2014.10.13(月・祝)~14(火)
乳頭山編はこちら
秋田駒ヶ岳編はこちら
お天気に恵まれた旅も いよいよ台風の影響を受ける日となった
どんより空の下 田沢湖駅までホテルの送迎で送ってもらい今日は雨予報なので観光
台風予報じゃなければ 森吉山の紅葉が見たかったんだけどね 仕方ない
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ということでこまちで角館駅まで移動し散策 初めての角館です
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関東では桜が散った4月頃 JR駅のポスターで大きく取り上げられる”角館”
武家屋敷通りとしだれ桜の風景は あまりにも有名な角館・観光地のイメージ
駅から”外町エリア”に向かって歩いていくが 予想以上に閑散としていた
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シャッター商店街の一コマ
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道なりに歩いていくと 観光のハイライト ”内町武家屋敷通り”に着いた
桜の時期はさぞかしきれいなのでしょうね
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石黒屋と岩橋屋を見学したら もう行くところがなくなったので予定を早めて移動することにした
感じ方は人それぞれ 自分にとってここは興味の持てる部分はなかったみたい
会社に持っていくお土産買おうと思ったのに 土産店はないし 休むところもないし
自分の持っていた観光地のイメージとは 違ってた
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一番惹かれたのが 町中にぽつんとあった食料品店 奥は喫茶店?になってて地元の人が集っていた
店先には地元で採れたらしい 見たこともないキノコがたくさん!さすがきりたんぽ秋田!
・・・こんな部分には興味しんしんなのだから やっぱり人それぞれね・笑
さて
角館駅からいつもの盛岡駅へと移動し 在来線で北上へと向かう
盛岡駅にくると 近所にいるのと変わらない感覚になるから不思議
当たり前かな もう20年以上通っているんだもんね
今日向かうのはいつか行ってみたいと思っていた秘湯”夏油(げとう)温泉”
電車派にはアクセスが厳しいところだけど ピンポイントで来るのも大変だからと来てみました
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北上駅から一日二本しかない路線バスで一時間以上揺られ
くねくねと細い山道を登り ぽっかりと平地が現れた
山の奥のその奥に・・・栗駒国定公園 夏油温泉 まぁ ここも栗駒なの♪
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雨の中 走るバスに乗客は4名だけ
台風が通過するのは確実だったから こんな細いくねくね山道を走るような山奥に来ちゃって
明日の台風でもし道路が崩れたら帰れるのか?ちょっと不安になったけど
(夏の失敗がトラウマになってるらしい・・・汗)
来ちゃったからには楽しまないとね(・∀・)
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元油夏油には7つの湯船があり それぞれがすべて違う源泉で
足元からこんこんと湧いて出る 一切手を加えていない
季節によってぬるすぎたり 熱すぎたりする100%源泉そのものの温泉なのだった
もちろんほとんどが混浴なのだが 女性専用時間が16時~18時という湯船が多かったので
宿到着と同時に浴衣に着替え 湯めぐりに大急ぎで出かけた
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(館内にあった昔の新聞記事)
ここは昔ながらの湯治場
以前 鉛温泉の”藤三旅館”の湯治部に宿泊したけど そこよりも更にレトロ
なんだろうね?同じ今を過ごしているはずなのに ぐいぐいと昭和に時計の針が戻されていくこの感じ
いつからだろうね? こんなタイムスリップ感が楽しく思えるようになったのは
自分という人間が 素の人間に戻っていくような まさに裸の自分に戻れるような ふしぎな心地よさ
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(翌朝の画像)
雨がひどくなる前に 7つのお湯に全部入った
天気だったら 紅葉の渓谷で野趣溢れる温泉体験ができて最高だっただろうけど ま 仕方ないか
翌朝は 夜中の雨で川が増水していて 川沿いの露天風呂は立ち入り禁止になっていた
それほど 自然に寄り添った温泉だった
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こんな山奥でも 食事は充実していて 世間から隔離されたような感じと
大きなTVから映し出される台風情報の生な感じとの ギャップが面白くて
ここで一夜を過ごすことが なんだか狐につままれたような ちょっと楽しい気分になった(・∀・)
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翌朝 予報ほど台風の影響もなく 9時の送迎バスで北上駅へ送ってもらった
できればもう少しゆっくりしたかったけどね ぜいたくは言えないね
東北の秘湯は やっぱりこころとカラダを芯から温めてくれた 今日も山の恵みをありがとう
北上駅に着いてからは 以前行こうとして休館日だったあの場所へ
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バスを降りると 長い長い階段に迎えられた
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山登りと同じくらい疲れて(笑)登り切ったその先は 早池峰山が見えるらしい場所だった
台風は三陸沖に向かっているようで 晴れ間がのぞいてきたけど 今は残念ながら 何も見えない
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”宮沢賢治記念館”
この森一帯が賢治ワールドになっていて とても穏やかな気分になれた
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(ミュージアムショップなので撮影可)
久しぶりに ひととき イーハトーヴの世界に思いめぐらせ
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楽しかった秋田~岩手の旅を締めくくり 東京へと戻りました
■行程■
田沢湖駅→角館駅~散策~角館駅→盛岡駅→北上駅 岩手県交通バス北上駅→夏油温泉(泊)
夏油温泉→(送迎バス)北上駅→岩手県交通バス→宮沢賢治記念館→新花巻駅→新幹線→東京
せっかくの連休のお休みに台風でしたが、
十分に良い山と温泉を楽しまれたようですね。
乳頭山の紅葉と泊まりは孫六温泉でしたか。
あそこは自分も泊まりましたが、ラジウムが入っているようですね。
ちょっと熱いけれど、それもまたよい感じ。
夏油温泉もバスで行くと、ほんとに秘湯ですよね。
最近は温泉宿も少し減ったようですけど、頑張って欲しいですね。
しかし雲ひとつない秋田駒ケ岳、羨ましいな~。
自分は雨の思い出です。やはり花の時期に行きたいですね。
さすが!!リブルさんは相当いろんな温泉入られてますよね。
残念ながら孫六温泉には泊まっても入ってもいないんですよ、気持ちよさそうでしたけどね~
泊まったのは手間の大釜温泉です。
そこしか空いていませんでした(笑)
やっぱり鶴の湯も入りたいので、来年以降お花の時期に合わせて行けたらいいなぁ、
と思っています。
湯めぐりシステムもあるのですが、あれは山歩きとセットでは無理ですね(^_^;)
どちらも、というよくばりプランは電車バス派には厳しいですね。