THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

VOL,182 FRIENDS LIVE59 In 小樽GOLDSTONE(STA編PART,1)

2021-10-10 23:21:59 | Live Set List

****さあ、このライブレポートも最終章に突入!

泣いても笑ってもこれで最後だよ。

意外にもこのSTAブログを楽しみに読んでくれている嬉しい人達が多くいることを最近知ったよ。

励ましのメッセージも度々いただいています。

もちろんここに出演している対バンたちからも感謝の言葉をもらってもいるしね。

時には辛辣なことを語る輩もごく少数ではあるけどいたりして・・・・・・。

まあ、色々なことがあるけれども、すべての愛する仲間たちよ、共に「手を取り合って」とくとご覧あれ!!まずは時間を巻き戻して・・・・・****

 

3, 18:10~18:40

THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY(S・T・A)

いよいよこのブログの主人公でもある、STAが堂々の降臨。

非常に程好くも美味しい時間帯。

頑固一徹結成から16年に渡ってシカゴを中心とした硬派なブラスロック一筋を基本コンセプトに掲げて、毎月ライブを敢行(もうじき通算190回を迎えます!我ながら驚異的な数字だ)。

活動拠点はバンド名が示すとおりに札幌なのですが、今回は2019年10月19日以来の小樽ゴールドストーンです。

まあ、小樽という坂の多い港町は、皆お気に入りなので毎月でもやりたいくらいなのですよ。

大所帯ゆえの宿命ではありますが、恒例ともなったメンバーの顔ぶれに今回も入れ替わりあり。

ご他聞に漏れず若干のパート変動もあります(6人が管楽器メンバー!凄まじいなあ・・・・・・)。

 

今回のSTAは話題が満載!

まずは超久しぶりに11人編成という大所帯が復活だ。

やっぱり吹き荒れるホーンセクションは圧巻だ。

playしている我々でさえ、圧倒されてしまう迫力。

 

そして小樽が誇るミユキ嬢が7年ぶりに復帰した。

今春のライブがコロナで流れていただけに遂に念願成就したよね。

やっぱりお祭り役を一手に担う彼女がいるといないとでは雲泥の差だ。

体調が万全ではなかったみたいだけど、全力で一生懸命に頑張る姿は感動的でさえあったよ。

 

そしてもう一人、STAマサとは同郷というよしみで10年来の付き合いでもあるマッツが合流したことです。

数えきれないくらいに対バンを組んできた仲なんだけど、不思議と一緒にプレイしたことはなかったのさ。

以前からSTAがライブごとにゲストを迎え入れていたことにミキティが触れて打診。

即座に意気投合して、STAスペシャルシンガーに至ったというんだから、運命とは面白いものですね。

やっと夢が実現した次第。

彼は驚いたことに、たった2度のリハのみでの本番という怖いもの知らず(膨大なるバージョンの音源を聞き比べながら独自のカタカナ歌詞カードを制作してアレンジを施すという離れ技をも披露したという超人。1曲入魂が彼のポリシー。ほぼ一か月をかけて相当に集中しながら頭と喉に叩き込んだ模様。ただひたすらに真面目なナイスガイだ)。

よほどの自信とやる気と高度なテクニックが備わっていなければ、こんな無謀な決断は下せないでしょう。

これで、またまたSTAのバリエーションの幅がグッと広がったよん!

御両人共に小樽音楽シーンの全てを見つめ続けてきた生き証人。

ジャンルこそ違えど、酸いも甘いも噛み分けた大御所。

さすがの超絶技巧派ゆえに短いリハーサル期間でも一切の不安要素なしで、一発目の音からエンジン全開でノリまくっています。

2人に「そうとう一人で鍛錬したんでしょう?」と尋ねてみたところ「真剣勝負!」と不敵な笑み。

案外、専門分野の活動から一旦距離を置いて、心身共にリフレッシュしたのが功を奏したのかもしれませんね。

とにもかくにも、頼もしい存在だ。

 

ドラムスも急遽STAで叩くことになったイーヤンだ(ジャパニーズ・ヘヴィーメタルのベテランバンド、サーベルタイガーの元メンバー)。

彼も7~8年ぶりのジョイント。

それでも短期間でよくもまあ、あれだけの厄介極まりないセットリストをお覚えてきたものだ。

絶対に楽々な表情でやってくれるものだと、信頼はしていたけどね。

とにかく記憶力が抜群で呑み込みも早い。機転もきくしセンスもパワーも衰え知らず。

何年ものブランクがあったそうなんだけど、かえって新鮮に響いたことでしょう。

元々ブラスロックやシカゴは大好きな男だけにね(1995年の札幌シカゴ公演を見たそうです。

当然マサも見た!!)

 

近年はSTAも相変わらず紆余曲折色々とありましたが、アッキー加入で本格的なオーケストレーションサウンドやドラマチックなサウンドも盛り込み放題ですね。たまにはマサが無茶ぶりするけれども、心の底から加入おめでとう、と叫びたいくらいだ!

ファニーはスタジオで思わず「やっぱりキーボードがいるといいもんだなあ」とつぶやいていたくらいだもん。

アッキーもこの味を体験したら、もはや病み付きになること請け合いさ。 抜け出せないよん。

やる気満々だけに、大歓迎しますよ。STAの信者がまた一人増えた。

 

そのアッキーを含めてマッキー、エンちゃんは2度目のSTAライブだ。

7月の小樽・浅草橋屋外イベントでは強烈な突風に見舞われてスコアが暴れまくり、半分もプレイに専念できなかっただけにその反省も含めて今回はリベンジだ、と意気込んでいた!

室内だけに風の心配はいらないから、思う存分ライブに挑めるぞよ。

 

ざっとメンバーの詳細について触れてみますと・・・・マサ&イーヤンがド迫力のロックリズムセクションとして鉄壁なる屋台骨を支える。

小樽の矢沢永吉カバー「Y-PROJECT」を代表してミキティ&マッツ。

グルーヴのカリスマご意見番はニシやん。

小樽音楽界隈での女ボスとして燦然と君臨しているミユキ嬢。

ムードメーカーで売れっ子の人気者山ピー、実はミキティと由緒あるオーケストラグループに所属しているのだ。

男顔負けのテクニシャンはアッキー嬢。

久し振りの3管トランペットは巨匠のファニー、ラテン系フレイヴァーのエンちゃん、クールガイのマッキーという体制。

 

そうなのですよ・・・・

どいつもこいつも曲者揃いだけど、和気藹々と賑やかに進行しましたよ。

以前ならばSTAは大所帯の面倒くさいバンドとしてミキサー泣かせでちょっとは名を馳せていたんだけど、本当にこの頃はホーン在籍の大型バンドが当たり前のように増えましたねえ。

STA結成時には、ほとんどそんなバンドはいなかったんだけどなあ。

それはそれとしてブラスロックというジャンルを冠しているだけに、STAは恥ずかしいライブはできませんよ。

皆が皆、一人2人分の働きで意気揚々と乗り切りました。

この辺が現在のSTAの、臨機応変なる強みでもあります。

1人1人が経験豊富なだけに、誰が指示したわけでもなく堂々たるステージングを展開。

開演と同時に練習不足なんて不安要素は、遥か彼方に消し飛んでしまいましたよ。

これもホーン6管とアキ嬢のキーボードが大きな仕事をしてくれたおかげ。

それが大半を占めているのは誰が見ても明らかだ。

音楽に対し細部にわたって滅法うるさ型のマッツ氏でさえ「流動的な編成だという違和感が全くないほどの迫力!」と嬉しいコメントを述べていたほど。

もうこうなったらば期待に胸がワクワクときめくものです。

テンションマックス状態。

それはメンバー各自も同じ心境だっていうのだからこれまた面白い。

面倒なる垣根を軽く超越して、多方面の分野からSTAコンセプトに共感した奇跡の集合体がここに誕生したわけです。

さあ、どのような化学反応が勃発するか?!予測不可能。

はたまたどこに魔物が現れるか?!(残念ながらやっぱり出現してしまったさ・・・その事件の概要は後ほどに)

そこがまた音楽の魅力でもありますね。

 

そして特筆すべき点は、ほぼ毎月のように「フレンズ・ライブ」を開催してきた彦ちゃん。

これだけの規模にて長年運営してきたのですから、理屈抜きに頭の下がる思いです。

いろいろと苦労も多かった事とは思いますが、未来のスーパー・スター登竜門としての輝かしい足跡を確実に刻み続けています。

今後も益々プロデュース・ワークに手腕を発揮してくださいね(今回もマサは盟友と会話を交わしまして、久しぶりにグッと親しみが湧いてきました!)。

 

実を言いますとSTAが初めてゴールドストーンの舞台を踏んだのは「北運河の夜」なのです。

ずっと出演したいと思っていたのですが、何のツテもないため、マサ自ら直接電話を入れての交渉。

その際に親切丁寧に対応してくれたのがカウンター嬢スタッフのオンちゃん。

彼女共、それ以来の付き合いです。

今回もその時の事をお互いに思い出し、感慨深い想いにふけっていました。

でも実のところ、マサは「北運河の夜」はゴールドストーンが主催しているものと思い込んでいたのです。

サワケンくんが企画運営していると知ったのは、かなり後のこと。

まあ、初ゴールドストーンの時は、リハに管楽器は新人アルト・サックスの若い女の子のみ。

トランペットもトロンボーンも欠席。

彼女は1人で本番も吹くものと思い込んじゃったらしいです。

で、ライブ直前にトロンボーンが出演不可能となり2管編成で乗り切った・・・という苦いお披露目でした。

今となったらこれはこれで笑い話なのですが、その時は全くもって冴えないゴールドストーン・デビューでした・・・・。

それだけにゴールド・ストーンに賭ける気合の入れ方はメンバー一同、言葉で言い表せないほど気迫に満ちたものでした。

「リメンバー・ゴールド・ストーン!」を旗印に掲げたい心境だ。

決して人数に頼ってはいけない、という教訓を胸に刻み付けました。

量よりも質がモノをいう。

どうですか!このアクティブなるフットワーク。

 

マサのシャツは去年から大ヒットを続けているアニメ「鬼滅の刃」に対するオマージュ。

主人公・竈門炭治郎デザインカラーのヒョウ柄バージョンって、こじつけなんだけど、これが思いのほかにバカ受けだったんだから世の中、訳が分からないものだ。

このたびのライブイベントはチャゲ&飛鳥カバーのターニングポイントを手始めに、妖艶なるセクシーシンガーをフューチャーした迦楼羅から、ご存じアンクルキャッツにジャパニーズ・ハードロック元祖の蝦夷紫、そしてオフコースのカバーでフルコースとバリエーションも豊富。

女性が占める割合がめちゃ高く気恥ずかしくて、あまりコミュニケーションは取れなかったけど、こういう雰囲気も中々に悪くはないものだね。

****MEMBER****

MASA・・・B VO

EN-CHAN・・・TP

McKEE・・・TP PER CHO

MIKITY・・・AS

FUNNY・・・TP

NISHIYAN・・・G

YAMAPY・・・TB

MIYUKI・・・TS

EYAN・・・DR

AKKY・・・KB

MATS・・・VO(SPECIAL GUEST///GET IT ON)

****SET LIST****

1,INTROCUCTION・・・CHICAGO

2,MAKE ME SMILE(ぼくらに微笑みを)・・・CHICAGO

3,NOW MORE THAN EVER(愛は限りなく)・・・CHICAGO

4,SATURDAY IN THE PARK・・・CHICAGO

5,VEHICLE・・・IDES OF MARCH

6,GET IT ON(黒い炎)・・・CHASE

7,GETAWAY・・・CHICAGO

8,25OR6TO4(長い夜)・・・CHICAGO

ステージにのぼったメンバー達。

大所帯だからポジションの確保だけでも一苦労。

でもセッティング表に事細かくマサが記載して提出済みだから全然安心。

マサ使用のワイヤレス2機(シュアーのヴォーカル用とレクサーのベース用)周波数、ギタリストはどのメーカーの設置アンプで弾くか、ホーンセクションの立ち位置とマイクスタンドや持参マイクの云々等々・・・・。

しかもミキサーSTAFFは以前にもSTAを担当していたので概ねは酸いも甘いも熟知しているのだ。

シュアーのワイヤレスシステム、キーボード、ホーンのマイクスタンドと順々に効率よく接続していく。

その素早き手際の良さといったらもう惚れ惚れするほどだ。

アッという間に準備万端整ったよ。

おいおい、ホーンセクションの6人は写真撮影する余裕ありかいな(BY山ピー・・・・笑)

予定よりも相当に早くスタンバイ完了。

特に一番もたつきやすいドラムセットに陣取るイーヤンはいつでもどこでも関心するくらいに素早い。

モニタースピーカー、アキちゃんのキーボード、エンちゃんのポジションは若干移動・・・。

ほぼ打ち合わせ通りに進行。

マサが一人一人から再度了解をとりスタッフへとアイコンタクト。

 

それではミキサーの指示にしたがいサウンドチェック。

ホーン隊が順々に音出し。

これが各メンバーのプレイだけで場が和んできちゃった。

それぞれに持ちネタがあって個性がよく出ているのだ。

セクシーで官能的なソロ、アニメソング、競馬のファンファーレ、映画のテーマまで飛び出した。

ベース、ギター、ボーカルとどんどん音がまとまっていく。

全てが万全な態勢に。

 

それでは遠慮なくいくぜい!

 

まずはアキ嬢がプログレッシブでスペイシーなシンセサイザーサウンドで、一種独特なる異空間を作り上げる

(彼女は何でも受け入れてくれるから調子にのったマサは無理難題をしょっちょう投げかけるんだけど、それら全てを軽くその場で仕上げてくれるんだよね。

その手腕は大袈裟ではなくゴッドハンドの如しだ!頼もしい。

このミステリアスなるSEも事前にスタジオで膨大なるシンセ内蔵音源からじっくりと時間をかけてセレクトしたもの)。

もう各自は本編へのプレイが待ちきれないというご様子。

マサがすかさずニシヤンらに手拍子でテンポのメッセージを送ると、それに便乗するかたちで歯切れのよいギターコードミュートカッティング、剃刀のごとき小刻みなハイハットで応える。

マサは大股開きでふてぶてしく会場中をゆっくりと見渡しながら、頃合いを見計らい会場後方から落ち着き払った声で華々しくナレーションを告げる。

「ハーイ!たいへん長らくお待たせいたしました。

いよいよはじまりますよ!

今か今かとお待ちかねの皆さん。そうですよね。

これから極上のステージをお届けして参りますよ。

もはやお馴染みの大所帯バンドが登場。

小樽のビッグイベントに今年も我々はやって来ました!

北国唯一無二の札幌発ブラスロックバンド!

ド迫力ホーンセクションの熱きサウンドを心ゆくまでドップリとご堪能ください!

メンバー一同この日この時この瞬間を心待ちにしていました!

それではヨロシク!THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY~!!」 

ジャストなタイミングで「オーケー!1・2・3~!!」(思い切りミキサーがリバーブを深めにかけてくれたよ!)

波状攻撃へ、火蓋が切って落とされました。

猪突猛進の狼煙を上げる「イントロダクション」。

さすが、この人数だけに勢いが桁違い。

プレイしている我々でさえ自分たちの音にエキサイトして、アドレナリンの噴出が止まらない。

普段はクールなイーヤンもスティックを手にスィッチが入ると、ドラム・ビーストに変身するのです。

その上、3年前の4月にマサが東京で観て来たCTAの土産話が相当に感動的だったらしくて、今だに刺激を受けている御様子。

如実にドラミングの随所にそのダニー・セラフィン成果が現れていますよ。!

イントロの爆音が飛び出した途端に、観客達がいっせいにステージ方向を注視しはじめた。

その中には、団扇やホイッスルを持った常連組が参戦。

手拍子や写真撮影にと勤しんでいます。

皆さん、この変拍子の連続やコロコロ変わる変態的なリズムに、よくもまあピッタリとあわせてくれますねえ・・・と舞台上から失礼ではありますがしばし見とれてしまいました。

もうどれだけの回数この曲をオープニングでプレイしてきたことでしょうか。

メンバー一同が愛してやまないじゃじゃ馬のような曲。

不思議と飽きがこないのさ。

その中でもこの日ほど迫力一杯の完成度を誇ったことはなかったのでは?!

出色の出来と自画自賛。

しかしメンバー全員あの少ないリハ期間で、よくもまあここまでガッチリと固めたものだ。

各自は多くを語らないけれどね。

モニター・スピーカーに左足を乗せて、マサが野獣のごとく吠える。

(実は最初のこのポージングで貼り付けていた虎の巻がビリビリに破れてしまった。

そこのところはどうにかこうにか切り抜けたけどね)

ニシヤンはアグレッシブなアクションを巻き起こす。

計算されつくした独特なるシャープな音色のギターが、イーヤンのタイトかつパワフルなドラミングに絡みつく(このギターは謎多き怪しいメーカーの貴重なる高級品。

コンディションも良好な光沢を放っていますが本人は詳細を決して語らず・・・・)

看板ともいえる6管によるホーンセクションのリフは、益々厚みを増してきましたね。

舞台両サイドからの弦楽器達による絶え間ない猛追。

後方サイドからは、ドラムが遠慮なしに音壁を構築しながらの進撃展開。

会場をまるごと覆いつくすかのような、キーボードの音色。

なんという高揚感であろうか。

鉄壁を誇るホーン・アンサンブルが嵐のごとく吹き荒れて、全体をリズム・セクションが引き締めるという構図が今回のおおまかなる課題。

さてさてライブの魔物はどこに潜んでいるのかな?・・・・今回は一体全体何を仕掛けてくるのか??

さあ、第一関門の地獄にガッシリと突入だ。

7月の反省点は見事にクリア。

手堅く突破した後に待ち受けていたのは、ブレイクによる一瞬の静寂。

デリケートなシンバルが奏でる残響音の余韻で幻想的なトーンを漂わせる。

切り込み隊長はいきなり山ピーちゃんによる、やや食い気味なトロンボーン・ソロ。

 彼は若干のブランクがあったから正直な話、不安要素てんこ盛りだったんだけど、それも取り越し苦労だったようです。

大した度胸の持ち主だ。

さすがに百戦錬磨の達人だからこそ成し得る技。

何事もなかったかのように涼しく振舞っていたよ(アキ嬢による縁の下の力持ちも忘れてはいけない)。

ここが山ピーちゃんの凄いところ。

なんと自宅に宿題として持ち帰り3つのコードで繰り広げられるソロ・パートを、極上のエモーショナル・ラインで纏め上げてきて披露したのだ!!

能あるタカは爪隠す!と、昔の人はうまいことを言ったモノだ。

ねえ、山ピー君よ!(2回目のスタジオリハ前にブレイク部分による拍数の謎を解明するべく独自でスコアを探しだしてきて見事に解明したのだそうですよ。

すさまじき探求心。

余談ながら山ピーはこの日、旭川から直接小樽入りしたのだよ。)

水先案内人に扮したアキちゃんはオルガンからピアノにチェンジして橋渡し。

マサによる流麗なる美しきオクターブベースに導かれての場面転換。

マサいわく「STAのバディ・リッチ」と言わしめた手数王から、リム・ショットに切り替えてのイーヤンが猛然と先導しつつ、お次は伊達男ファニーによるトランペット・ソロだ!

安定感抜群で、時折ヒステリックなハイノートなどもクールにヒットしてニンマリ。

バッキングによる強弱のサポートも効果覿面で・・・・・ホーン・セクションの音色が揺らめく中、鳥肌が立ちっぱなしだ。

もうこのあたりにたどりついた時点で会場中の空気は一変。

なにやら恐ろしいくらいに物凄いことがステージで起こっているぞ・・・てな感じでかぶりついている。

西やんは臨機応変、歪みからコーラスサウンドまでコンスタントに幅広く音色をエフェクターで器用に切り替える(ここはスタジオリハ時に取り決めたこと)。

そして第3の男、西やんのワイルドなギターが火を噴いた。

イーヤンに「もっともっとテンポアップを!」とジェスチャーで煽り続ける。

ホーン隊もサッと花道を作ることを決して忘れない。

映画「十戒」での海が割れるシーンを彷彿とさせるくらいに神々しい。

いきなり過激なハーモニクスを導入部分に最前列へ一気呵成に飛び出して、益々進化したソロを、これでもかあ!と言うくらいにぶちかます(よくもまあチューニングが狂わないねえ)。ただひたすらにエキセントリック(と後方に陣取っていたアキちゃんが評していたよ)。

序盤はテリー・キャスに敬意を表して、ラインを再現。

へヴィーなサウンドは、これだけにとどまらずフィードバックにより加速。

音数がドンドンと増していき、とどまることを知りません。

身をのけぞらせてイナバウアー・アクション。

チョーキングなどを交える際にはギターを激しく揺さぶって身をよじる。

あれだけのプレイだけでも引き攣るところなのに、ビジュアル面も大きい。

そして遂にテリー・キャスのギター・ソロをほぼ忠実にコピーしちゃったんじゃあないのかい!?

ビブラート、グリッサンドに至るまでね。

極めつけは第2期JBG時代のコージー・パウエル直伝によるイーヤンが、力漲る究極の稲妻フィルインで拍手喝采。

サンキュー!

いつもは沈着冷静なるイーヤンもノリノリな様子で、このヒトトキを満喫している様子。

大歓声が沸く中で、すっかりと脳天ヒューズはスパークしちゃったみたいだ。

いくつもの修羅場を潜り抜けてきたからこその、説得力漲る支柱だ。

エンディングにおけるベルトーンも、アキちゃん渾身の1音を筆頭にニシヤンへと見事な連携で繋がった。

更にはミキティ嬢からホーンセクションへと渡る流れへ。

ここで繰り出した西やん入魂のピッキングがジミヘンのようにウォームで破壊力があって戦慄が走りました。

これぞまさしくロックの原石。

いかなるアクロバティックなテクニックをひけらかすよりも、「ギュウイ~ン!」一発でひれ伏させるほどの衝撃と説得力。

マサが右手を頭上に掲げてピート・タウンジェント風にグルグルと何度も素早く回転。

メンバー達と呼吸合わせて、雷鳴のような怒涛の連打をスリリングに交えてジャンプ一閃フィニッシュ。

 

以前、ASの女傑ミキティいわく「マサと西やんは何かにとりつかれているようだった」とのコメントを述べていました。

ところで先述のステージに潜む魔物はいやらしく出没していたのだ。

マサがスタッフに手渡していたボーカル用ワイヤレス受信機。

いつもながら邪魔にならない機材の上に設置されるのだけど、今回は何故だかマサの足元に。

しかも電源プラグもご丁寧に並べてね。

これがゴツンゴツンとブーツに当たる。

で、結局はコンセントから抜け落ちてしまった。

ボーカルが出なくなったので慌ててマサはプラグを差し込む。

これがブカブカの差込口・・・・ああ、あれじゃあちょっとあたっただけで抜けちゃうよ・・・・(´;ω;`)

棒立ちのベーシストならば何のトラブルも起きなんだけどね。

そんな生やさしいことでは解決できないくらいに強烈だった。

恐ろしい・・・・・

瞬時に対応したから、全然ノープロブレムだったけどね(笑)

その悲惨な光景に我慢ができなくなったマサは、その鬱憤をそれからのステージングに注ぎ込んだ。

あちこちのお客さん達から「大変だったねえ・・・」と同情のコメントをいただきました。

ありがたいことだね。

涙が出てちゃう(アタックNO、1風)

マサはMCも兼任。

「え~唐突ではありますが、アニメ鬼滅の刃の人気が凄まじいですね。

というわけで、今日の俺のシャツは竈門炭治郎カラーのヒョウ柄ヴァージョンです。」

これが思いのほかバカ受けしてこっちがビックリ。

追い打ちをかけるように麗しのアッキーちゃんが、タイミングを見計らってシンセによる秘密兵器で拍手と歓声を演出する。

「いやいや、単なるこじつけなんだけどね(笑)

そんなわけでして・・・・・ハハハハハ!!

HEY!!改めまして、the sapporo transit authorityです!

こんにちは!!

WOW!!!(ここでドラムとギターが効果音を発したんだけど、アキちゃんが再びシンセで大歓声を演出した。

我ながらビックリしたよ。ダチョウ倶楽部ではないけど・・・・聞いてないよ~!

でもこういうの素敵さ。もっとドンドンとやってね!!)

おお!!でもこういう風にあまり煽っちゃあいけないんだよね。

まあ、俺らは、なんでもウエルカムだからね。

こんな調子で・・・・・ええっと・・・・大丈夫かあ??

ステージには魔物が潜んでいるってね、よく言うんだ。いくらスタジオで念入りにリハを行っていても本番ではこういうことがおきるんだなあ。

去年から今年にかけてあちこちのイベントが立て続けに中止なんだよね。

今年も、世の中は相変わらず不穏な状況が続いています。

やっと最近、明るい兆しが見えてきたけどね。

我々どこでやっても浮きまくりのバンドだけど、知っている人は知っている、知らない人はぶっ飛んじゃうくらいに頑固一徹ブラスロックで16年間突き進んできました。

今日は素晴らしいニューフェイスや懐かしいメンバー、衝撃のゲストなどが加わって11人編成で元気いっぱいに暴れまくりたいと思います。

残り時間の最後まで思いっきり楽しんでいってください、よろしく~!!

NEXT NUNBER・・・・ALLRIGHT?ALLRIGHT??MAKE ME SMILE !!!!」

(1・2・3・4!)

ジャスト・タイミングから、マサによる軽快な4カウントが即座に空間を打ち破る。

 この曲もドテッパラに炸裂する一撃が狂おしいくらいに激しく、やはりイントロが常に豹変、それでいてごり押し感なくスッキリとスマートにまとまっているところがやたらと発揮されていて痺れます。

 実はね、この曲、小樽でSTAがライブのたび、会場にいる外国人の方達から「MAKE ME SMILE !」とリクエストされていたのですよ。

 あちらサイドのほうにめっぽうウケがいいみたい。(この日は残念ながらいなかったけど・・・・)

 でもいろいろとややこしい事情があってしばらくお蔵入りしていたんだけど、最近はめでたくそれも解除されて徐々に日の目をみてきたというわけ。

でも再度取り組むからにはグレードアップは常識。

みっともない不協和音も晴れて排除され、STA流の果てしなき無き王道ともいえるパーフェクトな曲になったよね。

めでたしだ。

 最近のS・T・Aはけっこう、こいつに馴染んできたよ(山ピーちゃんにとっては鬼門かな!?だってトロンボーン・プレイヤーが作った曲だからね)。

 この曲でもリード・ボーカルはマサ。

最近トライ中なんだよ。苦労しました。

マサはユラユラと腰振りダンスで観客を誘惑?挑発??。

 は、ここでも、相変わらず虎視眈々と大奮闘。

 血沸き、肉踊る現象とはまさにこのこと。

 各メンバー達は多方面の分野にまたがって八面六臂のフル稼働。

ダンディーなエンちゃんは、なかなか堂に入ったプレイスタイルで男ならではの色香をタップリと漂わせて吹き込む。

真横で負けじとマッキーもハイノートヒッター。これにはミキティ、毎度のごとく戦慄を覚えるのだとか。

6管という編成だけでも贅沢すぎるのに、ご両人とも全くタイプの異なるプレイヤーゆえに面白い化学反応がしょっちゅう勃発するものだからたまらないよ。

 ホーンによるバッキングは疾走感の塊のようなブラスロック代名詞をはかる。

エンディングではニシヤンによるトリッキーなる16フュージョン仕込みの速射砲ピッキング・ギター・ソロ(アキちゃんが特に好きなところ)。

 ニシヤンのギター音って大きいんだけど、ちっとも耳障りだったりうるさく感じたりしないんだよね。

これってやっぱり巧みなる音作りだ。

 ブラス隊による緻密に構築されたアレンジの妙が、更なる完成度と緊張感を増幅させつつも第1楽章を終了(本来ならば全部で7楽章なのだ)。

 フェイドアウト部分は入念にスタジオで打ち合わせたとおり、メドレーで第7楽章へ連結。

ああ・・・・こういうタイプの曲を演奏するたびにコーラスとパーカッションプレイヤーが欲しいよう・・・・・と、しみじみ心から思うよ。

最終楽章は1分少々の「愛は限りなく」だ。

初めて聞いた人達ならば誰もが口々に「なんじゃ、こりゃあ!!」と思わず驚愕の雄叫びをあげちゃう拷問のような、それでいて癖になるアート・ロック。

地響きのごときボトムサウンドを打ち砕くようなイーヤンのフィルインでメインテーマに戻り、想像もつかないくらいのマーチへ一丸となって渾身のプレイ。

気を抜く暇を全く与えてくれない、ひじょうにやりがいのある曲。

最後の1音に到達して終えると、観客達は一瞬我を忘れていたのか無反応状態。

一息入れてから拍手が。

どこからともなく「おいおい、なんまら難しそうだなあ・・・・」という声が聞こえてきた。そうなのです、難しいのですよ(笑)。

大役をこなしきった清々しきメンバー達の満足そうな表情がどことなく誇らしげだ。

だってまともに演奏できるメンバーが、過去に全然いなかったものでね・・・・。

 

****ここまでが前半戦。スタミナの配分が大変さ。

ちょっと目測を誤ると、どうやったって身が持たない。

マサによる2度目のMCが始まる。でもそれはPART,2のライブレポートまでお預けさ!!****

 

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suits(chicago)

2021-10-10 21:54:00 | CHICAGO

背広は、主として男性用の上着で、折襟やテーラードカラーと呼ばれる襟を持ち、着丈が腰丈のもの。また、この上着と共布のスラックスからなる一揃いのスーツのこと。スーツの場合は、ウェストコートやベストなどと呼ばれる共布のチョッキを加えるものもある。 ウィキペディア

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2021年、矢沢永吉コンサートツアーグッズ!

2021-10-10 21:44:07 | free form space

お土産もらった!
よろしく🎶‼️🤠❣️

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parent&child(chicago)

2021-10-10 07:50:12 | CHICAGO

「親子」という語は父母と子の関係を意味する語であるが、生みの親と子の血縁的な関係だけでなく、養親養子の関係も指す

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VOL,182 FRIENDS LIVE59 In 小樽GOLDSTONE(アンクル・キャッツ編)

2021-10-10 01:54:38 | Live Set List

****さてさていよいよオオトリ!時間の流れが速い。

アッという間の出来事だ。

日も短くなってきたけどムードは満点さ!!30分の押しだけど、さあ、覚悟して臨むようにね****

 

6、20:40~21:10

会場に流れているBGMは「ZARD」

お次に控えしは札幌からの出演バンドで

「アンクル・キャッツ」

彼らとSTAが対バンを組むのは今年春の「4月サンデー・ミュージック・プログラム小樽ビール園」以来だね。

すっかりとSTA界隈では常連組。

まあ、いずれにしても、百戦錬磨のツワモノたちだ。

男性5人プラスおなじみの引っ張りだこミーさん(先のフルコースに引き続き)がキーボード参加での6人組み。

S・T・Aのリブレーション企画を中心に、ほとんどファミリーのようなバンド(去年9月での浅草橋屋外特設ステージ、今年2月の小樽・雪明りの路ライブイベントも含めてね)。

メンバーを一部入れ替えての、新生アンクル・キャッツとして華麗に登場!

そうそう、一昨年の前半には江別市民会館でもタイバンをやったよね。

顔見知りがいるということは心強いものだ。

 

メンバー紹介をします・・・・・・

リーダーのフクさんは以前の小樽屋外ではブルーカラーのストラトタイプ・ギターで現れたり、COOLZのサンバースト・テレキャスターを使用(ローズ指板。ストラップは黒のフェンダー)したり、ミュージックマンを使用(ローズ指板)したりギターコレクターの様相を呈していますな。そして、な、な、なんとESPのホライゾンⅢも持っているんだってさあ!(ブラック・ボディ。ローズ指。ピックアップはセイモアダンカンのHーH)。一体全体この人は何本のギターを所有しているのか今度ジックリ聞いてみようっと!

しかも、どれもこれもが渋い高級なものばかりだしね。

今回もまたまた謎の赤いストラトシェイプギターを持参してきました(メイプル指板。コーラスも担当)。

何かとフクダさんはリーダーとして多忙なのだ。

アンクルキャッツ・ロゴ入りの黄色いTシャツを着用していました。

ベース&コーラスのムッちゃんはもちろん長年の愛器ミュージックマン・スターリングを持参(ナチュラルボディカラー。ローズ指板)。

ロングヘアを後ろでくくっての熱演。

彼も自らデザインした(これが本職)アンクルキャッツのロゴを右胸にプリントした黒Tシャツを着用。

超売れっ子のムッチャン。

なんと現在では4つのバンドを掛け持ちしているのだそうですよ。

まだまだ増えたりしてね!人気者はつらいよ。

タメの効いたバックビートが評判のマコトちゃんはニューフェイス・ドラマー。

先述のキーボード(ヤマハのMODX7)&コーラスは一番新しいメンバーの紅一点ミーちゃん。

茶髪のロングヘアがキュートでチャーミングなコケティッシュ・レディ。

そして花束持参の追っかけファンが続出のカリスマ・ヴォーカルには神々しきフミオ君!。

この日も熱狂的な女性ファンが駆け付けて、写真撮影に没頭していました(私もお手伝いさせられちゃったさあ・・・・・)

今回も着替えとメイクをバッチリと施し、ステージに堂々君臨していました。

ライブのたびに自身でのテーマを掲げてカラーリングを決めています。

それも一つの醍醐味だ。で、今回は白とシルバーで統一。

煌びやかな装いでひと際目を引いていたよ(写真参照)。

着替えた場所はすぐにわかったよ・・・・だって羽が散乱していたもんね(笑)

そして皆、食い入るようにかぶりつきで聞き入っていたよ。

もう一人のギタリストはエレキダくん。

愛妻によるお手製の金色スパンコールシャツがまぶしいくらいに輝いている。

黒いメッシュのテンガロンハットも着用。

エレキダくん使用のギターはトレードマークともいえるフェンダー・ストラトキャスター3シングルピックアップ。

ブラウンサンバーストボディカラー、ローズ指板仕様。

ちなみにフクさん&エレキダ君共に布製フェンダー・ストラップを装着。

 

開演前、マサは直接ステージ上のフミオくんのところにまで駆け寄って激励。

律儀に深々と一礼を返してくれました。

さっすが一流のエンターテイナー。

お客様は神様だもんね。

 

バンドからのありがたきメッセージです

「結成10年の歴史あるバンドです!

数々のメンバーチェンジを行い現在6名体制です!年号が令和に変わりアンクルもドラマーが変わりました!

昭和歌謡曲をロック風にアレンジしたり、ジャンルにとらわれず自分たちの好きな曲を演奏して、心機一転マイペースに活動していきます

決してカヴァー・バンドではありません。

不安も少々ありますが、それよりもアンクルの新しい音にご期待ください!

これからは積極的に洋楽へも着手していく所存であります。」

 

バンドの入れ替えと換気、セッティングには20分もの持ち時間が設けられていますので十分に余裕があります。

サウンドチェックも無事に終えて準備万端整いました。

さあ、そろそろ参りましょうか!!

ナイスガイのフミオくんがMCも兼任。

その一種独特なトークをご堪能あれ。

癖になること超請け合い。

「はい、アンクル・キャッツといいます。よろしくお願いいたします。

パッパといきますね。

オープニングナンバーは・・・・・・唇よ、熱く君を語れ」

(渡辺真知子7作目のシングル。1980年1月21日に発売。オリコン週間チャートでは4位を記録。アルバム「LIBRA」に収録。化粧品のコマーシャルソングに起用されて大ヒットしましたよね!)

アップテンポでリズミックなミューミュージックの傑作。

全身全霊を込めて大熱演のムッチャンは、ベースがグルーヴィーなラインを描いていてとってもナイスだよ。

絶妙のバッキング・アクションをこれでもかあというくらいに見せつけてくれる。

これを聞くのは4度目。

良いものは何度聞いても良いのだ。

改めてアンクルの引き出しの多さには驚愕だ。

フクさんのギターソロも相変わらず凄いなあ・・・・。

切なき乙女心を歌わせたらフミオくんの右に出る男性はなかなか札幌界隈では存在しないでしょう。

思わず聞き惚れてしまいますね。

感情込めて手の平を上げ頭上をウットリと見上げながらも、唯一無二の歌唱力を誇るストロング・ヴォイス・フミオくんの真骨頂。

コードカッティングに乗って、ありとあらゆるエモーショナルな極上のテクニックを、序盤から惜しげもなく披露。

 

「改めまして・・・・アンクルキャッツです。では次の曲をお届けしたいと思います。

中森明菜さんの北ウィングという曲を歌わせてもらいます・・・・・・・・」

(黄金期7枚目のシングルとして1984年1月1日にリリースされた。数多くの賞を受賞。

アルバム「アニヴァーサリー」に収録。4分39秒。オリコンチャート週間2位を記録。以上ウィキペディアより引用)

伝説の昭和歌姫をカバー。

マコトちゃんのスティックによるカウントから爆音轟かせてストレートなビートに乗ってのドラミング。

アンクル・キャッツは骨太で男気溢れるサウンドにアレンジしているようです。

80年代にこれだけ貫禄に満ち溢れた歌謡ロックが存在していたなんて驚きだ。

今、改めて聴いてみてもメチャクチャにかっこいいね。

全体的にタイトで抑え気味のグルーヴ・メイクが、的確に壮大なる音絵巻を構築。

ドラマティックに観客を引き込む、とても完成度の高い入魂の一作。

有り余る才能をフルに導入した展開は絶品。

今までとは全くタイプの異なる楽曲の特性を生かしつつも、バックとのアンサンブル・コンビネーションも秀逸。

フクダさんの目を見張るようなギターソロが、天空を自由自在に駆け巡る「ギュィ~ン!!」

うねりまくりのベース・ソロも、すこぶるこなれてきたところは特筆すべき点。

ムッちゃんは、エフェクターを最大限に駆使して盛り立てる。

オクターブを勢いよく上昇するフミオくんの悩殺ボーカル・スタイルに皆が釘付け。

序盤はやや抑え気味に囁きヴォイス・・・・徐々に盛りあがりをみせながらも、抑揚のつけ方が鋭いくらいに安定感抜群。

一切のふらつきが見当たらないんだもんなあ。

一体全体、どこまで伸びやかな声が出るんだ。

あまりにも上手くてただただ羨ましくなっちゃうよ。

 

「ありがとうございます!(フクさんと目がさりげなく合っての打ち合わせ)

あ~え~とですねえ、普段からこのように歌謡曲を中心に披露しています。

たまたま来週有りがたいことにエイベッツ・バンド・カーニバルにもお誘いいただきました。

このような告知用チラシも出来上がっています。

こんな感じのバンドではありますが、もしよろしかったらお誘いあわせの上で来てくれたらうれしいです。

よろしくお願いいたします!

それでは次の曲です・・・・・・限界突破Xサバイバー」

3曲目は氷川きよしでとどめを刺すという心憎い演出。

2017年リリースのアルバム「PAPILLON-ボヘミアン・ラプソディ」に収録。

オリコン週間チャート3位を記録。

日本レコード大賞作曲賞受賞。

31枚目のシングル。

テレビアニメ「ドラゴンボール超」2期のオープニングテーマ。

氷川自身も新境地開拓のきっかけとなった記念碑的作品。

「新しいドアを開けることができた!」とのこと。

それまでのコテコテな演歌カテゴリーも、一気に払拭して激しきビジュアル系に大変身。

定番中の定番。最早会場内は興奮の坩堝と化しています。

これを嬉々として取り上げてみせてくれる不敵なるフミオくん、恐るべし。

魂の絶唱スタイルに豹変。

ミーちゃんとのゴージャスすぎるツイン・ボーカルというサプライズ付き。

彼の好みの一端が垣間見れた瞬間でもあるね。

この手は文句なしに好きそうだもんなあ。(笑)

ムッチャンもここではフィンガーからフラットピッキングに奏法をチェンジするという拘り具合を見せる。

 

「たまには、こういうのもやります。

シャウトのところはちょっとすみませんでした・・・・・。」

なにやらバックのメンバーたちが再度打ち合わせをし始めた。

「ちょっと準備中・・・・微調整があるとのことですので、少しだけお時間をください・・・・・まあ、うちのバンドはゴチャゴチャとこういう感じなんです。

(と、ここでドリンクをグィッと一飲み。ノドのケアはとても大切。ボーカリストの命)

札幌でオヤジバンドとして活動しています。

歌謡曲から洋楽までを取り入れているのがうちの特色です。

ぜひとも我々の歌謡ロックを最後まで聞いていってください。

あの~さっきは皆さんがサビの部分を一緒になって合唱してくれたおかげで、何とか歌いきれました。

ワーワーという曲調ばかり続くと必死になっちゃう。

そうするとこの後、何もできなくなるので再びスローな作品を・・・・・しばらくやっていないんだけどヤケクソで・・・・・・誰か水割りを飲んでいる人はいますか~~!?・・・・・堀江淳さんの曲でメモリー・グラスという曲をお送りしたいと思います!」

遂に飛び出した!

1981年4月21日発売。

アルバム「硝子通り」に収録。

週間オリコンチャートでは堂々の3位を記録。

北海道は苫小牧市が生んだ往年のシンガーソングライター衝撃的デビューヒット曲であり代表作・・・・!

中性的な容姿と声質がフミオくんのキャラクターにもジャスト・フィット。

全くの違和感もなくフミオくんのオリジナルに聞こえちゃうほど自然に馴染んでいるよ。

正にベスト・セレクションの極致だ。

官能的なギターの旋律も印象的。

リニューアルしたばかりのアンクルが神聖なるトリビュートとして、特別に組み込んだようです。

どんなジャンルでも(演歌、民謡からロックに至るまで)、己のものとして完全吸収消化して歌いこなすフミオくんならでは。

今後も要注目の貴重なる個性派シンガーです。

意外にもアンクル・キャッツに、曲もスムーズに溶け込んでいて熱く胸を打つ。

 

「次は・・・・え~と、これとてもしんどい曲で、今日はやりたくなかったんだけど、メンバー会議で決定して演奏することになって(笑)・・・歌います。

サビの部分でギャランドウと言ってくれたらとても助かります・・・・・決して強制はしませんけど・・・・・心あるお方がいらっしゃいましたらよろしくお願いいたします・・・・(西城秀樹)」

1983年2月1日にリリースされた44枚目のシングル。

アルバム「イッツ・ユー」に収録。

オリコン週間チャートでは14位を最高ランク。

ジャパニーズ・ダンサンブル・ロック系バンドの名曲。

オーディエンスはネオンスティックを頭上左右に振りつつもダンシング。

すっかり道内のライブ・イベントでは、名物化するほどに浸透した感ありです(笑)。

ミーちゃんと交互にタイトルを歌う激しき箇所には大注目。

相乗効果が発揮されていて、エキサイティングなほどに感動的だ。

フクさんのトリッキーなナチュラルトーンによるアーミング・リックを絡めたギター・ソロに鳥肌が立つ。

普段のニコヤカなる佇まいとは一閃を画すほどに、貫禄タップリで思わず引き込まれてしまいます。

それにしても今でもあのスーパー・アイドルだった西城秀樹さんが故人だなんて信じられないよ・・・。

新御三家の中では一番に情熱的な先駆者。

ワイルドなタフガイを誇っていたのにさあ。

そういえば最近よくテレビなどで西城秀樹さんの特番が放送されているね。

デビュー50周年なんだよ。

やっぱりかっこいい。

何から何までファッショナブルで憧れの兄貴的な存在だ。

「ギャルとドウでギャランドウなんだそうです。

何がドウなんだか、よく意味がわからないけど(表情一つ変えないで語るんだから一気に会場中が大爆笑)」

こういうさりげないお茶目な振る舞いがこれまた嫌味がなくって愉快痛快だ。

計算されつくしたトークならば、したたかなるフミオ君は恐るべしだ。

 

せっかくなのでここから数曲は、過去にアンクルキャッツが他のライブで披露したものを交えたレポートを特別に公開!!

 

「次はうちのテーマ・ソング的な曲をお送りしたいと思います。一応カバー曲なのですがあまり知られていないので勝手にオリジナルと言っています。もしよろしければ手拍子しながら聞いてください・・・・サジタリアス・アクエリアス(中嶋優貴)」

ジャパニーズ・へヴィー・メタル・バンドその名も「へヴィー・メタル・アーミー」改め「イースタン・オービット」のリーダー&キーボーディストの中嶋氏は札幌出身の超絶技巧派プレイヤー。

その彼のペンによる、様式美産業プログレッシブ・ロックがこれ。

ムッちゃんによる重厚なるツーフィンガー&サムピッキングによるベース・チョッパーソロから、トリッキーなワウ・ペダルを絡めたギター・ソロ、そしてキーボード・ソロにバトンを渡す。

マコトちゃんによる、ボトム・ラインの特徴ある刻みは雰囲気抜群。

 

「今の曲って星座がテーマなの?

いて座?みずがめ座?

メンバーの中にその星座の人がいるの?

誰もいないの?・・・あ!?何を偉そうに言ってるんだろうね(笑)。

時間があまりないの?

それではここから28年ほどさかのぼって1983年。

古き良き時代の懐かしい気持ちに浸ってもらいましょう!

我々は高年齢バンドゆえに、ゆっくりとした曲を挟まないと後が持ちません(笑)

次は岩崎宏美さんで家路という曲をお届けしたいと思います・・・・あ!わかりますか?(笑)

その世代の方々ならおわかりいただけると思います・・・・・」

このバンドのセットリストは全て把握しているんだけど、やっぱり何度体験しても聞き応え、見応えがあります。

この曲を聞くのは初めてのような気がする。

岩崎宏美32枚目のシングル。

1983年8月21日リリース。第25回日本レコード大賞・金賞

週間オリコンチャートでは4位を記録。日本テレビ系「火曜サスペンス劇場」主題歌。

フミオくんの声域はいつ聞いても脅威的で常に後光が射しています。

妖艶なる振り付けも、悩ましげに決めてくれます。

しなやかな舞いを繰り広げるフミオくんのストールから床へと零れ落ちる数枚の羽も、緻密に計算された演出のよう。

捲くし立てるようなパワフル・ボーカルのパートをフューチャーしつつも見事にクリア。

起承転結の構成もお見事。

そして畳み掛けるようにエンディング。

もうこの辺に達した頃には、フミオ・ワールドも全開で嬉々としての熱唱。

ソロコンサートの様相を呈しています。

ディナーショーみたいだよ。

今回のフミオくんは先述のとおり、全身、白とシルバーを貴重とした美しきファッション!

帽子から、ジャケット、パンツ、手袋に至るまで、どこをとってもキンキラリンの白銀で統一です!!

白いストールのヒラヒラを1ポイント追加ですこぶるオシャレ。

ちょっと彼はほろ酔い加減だけど、艶やかなるいでたち。

ここ最近は黒、青だったけど今回はまばゆいほどの光沢で勝負を賭けてきたな。

マサが以前にオリジナリティ溢れる衣装についてコメントした事でそうとう刺激を受け奮起したらしくて(!)超が付くほどに更なるド派手なスパンコール仕立てでまとめてきてくれたようです。

いやはやなんとも、御見逸れしました!

コスチューム・シリーズの総結集だ

もちろん衣装は全てフミオくんによる完全なるお手製。

一針、一針丹精込めて縫い上げながら製作しているとのこと。

ボイス・トレーニングと並行して、ビジュアル面にも徹底的に突き詰める生真面目でストイックな男であります

心なしか、見るたびにドンドンとバリエーションが膨らんでいっているような気がするんだけどなあ。

当然それも大歓迎さ。

 

心憎き洋楽の究極スタンダード「ヴィーナス」

もう下手な説明や屁理屈なんか一切不要。

オランダのショッキング・ブルーのロックスタンダードナンバーさ。

1969年発表のアルバム「アット・ホーム」に収録。1970年2月7日のアメリカ・ビルボード誌において週間ランキング1位を獲得した。

イントロの歯切れ良くも心地よい乾いたギターによるコード・カッティング一発ですでに掴みはオーケー!

皆、ノリノリでリズムに便乗して安らいでいるよ。

「ずんずんドッコ、ずんずんドッコ!」のアクセントがなまらユニーク。

BS12「カセットテープ・ミュージック」でも、そこの部分をクローズアップして解説していたっけなあ。

通常時ならば、すでにグチャグチャに踊り狂ってダンスホールのようなイモ洗い状態と化していたことでしょうよ。

しごく残念無念・・・・。

アンクルが洋楽を取り入れるのなんて久しぶりでないかい?

去年の9月は全曲が邦楽だったもんね。

受けちゃえばなんだっていいんだけど。

しかし、アンクルのレパートリーの豊富さには今更ながらだけども脱帽だ。

そのライブイベントの趣旨、対バン、オーディエンス、会場の雰囲気、出演順番に応じてセットリストを綿密に組んでいる模様。

だからそのつどガラッと様変わり。

いざ蓋を開けるまでは何が飛び出すかわからない、万華鏡の様相を呈しています。

その上、現在もレパートリーをどん欲に増やし続けているし。

なんたるアグレッシブさ。

心底に敬服しちゃうよ。

基本的にバンドとはこうありたいものですなあ。

何度見ても勉強になるお手本のよう。

 

「六本木ララバイ」(ぴか一のエモーショナルなシンガー内藤やす子がオリジナル)

2001年リリース。

アルバム「スーパー・ヴァリュー」に収録。

昭和テイストぷんぷんに強烈なミディアム・テンポの旋律を放っている。

温故知新。

懐かしき情景がふと脳裏をかすめてゆく。

ちなみに内藤やす子さんはジミヘンのファンなのですよ。

ミーさんが控えめながらも的確にバッキングで奏でるハモンド・オルガンの音色が効果覿面。

非常に良い仕事をしていますなあ。

フミオくんは意識的なのか、偶然なのかセットリストはいつも男女ボーカルをある程度交互にこなしている。

キーの広さは異常でないかい!?日頃の鍛錬がものをいう。

次に何が飛び出すのか楽しみでワクワクときめいちゃうよん。

 

「ありがとうございます。

昨今流行っている昭和歌謡路線。

それでもいいなあと思っていただけたら幸いであります。

僕はこのバンドには10年くらい前に加入しました。キッカケはベンチャーズ。

自分が居酒屋で歌っていたら、リーダーのフクさんに声をかけられました。

最初は、何言ってんだ、この酔っ払いは!?と思いましたよ。(笑)

それからは7~8年くらい色々なところでバンド活動しています。

何でも歌えるのが自分の特徴かな。

演歌や民謡も女性のキーで歌えます。

若干の調整はしていますが。

残り時間は少ないですけど、まだまだ頑張って歌いますのでよろしくお願いします。

ゴールドフィンガー’99(郷ひろみ)」

76枚目(!!)のシングル。1999年7月23日に発売。

アルバム「ザ・ゴールドシンガー 恋のハレルヤ大作戦~ミッション・コード・イズ’’G''~」に収録。

オリコン週間チャートでは13位を記録。

実はこの曲、ラテン系リッキー・マーティンの「リヴィン・ラ・ヴィダ・ロカ」を日本語歌詞にのせたもの。

郷ひろみにとっても3番目の大ヒットになった。

「アチチアチ!」と連呼するパートは郷自身のアイディア。

印象深くてインパクト絶大だもんなあ。

フミオ君はこのような男性フェロモン全開のキレッキレなナンバーも余裕綽綽でお手のもの。

涼しい表情で難なくこなす粋な奴だ。(先にも書いたけど、ライブ会場で会うと必ず深々とお辞儀して挨拶に来てくれる律儀な面もあるのだよ)

ムッチャンはあまりにも激しいアクションを繰り広げたものだから汗だく。

白い手ぬぐいで曲間は絶えず顔をゴシゴシと拭いている。

すこぶる重労働だもんなあ。

 

「このメンバーでこれをやるのは初めてですよ。」

ダメ押しとばかりに「六本木心中」

シンセサイザーによる、あの有名なる幻想的フレーズからスタート。

1・2・3・4!!

脳天直下の波状攻撃

そうなのですよ・・・アン・ルイスがアイドルという枠組みから脱却するキッカケにもなった楽曲。

歌謡界を軽く超越するほどの勢いにのって、ジャパニーズ・ロッククィーンの称号を欲しいままにした決定打。

それをフミオくんの持ち味でもあるミステリアス・キャラと男臭いセクシーさが、激しくも情熱的に合流してメラメラ燃え上がっているような迫力で一気に聞かせてくれます。

これで益々、知名度が広がったことでしょう。

フクさん&ミーちゃんのコーラスもさりげなく絡んでいる。

ここで先の女性ファンがもう我慢の限界。

居ても立ってもいられなくなり「踊るからね~!!」と

凄まじきダンサーの本領発揮。

お客さんは今回持参してきたセンスでパタパタと仰いでいました。

他にもいつもならば仲良く対バンで出演を楽しんでいるミュージシャンたちが、かなりの人数で訪れていました。

アンクル・キャッツは新しいレパートリーが目白押しで嬉しき裏切り行為。

個人的にもご機嫌。

この状況を後部座席で見つめていた女性客の方がマサに「まるで外国のようですね・・・」とビックリしていました。

 

「力一杯に歌ってみたいと思います。これまたしんどいんだけど、どうしよう・・・・本当マジに・・・・星闘士星矢の曲・・・・ペガサス幻想(メイク・アップ)

ではまたサビの部分でセイント星矢!と一緒に叫んでみてください。別に強制はしませんけどね・・・・・」

コアなアニメーション・ファンにとってのアンセムともいえる金字塔。

最もロック・バンドにカバーされる比率の高い人気アニメ・ソングなのは、一聴しただけで納得であります。

衰え知らずの強靭なるフミオくんの、一種独特なるパフォーマンスに誰もが目を奪われっぱなし。

常にスポットライトが当たります。

いやはやなんとも大した男だ。

それなのに決して天狗にならないし。

基本はロックライブ、そしてミュージカル風にも。

ある時には宝塚風、またある時は演劇風とカメレオンのようにコロコロ様代わり。

フミオくんは数多くの顔を持っていて、その一つ一つを懇切丁寧パーフェクトに演じきりました。

熱気を帯び始めてノリノリな勢いが増してきた。

 

鮮やかにキラキラピカピカと光輝く衣装が、綺麗な彩を添えるフミオくんは淡々とMCもこなす。

熱烈な歌唱とクールな佇まいでのMCとのギャップが微笑ましくてたまりませんなあ!

「今日はありがとうございました。

喜んでいただけたでしょうか?昭和歌謡なんですが・・・・。

あんまり好きじゃあないですよね??!!そのまま、タッタカタッタカと続けさせていただきました・・・・

ところで、和気藹々なステージもそろそろ終了です。

早いものでもう最後の曲・・・・・もう少しお付き合いください・・・・・・

さてさてうちのバンドは昭和の曲が中心なのですが、これは平成の作品。

ナイアガラ~マリリン・モンローの伝説~(KANA)という曲をお送りします。」

2009年5月20日リリース。すぎもとバンドのコーラス嬢カナ嬢のソロデビュー作であり代表作。

ポップでロックテイストの切れ味鋭い歌唱力と、ハスキーで響きのよいカナの声質はとっても魅力的。

長年カラオケの定番ソングでもある。

締めくくりにはもってこいですね。

老若男女に今でも人気の、この日アンクルにとっては1番気迫のこもった圧巻ソング。

多分これはフミオ君お気に入りでのリクエストなんじゃないかい。

そんなこんなでとりあえず、アンクルは一気呵成に演奏開始!

キーボードの絡み具合が半端ない。

ディスコティック・ダンサンブル・ハードロック系の懐かしき永遠の名曲。

なんのなんの、本人は前述のとおり謙遜しているけれども、グイグイと魅力全開のフミオくんが発する煌びやかなるオーラは、誰もが一度でも触れた途端、虜になること受けあいさ。

やっぱり只者ではない。

いつどんな時にでも腰の低い好男子。

「タナカく~ん!!(フミオくんの苗字)」

あちこちから彼に対する熱烈なるラブコールが飛び交う。

相変わらず張りのあるクリア・ヴォイスにウットリとしちゃうよ。

決めのタイトルパートコールでは、後方観客席からナイスなタイミングで合の手が入る。

ポーカー・フェイスのムッちゃんによる重量感たっぷりのベースラインと華麗なるコーラスも雰囲気抜群・・・・・実はここが肝なのだ。

バンドマン達の振り付けやジェスチャーもバカ受けで絶好調。

でも何をやってもへヴィーメタリック・ヴァージョンっぽくなっちゃうところは恐ろしき脅威のパフォーマーだ。

 

「あの~申し訳ないんだけど、早いものでもうライブは終わっちゃったんです・・・・」「ええええ!!!????(笑)」「もういいやあ、って言われるよりは、えええええ!!???と言われるほうがいいね。(爆笑)・・・・・

光栄なことに感無量の極致であります。嬉しいですよ。

またどこかでお会いできる機会があれば、気軽に声をかけてください。

よろしくお願いいたします。

イベントに声がかかれば図々しく参加させていただきたいと思います。」とすこぶる行儀の良いフミオくんでした。

 

当然、後片付けを済ませてステージを去ろうとするフミオ君に暖かい拍手が送られていました。

これにて無事全ての工程を終え、満足気に楽屋へ意気揚々と引き上げていくアンクル・キャッツでした。

それと入れ替わりに主催最高責任者の彦ちゃんがマイクを手に現れた。

無事にイベントを終えられたことに対しての感謝コメント。

通用口床のあちこちに、名物の白い羽を発見したよ・・・・・・。熱気の名残、名誉の痕跡だね・・・・・。

この羽を髭に見立てて「パイレーツ・オブ・カリビアン」のジョニー・デップになり切っている猛者も過去にいた、ということを記しておこう!!

本当にご苦労様でした。

 

会場に流れるBGMはシカゴの「ナイト&ディ」

心憎い配慮でのセレクションだ。

この曲に合わせて女性客2人がステージ前で陽気にステップを踏んでいるよ。

 

ボリュームたっぷりにスぺシャル・ヴァージョンでのライブレポートでした。

 

 

****さてさて、いよいよもってこのブログもメインイベントに差し掛かってきましたよ。

お待ちどうさま。

次はこのブログの主役SAPPORO TRANSIT AUTHORITYが満を持して登場しますよ!乞うご期待です!!****

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