Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

『K2 苦難の道程』(出利葉義次著、東海大学出版会)を読んで泣きそうになる!

2008年10月07日 | 山に関する本やマンガ
2006年の、東海大学によるK2登頂の記録。
隊長の出利葉さん自らが記す、迫真のレポートだ。

学生2名が登頂に成功するが、中でも小松さんはとっても陽気でポジティブ・
シンキングの女性。彼女の天真爛漫さが随所に描かれていて、
読んでいて本当に愉しくなる。彼女ひとりいると、パーティ全体が明るくなる。
ウチの山岳部でいえば、G嬢みたいな存在かな。

蔵元隊員の突然のアクシデント。学生2人だけで登頂を決意。
そしてアタック。しばらくベースキャンプと連絡が取れなくなる緊張感。
感動の登頂後、再び、ベースキャンプと長時間、連絡が取れなくなる。
悲壮感漂うベースキャンプ。一方、小松と青木は必死の下山を続ける。
そして奇跡の生還。

実際に、そこにいた人が書いた文章は、飾り気がなくても、まっすぐに
思いが伝わってくる。”じん”ときた。

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