先週、沖縄よりも札幌の方が暑くて参った日もありましたがもう少しの辛抱です。
今年は1月のピーター・セテラ単独公演を皮切りにシカゴ界隈が賑やかです。
50周年記念ビーチボーイズがアメリカをゲストに伴って黄金期メンバーでの奇跡の来日(バンドリーダーはおなじみのジェフリー・フォスケット)。
そしてDVDシカゴ・イン・シカゴの発売
「35」レコーディング突入情報。
「ライブ・イン・ジャパン」「ホンク」紙ジャケCD国内限定発売。
恒例のボビー・コールドウェル来日公演。
11月には再度デヴィッド・フォスター&フレンズの一環としてピーター・セテラ来日。
期間限定受付販売「シカゴ・バックステージパスDVD」(120分収録)
極めつけはアジアツアーの中での正式発表「シカゴ・ジャパン・ツアー2012」!!
10月20日(東京)、22日(大阪)、24日(新潟)です。
もうこうなったらサンズ・オブ・チャンプリン、カリフォルニア・トランジット・オーソリティーも来て欲しいなあ・・・・(´∀`*)。
9月に入ってからの初STAリハです。
早めにスタジオロビー入りして今回はMASA秘蔵のザ・オールマン・ブラザース・バンドのライブ映像鑑賞。
MITSUは椅子に腰掛けて本棚から音楽雑誌を手に取りシカゴのライブフォトをペラペラとめくりながら(たぶんⅩの頃)「ジミーはこの頃からキングを使ってるんだね」
MASAはその写真を見ても何・・・のことやら・・・???(トロンボーンがわずかに写ってるだけなんですから)
「管の形を見たらわかるよ」「ピーターやテリーの楽器がフェンダーのプレベ、テレキャスターなのはわかるんだけどなあ」「あ!それはわからない(´∀`*)」「あははは」
餅は餅屋ですな。
スタジオの床にミツとF-KINGが自分の愛器を並べてオイルやグリスをつけお手入れタイム。
ミツは「まだまだバラバラになるよ」
F-KINGはストラップ、さらにはリードケースも公開。(リードは緑箱のバンドレン。番号はちょっと柔らかめの2,5)
そのリードケースの材質にノブが異常に反応を示して 手に取りしげしげ。
各人興味の対象がサマザマなのが面白いところ。
F-KINGはヤマハテナーの他にソプラノサックスも持っているそうです。
練習しながらスティーヴィー・ワンダーの天才マルチプレイヤーぶりが話題に。
シンも「迷信」のドラマーがスティービー・ワンダー自身だと知りビックリ。
そのシンも練習回数を重ねるに従って益々キーボードさばきに磨きがかかってきました(本人はまだまだ納得がいかないご様子だけど)。
いつもの練習なら休憩をはさんで二ステージくらいこなしちゃうんだけど今回はじっくりと1曲1曲をチェックしながらの進行。
特にF-KINGから鬼の指導(!?)が入りコーラス猛特訓。
シンも鍵盤で各コーラスパートの音を出して皆でそれを聞きつつ何度も演奏。
う~~~ん・・・難しい・・・。
ここまで徹底してのコーラス・ダメ出ししたボーカリストは初だ。
(そういえばシカゴⅤからコーラスがぐっと緻密になったんだよね)
F-KINGの確認事項はまだだ続いてシンコペーションの箇所、テンポ、譜面が薄くて五線がよく見えないこと(これはミツからニュースコアをもらい解決)、韻をふんでないところの歌いこなし法、ボーカルキーの高い箇所の対応策。
それまで彼はシカゴの曲を「なんでこういう方向に進行するの?どうしてこのコードの流れなの?このリズムの展開って・・・?理解に苦しむ曲作り・・・」と頭を抱えていたんだけど遂に光明がさしたようで「なるほど!わかったぞ!!」とつきものがとれたよう。
そうだ、ミツも「シカゴはプログレだ!」と言ってたけどある面では当たりだね。
そのミツがノブに「今日のギターサウンドはずいぶんとヘヴィーだね」
マサも「あ!テレキャスじゃあなくストラトだ!!」
F-KINGも「新しいギター買った?」(いえいえそうではありません)
いつもシカゴのファンファーレ・インストはトロンボーン&トランペットで練習しているんだけど今回はトロンボーン&テナーサックスの二管でトライ。
それがまったくの別物に聞こえるから不思議。
三管ががっちりスクラムを組んで初めて主旋律が成立するそうで(厳密に言えばトロンボーンのみ2管)全員思わず「勉強になります」
というわけでこの度のリハーサルはいつもあまり使わない脳みその部分を活用したような気分さ!!