Mr.Dashのぶろぐ館

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2023年2月18日(土)[鈴鹿]綿向山。霧氷ゼロ、ぱらぱら小雨が落ちる中の登頂!

2023年02月21日 | 山登りの記録
■メイン写真
綿向山の山頂から、鈴鹿山系の雨乞岳、鎌ヶ岳を望む。


■今回のコース
御幸橋駐車場→ヒミズ谷出合小屋→あざみ小舎→五合目小屋→行者コバ→綿向山→幸福ブナ→
(往路を戻る)→御幸橋駐車場


冷え込めば霧氷が美しい綿向山。
これまでの"勝率"は6割くらいだが、今回はどうか。
近江八幡駅に着いたとき、既に小雨がぱらぱら。気温は8度。これでは霧氷はダメかー。
それでも御幸橋駐車場はクルマであふれていた。
いつ雨になっても大丈夫なよう、武装していく。



駐車場から、しばらく川に沿って進み、右の林道に出る。
ほどなく右手に、綿向山麓の接触変質地帯(天然記念物)を示す標石をみる。
接触変質は、現在では接触変性と呼ばれている。

ここの接触変質地帯は、「石灰岩と粘板岩に花崗岩が貫入したもの。まず石灰岩は
変成作用によって大理石化した。スカルン化作用を受けて生じた珪灰石が大量に含まれ、
透輝石、ベスブ石、ざくろ石が形成されている。一方、粘板岩のほうもホルンフェルス化して、
黒雲母、菫青石が生じている」とのことで、なんのことかよく分からないが、
たいへん貴重なものらしい。



ヒミズ谷出合小屋を通過。
ヒミズは、モグラの親戚のような動物もいるが、ここの地名は日不見谷という、
日の光がよく当たらない谷という意味らしい。



ヒミズ谷の橋を渡り、植林帯の登山道に入る。
雪がとけて、登山道はドロドロのぬかるみ状態だ。
地形的にはたいへんな一本登りの急坂なのだが、ジグザグにルートが刻まれ、実際に歩くと
急登とは感じない。1合ごとに標識があり、距離まで書かれている。



3合目でいったん林道に出て、またすぐ登山道に入る。
あざみ小舎は、板壁が2方向のみに付けられている。ここは通過。



赤い屋根がかわいらしい五合目小屋に到着。ここは地元では大曲りと呼ばれる場所だ。
天気が悪いものの、小屋の前からは琵琶湖や三上山が見える。
ここでアイゼンを履くことにした。



だんだん雪が増えてきた。
肉球の跡がクッキリ。タヌキかな?



突然、開けたブナ群落が現れる。



7合目の行者コバ(山伏コバ)に着いたのだ。ここで昼食タイム。
またもポツポツと小雨。濡れて困るほどではないのだが、この先が心配だ。



7合目からは尾根を直登する冬道をとる。斜面をトラバースする夏道は危険なため閉鎖。
冬道はなかなかの急登だ。
本来はここからが霧氷スポットなのだが、思った通り、何もない。残念だが仕方ない。



冷たい風が吹き抜ける山頂に到着。
「青年の塔」と名付けられた巨大なケルンと、大嵩神社の祠がある。
東側には鈴鹿山系の大パノラマが広がるが、この日は曇りがちで、眺めもいまひとつ。



今にも雨が強くなりそうだが、もちろん、ここまで来たからには、ブナの珍変木
「幸福ブナ」にも立ち寄る。
一人ひとりくぐって、幸せを願った。
また、こういう場所でこんな遊びができることそのものが幸せなのだ。

下山は往路を戻るのみ。
天候悪化が最後まで心配で、できるだけ急いで下山。皆さんもがんばってついてきて
下さった。
あざみ小舎で、ドロドロになったアイゼンをようやく外し、周辺の雪で軽く泥を払う。
さらに、ヒミズ谷出合小屋では沢に下りて、その流れでアイゼンを洗った。





想定より少し早く下山できたので、近江八幡駅で解散する前に、「クラブハリエ」と
「たねや」に寄って、スイーツお買い物タイム。
山ですれ違った若者パーティの顔もあって、やっぱりセットで寄るんだと思った。

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