カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

花を愛でながら、のんびり唐松岳 その1

2011-07-26 | ヤマのこと

山に行きたい・・・アタシも夏山したい・・・お花にも会いたい・・・でもツライのダメ。
テントで土日だけでいける高山はどこにある?

考えた末、急浮上したこちらのお山へ行くことに決め、
慌てて「さわやか信州号」を申し込み、新宿から夜行で八方バスターミナルへ。

2011.7.23(土) 台風通過後の晴れはあまり期待できそうもなくなっていた。
しかも金曜日の登山天気予報に傘マーク発見!でもバス当日キャンセルだと50%・・・
何もしないで¥6000払うなら、雨でも行ってしまえーーと決行。

 
早朝到着したバスターミナルでゆっくり朝食をとり、7:00、ロープウェイでぶい~~んと標高1700mへ。
そうなんです、この山の存在を知ったのは先日お世話になった”鈴木みきさん”の本なのでした。
さすが、八方池山荘の売店で売ってました。


ロープウェイで来れるので、ここはまだ観光地。
小屋の脇からすぐに石畳の歩きやすい道、しゅっぱ~つ



でも観光地と言えどもここは天空のお花畑。


下界じゃ会えないお花に囲まれ、ガスなんか関係ないほど嬉しいー



木道を緩やかに歩きますが、お花の撮影でなかなか進めません。



色鮮やかなシモツケソウ。キンコウカや今一番人気のタカネナデシコなどなど。
お花畑はずっと続き・・・



そうこうしているうちに第三ケルンに。



そしてかの有名な「八方池」到着。
期待はしていなかったけど、案の定何も見えず。
湖に映る白馬はどこに・・・仕方ないので単なる通過点に。


 
ガスってて涼しくて良いんだけどね、と負け惜しみ。
約2ヶ月ぶりのテントザックが重たくて・・・ぐんぐん抜かれていきました。
へなちょこぶり炸裂  雪渓で遅すぎて列作らせちゃってゴメンね。


雪渓を過ぎた辺りから、大好きなチングルマがたーーーーくさん咲いててシアワセでした。



特に急なところもなく、緩やかで歩きやすい八方尾根。
ガスがなければ最高なんだろうな・・・



と?思っていたら青空が見えてきましたよ?
あそこをトラバースするともうすぐ小屋かな?


 
11:45、わーい、着いた!
八方池山荘からゆっくり歩いて約3時間45分。こんな短時間で着いちゃうんだもん、人気があるわけだ!
日帰りの登山客がぎっしりです!

ここは早朝に出発すれば日帰りでも来れるし、東京を朝一で発てば夕方までにはここまで来れるのですが、
昼頃登り始めるのはなんだか気分悪いし、早く来なければならない理由もあり、わざわざ夜行バスで来たのです。

その訳とは・・・テント場の場所取り。
トイレは小屋のを使用するのに、この斜面にあるテント場からは最低でも片道7,8分。
下のほうになってしまうと往復30~40分もかかるらしいのです!
酒飲みの私たちがそんな下のほうにテント張ったら・・・おそろしや


 
という理由だけで夜行バスで来ました(笑)
さすがにこの時間はまだ空いていて4番目、小屋に一番近いところをKEEPできました。
設営して、軽くお昼を食べたら・・・昼寝

夜行バスは狭くて足の長い(ウソ)私たちにはやっぱりしんどいです。
たった登り4時間弱でも眠くてダメだぁ



私はテントの中で寝てましたが、途中から「暑っ!!!」目が覚めました。
すると青空が広がっているではないですか!


 
寝てる場合じゃない!山頂に行かなくちゃ!と手ぶらでGO
なんというこのお気楽さがいいですね~~~
テント場は小屋の下、斜面にあり、こんな感じ。
私たちは一番上に張ることが出来ました(黄色の矢印が我が家)この位置で小屋まで登り大体5~7分くらい?



小屋から唐松岳へ向かう道の両側に、今年初めてのコマクサ。
観光客は八方池で帰るけど、これは山頂まで来た人へのご褒美だね



雲の中から五竜さん、こんにちは。



山頂までは緩やかな散歩道。小屋からくる感じは燕岳の雰囲気にちょっと似てるかな?


 
小屋から20分ほどで「唐松岳」山頂到着。
「私を見て見てーー」と言ってるようなちょうちょが山頂でお出迎え。



やはり白馬岳方面のガスだけは取れないようです、真っ白。


で、真っ白な不帰ノ嶮方面から時折ぼわっと人が現れます、皆さんすごいなぁ。


 
私たちといえばロープウェイで来たくせに、ぼーっと雲が流れていく様子を見ているだけ。
40分ほど山頂でまったりしたかしら・・・

 
こんなにゆっくりしたのは久しぶりだったねー、さあ戻りましょうか。
途中の斜面で初見のクモマスミレ? ちょっと嬉しい

小屋の前まで戻ったら、お待ちかねの・・・



やっぱ「生ビーーーール」(¥850)でしょ



この頃にはお日様ギラギラになって、日差しも強くてうっかり日焼けてしまいました。
(小屋の中にテラスがあるんだけど利用料@¥300って・・・ケチって小屋の外にて)
でも青空の下、山の上で山を眺めながら飲むビールは何にも代えられないほどウマ~~イ

 
ひとしきり生ビールを楽しんだ後は、缶ビール買って(350ml=¥550)をテントに戻り夕食。
ずいぶん下のほうまでテントが増えていました。(蓋の中身は後日紹介予定)



山の夕景は何度見ても飽きない。こんな時間は私たちにとって最高の贅沢。

今日の一日が唐松岳の向こうに沈んでいきました。
赤く染まる夕景は見れなかったけど、風もなく穏やかな夜。
明日は来た道を帰るだけなので、ゆっくりと楽しい山の夜を過ごしました。

翌日へ






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26 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
待ってました~ (ぢゅん)
2011-07-26 21:35:51
cyu2さん、こんばんは~御無沙汰しておりますです。
唐松岳、いいところですねぇ
何よりロープウェイで行けるっていのがまた素晴らしい
いつかアタシも行ってみようと思っちゃいました

翌日も楽しみに待ってます
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青空ですねー (はなねこ)
2011-07-26 21:37:36
唐松岳いいですね。
実はまだ行ったことなくて、三連休の候補のひとつだったんです。
そしたら、sanpoさんも行ってらして、今度は cyu2さん
私もそっちにすればよかったかなぁ・・

山頂での思いがけない青空は、嬉しいですね。
登りはガスで涼しくて良かったかもですよ。
翌日は大展望かな
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ご無沙汰しております! (みさわ)
2011-07-26 23:08:18
こんばんわ(*´∀`*)

おぉ、唐松でしたか!
後立山は長野県に住んでいながらなかなか縁の無い山域なんです。
僕も先日の3連休にこちらを候補のひとつとして挙げていたんですけど、やはり嫁が岩場の縦走は嫌だということでお流れになりました。

この週末はあまり天候思わしく無かったですね。
ガスが湧き上がるのも非常に早かったし。
でも一時でも青空と展望が得られてよかったですね(-▽-)
僕らはこの週末は北岳、間ノ岳行ってきました。
また詳細はブログアップしてますので、暇なときにでも是非♪
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いいなぁ・・・。 (ヒサ)
2011-07-26 23:13:06
早めにテン場に着いて、
ちょっとウトウトして、
あ、まだ4時かぁ・・・
ちょっと早いけど飲んじゃう?
(私は多分コーラだけど)。
それで気持ちいいまま、夕飯の仕度して、
周りからも美味しそうな香りがしてきて、
隣の人とオカズを交換したりして、
明日はどこまで行くんですか、なんて話をしながら、
お陽様が沈むのを待って・・・。

あぁ、何て贅沢な時間。
山やってて良かったなぁ。

・・・妄想ヒサでした。
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Unknown (げんさん)
2011-07-27 07:56:02
唐松岳のテント場、眺めがいいですよねー。
八方尾根も歩きやすいし、
手軽に北アルプスの稜線にたてるのが魅力。

そこで飲む生ビールって・・・ゴク。。。
もう朝から喉が渇いてしかなたいです。

それにしても蓋の中味が気になります・・・笑
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蓋の中 (pallet)
2011-07-27 10:10:55
✾おはようございます。
蓋の中味が気になります…と書き込もうと思ったら
すでに、げんさんが…
気になりますよね~
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Unknown (でっぱ)
2011-07-27 10:19:27
やっぱり唐松岳でしたね♪

ここのテン場は遅いと苦労するって聞いていましたがそうなのですね。
でも正面には立山、劔の見える特等席!!
後編が楽しみです。

8月の最終週末に空と二人で山歩きを計画しています。
硫黄岳リベンジ、尾瀬、西穂、そしてここ。
海遊びしてると山も恋しくなります(笑)

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おかえりなさい♪ (矢車草)
2011-07-27 17:14:56
cyu2さん 唐松岳に行ったなんていいなぁ(*^_^*)

八方尾根はお花もいっぱいだし
歩きやすいし(一度しか歩いてないけどね)
3時間半で別天地だもんね 素敵ですよね

そうそうあのテン場って谷底の方までありますよね…
とてもじゃないけど下のほうからWC行くのも大変そうでしたから
cyu2さん達いい場所とれてよかったですね♪

唐松からの眺め 私 忘れられないです
相棒が唐松から白馬へ行こうよ~と誘惑しますが
不帰のキレットは私には無理だしねェ いつの事になるやら

蓋の中身 何だろう
楽しみにしてますね~~~♪
まずは唐松岳登頂 おめでとうです
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か・ら・ま・つ (食うかい)
2011-07-27 18:35:30
な~んだかな~・・・

そーなんだよね~・・・

だーいすきなsanpoさんも行かれたようで
だーいすきなcyu2さんも行かれて

な~んか
な~んか
行きたくなって来ました。

何年前かにとりあえず唐松までは行き
五竜へGO!
となったときに諸事情により急遽リターンとなりました。

でも、その時は自分も体調がすぐれず
五竜の小屋につくかどうかだったかも知れないと思い
「適切な判断」としています。

翌日は・・・
まさか・・・

気になってます・・・

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ぢゅんさま (cyu2)
2011-07-27 20:41:20
唐松岳の存在を知らなかった私は、長年損していたような気がしています。
こんなにお手軽なアルプスがあるなんて。

ぢゅんちゃんの本物の白馬の花園写真が見たい!
UPして~~~
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