■メイン写真
三角点がある高塚山の頂上
■今回のコース
行者還トンネル西口→シナノ木出合→一ノ垰(論所ノ尾分岐)→第57番靡・一ノ多和→
三本栂への分岐→小谷林道への分岐→高塚山→(往路を戻る)→行者還トンネル西口⇒
下市温泉
最近、国道309号線から「ナメゴ谷」の登り竜の風景が人気だが、その稜線上のピークが
高塚山である。
奥駈道からも離れていることから、訪れる人は極端に少ない。
しかし、稜線上は自然林が残されており、そこは古き良き大峰の森の雰囲気を残す。
スタートは行者還トンネル西口の有料駐車場。
着いた時はほぼ満車だったが、管理のおやじさんが、わざわざ自らの軽トラのスペースを
空けて下さり、停めさせてくれた。
道向かいの登山口をスタート。
シナノ木出合へ突き上げるルートは、いきなり、ものすごい急登だ。
大きなヒメシャラ、ミズナラなどを見ながら、懸命に登る。
やがてシャクナゲ林に変わり、さらに登ると林床は背の低いササになる。
そしてシナノ木出合に到着。ここで大峰奥駈道に合流だ。
しばらくは奥駈道の中でも、かなり穏やかな稜線散歩だ。
弥山、八経ヶ岳他面が見えた。
第57番靡・一ノ多和の小さな池。
南のほうからヘリコプターが全速力で飛んでいった。ドクターヘリだった。何かあったのかな。
花は少なくなるこの時期だが、トリカブト(このあたりではカワチブシと呼ぶ)の群落はある。
三本栂への分岐には、数年前に上北山村の山好きな若手職員が立ててくれた
親切な標識がある。奥駈道を離れ、明らかに薄い踏み跡へと足を進める。
気持ちのいい尾根散歩の始まり、始まり。
林床だけは、シカの食害で緑がほとんど見当たらないが、樹林は美しい。
200~300mおきに、ルートを示す標識が立つ。
そもそも踏み跡がほとんどない部分もあるので、この標識は道迷い防止に役立つこと
間違いない。
P1380を過ぎたあたりにあるミズナラの大木。
古くなって文字が読み取りにくい標識もある。
P1418はピークの南側を巻く。小谷林道への三叉路にも標識がある。
ここから東へと進路をとる。
平穏な尾根歩きが続いていたが、にわかに大峰らしい巨岩が現れる。
最初の2つは北側を巻き、最後の1つは岩の間をすり抜けていく。
変化が出て、歩いていて楽しい。
双子のヒメシャラ。
こんなに近くに立っているのに、くっついたり絡んだりせずに、お互いに微妙な距離を保っている。
人づき合いの理想みたいやね~と声がする。
高塚山の山頂に到着。ここまで、意外に距離を感じた。
この日はここまでで、来た道を忠実に戻る。
ブナ、ミズナラ、ヒメシャラなどの樹林を楽しむルートなので、逆に言えば総じて展望は
あまりよくないのだが、たまに大普賢岳が見えたりすると嬉しい。
行きには気づかなかったが、珍しいサンコタケを2個見つけた。
今回の山行は、じつにいろいろな種類のキノコを見た。
詳しくないので、ほとんど同定できなかったのが残念だ。
下山後、久しぶりに下市温泉に立ち寄った。
日焼けで真っ赤になった兄ちゃんはいいが、いかにもトラディショナルなクリカラモンモンの
おっちゃんが二人入っていて、ちょっとビビった。
三角点がある高塚山の頂上
■今回のコース
行者還トンネル西口→シナノ木出合→一ノ垰(論所ノ尾分岐)→第57番靡・一ノ多和→
三本栂への分岐→小谷林道への分岐→高塚山→(往路を戻る)→行者還トンネル西口⇒
下市温泉
最近、国道309号線から「ナメゴ谷」の登り竜の風景が人気だが、その稜線上のピークが
高塚山である。
奥駈道からも離れていることから、訪れる人は極端に少ない。
しかし、稜線上は自然林が残されており、そこは古き良き大峰の森の雰囲気を残す。
スタートは行者還トンネル西口の有料駐車場。
着いた時はほぼ満車だったが、管理のおやじさんが、わざわざ自らの軽トラのスペースを
空けて下さり、停めさせてくれた。
道向かいの登山口をスタート。
シナノ木出合へ突き上げるルートは、いきなり、ものすごい急登だ。
大きなヒメシャラ、ミズナラなどを見ながら、懸命に登る。
やがてシャクナゲ林に変わり、さらに登ると林床は背の低いササになる。
そしてシナノ木出合に到着。ここで大峰奥駈道に合流だ。
しばらくは奥駈道の中でも、かなり穏やかな稜線散歩だ。
弥山、八経ヶ岳他面が見えた。
第57番靡・一ノ多和の小さな池。
南のほうからヘリコプターが全速力で飛んでいった。ドクターヘリだった。何かあったのかな。
花は少なくなるこの時期だが、トリカブト(このあたりではカワチブシと呼ぶ)の群落はある。
三本栂への分岐には、数年前に上北山村の山好きな若手職員が立ててくれた
親切な標識がある。奥駈道を離れ、明らかに薄い踏み跡へと足を進める。
気持ちのいい尾根散歩の始まり、始まり。
林床だけは、シカの食害で緑がほとんど見当たらないが、樹林は美しい。
200~300mおきに、ルートを示す標識が立つ。
そもそも踏み跡がほとんどない部分もあるので、この標識は道迷い防止に役立つこと
間違いない。
P1380を過ぎたあたりにあるミズナラの大木。
古くなって文字が読み取りにくい標識もある。
P1418はピークの南側を巻く。小谷林道への三叉路にも標識がある。
ここから東へと進路をとる。
平穏な尾根歩きが続いていたが、にわかに大峰らしい巨岩が現れる。
最初の2つは北側を巻き、最後の1つは岩の間をすり抜けていく。
変化が出て、歩いていて楽しい。
双子のヒメシャラ。
こんなに近くに立っているのに、くっついたり絡んだりせずに、お互いに微妙な距離を保っている。
人づき合いの理想みたいやね~と声がする。
高塚山の山頂に到着。ここまで、意外に距離を感じた。
この日はここまでで、来た道を忠実に戻る。
ブナ、ミズナラ、ヒメシャラなどの樹林を楽しむルートなので、逆に言えば総じて展望は
あまりよくないのだが、たまに大普賢岳が見えたりすると嬉しい。
行きには気づかなかったが、珍しいサンコタケを2個見つけた。
今回の山行は、じつにいろいろな種類のキノコを見た。
詳しくないので、ほとんど同定できなかったのが残念だ。
下山後、久しぶりに下市温泉に立ち寄った。
日焼けで真っ赤になった兄ちゃんはいいが、いかにもトラディショナルなクリカラモンモンの
おっちゃんが二人入っていて、ちょっとビビった。