カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

初夏の森吉山

2023-06-30 | ヤマのこと
2023.6.23(金)
秋田駒ケ岳の翌日は森吉山へ


2022年の秋からおよそ半年の間に3回も森吉山に行くなんて、どんだけ好きなの・笑
って感じですが、秋、冬と行ったら、夏にはどんな花がどんなふうに咲くんだろう?と思ったら確かめずにはいられず。



角館から朝一番の秋田内陸縦貫鉄道に乗り、阿仁合駅からスキー場へ
ゴンドラの始発が8:45 天気予報は曇&雨だけど5組ほど上がっていきました。
稚児平と山人平のチングルマが見頃って書いてある



20分ほどでびゅーんとゴンドラ上に着くと早くも小雨
まあ想定内なので歩き始めますが、濡れた木道は恐怖でしかないのでゆっくり進みます。



ミツバオウレン
らんまんの世界ですね~ タキさんには泣かされてばかりでした



オオバキスミレ



秋田駒では少なかったアカモノがこちらではたくさん見られました。



暗い空模様にあかりを灯してくれているようなニッコウキスゲ
もう咲き始めているんですね!焦る~



ゴゼンタチバナもりもり



低い位置で咲くタニウツギ



あたり一面真っ白な世界を行くと、



イワイチョウ



このあたり、一面にイワイチョウが咲いててとても素敵
幻想的な感じが良いですね (ガスガスで残念とも言う)



ガクウラジロヨウラク



ウラジロヨウラク



少しピンクっぽいハクサンチドリ



濡れたカエル石は乾いている時よりカエルっぽくてヨシ(^^)



もくもくと歩いていたら避難小屋に着いたので、いったん休憩して雨雲レーダーを確認しましょう、
電波状況はイマイチでしたが、なんとか繋がったら・・・なんと雨雲が真上に(先週と同じ?)これから降るの?
とか言ってたら、ザーーーっと急に大粒の雨が!避難小屋の中に居てセーフ!

雨音と同時に続々と後から逃げ込んできて、小屋は満員。
まだ合羽ズボンもはいていない人が多くて皆さん着替えタイムとなりました。

今日は雨が降るとはわかっていても、あえてずぶ濡れになるのもなぁ・・・
ここは既に稜線なので木々に守られることはないから、無理せず小降りになるまで30分ほど雨宿り。
いちばん最初に小屋に入って、一番最後まで居た・笑



小降りになったので再スタート。
他のグループは「稚児平でチングルマ見たら引き返しましょうか」とか話してた。



ところが、稚児平に着いたけどお目当てのチングルマが咲いていないではないですか。
ゴンドラ乗り場に見頃、って書いてあったのにもう終わってますよ?



と言ってみたところで仕方ない。
なんだかなぁ、な気分ですが私の目的はまだ先なので進みます。
まあ、昨日ムーミン谷でたくさん見ちゃったから少ないと思うだけかも知れませんが・・・



森吉山山頂到着
さすがに山頂は風が強くて雨も痛いし、写真を撮っただけで終了。



この雨でどうしようか・・・と一瞬迷ったけど、
昨日の秋田駒のように寒くはないし、時間もあるので行けるとこまで行ってみますか。



急な階段を下りていくと、道が途切れて目の前に雪渓現る
あたり一面真っ白け~で行く先が見えないからGPSで確認しながら進む。
最初、この雪渓を横切るのかと思ったけどそうではなくて、雪渓脇を下降するのでした。



ぐんぐん降りて平坦になったと思ったら、湿原に到着。
一面ヒナザクラちゃんでしたが、雨なのでみんなうつむいてた。



水芭蕉もいた。

この辺りが山人平?なのでしょうか?まだ先にチングルマがあるのかも(さっきなかったから期待薄)ですが、
この天気だし、他の種類の花もなさそうなのでここで満足して引き返すことに。



登山道はぐっしゃぐしゃ・・



どこあるいてるのか?さっぱりわからぬまま



あれ?これはミツバオウレンに似ているけど、ミツバノバイカオウレン?(コシジオウレン?)



スミレも咲いてた・・・何スミレだろ?ニョイさん?



稜線まで戻ってきました。念願だった山人平のあたりまで行けたから今日の目的は達成という事で。

山頂直下の風をよけれる場所でおにぎり一個だけ食べて下山開始。



稚児平はチングルマよりイワカガミが見頃でしたね



さっきから怪しいと思っていたけど、いよいよカメラのレンズが湿気で曇ってしまいました・・・
ピントが合わせられないのでこの先の撮影は諦め(精密機器なのにカメラケースも持たず扱いが雑なんですよ)



ほぼ雨も上がったので池塘を廻り神社経由で戻ることにします。



途中、シロバナヘビイチゴのような何か違うような・・・と思ったら、
調べてみるとノウゴウイチゴという名前らしい。
シロバナヘビは花弁が5枚ですが、ノウゴウは7~8枚、小葉が灰緑色だとのこと。



神社の鳥居をくぐります。
こんなのあったっけ?と思ったら前回来た時はここは雪に埋もれてたということなんですね。



避難小屋の内部はとても綺麗です。
雪の時、2階の窓から覗いた小屋の1階



冠岩の絶妙バランスを眺め



石森経由でゴンドラ駅へ着いて終了



結局、二日間とも雨とガスの山歩きとなりましたが、梅雨時期ですからこんなもんでしょう~
たいした雨量じゃないと思ってたけど、ゴンドラ降りて合羽を脱いだら中まで濡れてて、
着替えてもザックもじっとり濡れてるから、背負う度に身体が濡れてキモチワルイ感じでそのまま新幹線(笑)
久しぶりにいろいろ雨対策を考え直すきっかけとなりました。






【行程】往路:角館駅6:33ー阿仁合7:48 タクシー8:20ー阿仁合スキー場8:40
    復路:阿仁合スキー場タクシー14:40ー阿仁合駅15:05 阿仁合15:26(急行)⇒角館16:35 16:58ー盛岡17:48/18:50ー東京21:04
    

【歩行】ゴンドラ上9:10⇒避難小屋10:00~10:30雨宿り⇒森吉山山頂10:57⇒山人平あたり11:20⇒森吉山山頂11:45⇒森吉神社12:45⇒石森13:00
    ⇒ゴンドラ上13:30

    

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