く日々、久々の晴れ予報に初めてルートを歩いてみることにした。
この”ラニヘッドトレイル”とは、御岳健康大使でもある福島和可菜さんが中心となり、
ほぼ廃道だった道を整備した新設ルートのこと。



JR御嶽駅のホームからいつも眺めていた急斜面の脇?(矢印あたり)を登るのかな?
紙の地図には載っていないが、YAMAP上ではルートが表示されているので大丈夫、行ってみよう~



御嶽渓谷に掛かる橋を渡り、突き当りの御岳橋交差点先の民家の脇が登山口
イノシシ避けのドアを開閉して、



人が一人通れるぐらいの幅の登山道をジグザグに登っていく。
登り始めはそこそこの急登 (ザリクボからの景信山のほうが急かな? 個人の感想です)
滑りやすい土と前日までの雨で湿った地面からもわもわ立ち上がる暑さで汗が噴き出す。

  

開けたところで立ち止まり振り返ると、さっきいた御嶽駅前が見えた。
バスに乗らずに直接尾根へ行ける最短コースかも?



更に上ると植林と自然林のハーフな道になり、



更に進むと558m地点に有名な道標
裏にはこのルートを整備した方々の名前が記されていました



ここで一息入れ、この先は少し緩やかかな?と思ったのもつかの間、
登り始めはジグザグに登ったからそんなに急さを感じなかったけど、今度は杉林をひたすら直登な感じで進む



ぜーはーしながら無言のまま登っていくと、前方が開けてきた
あそこが一般道との合流地点かな?



はい、正解。
登りきったところが755m地点の”高峰山”
ひと休みしよ~もつかの間、登りの最中に雷の音が聞こえてきていたのだけど、
ここに着いてようやく空を見上げられるようになったら真っ黒な雲が周囲を囲んでいるではないですか。
電波状況もイマイチだけど、スマホで雨雲レーダー見るとまさに今、自分のいるところがまっかっ赤!
これはマズイ、と急いで合羽を着こみ、さてどうしよう?このまま来た道を戻る?
とも考えたけど、雨の中ここを下りにとるとやばそう・・・と最短で一番安全な御岳山方面へ進むことにした。



カリカリカリ・・・と雷鳴ひびく中歩き始めたら土砂降りの雨!
この先、機器類は全部しまったので画像はありませんが、久々の雷雨の中の山歩き(汗)
木々に遮られているから落ちる心配は無さそうだけど、合羽に大粒の雨が叩きつけ痛いほど。
確かに昨夜の天気予報では午前中不安定とは言ってたけど、朝てんくら見たら傘マーク無くなってたし、
だいたい、朝の9時台から雷雨ってなによー。
昔の夏は普通午後から雷雨に注意じゃなかったっけ?
と心の中でぶつぶつ言いながら、川のようになった登山道を黙々と進む。

この先あと30分も土砂降りだったら、全身ずぶ濡れで完全に電車に乗って帰れない状態になるな・・・
御岳の宿坊街でどこか入浴させてくれるところがあったような気がするけど入れてくれるのかな・・・

などといろんなことが頭に浮かぶ中、ひたすら巻道を選び黙々と進む
あれ?雷の音が遠くなった?
と思ったら、土砂降り雨が小雨になり、気づけば日の出山直下の階段まで来ていた。



階段上ったら日の出山山頂
雨が上がって青空も見えてるじゃないですか!



雨宿りできるかな?と思ってこの東屋を目指してきたけど、着いたら晴れ。
ほっとして濡れた手ぬぐいを絞ってたら、他に3人の登山者もやってきて「いや~降られましたね」
居合わせた5人、わずかな電波で雨雲レーダーを確認しあう。



合羽の上だけ脱いだら雨と汗で全身びっしょりだったけど、こんな時のお日様はほんとにありがたい。
この先まだ降られるかもしれないから、ちょっとだけ用心しながら御岳山方面へ



日の出山~御岳山区間を歩くのは何年ぶりでしょう?
途中、今年落ちた大岩が登山道の半分くらいふさいでいました、あんな大きいの、落ちるんだ・・



雨上がりのコアジサイ
そういえばここまで花には出会ってなかった。



宿坊街まで来たら濡れてない爽やかな登山者とすれ違うようになり、なんか私らが場違い・・・
ふと、宿坊の門にじゃじゃ丸ポップコーンを発見、こんな場所で生きてたの♪ 実は自宅近くにも一台健在なのがいるのです



本当は日の出山から金毘羅尾根を瀬音の湯まで歩こうと思ってきたけれど、
もしまた途中で降られたらいい加減イヤになるよね、ともう今日は諦めて富士峰園地のベンチまで来て、
日なたのベンチで濡れた合羽やら手ぬぐいやら帽子やらを乾かしながらのおにぎりタイム。



さっきまでいた日の出山
なんとなく、もう降らないような感じだけど・・・



筑波山まで見えてるじゃないか( ;∀;) ったく。



まあ、そんな頑張って歩かなくても何度も来ている山だもの。
今日はここから丹三郎尾根で帰りましょう、いつものレトロ道標まだあった。



この尾根道は途中まではきれいな森なので好きな道



植林区間に入るとなーんにも面白くないのだけど、
色のない登山道の足元にレインボーカラーっぽい葉が一枚落ちていた、何の木だろう?
雨上がり、空には虹はなかったけど、足元に虹か・・・。
”ラニヘッド”は、ハワイの”ココヘッドトレイル”をリスペクトした名前らしいからこれは(゚∀゚)←こじつけ



いつもの登山口のお寺の赤い屋根が見えて今日は終了
ここの登山口は超きれいなトイレと、靴洗いの水道まであるのでありがたい。



時計を見たらあと15分で電車が来る、それを逃すと40分待ち!
急いで歩いて古里駅へ。まだ濡れている身体を河辺の”梅の湯”でさっぱりして帰る途中、



ビルの間から見えた雲、凄いモクモク。
まるで夏の空のようでした。さすがにハワイのよう、とは言えない・笑






【行程】御嶽駅8:07⇒登山口8:19⇒558m地点8:56⇒高峰山9:40~9:50⇒日の出山10:25~10:50⇒ケーブル上駅11:40~12:15
    ⇒大塚山12:25⇒登山口13:30⇒古里駅13:56
    
    ※累積標高差 登り1072m 下り1021m 距離11.5km
    ※梅の湯は2023.6.1より値上げしてました 平日¥950 休日¥1100
    


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