![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/7a/b4df66cb45efc85c9f3844f5dbbdb086.jpg)
■メイン写真
秋を感じさせる紅葉に出会えた!
■今回のコース
イン谷口→神爾谷分岐→神爾の滝→北比良峠→比良ロッジ跡→カラ岳→釈迦岳→
神璽谷分岐→イン谷口
比良山系には急峻ながら登っていて楽しい谷筋ルートが多い。
例えば白滝谷、八池谷、正面谷 … そしてこの日は神爾谷を歩く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/be/3b0e642ee1616b37aec279aab67a2a59.jpg)
イン谷口に駐車し、出発。ほどなく旧リフトの乗車場あたりを通る。
ちなみに横を流れている谷の名前が「イン谷」。「イン」+「谷口」ではなく、
「イン谷」の「口」である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/f3/1c05140339ba77300cbc5aa95f2ad72a.jpg)
古い古い地図の一部を掲げるが、以前はここからリフト、ロープウェイを乗り継いで、
歩かずに北比良峠まで行けたものだ。
そこには比良山スキーと宿泊もできた比良ロッジがあり、ゲレンデを下った先の八雲ヶ原は、
夏場はキャンプ場として人気を集めていたが、2004年3月に惜しくも廃止された。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/0a/dd3ecea387effd49abfa52cbe53b9015.jpg)
登山道からほんのわずか横道を入ったところにある7m滝。シャカ谷にかかる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/d6/4ac45b252724f349aee9b775c9276c32.jpg)
リフトなどの設備はほとんど撤去されたが、わずかにコンクリートの跡が残る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/c6/9d15e4255f36648d00bc5e5d730aa343.jpg)
神爾谷への道をたどり、神爾の滝(雄滝)に下りてみる。
神爾の滝は、この谷にかかる7つの滝の総称で、これが最大の雄滝である。
中盤で水流が岩に当たってバウンドしている、いわゆる「ひょんぐり」型の滝だ。
神爾谷は、いつか沢装備で遡行して、7つ全部を確認してみたいものだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/a5/36e0138251ad7e2d3fedb43e296c096c.jpg)
やがて沢の流れと登山道が近づいてくる。振り返ると琵琶湖と、対岸の近江八幡、
たぶん長命寺山あたりが見えている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/92/99e6cb1551f0ee0c0951bb7e3c76b298.jpg)
なかなか登りがいのある場面も多い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/7f/598b6a1813391a34baecaf8709f18ff8.jpg)
天満宮の鳥居。上にご神木の巨杉とデッキ、祠がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/e7/aa7dd3d96205a29fadea5bc7f01e94fa.jpg)
ロープが下がった急な岩場を行く。頼りないロープに体が降られるよりも、
木の根や岩の角を確実に持ったほうが安定する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/79/598bcbc3a56b295a6d87de23d29ca13b.jpg)
登り切ったところは、岩が切れ落ちており、頼りない木橋がかかるのみ。
滑りやすいのだが、落ちたらただ事ではすまない場所だ。細心の注意で渡る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/62/07dc15b81608d70ddff2a7710814dc2e.jpg)
ようやく沢筋を脱すると、今度は右岸の支尾根への急登だ。
斜面にはイワカガミがびっしり、大群落をつくっていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/fc/badfc120df00d33ffaf3fe3ded5b0d60.jpg)
アカモノの花。え? 今頃まだ咲いているの、という驚き。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/8d/81ea9116bba2aca24f3cdf169f41a064.jpg)
詰めは風化花崗岩のザレた急坂。そこから見下ろすと、イワナの口のような形の奇岩。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/95/f3e195cdca559e3074e7fde61e095e6c.jpg)
鈴鹿山系を想起させる奇岩群を抜けていく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/51/0cb30301c1dfddc06d3a6abc339cd5dd.jpg)
ザレ場はこんな感じ。油断すると石車に乗ってズルズルいってしまう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/df/6de8113a8fba7660cb86892d41b6050e.jpg)
ダケ道の上部に合流し、すぐに北比良峠に着く。ロープウェイの駅があったところで、
平らな広場になっている。昔から変わらないのはケルンだけか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/f5/a17de2c2d48818a1445878fd19c2154d.jpg)
背後(西側)にはコヤマノ岳(左)と武奈ヶ岳(右)。
東側は琵琶湖のワイドビューが広がっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/2b/3610a9e6d94c2c02b63ab362746b764b.jpg)
比良ロッジ跡(ここも平らな空き地のようになっている)を過ぎ、カラ岳、釈迦岳へと
心地よい稜線散歩が始まる。紅葉もちょくちょく現れ、目を楽しませてくれる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/56/82aa06f7268aaf6f3e681ebb8961465a.jpg)
ブナも美しい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/fd/9b3b9c0c2842f3d12018522145a3f4e5.jpg)
カラ岳には、電波塔があり、残念ながら展望はない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/0e/c60c53f476b08e27b93f1e16a2393476.jpg)
おだやかな稜線を次のピーク、釈迦岳へ。
ここも樹木に囲まれていて眺めはよくないが、広い山頂部は自然林の疎林で
ゆったりした雰囲気がただよっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/35/975b057c73e4b8eeb950ada40ff5ced8.jpg)
下山は旧リフト「しゃかだけ」駅跡へ続く道をとる。
ツツジ系の樹々が紅葉していてきれいだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/2f/4ef996da67df71c2c19a701d0a756aa1.jpg)
やがてシャクナゲの密林になり、スパッと切れたよう巨岩の脇を抜け、杉林の中を
ひたすら下り続けると、駅跡に着く。リフトからロープウェイへの乗り換え地だった。
琵琶湖の南側が一望できる。
駅跡のコンクリートの向こうに、カエデの赤がいいアクセントになっていた。
秋のお日様は沈むのが早い。なんとなく暗くなってきた道をさらに下り、
朝、通りがかった神爾谷への道と合流し、もとの道をイン谷口へと急いだ。
秋を感じさせる紅葉に出会えた!
■今回のコース
イン谷口→神爾谷分岐→神爾の滝→北比良峠→比良ロッジ跡→カラ岳→釈迦岳→
神璽谷分岐→イン谷口
比良山系には急峻ながら登っていて楽しい谷筋ルートが多い。
例えば白滝谷、八池谷、正面谷 … そしてこの日は神爾谷を歩く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/be/3b0e642ee1616b37aec279aab67a2a59.jpg)
イン谷口に駐車し、出発。ほどなく旧リフトの乗車場あたりを通る。
ちなみに横を流れている谷の名前が「イン谷」。「イン」+「谷口」ではなく、
「イン谷」の「口」である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/f3/1c05140339ba77300cbc5aa95f2ad72a.jpg)
古い古い地図の一部を掲げるが、以前はここからリフト、ロープウェイを乗り継いで、
歩かずに北比良峠まで行けたものだ。
そこには比良山スキーと宿泊もできた比良ロッジがあり、ゲレンデを下った先の八雲ヶ原は、
夏場はキャンプ場として人気を集めていたが、2004年3月に惜しくも廃止された。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/0a/dd3ecea387effd49abfa52cbe53b9015.jpg)
登山道からほんのわずか横道を入ったところにある7m滝。シャカ谷にかかる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/d6/4ac45b252724f349aee9b775c9276c32.jpg)
リフトなどの設備はほとんど撤去されたが、わずかにコンクリートの跡が残る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/c6/9d15e4255f36648d00bc5e5d730aa343.jpg)
神爾谷への道をたどり、神爾の滝(雄滝)に下りてみる。
神爾の滝は、この谷にかかる7つの滝の総称で、これが最大の雄滝である。
中盤で水流が岩に当たってバウンドしている、いわゆる「ひょんぐり」型の滝だ。
神爾谷は、いつか沢装備で遡行して、7つ全部を確認してみたいものだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/a5/36e0138251ad7e2d3fedb43e296c096c.jpg)
やがて沢の流れと登山道が近づいてくる。振り返ると琵琶湖と、対岸の近江八幡、
たぶん長命寺山あたりが見えている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/92/99e6cb1551f0ee0c0951bb7e3c76b298.jpg)
なかなか登りがいのある場面も多い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/7f/598b6a1813391a34baecaf8709f18ff8.jpg)
天満宮の鳥居。上にご神木の巨杉とデッキ、祠がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/e7/aa7dd3d96205a29fadea5bc7f01e94fa.jpg)
ロープが下がった急な岩場を行く。頼りないロープに体が降られるよりも、
木の根や岩の角を確実に持ったほうが安定する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/79/598bcbc3a56b295a6d87de23d29ca13b.jpg)
登り切ったところは、岩が切れ落ちており、頼りない木橋がかかるのみ。
滑りやすいのだが、落ちたらただ事ではすまない場所だ。細心の注意で渡る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/62/07dc15b81608d70ddff2a7710814dc2e.jpg)
ようやく沢筋を脱すると、今度は右岸の支尾根への急登だ。
斜面にはイワカガミがびっしり、大群落をつくっていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/fc/badfc120df00d33ffaf3fe3ded5b0d60.jpg)
アカモノの花。え? 今頃まだ咲いているの、という驚き。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/8d/81ea9116bba2aca24f3cdf169f41a064.jpg)
詰めは風化花崗岩のザレた急坂。そこから見下ろすと、イワナの口のような形の奇岩。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/95/f3e195cdca559e3074e7fde61e095e6c.jpg)
鈴鹿山系を想起させる奇岩群を抜けていく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/51/0cb30301c1dfddc06d3a6abc339cd5dd.jpg)
ザレ場はこんな感じ。油断すると石車に乗ってズルズルいってしまう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/df/6de8113a8fba7660cb86892d41b6050e.jpg)
ダケ道の上部に合流し、すぐに北比良峠に着く。ロープウェイの駅があったところで、
平らな広場になっている。昔から変わらないのはケルンだけか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/f5/a17de2c2d48818a1445878fd19c2154d.jpg)
背後(西側)にはコヤマノ岳(左)と武奈ヶ岳(右)。
東側は琵琶湖のワイドビューが広がっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/2b/3610a9e6d94c2c02b63ab362746b764b.jpg)
比良ロッジ跡(ここも平らな空き地のようになっている)を過ぎ、カラ岳、釈迦岳へと
心地よい稜線散歩が始まる。紅葉もちょくちょく現れ、目を楽しませてくれる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/56/82aa06f7268aaf6f3e681ebb8961465a.jpg)
ブナも美しい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/fd/9b3b9c0c2842f3d12018522145a3f4e5.jpg)
カラ岳には、電波塔があり、残念ながら展望はない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/0e/c60c53f476b08e27b93f1e16a2393476.jpg)
おだやかな稜線を次のピーク、釈迦岳へ。
ここも樹木に囲まれていて眺めはよくないが、広い山頂部は自然林の疎林で
ゆったりした雰囲気がただよっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/35/975b057c73e4b8eeb950ada40ff5ced8.jpg)
下山は旧リフト「しゃかだけ」駅跡へ続く道をとる。
ツツジ系の樹々が紅葉していてきれいだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/2f/4ef996da67df71c2c19a701d0a756aa1.jpg)
やがてシャクナゲの密林になり、スパッと切れたよう巨岩の脇を抜け、杉林の中を
ひたすら下り続けると、駅跡に着く。リフトからロープウェイへの乗り換え地だった。
琵琶湖の南側が一望できる。
駅跡のコンクリートの向こうに、カエデの赤がいいアクセントになっていた。
秋のお日様は沈むのが早い。なんとなく暗くなってきた道をさらに下り、
朝、通りがかった神爾谷への道と合流し、もとの道をイン谷口へと急いだ。