THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

ブリティッシュハードロック界のベテランドラマー、ミックアンダーウッドを偲んで…

2024-08-07 22:58:31 | free form space
ブリティッシュハードロック界のベテランドラマー
ミック・アンダーウッドを偲んで…

ここでは彼の知名度を一際高める事となったバンド、ギランを!

このバンドからは2人のギターヒーローを輩出した
後にオジーオズボーンのツアーにも参加したバーニートーメ
ディスペラード、トーメも素晴らしかった

バーニー脱退後を受けて加入したのがヤニックガーズ
そう、現在アイアンメイデンで活躍中だね

ラッキーな事にギラン最後の来日公演最終日の中野サンプラザを見た!
これがヤニックのお披露目さ
アルバム「ダブルトラブル」の頃
海坊主ベースのジョンとリズムセクションを組むミックは決して派手では無いんだけど、さすが安定感抜群なドラミングで常に全体を支えていた
イアンギランも安心して目一杯にシャウト!
燻銀のスティックワーク、ミック・アンダーウッド!!

ディープパープルファミリーはギラン以外にも沢山お世話になったね
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愛と平和の象徴 鳩はウッドストックのシンボルマーク❣️

2024-08-07 21:57:34 | free form space
墓掃除に行った
周りの雑草を抜いていたら、よりにもよって石灯籠の鋭くとんがっている先端に思い切り頭をぶつけた!
イッテー…( i _ i )でその中は終わったんだけど、帰宅したらしっかりと血が出ていた
まあ、たいした事はないさあ
ご先祖様、何か怒ってるのかい😓

私用で石狩方面の住宅街を車で走っていたら縦長二階建てで階段付きの物置があった
妙に立派だなあ…と思ってよくよく見たらば、それは鳩小屋だった!
中には鳩がたくさんいた!
久しぶりにこんなの見たなあ
昔は鳩を飼っている人が多かった
従兄弟のにいちゃんも飼ってたし
歌手の新沼謙治さんは鳩飼育界隈ではレジェンドとして有名だよね

大型屋外ロックフェスティバルの先駆け
「ウッドストック」
40万人を動員した
シンボルマークは愛と平和の象徴「鳩」
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VOL,214 小樽☆浅草橋オールディズナイト21 (S・T・A 編)PART,2

2024-08-07 13:21:44 | Live Set List

「改めまして!
サッポロ・トランジット・オーソリティです。
皆さん、楽しんでますか!!
(アキちゃんの秘密兵器、鍵盤による大歓声がここで炸裂)
OH,YEAH!
我々は頑固一徹、ブラスロック街道を19年にわたって貫いています
本日は小樽浅草橋オールディズナイト・ライブ・イベントということで申し分のない場所だねえ。
ということでして、今回はスペシャル・バージョンですよ。
当然100パーセント濃厚なるシカゴでセットリストを組んでいますが、数曲は超絶マニアック。
見てもらえばおわかりのとおり、本日は我々の売りでもあるホーンセクションをはじめメンバー達が豪華です・・・((´∀`*))
そういうわけで思いっきりゴージャスな内容でお送りしたいと思いますので、最後までよろしく!!
NEXT NUMBER 
・・・・MAKE ME SMILE !!!」

(1・2・3・4!)
ここでもジャストなタイミングで、モッチンによる軽快な4カウントが即座に空間を痛烈に切り裂く。

 ドテッパラに炸裂する一撃が狂おしいくらいに激しく、やはりイントロが常に豹変、それでいてごり押し感なくスッキリとスマートにまとまっているところがやたらと発揮されていて痺れます。

 実はね、この曲、特に小樽界隈でSTAがライブのたび、会場にいる外国人の方達から「MAKE ME SMILE !」とリクエストされていたのですよ。
 あちらサイドのほうにめっぽうウケがいいみたい。
 でもいろいろとややこしい事情があり、これもしばらくお蔵入りしていたんだけど、昨年末からめでたくそれも解除されて、遂に日の目をみたというわけ。
でも再度取り組むからにはグレードアップは常識。
みっともない不協和音も晴れて排除され、STA流の果てし無き王道ともいえるパーフェクトな曲になったよね。
 最近のS・T・Aはけっこう、こいつに馴染んできたよ
(ホーン隊にとっては鬼門かな!?
だってトロンボーン・プレイヤーが作った曲だからね)。
この曲でもリード・ボーカルはマサ。
近年トライ中なんだよ。
すこぶる苦労しましたよ。
マサはユラユラと腰振りダンスで観客を誘惑?・・・・挑発??。
アキちゃんは、ここでも、相変わらず虎視眈々と大奮闘。
(先輩たちは優しく彼女を好サポート)
 血沸き、肉踊る現象とはまさにこのこと。
各メンバー達は多方面の分野にまたがり、八面六臂のフル稼働をしているから、このくらいお茶の子さいさい。
クールでニヒリストなタカは、なかなか堂に入ったプレイスタイルで、男ならではの色香をタップリと漂わせて吹き込む。
真横で負けじとトモキーもハイノートヒッター。
これにはマサも、毎度のごとく鳥肌が立つのだとか。
4管という編成だけでも贅沢すぎるのに、ホーン4人とも全くタイプの異なるプレイヤーゆえに面白い化学反応がしょっちゅう勃発するものだからたまらないよ。
 シンセによるバッキングは疾走感の塊のようなシカゴ流ブラスロック代名詞をはかる。
エンディングではコバちゃんによるトリッキーなる16フュージョン仕込みの速射砲ピッキング・ギター・ソロ
(アキちゃんが特に好きなところ)。
コバちゃんのギター音って大きいんだけど、ちっとも耳障りだったり、うるさく感じたりしないんだよね。
これってやっぱり丁寧で巧みなる音作りだ
最早アートの領域に踏み込んだ感あり
特にトーンが美しい
(トモちゃん好みの音なんだそう)
性格や人間性が如実に反映されることを実証してくれた好例
特筆すべき点は最前列のオーディエンス達。
爆音に圧倒されて、けっこうきつかったらしんだけど、バッチリとのってくれてこちらもゾクッときちゃったさ。
ブラス隊による緻密に構築されたアレンジの妙が、更なる完成度と緊張感を増幅させつつも第1楽章を終了
(本来ならば全部で7楽章なのだ)。
 フェイドアウト部分は入念にスタジオで打ち合わせたとおり・・・・・メドレーでいきなり過激この上なき極上のアンセムへとバトンを渡す。

第2楽章はモッチンによる怒涛のフィルインから図太きミディアム・テンポ「言いたい事がたくさん」
 延々と踏み続ける光速バスドラ音が爆発
1分ほどのドラマティック・チャレンジ・ソング
 恋人との出逢いから、想いが交錯して思い悩むストーリーを多分に含んだ不穏さが秀逸。
 マサとバックコーラス(モッチン&アッキー)とのコントラストがミュージカルの様相をも呈しています。
猛特訓したもんなあ
努力は決して裏切らないのだ
その成果が花開いた瞬間をシッカリと見た
 厳かなる重量級なタッチで、ベースがごく控えめに奏でられます。
 前半の暗い曲調から一転、パアッと霧が晴れたかのような心象表現の役割分担も良い仕事しているなあ。

第3楽章「不安の日々」も前曲に引き続きの小曲だけれどインストウルメンタル。
(バレー・フォー・ア・ガール・イン・ブキャノンというタイトルが組曲名
初期のシカゴには数多くの組曲があるのですが、その中の最高峰がこれ。
現在もライブのハイライトとして必ず取り上げられている)
静かで厳かなるピアノタッチに、ベースがメロディアスに印象的なラインを描き上げます。
この抒情的な曲を披露するのは5度目。
初演奏はヴィニーズバーにて。
2度目は記録を紐解くと2019年4月21日(日)の白石区ピグスティ・・・・
「163回のリブレーション」だった
完全に失念していたんだけどね‥‥(-_-;)
メンバーはマサ&ミツ以外違いますしね。
あの時の失態がトラウマになっていて長らく封印していたのです。
でも今回のメンバー達ならば、と奮い立ち熱烈的に再チャレンジしたのですが、大正解!
バッチリとはまった。
期待以上、想像以上の出来でしたね。
アッキーもテコ入れに一役かったし。
トモキーが正真正銘、一発勝負の哀愁含んだ流麗なる音色でトランペット・ソロ(ニニ・ロッソ風)を。
はたで聞いていてもビックリするほどに完璧再現。
迂闊にも鋼の涙腺が決壊しそうになったほど・・・・(´;ω;`)
後半ドラムとバック陣によるタイトな演劇風ユニゾンも、荒削りながらたいしたトラブルもなく難関突破でクリア。
ここでパアッと音世界が華やかに開ける。


もっちんの閃きで前曲のラスト音が第6楽章の最初の音になるスリリングな連結アレンジを施した
それがこの「今こそ自由を」
(実は直前のリハまで2音の追加で討論を重ねた。
結局はそれも採用で功を奏した)
これも最近から重要なレパートリーとして晴れて蘇った
新たな息吹を目いっぱいに吹き込んでね
ここの曲も1分ちょっとの超変態的リズムを誇る迷路のようなインストウルメンタル。
この箇所も今回のライブでは全員にとって引き攣る難関。
目まぐるしく襲いかかる落とし穴を通過してようやく辿り着いた。
序盤の想像を絶するアクセントはモッチンも指摘していたけど、最大のトラップ。
テンションマックスのシーンだ。
何度も訪れる難所でもあり見せ場だ。
ボンゾスタイルの爆裂的ドラミングに会場中からヤンヤの喝采が沸き起こる。
とにもかくにも、入り組んだ展開だから生半可な気持ちでトライしたらば即座に木っ端みじんなのだ。
コロコロと景色の変動に忙殺される・・・・正直な話が予測不可能なプログレッシブ。
究極の場面は後半に訪れるベースとトロンボーンによる捻りの効いた珍しきユニゾンライン。
これを2人はものの見事にやってのけたのだ!
スタジオではどうもシックリと噛み合わなかったんだけど、相当に鍛錬を積んできたのでしょう。
バッチリとパーフェクトにはまり込んで乗り切ったよ。
一緒にプレイしていてもそのカッコイイ姿にゾクゾクと戦慄が走ったものです。
ご本家同様にマサ&ミツは堂々とコブシを突き上げてのハイタッチだ
一切打ち合わせ無しのぶっつけ本番のサプライズ
気合も十分にバッチリ
「やったあ!!」
磨きがかかってきて冴え渡る音色
実はこれもお約束で見せ場の一つ
アッキーはその様を見ていてとっても羨ましかったんだってさあ((´∀`))
両手を叩きながら喜び勇んで何度も飛び跳ねていた
「自分も一緒にやりたい!!」だって
ここさえ乗り切れば、もうこのライブはいただいたも同然。
大船にのったつもりで、突破していこう。
まだまだ続くデンジャーゾーン!


壮大なる組曲の最終楽章(第7楽章)も1分少々の「愛は限りなく」だ。
原題は「NOW MORE THAN EVER」
シカゴ1970年リリースのセカンドアルバム「シカゴ(邦題はシカゴと23の誓い)」に収録
ジェームス・パンコウの作品
濃厚この上なきラブストーリーからの抜粋
目まぐるしく変化に富んだ独走態勢を誇る集大成
ああ・・・・こういうタイプの曲を演奏するたびにパーカッション&コーラス・プレイヤーが欲しいよう・・・・・と、今までならばしみじみ心から願っていたんだけど、この日はモッチン&アッキーがその両方を心置きなくこなしてくれた。
念願成就。
想いは叶うものなんだねえ。
それもふんだんにさ
初めて聞いた人達ならば誰もが口々に「なんじゃ、こりゃあ!!」と思わず驚愕の雄叫びをあげちゃう拷問のような、それでいて癖になるアート・ロック。
地響きのごときボトムサウンドを打ち砕くようなモッチンのフィルインでメインテーマに戻り、想像もつかないくらいのマーチへ一丸となって渾身のプレイ。
気を抜く暇を全く与えてくれない、ひじょうにやりがいのある曲。
(エンディングではジェフ・ポーカロ風にすっくと立ち上がって連打をぶちかますモッチンは・・・・20カウント引っ張ってと希望を提出)
マサとアイコンタクトを交し合って2度目のジャンピング2段キックでTHE END
出血サーヴィスときたもんだ
最後の1音に到達し終えると、観客達は一瞬我を忘れていたのか無反応状態。
一息入れてから拍手が。
どこからともなく「おいおい、なんまら難しそうだなあ・・・・」という声が聞こえてきた。
そうなのです、難しいのですよ(笑)。
大役をこなしきった清々しきメンバー達の満足そうな表情がどことなく誇らしげだ。
だってまともに演奏できるメンバーが、過去に全然いなかったものでなおさらのことだね・・・・。



***ここからは、後半戦のライブ・レポートへと引き継がれていきます***

唐突にもっちんがコーラス用のマイクから「携帯電話を落としちゃいました・・・・(´;ω;`)
誰か拾った方がいたら教えてね」
するとショックスの男性メンバーが会場内でそれを拾っていたことが発覚
ステージの前にまで駆け寄ってきて届けてくれた
あ、シマエナガのストラップがついているから間違いない
良かったなあ・・・・ほっとした

「折り返し点に入ります。
みんな、楽しんでいるかなあ!!??
(ワアッ~~~~!!これもアキちゃんのイタズラ音源ね・・・・・)
OH!YEAH!!

19年間ずっと頑固一徹シカゴを中心としたブラス・ロック街道を脇目も振らずに貫き通しています。
こんな感じで最後までガンガンにいきますのでヨロシク!」
「WAO!!
去年の春先に江別で披露して以来の大ヒット・チューンをお届けします
NEXT NUMBER・・・・フィーリン・ストロンガー・エヴリディ・・・(1・2・3・4・・・)!!」
このミディアム・テンポで重量感漲るシカゴⅥ(1973年76月25日リリース)からのファースト・シングル「愛のきずな(全米チャートでは最高ランク第10位を記録)」は現在も本家がライブで演奏している人気曲。
ピーター・セテラとジェームス・パンコウの2人がお互いの楽曲を合体させたラブ・ソング
(どの部分がどちらの曲か判別できるかな?)。
練習でもかなりの時間を費やし練りあげてきましたが、どうしてもイントロが走り気味になったり、ビートの箇所がずれ込んだり、バラつきが目立ったりと散々。
まだまだ課題が山積み。
荒削りに進行していきながらも大きな事故だけは回避できた模様。
ガッチリまとまればとってもカッコイイ作品なんだけど残念です。
あ!
これ観客には、それほどばれていないけれどね。
バンド内では深刻な問題です。
それでもアキちゃん、もっちんが深く掘り下げ随所にわたり研究してくれたおかげで迫力ある臨場感がグッと増した。
大切にかみ砕きながら反復していけば、いずれはモノになるさ。
後半のへヴィー・パート突入から走りまくっていたけど、それと共にコーラス面も充実させたいという願望があります。
前回のライブ演奏とは比較にならないほどの完成度は誇っていた、と一言述べさせてはいただきますよ。
雲泥の差
月と鼈
なんと言っても、現在のメンバーの顔触れは凄腕揃いだからね。
まずはイントロのまとまり具合がピカイチ。
ドラム、キーボード、ギターによりちょっと癖のあるアクセントやタメが見事に融合していた。
次いで、ドンドンとヒートアップしていきながら、コーラスも複雑に絡んでいくパートもより緻密に追及。
もっちん&アキが事細かくハーモニーを加えての熱演。
ここドラミングだけでもそうとう過酷なのに、頑張ってフィルも加えていく。
その上にマサが先導しながら場面展開ごとに刺激を与えます。
かなり本家に迫るくらいの成長を遂げてくれたんだから良しとしましょう!
雰囲気が数段向上。
勢いそのままに、マサの気合一発の雄たけび目印アイディアでエンディングに多少テコ入れも施しました。
ここは初の試み、
以前までは諸事情により、仕方なくオリジナル・アレンジの安易この上ない形だった。
だからずっとモヤモヤ感が満載で不満気味の日々。
で、本家シカゴは10年くらい前からザ・ビートルズの「マジカル・ミステリー・ツアー」「ゴット・トウ・ゲット・ユー・イントウ・マイ・ライフ」というブラスロックの元祖ともいえる名曲のメインリフを合体させたヴァージョンで締めくくっていたのだ。
これがまた滅茶苦茶にカッコいい。
それをそのまま、導入するという暴挙にSTAは打って出た。
色々と試行錯誤してコードの探りをしつつもバッチリとFINALEを迎えることができた。
気持ちいいなあ。
念願の一つが叶った瞬間さ。
おめでとうございます((´∀`*))
トモちゃんがテーブル席にて言った
「私が持ってるポリスのアルバムにこの曲のコーラス部が似てる!」
マサが色々と考察した結果それは「ソー・ロンリー」だと判明した!
確かに…
でもChicagoの方がずっと以前に発表しているよ!😉


「これらをカバーしているバンドはまずいないでしょう。
じゃあ、調子にのってもう一発いきます
熱冷ましとばかりに場面転換・・・・・
まだまだ、強烈なる傑作をお送りしたいと思います!!
この後に控えしは・・・・
立て続けに、いかしたやついくよ~!
隠れシカゴファン垂涎ものの 残り2曲、一気に攻め込みます!
聞いてください・・・・・
フリー!!!
(邦題は、自由になりたい。
オリジナル・アルバムのシカゴⅢに収録
シングル・カットもされた
ロバート・ラムの作品
彼は甘いポップソングからこのようなハードロックまでジャンルの壁など軽く超越するほどにコンポーザーの手腕をフルに発揮する
シカゴの顔といえば彼の事
この意見に異議を唱える人など、どこにも存在しないでしょうよ)」
モッチン怒涛のテクニカルでキレッキレなフィルインから、図太いドラム音が不気味に炸裂。
強烈なファンキー・ロールを目印に、マサがモニターぎりぎりまで駆け出してきて「1・2・3--!!」
 実験的要素満載なチャレンジ・ソング。
実はタメの効いたイントロのドラミングは、トリス・インボーデンによるもの。
あまり深く考えないで、目印代わりに説明を兼ねてマサがモッチンに聞かせたライブバージョン。
「おお!これは、かっこいいねえ。
いかにもスタジオ・ミュージシャンが叩きそうなオカズ!」
これをサラッと最初のスタジオ・リハで再現してくれたものだから、再度モッチンの実力を痛感した次第さ。
素直にリスペクトしちゃうよ。
だって、今までにこの難攻不落なフレーズをプレイしたドラマーは一人もいなかったんだから・・・。
もっともっとと追加フレーズで膨らんでいった
驚愕的に感動モノさ。
今回のバージョンは手前みそながらも最高傑作な仕上がりだったと思う。
さてさて、2分ちょっとの曲なんだけど、その間をメンバー全員が全力疾走するような息継ぎ不可の中間パートに突入。
 世の若者達の悩める想いが交錯するストーリーを多分に含んだ不穏な展開が秀逸。
 マサとバックコーラス(モッチン&アキ)とのコントラストがソウルフルなる様相をも呈しています。
喉が張り裂けんばかりの泥臭い雄叫びリフレイン。
時折ゴスペルチックな合いの手でも、魂の絶叫を重ねる。
重量級なタッチで、ベース&ギターがストレート且つごく控えめに奏でられます。
 疾風のごとく耳をつんざくホーンの狭間に、変態チックなリズムの鬩ぎ合い!
イントロ、エンディング、そして中間部分における変則的な流れはリズムセクションの真骨頂。
スタジオ最終リハ時でも、全員が徹底的にこだわって取り組んだ箇所。
ホーン隊は何度もテンポダウンを希望しながら、なぞっていたもんね。
本番での完成度はいかがだったかな!?
何度もマサとアッキー、モッチンとで意見を交わす。
ホーンの4人も徹底的に特訓に次ぐ猛特訓
これに賭ける情熱は全員が同じ
完全パートスコアをマサが送るとコバちゃんがコードを把握。
これにて光明が見えてきた。
ラインで数度のやりとりをしてマサのベースフレーズに修正箇所を施す。
これでパーフェクト。
コバちゃんの切れ味鋭い采配で見事に問題をクリアした。
大した男だぜ、彼は。
それにつけても本家シカゴの手強さには舌を巻いちゃうね。
ブラス隊含めて全員が残響音を轟かせる中、あっという間にエンディング。
息も絶え絶え・・・・
変態チックでアバンギャルドこの上ないね。
今度機会があれば、本家本元のヒステリックなる長尺ライブ・バージョンにも挑んでみたいなあ。
(ミツがチラッとそこのフレーズを吹いてくれた)
ちょっと間をおいて、会場から「凄い!!」と声援が飛んできた。


****、最終局面を迎えた。
白熱のライブ・レポートは、まだまだ続く・・・・・!!!!****

果てしなき怒涛のライブ攻勢なのだ・・・
もちろん、お約束のメガトン級なナンバーで息の根を止める所存****

「・・・・・今は何時くらいかな?
(チラッと時計を見る)
まだ明るいけど・・・・・・極上のミッドナイト・ソングでラストを締めくくってみたいと思います」

この時、コバちゃんは素早くエフェクターの操作を終えギターを掲げて小刻みに震わせ来るべきその時を待ちつつも,唸りを発する・・・・・
(段取りは綿密に話し合っていたから余裕があるよん)
「ウィ~~~ン・・・・・・」

マサは前傾姿勢で、モニター・スピーカーに左足を乗せたまま
「いきます!
盛大に盛り上がっていきましょう~!
 松山千春の曲ではないですよ(笑)
・・・・・・25or6to4!!!」 
(EDIT/ VER。
オリジナル・セカンドアルバム「シカゴと23の誓い」に収録。
こちらもロバート・ラムの作品
この曲がワールドワイドにブレイクをして人気を決定づけた)

マサがコバちゃんの方向を左手で指差すと、ドンピシャのタイミングで「ギュイーン!」のスライディングから
「ガガガガガーン!」
ギターが、これ以上ないほどの速さで過激に攻め立てる。
マサも一緒にメインリフを弾き始めると、モッチンも問答無用とばかりシンバル類総出で便乗する形にて熾烈になぞってくる。
追随してアッキー、ミツ、トモちゃんらを交えたメンバー全員が「ヘイ!ヘイ!」
「会場後ろの方も一緒に!!
HEY! HEY!」
驚いたことにメンバー全員が一丸となってそれに連動。
ノリノリに手拍子を交え、しきりに楽器を振っている。

いつの間にかアキちゃんは伝家の宝刀とばかり、)黒いい真ん丸型タンバリンを手にシェイクしながら元気一杯、ピョンピョン飛び跳ねているではないかちゃ(出番直前にこれを忘れていて慌てて楽屋テント内に取りにいった経緯あり
このタンバリンはよく問題を起こすのだ
別にタンバリンに罪はないんだけどね・・・・)

疾風のごとく耳をつんざくホーンセクションの狭間に、キーボードも参戦でリズムの鬩ぎ合い! 
(この曲でマサは以前にシンセ・ブラス・スコアをアキに送付した。
初代TBコイズミくんの採譜)

あるバンドは「STAはスペシャル軍団」

パープル・ブリンガーのギタリスト、シンちゃんいわく「ギタリストは上手いし、いい音を出しているね~!」

あるパーカション奏者いわく「STAはレベルが高い」

あるトランペッターいわく「STAはブラス殺しのナンバーばかり・・・」

あるミュージシャンいわく「STAは歴史と伝統あるバンド!」」

あるキーボードいわく「STAは憧れ💛!!」

マサは1フレーズごとにステージフロントに並べられているモニター・スピーカーに左足をのせながら移動。

コバちゃん&マサが両サイドのフロントにて陣取り。
この躍動感あるロックなコントラストが長年の理想形だったのさ。

ギターが堂々と、必ず数歩ほど飛び出してきて自己主張を図る仕草。
やはり花形楽器だもんね。

各メンバー達も負けじと大奮闘。
なるほど心強き存在感。

この曲、マサのリードボーカルに、モッチン&アッキーを交えての白熱するコーラス隊体制も、俄然と馴染んできた。

ホーン隊を筆頭に、拳を突き出すタイミングも絶妙。

アッキーも延々と、エキサイティングなジャンプを披露しての挑発。
礼儀正しく優しい対バンのキーボード奏者も、アッキーの超絶技巧パフォーマンスを楽屋口で称賛していたっけねえ。

誰言うともなくメンバー達が合間を縫って
「イェーッ!!」
観客たちも「イェーッ!!!」のコール&レスポンス要求で半狂乱。

もうこれで本当に終わりだと察してか、全員グチャグチャで、どこもかしこも必死の形相です。

STA全員が右手を何度も振り回しての熱演。

更にマサは仰け反って、オーディエンス達とコミュニケーションをはかる。

ヘッドバンギングにて両膝つき、気迫のフォーメーション絡みを続行。

コバちゃんは、虎視眈々、隙間という隙間をびっしりと雷鳴のごときチョーキング・ソロで埋めつくすほどに我を忘れ、ギターの鬼と化し、それに呼応しています。
でも、抑揚のメリハリはバッチリ!!!
ありとあらゆるテクニックをぶち込んでいる様は、まるでギターの教科書、お手本を提示しているかのよう。
あろうことか中央に飛び出してきてマサとの絡みまで演じてくれた
アベさんも加わってきて舞台の上下でがっぷり三位一体化を図る
これにはビックリ!
(マサのジーンズは右膝が2か所も破れて穴が開いてしまった・・・・)
「まさかクールでポーカーフェイスのコバちんがあそこまで燃え上がるとは思わなかったよ」と言うと
「さすがにあの場面では飛び出さないわけにはいかないぜ」
うーん、マンダム~~((´∀`))
締めはエフェクター・ボードのスペースにもどって、ここでも秘密兵器オート・ワウワウペダルを踏み込む艦砲射撃で爆発寸前
(本家のソロをほぼそのまんまに再現。
 これも究極のフィンガリングで完成形とみた。
 オフステージの時にマサはコバちゃんに言った。
テリーのソロを弾いている時って本当に満たされた表情をしているね、と。
そう言われたコバちゃんもまんざらではない様子)。
歴代STAギタリスト中ぶっちぎりのトップクラスでしょう、と太鼓判を押すアッキー

そして数年前からギターソロの後半でやりはじめた、シカゴ・ライブバージョンでのブラス・フレーズをコバちゃんの合図を待ってホーン隊が吹き込む。

トドメはホーンセクションによる、きっつい嘶き音で息の根を止める。

タカ&トモちゃんも、ウォルター・パラゼイダー顔負けなサックスで、他のメンバー達と対等に渡り合う。
難攻不落なパートなど何のその。
パワフルでバカテクの管楽器が4人も在籍しているという贅沢さが、良い方向に作用しているようだ。

オフステージでは控えめで賑やかに楽しい((´∀`*))彼らも、いざステージに立つと強烈なる存在感を放っているのだ。

ウカウカしてなどいられないよ、みんな。
ヤワなヤツならば、一瞬で足元をすくわれるさ。
マサがベースのネックを観客方向に突き出す。
その時、正面に立ってノリノリの可愛い観客が、フレットをポンポンと撫でてくれた。
下手袖に控えていたスタッフとは、はしゃぎすぎて激突!((´∀`*))
ミツがさりげなく譜面台を寄せてスペースを空けてくれたので、モッチンのところまで駆け寄って再びバスドラムに足をのせて、しつこいくらいに煽りまくり、シンバル連続キック攻撃。
更にはネックを振り回しながら、ホーンセクションのところへも訪れて、一緒に爆笑ダンシング。

最近、モッチンが凝っている重ね録りのリズムとフィルを分担したパターン。
ユーちゃんとの絡みを実現しようとこれにはひたすら苦慮しているらしい。
「よし、うまくいったぞ!」と思い、自宅で改めて聞き返してみると納得がいかないのだとか。
超難解な作業だ。
曲の細部までをも、若い頃から聞き漁っていたからこそ、こんなところもトコトンにまで超絶なるこだわりがあるみたい・・・・・。
しかも、リラックスしながら、ユーちゃんと和気あいあい楽しそうに不敵な笑みを浮かべつつね・・・・。
これらを最近はユーちゃんのティンバレス(高音部)とのアンサンブルでようやく見事に再現してのけた。
恐るべき究極のツワモノ・コンビ誕生の瞬間を目撃した
大体にして、こんな、奇想天外な発想にトライすること自体が、無謀すぎるよん。
本家はもとより、カバーバンドでも見たことも聞いたこともないよ。
いつでもどこでも、実験的な精神ほとばしる遊び心を持っているロッカー達。
もう少しで恍惚の領域に到達するのではないか!?
これも血と汗と涙の果てに得られる特権。
当然、並々ならぬ実力と経験とシカゴ愛も備わっていなければ話にならないね。

メンバー達が俄然色めき立ってきた・・・この状況。
どいつもこいつも、ビックリするぐらいに凄い奴らばっかりだ。

何が飛び出して、どんな展開になるのか。
我々にも皆目見当がつきません。
まあ、こういったスリリングな崖っぷち綱渡りパターンも、STAトラの穴ならではの持ち味だね。
やはり役者がヒトアジ違います。

マサが自分の楽器を垂直に突き上げて、揺すりまくるの図。

尚もコバちゃんのソロは轟き渡り、ホーンセクションは管体が破裂するんじゃない!? と、思えるほどの気迫プレイをクローズ・アップ。

撮影スタッフがSTAのメンバー達を追うのは大変な作業だ
(事前に、ミキサーへは、とにかく思い切りサイケデリックにアーティスティックにヘヴィーに音作りしてと希望を提出しておきました。
相変わらず無理難題な注文だよなあ・・・・・・・・・笑)。

プレイしている我々でさえも、痺れちゃうほどの高評価を下したくなる。
不気味にステージではドンドン効果を倍増させるべき企みが虎視眈々と張り巡らされていく
エンディングではベースのネックを天高くに立てホップステップ。
ベースギターを肩からはずして、頭上高々に掲げるポーズ。
いつもならばここで終了なんだけど、この日のプッツン度合いは異常だった。

多分、数年前の7月に食らった「小樽の旋風」に対する憂さ晴らしか!?
もう制御がきかない。

あまりにも危険とメンバーや観客たちからクレームが入りお蔵入りしていたアクションも、いきなり首をもたげちゃった。
ベースギターを脳天に乗せての衝撃音・・・・しつこいくらいに「グワングワーン!!」。
さすがにベース破壊とアンプにガソリン爆破と客席落下はなし
・・・・当たり前だよ(爆笑)
とどめはベースをマシンガンに見たてての抱きかかえ連射攻撃してからボディを目前に突き出す。
最前列に陣取ったカメラ小僧達もシャッターチャンスとばかり、激写に次ぐ激写で忙しそう。
ノイジーな悲鳴をあげるベース「グワ~ン、ギュワーン!」。
小樽で以前、可愛い弟分のサッサが「マサさんはいつもあれだけ複雑で難解なベースラインを弾きながらよく歌って動き回れるなあ」と感嘆の声を寄せてくれた。
これは快挙だ!

極めつけのフィニッシュは
素早くアンプ横のスタンドにベースを置いて
前方に走り出し「YEAH!!」
一礼して、マサが再びモニター・スピーカーの上に上り、3度目なる豪快空中2段蹴り一閃!!!
(カメラ小僧たちが空中浮遊マサ会心のショットを撮ったそうだ
この日、一番の作品だとのこと。
皆にも見せびらかせてた((´∀`))
その様を後方からスタンディングドラミング状態でずっと見ていたもっちんは爆笑🤣



「ありがとうございました。
喜んでいただけたでしょうか?
我々も堪能しちゃいました
存分に暴れさせてもらいましたよ」

興奮状態の斉藤さん
「あの・・・・ビックリしましたあ・・・・・」
としばらく言葉を失っていた((´∀`))
熱気が漂う豪放磊落な祭りの後の静けさ・・・・
「足を骨折しなかった・・・??!!
あ、それって俺のことかあ・・・((´∀`))」
自虐なギャグをぶち込んできた憎い男(-_-;)・・・・・


****心底、全員にお疲れさまでしたの言葉を送ろう。
心地よい疲労感に包まれた。
もう何も思い残すことはありませんよ・・・・と満足そうで笑顔いっぱい。((´∀`*))
シカゴの硬派なカバーバンドという重責を、軽く十分に果たしてくれました。****

会場内に流れるBGMはスティックスの「ベイブ」
ジミ・ヘンドリックスで「サード・ストーン・フロム・ザ・サン」

温かい拍手に感謝です。
一通りのご挨拶を済ませて、電源オフ、コードを抜いて後かたずけに取り掛かりはじめるメンバーたち・・・・

これこそがライブならではの醍醐味
真剣勝負の真髄。
ある観客からは直々に「セットリストの全曲が申し分なくたまらない・・・」と感想をいただきました。
やっぱりあれやこれやと取り上げて大正解でしたなあ。
ある程度は、確信犯なんだけどね・・・。((´∀`*))

一致団結の賜物。
メンバー達の知り合いも見えていたんだけど、STAを見たのは初めてだ、という人が多数いて異口同音に衝撃的だったらしい。
(トモちゃんの上司も観覧
何とシカゴ・ファンなのだそうだ!
素晴らしいお方だ!!)
もちろん想像以上のパフォーマンスに話題騒然だったことは当然でしょう。
多方面からの反響も上々で、益々株があがったね。
新体制での小樽浅草橋オールディズナイト広場初進出は、手ごたえも良好。
(というか、他でもけっこう同一メンバーで臨んだ試しがないかも・・・(-_-;)

この後には珍しくステージ裏の控えスペースで、メンバー一同が絶えず出入りしているミュージシャン達とリラックスしながら笑いを交えて歓談と写真撮影に勤しむ。
こんな事も今までは滅多にありえなかったことだ。

興奮状態の対バンのベーシスト君がマサの元に駆け寄ってきた。
「控えめに言わせてください・・・最高でした!!!」
とあるバンドマンも珍しく賛辞を贈ってくれた。
「特に鉄壁のホーンセクションには圧倒されました」
「今のSTAは以前とは比較にならないくらいのまとまりで迫力があった。
ビックリしちゃったあ。
マサさんがとっても嬉しそうに演奏しているのも印象的」と述べていたそうだ
よく見ているもんだねえ。
ある対バンからも後日のラインで「・・・受けたよお!」と賛辞を贈ってくれた。
だからこそ、これ程度では微塵たりとも、浮かれたり、油断したりできないものだ。
身の引き締まる思い。
油断大敵。
とにもかくにも、嬉しいコメントばかりだね。
わかる者には、難しい説明なんて皆無。
フィーリングで以心伝心!
大風呂敷を広げている暇なんかあったら、有無をも言わせぬ音を一発でいいからぶちかましてみろよ・・・ってなあもんさ。

確実にSTAは良い方向に向かっている。
バンド内の輪を台無しにする人間なんかが介入する余地なんかはなし。
有言実行に尽きる。
たった今まで演奏していた内容に対する満足感が、ここでのメンバー達の表情に集約されています。
手ごたえ溢れる、充実感の証明。
当然一人一人、反省点は数々あれど、以前と比較しても飛躍的に伸びてきています。

耳の肥えているシビアな対バンや観客達が言うのだから間違いなし。
同じ過ちは繰り返さない。
それを糧にもっと向上心を養っていこう!

方々からも、膨大な写真や心温まるメッセージを送ってくれました。
励みになるなあ。
痒いところに手の届く若きプロフェッショナルなスタッフさんたちにも改めて感謝の意を表します。



これで今回のライブレポートはすべて終了
((´∀`))

ライブ後のドリンクと食事が至福の味で筆舌に尽くしがたい。((´∀`*))

さあ、早くもニューラインナップによるSTAが215回目の8月末、またもや恒例港町は小樽屋外ライブに向けて虎視眈々と狙いを定めているよ。
要注目だ。
2024年、夏のSTAも、遠慮なくシカゴを中心としたブラス・ロック道を開拓して前進するのみ!!
実はすでに予定は膨大に進行中!
(11月まで、ほぼスケジュールは埋まりつつある)
まだ見ぬ輝かしい世界がたくさん控えているんだからね。

予告編・・・・・
来月は「北運河サウンドエナジー・イベント」にて、初志貫徹の志で再びSTAが戻ってきますよ。
これもSTAは出演回数を記録更新中だ
というか第1回からの皆勤賞(参加はマサのみですが・・・・)
独走態勢を誇っている
めっちゃくちゃ綺麗に改修されて広々としているらしい
お馴染みのガッシリとしたステージは健在
ああ・・・・楽しみ
また話題を独占するなあ!!
半端なコケ脅しが嫌いなタチなものでしてねえ!!

VERY SPECIAL THANKS TO・・・STAFF&FAN&BEER&GEORGESAN&MINATOKUN&KANONCHAN&HAGAKUN&YURICHAN&HIKOCHAN&KAZAMAKUN&MIWAKUN&MAEKUN&MR,SAITOH&TIDE FESTIVAL&NORICHSAN&YOU-CHAN&TAKITAKUN&SOHMEIKUN&TACKEY&KYON KYON&OCEAN&SEAGULL&WATERMELON&KUDOHSAN&SECKEY&MIKIMIKI&YUMICHAN&NAKACHAN&IKU&KEI&NOBUSAN&MIKITY&CHAPPY&HIROKUN&CINNAMON ROLL&TSUBAKUROH&TSUBAMI&RACCHO&POLAR BEAR PUDDING&CREAM BREAD&PRETZEL&TOMIECHAN&RAIRA&F-KING&KEISEIZAKA&YAMAKIN&AKICHAN&YOーSSHY&KENNEYSAN&MIKICHAN&SHINSAN&YAMAZAKIKUN&SAHYAN&DAICHAN&YACTHI&TEKUZOHKUN&FERRY&PIZZA&OTARU DANCER'S&ABESAN&SALT CANDY&TEーTCHAN&-ARAKISEKISAN&ASAHI BEVERAGE DODECAMIN&SUNSCREEN CREAM&POTATO CHIPS&COCA-COLA&GREEN TEA&OTARU PORT CRUISE TERMINAL!!!!




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VOL,214 小樽☆浅草橋オールディズナイト21 (S・T・A 編)PART,1

2024-08-07 00:22:38 | Live Set List


****このライブレポートって、意外にも根強いファンがいるのですよ。
チェックも中々に手厳しく、叱咤激励を日々受けております。
今後とも、どうぞお手柔らかに
( `・∀・´)ノヨロシク・・・・****

まずは機材類の詳細を。
ベースアンプはいつものハートキー・システム
ドラムセットはパール製
シェルはあずき色
ギターアンプは3台
ローランドの超絶なベストセラーJC-120&40

熱気を帯びた会場内に絶えず流れ続けているノリノリのBGM
めっちゃムード満点。
B’Zのスーパー・ギタリスト、タック松本の「ミュージック・ステーション」でお馴染みのかっこいいテーマソングも壮大に飛び出した
他にもご機嫌な音楽がこれでもかあ、というほどにあふれ出てくる 
ファンキー・タウン(リップス)、ミスティー・ハート(クオーターフラッシュ)チキチータ(アバ),ギミ―・ギミー・ギミー(アバ)、ショー・ミー・ザ・ウェイ(ピーター・フランプトン)、オールナイト・ロング(レインボウ)、愛ある限り(キャプテン&テニール)、ボーン・トウ・ビー・ワイルド(ステッペン・ウルフ)、スイング・アウト・シスター(ブレイクアウト)、ヴェンチャーズ(10番街の殺人)、バグルス(ラジオ・スターの悲劇)、スティクス(ミスター・ロボット)、オリジナル・キャスト(ミスター・マンディ)、レインボウ(アイ・サレンダー)、マーシー・マーシー・ミー(マーヴィン・ゲイ)、ザ・ビートルズ(レボリューション)&(アイ・フィール・ファイン)、ストーリーズ(ブラザールイ)、ハイヤー・ラブ(スティーブ・ウインウッド)・・・・

空気がヒヤッとしてきたけど、グッと冷えたビールが美味しくって何杯でもいけちゃうぞ
(俺は下戸だけどね((´∀`))
まあ何はともあれ、いやが上にも、グッとくるなあ・・・・・・。

時間の方はいつの間にやら多少押し気味での進行
****このライブ・レポートも,もちろんまだ書き進めていくよん!!
我らがSTAは、このブログの主役故、タップリとお届けしますよ。
というわけでして、それでは皆さん、目いっぱいにゾクゾクと陶酔してね~~!!
覚悟のほうはいいかな!?****

というわけで、お次に控えしバンドは・・・・
****いよいよこのライブレポートのメインイベント、我らがTHE SAPPORO TRANSIT AUTHORITYが満を持しての登場となりました!

心して読んでくださいね。
それではよろしくお願いいたします。****

早速、タイム・テーブルを戻して・・・・・

13、「SAPPORO TRANSIT AUTHORITY(S・T・A)」
(CHICAGO/COVER)
17:55~18:25
札幌から連続15回目の参加
もちろん途切れることもなく、最多出場回数記録を更新中!
ただしリーダーのマサのみが皆勤賞の快挙。

例によって毎回メンバーには変動があります。

一刻もはやく、固定メンバーにしようっと。

でも、大好きなここ毎年恒例の小樽屋外イベントだっていうんだから申し分なしだ。

血沸き肉躍るよ。


:::近年の回顧録:::
STA結成1年の中、毎月ライブを必ず行っていたんだけど、まさかコロナ禍に陥ってたびたび活動停止状態になるとは夢にも思いませんでした・・・・(3年前なんか、たったの6本しかライブができなかったさ・・・・)。

にっくき新型コロナウィルスの奴らめ・・・・・こんちくしょう。
とっとと、くたばってくれい!!
さてさて、相変わらずコロナの状況は深刻だ・・・・
最近もまたしつこく暴れ始めているね

油断大敵だけど、主催者サイドの涙ぐましき尽力には頭の下がる思いだ。

とにもかくにも、この自粛期間は各メンバー同士でラインのやり取りを逐一繰り返しながらもコミュニケーションを維持。

良い機会だから、休むことなく個人練習にも汗してきた。

マサから提示された多方面にわたる複雑で難解なる宿題をこなす日々。

でも一向に収まりそうにない感染の毎日。

もうほとんど、しばらくライブは諦めかけていました。

(アメリカのプログレッシブハードロック、ドリームシアターの2020年札幌公演も予想していたとおり、延期、そして中止の憂き目にあいチケットは2度にわたっての払い戻し。
絶対、終息後は札幌にきてくれると思ってはいるけど、現実は望み薄だね‥‥(´;ω;`)。)

ところが一昨年くらいから小樽で最大なるコンサートの祭典が、通常通りに開催される運びとなったわけです。

7月浅草橋オールディズナイト、8月北運河サウンドエナジーの企画と銘打ってね。
やっぱり北海道の短い夏のライブは解放感一杯の屋外に尽きる。
粋な計らいだ。

小樽市からの規制は強化されて、スポンサーサイドの協賛金も厳しいようだったんだけど。

夜はさすがに北海道だけあって寒かった・・・・でもあれはあれで良い経験ができたね。

積りに積もった鬱憤払いもできたっしょ。

場所はお馴染み浅草橋のマリン広場・・・・だったのですが、遂にそこは使用不可能に‥‥(´;ω;`)。
それを聞いた時には皆が皆凄いショックだった・・・・・
各自たくさんの思い出深き会場なんだからさ。
新たな建築物が再開発のため計画されているそうで、目の前を通過した時にチラッと見たら早くも工事が着工されていました(その時には潮まつりの建物があった)。
色々な候補地が検討されていたけど、土壇場での形勢逆転で素晴らしいスペースに去年から開催決定。
そこは、より海寄りの埠頭。
ドカンと大きな倉庫も立っていてその前を会場に使うことに。
新鮮だよ。
ちょっと迷ったけどね・・・・(-_-;)
前日の土曜日もライブイベントが開催されていたから、地元在住のコバちゃんが下見に行って地図と写真をSTAグループラインに送ってくれた。
おかげさまでイメージ・トレーニングができたよ。
コバちゃん、助かったよ、サンキュー!!
(何せ初出演のメンバーが数人いるものでね)

はい、そういうわけでして、今年もどうなることやら・・・と思って正直な話が気を揉んでいたら、なんとかかんとか無事開催にこぎつけたようです。
ギリギリまで肝を冷やしてはいましたが。
今年、何事も無かったかのように、その新会場にて再び開催されることとなりました!!
とにもかくにも嬉しいよね。
全くもってやることが憎い。

土日の2日間で総勢31バンドが大集結。(去年よりも多い!)
道内一円、ありとあらゆるジャンルから猛者どもがやってきた。
ほとんどが顔なじみの音楽仲間。
STA出演の日曜日は15バンド
(早々にバンドエントリーが決定してしまい、出演をあきらめたバンド数の多かったことか・・・・パープル・ブリンガーもその一つ)。
まったくもって豪勢な布陣だ。

今年の天候は異常なくらいの猛暑・・・・。
おいおい、何事!?と思っていたら更に、ライブ日に熱波が襲来!

そんな馬鹿な・・・・・・・・理屈抜きに辛い・・・・・・・(泣)

週間天気予報によると、ちょうどライブの土日が最悪に暑いんだってさあ!!

まあ、屋外ライブはステージに屋根があるから心配は全くなしで、ノープロブレム。
どこにも日よけがない観客は悲惨だけどね・・・・ごめんなさい。
結果ですか・・・?
日ごろから行いのいい晴れバンドS・T・A だけにバッチリ快適だったよ!
笑っちゃうくらいに。
(まあ、終盤の演奏だったしね)
これ内輪ではけっこう有名。
19年間、数多くの奇跡的な伝説を生み出してきた。
生き証人のシュウヤと、よくその話題で盛り上がるくらい。
この日も改めてそれを実感した。
内心では鼻歌混じりに楽観視していた。
ここはポジティブにありがたやあ!!と受け取りましょうよ。(笑)
雨は大敵だからね。
多少の日焼けは我慢さ。(すでに6月の厚別ふれあい広場スーパーロックで一度皮がむけたのさ・・・・)
やっぱりSTAは絶対「ブラスロックの神様」に守られているんだ、と信じて疑わないマサなのであった!!
イベント主催者の中には雨男が潜んでいるらしくて(笑・・・・21回中90%は見事雨に祟られている。
冗談抜きにお払いが必要かも((´∀`*)))毎年必ずどこかで雨の被害にあうんだけど、今年はずっと北海道は快晴続き。
・・・・異常気象。
そんなものいらんわい!!
ドカ雪だけで十分さ。

一昨年は沖縄よりも暑い、最高気温は32度だったさあ。
太陽がジリジリまぶしすぎるのでサングラスと日焼け止め、極上に冷えたドリンクは手放せない状態だった。1(マサはこの3種の秘密兵器をフルに活用)

それはそれでいいとして、本番を迎えるまでにSTAは例のごとく色々紆余曲折がありました・・・・(´;ω;`)。

あちらを立てれば、こちらが立たず状態。
でも、人事トラブルがかえって良い方向に作用してくれたのだ。
厄介なガス抜きも大成功。

そこで現在の凄腕どもをちょっとここで紹介!

リーダー兼ベーシストのマサはただ一人のオリジナルメンバー
紆余曲折を経て早19年目を迎えたSTAをずっと牽引してきた
山あり谷あり乗り越え、長年歯を食いしばって頑張ってきた甲斐があった
継続は力なりを地で行く勢いさ
リードボーカル&コーラスも担当

そして忘れてはならないキュートなレディがいる。
キーボードの魔術師アキ嬢がその人。
もうSTA加入から3年を経過したんだねえ。
あっという間。
時の流れというものは早いものだ。
彼女とはSTA企画ライブや、他のイベントで何年も前から面識があった。
その都度所属しているバンドが違うから混乱をきたすほど。
ある時はフュージョン、またある時はアニソン、そしてヘヴィーメタルかと思えばブルースバンド、更には吉田拓郎から椎名林檎にエゴラッピン・・・・まだまだたくさんあるよ。
そのくらいに売れっ子のミュージシャン。(今は拠点をSTAとパープルブリンガー、自身がリーダーを務めるマシェリに絞っている)
オフ時には常にチャーミングな笑顔を周囲に振りまく女性なんだけど、いざプレイともなると表情がキリリと豹変。
男顔負けの神業的鍵盤さばきは、全ての人達を魅了して方々で引っ張りだこ。
そんな彼女に目をつけマサが白羽の矢を立てずっと真剣に口説き続けるも、慎重派で多忙ゆえになかなか落ちてはくれなかった・・・・・
しかし、熱い思いが遂に届いたのか晴れて、念願が叶いました。
テンガロンハットまで被ってくれたし。

ギターは先述のコバちゃん。
地元・小樽が生んだジェフ・ベックと私はずっと呼んでいる。
ルックス、テクニック、センス、ステージング、トーン、キャラクターとパーフェクトにカッコいいことこの上ない。
毎度おなじみラルクアンシェルのカバーバンド「ショックス」のギタリストとしても気を吐いている(ボーカルはトミー!)
この日はこの2バンドの掛け持ち

ずっと頭を悩ませ続けていたテナーサックス・パートもコロナ騒動が一段落してタカが元気よく復帰した・・・・・
別格の存在なのに腰の低い好青年。
そして勉強熱心
素晴らしいテナーサックス!!
彼はテクニックはもとより人格も良識あるジェントルマン。
しかも、ただのプレイヤーではなかった。
スコアに俄然強くて、申し分なしのナイスガイだ!
これで無限の可能性が拡大したわけですから、早くも今後のライブ展開が待ちきれませんよ。
まさしく雨降って地固まるだ。
仲良しで音楽にとっても理解のあるお父さんがこの日も応援に駆けつけてくれたよ


アッキーとの縁で、頼もしきアルトサックスのトモちゃんを新たに迎え入れたことが、去年最大の収穫です。
彼女はSTAに加入以来メキメキと頭角を現してきているテクニックの持ち主(ミツの折り紙付き)。
サックス教室へと熱心に通って益々腕を磨いている
余裕と貫禄の演奏は必見だ。
というわけで、多忙の中をなんとかスケジュールの調整をしてくれた。
スタジオリハは4時間にも満たなかったけど、呑み込みが早い。
本人もシカゴの演奏をとっても楽しみにしているのだそうだ。
(好きこそものの上手なれ、とは昔の人うまいことを言った)
特に組曲は大のお気に入り。
何という恐るべき努力家。
何事にも真面目で責任感も強いので、映像を検索してスタジオ入りまで必死に研究してきたのだとか。
今回のライブでもサウンドの幅をグッと広げてくれた。
スコア制作のためにファニーからトランペット譜を送ってもらいギリギリまで猛特訓を積んだそうだ。
なんら違和感もなくクリアしていた。
大袈裟ではなく、本当に凄いミュージシャンだ。
正直な話、嬉しいなあ。
ライブの度にファンが増殖しているモテモテのトモちゃん
チャーミングなルックスで人気急上昇中!

マサとは一番付き合いの長いのが札幌トロンボーン界屈指のジャズプレイヤー・ミツ
マサに次ぐ古株。
シカゴ好きで意気投合してからは、ずっと仲良く関係を維持している
STAのホーンセクションでは稀なこと
共通の話題は常にシカゴ
(ただしミツはⅢまでしか認めないそう
最近はⅤもそのカテゴリーに昇格しつつあるけれどね)
ファイターズVSヤクルトと応援球団も違う
でも、彼のおかげで最近はよりコアな初期シカゴをセットリストに組み込むことに成功している
活性化運動絶好調さ
あちこちから常にひっぱりだこのミツによる、絶妙なるトロンボーンは相変わらずいぶし銀。
ちなみにジャンプ競技やモトクロスバイクにも精通しているのだ
9月のシカゴ来日公演では大阪を見に行くそうだ
初シカゴ体験!
「やはり影響を受けたジミー・パンコウは観なきゃあねえ!」とのことさ((´∀`))
シカゴ通の彼はマサの良き理解者故に、下手な言葉など無用だ。
とにもかくにもシカゴやブラスロックを吹けることに無情の喜びを共有する仲。
これからもよろしくたのんまっせ!((´∀`*))

トランぺッターのトモキーは目を見張るプレイとパフォーマンスで観客一同から、惜しみない拍手を送られていたよ。
((´∀`*))
彼はパーカッション・プレイヤーのダンディなナイスガイ・ユーちゃんから紹介された
今も一緒に他でバンド活動中
人脈もジャンルにかかわらず膨大でこの日もあちこちでミュージシャン仲間たちと盛り上がっていました
本業はジャズ
石やん&もっちんと同じく今年の「シティ・ジャズ」に出演していたよ

心強き相棒のモッチンはマサとリズム・セクションに専念。
おかげさまで数段グレードアップした。
第3回の厚別ふれあい広場にも「アイちゃん&トミー」によるプロジェクト「バーク・ロック」で叩いていた
テイクオフでもドラムスを担当のワーカホリック
一体全体、どれほどのバンドに所属しているんだい!!??
今度、機会があれば訊ねてみようっと
ほぼ毎週のようにどこかしらのライブに立っているはずさ(梯子のライブなんてざら)
別格の存在でもあるドラマーのモッチンは音楽はもとより人生においても大先輩ゆえにこれからもご贔屓によろしくお願いします。
今年からはアキ、マサとの3人で全員リハ前にモッチンが中心となり、みっちりとコーラスの練習に励んでスキルアップを図っています
彼は伝説的なる大御所とも共演
今も尚、休むことなく心境著しい人。
モッチンはヒコちゃん&マヤマくん率いる「テイクオフ」にも所属。

もう一人、彼もSTA初ライブからの長年にわたる知り合いパーカッショニスト、ユーちゃん! 
この加入は驚きの出来事。
ダンディなユーちゃんは本番当日、素敵な奥様ノリちゃんをエスコートしてきて、夫婦一緒にパーカッションの準備や後片付け作業を行っていた。
羨ましすぎるくらいの微笑ましい光景!!
ところがだよ‥‥本来この日ゆーちゃんはスケジュールの都合がつかないと言っていた
ああ、それなのに、何故だか開演前から会場にいるではないか!!??・・・
ヒコちゃんの「テンダネス」に出演とのこと
それならばSTAにも是非とも参加してほしかったよう・・・(´;ω;`)

今夏もまだ口外はできませんがニューフェイスが目白押し!!
近年のSTA活動史においても3本の指に入る快挙なんだよ。
これで難関も見事に突破。

はい、STA史上最強でお馴染みの連中が固めているから、余裕のたたずまい。
観客席にて、ずっとジョークの連発で和気あいあいに和んでいる。

色々なゴタゴタを乗り越えつつも、クセモノの8人が出揃った。
ふてぶてしき布陣だ。
どうですか。
正に怖いものなし。

アキ達は語っていた。
「今のSTAならばちょっとしたいつものトラブルに直面しても、スムーズにクリアできる力が備わっているでしょうよ!」
情熱は伝わるもの。
同志が集ってくれるものだ。
継続は力なり。


スタジオリハはじっくりと定番の2回入り。
全員が揃ってのリハは残念ながら例によってあまり叶わず・・・・使用スタジオは2か所を利用)
妥協することもなく、とことん詳細に至るまで練り上げてきました。

ライブはステージに上がってから降りるまでが一つのパッケージアートなんだからね。
(ステージは毎度お馴染みのコンテナカーの荷台。
滅茶苦茶に高くて頑丈なのだ!
床がトランポリンみたいにグワングワンと揺れていたけど徐々に慣れたよ。
勢いあまって抜け落ちたら大変だけどね‥‥(-_-;))

アナウンス、カウント、間合い、メドレー、MC、ソロに至るまで完璧に。
そういうわけでして紆余曲折を経て「雨降って地固まる」を実体験した瞬間さ。
こうやって19年間、血と汗と涙を流しながらも難関を乗り切ってきたSTA。
トラブルに巻き込まれるたび、強靱になって蘇りを繰り返してきたのさ。
でも、自画自賛するわけではないけれども、そんなこと微塵も感じさせないほどの迫力だった。
演じている我々も細かい不安要素なんて忘れちゃうくらい、クールに堂々とエンジョイした。
それはホーン隊の凄まじき4人によるアンサンブル、そしてキーボード、コーラスだけでも大変なのにゴージャスなアレンジを施してくれた才色兼備のアキの手腕によるところも大きい。

****気分良く札幌からドライブの道中、海の青がいつも以上にキラキラと輝いて光っているものだからワクワクさ。
昼前にライブ会場へ到着。
ステージ後方の無料パーキングへ駐車。(去年は前方だった
売店のおばさんに教えてもらい移動)
最高責任者のサイトウ氏にご挨拶後、会場の位置説明をたずねる。
ちょうどオープニングアクトのリハが始まる時間帯。
スタッフたちにご挨拶。
すっかりと顔なじみだ。
懐かしい顔、顔に思わず笑みがこぼれる。
機材搬入のために裏の楽屋テントへ。
対バン連中と近況報告のひと時。
もちろん感染防止対策は念入りにね。

ステージ前のダンスフロアもスペースを維持。
きちんとマナーを守ってのダンシング!
ステージには、あのパーテーションがもうないよ!
 
さてさて、その後も次々と会場へ到着したメンバー達。
リラックスしていて、やる気満々。

マサは顔なじみの観客、スタッフ、対バンらと懇切丁寧に、随時挨拶を交わす。

STA のライブを毎回見ている女性客の方は,マサに「STAの演奏が始まると、ああ・・・・今年も帰ってきたんだなあ・・・としみじみ思うんだよ」とニコニコエールを送ってくれました。
正直な話、ウルッときちゃうね。

皆、自己判断でしっかりとマスク着用、消毒液を使用。
その姿もグッと少なくなったけどね。

数年前ならば、最高責任者のサイトウ氏がやってきて体温の測定。
2週間前に記入してきた体調検査用紙も提出していたよね。

テーブル席も各4人限定。

ステージマイクも持参するか、出演ごとに交換するという念の入れよう。


3年前は強風という恐ろしい現象が巻き起こったけど、今年はいかに・・・・・・????って、何事もなく穏やかに進行していたからご安心を((´∀`*))
あれ以来、反省の意味も含めてマサはたくさんのクリップをハードケース内に用意している。
スコア、歌詞カード止めとして役にたつ。
備えあれば患いなし、とは昔の人はいいことを言ったものだ。

結果・・・・・もちろん全てにおいて、ばっちりオーケーだ。
時間も巻きだったし。
これって奇跡だ。
テズカ君曰く「ステージに時計を設置した効果があったのでは」とのこと。


さあ、長々と前置きしちゃったけど、そろそろ出番だ。

頃合いとしては最もおいしい時間帯。
(先述どおりに、風も穏やか、STA以降はドンドンと気温が低下していき冷え込みが厳しかった・・・。)

ウォーミングアップもチューニングも完了。
ステージ裏ではメンバー達各自がストレッチ。
埠頭にまで一人赴いてサックスを吹く者、回し蹴りや準備運動に励む者、最終チェックに余念の無い者、楽器の手入れやセッティングに目を光らせる者、対バンとハグする者、前のバンドの演奏を楽しむ者・・・と様々。
実は10番目のバンドは「ショックス」
それはそれで異彩を放っていたよ
シタタカなるコバちゃんに乾杯!!

 一発キツイのをサラッとぶっ放しにいきますか!

あ!?ネタバレだけどね‥‥((´∀`))

不穏なる天候とコロナ騒動の影響で観客の入りやノリはずっといまいちだった・・・・皆もSTAの時を不安に思っていたんだってさ!!

STA が開演したとたんに、ゾクゾクとステージ前に集まってきたオーディエンス。
中には出演を終えたバンドや出番待ちのバンドマンの顔もちらほら。

それを見てメンバーらはびっくりした、とマサに話してくれた。

「なんもさあ、いつもあんな感じだよ」
「さすがあ!!STAライブにワクワク!」
「(即座に)もちろん!」


そして毎年、小樽でのライブを見に来てくれている男女のちびっ子たちも可愛らしい浴衣を着てオバサンに連れられてマサのところに来てくれたよ。
ちょっと照れていたけど、その成長にはビックリ。
マサが抱っこをして写真撮影。
ステージにはヒマワリの花束をプレゼントしてくれたよ。
(ポテトチップスもご馳走になった)
感動的な場面だ。

ある対バンの方はSTA の練りに練りこまれた真剣なコンセプトと、取り組み意識に共感してくれた模様。
フェイスブック友達申請にもつながったよん。
その成り行きを、知り合いの観客にも伝えたら手放しで大喜び。
これで鬼に金棒だ。

皆、事前にステージ衣装にもこだわりを見せてばっちりと決めてきたよ。

ニューフェイスたちのプロフィールは後ほど詳細に解説させていただきます。

司会進行はFM小樽のベテラン鶯DJヤチヨ嬢から、すでにサイトウ氏へバトンタッチだ。
ヤチヨ嬢はマサの姿を見かけたとたんに駆け寄ってきてくれたよ。
彼女もサイトウ氏も、もう何年も毎回お願いしていてお互い阿吽の呼吸で理解はしているんだけど、プロフィール読み上げの件で一応は打ち合わせ。
ヤチヨさんは夕方のバンドで 呼び出しアナウンスを終えるとサイトウ氏と交代なんだとか・・・。
(ちょうど半分の時間帯)
しっかりとそのバンド終演後は、斎藤さんがそのバトンを受け継いでくれました。
勝手知ったる段取り。
以前にもお願いしたことがあるから、ここは気楽に託したよ。
徐々に盛り上げていって、抑揚をつけバンド名を力強くコール!!

俄然ヒートアップして気合も入ってきた。
なんというこの上なき幸せ。
素晴らしいことだ。
すこぶる心強い。
カモメたちも優雅に最前列に飛来してきたし。
だからこそ、安心してステージに臨もう。
あとは本番に向けて頑張るだけだ。

結果??・・・・・もちろん、ばっちり完全燃焼でめでたしめでたし。

****舞台裏でのメンバー記念撮影も含めて、やっぱり理屈抜きにライブは最高だね。
ここに帰ってこれてホッとしたよ。
飲食も美味しかった。
トミーの愛犬ライラも人懐っこくて可愛いんだけど、この日は自宅でお留守番。
その方が正解だね。

やる気満々の意気込みがヒシヒシと伝わってくる采配。
期待感にワクワクときめきながらの観戦

ここいらで本編に入りますよ!

ステージの入れ替えには10分が用意されている
・・・・(-_-;)
慎重なサウンドチェックをとうに終えて、セッティングは完了しているので十分進行に余裕があります。

準備万端整いましたよん。
さあ、そろそろ参りましょうか!!
華麗なる懐かしいシカゴ・ブラスロック・ショーの幕開け。
この手のジャンルを扱うバンドは日本広しと言えども残念ながらふしぎと皆無(ただ単に難しいだけなんだけどね
それが証拠にSTAの演奏に関わったミュージシャン数は130人を軽く突破している
その数字は今後も増え続けるでしょうね)
はい、さてさて、お手並み拝見と参りましょうか
詳細なるライブレポートをお送りしていきたいと思います((´∀`))
1曲1曲が無駄なく仕掛けを施しコンパクトにまとまって次々と飛び出してくるよ
おもちゃ箱をひっくり返したかのようなサプライズの巧みな連続技
こいつら、摩訶不思議で愉快痛快、奇々怪々なる微笑ましき集団故にご注意のほどを・・・・

***せっかくなのでこれまでにこのバンドがぶちかましてきた名演やドタバタ劇も交えてお届けしたいと思います
どうかご理解のほどを・・・・・***

 それでは最後までごゆっくりとご堪能くださいませ。
ライブレポートの本編は後ほど・・・・・****

***MEMBER***
MASA・・・B CHO VO
AKI・・・KB CHO VO PER
MOCTHIN・・・DR CHO
TOMOCHAN・・・AS
KOBACHAN・・・G
TAKA・・・TS
MITSU・・・TB
TOMOKY・・・TP

***SET LIST(100%CHICAGOで一大網羅!)***
1、INTRODUCTION
2、SATURDAY IN THE PARK
3、MAKE ME SMILE(ぼくらに微笑みを)
4、SO MUCH TO SAY,SO MUCH TO GIVE(言いたいことがたくさん)
5、ANXIETY MOMENT(不安の日々)
6、TO BE FREE(今こそ自由を)
7、NOW MORE THAN EVER(愛は限りなく)
8、FELLIN' STRONGER EVERYDAY(愛のきずな)
9、FREE(自由になりたい)
10、25OR6TO4(長い夜)

狙ったかの様にノリノリなBGMが流れる
この陽気なサウンドに誘われてワイヤレスマイクを手にした司会者兼主催者の斎藤氏が頃合い見計らって
バンドを懇切丁寧声高らかに紹介する
((´∀`)ステージの下手から)

「はい、さてさて、小樽浅草橋オールディズ・ナイトはおかげさまで順調ですよ
今日はあちこちでライブイベントが開催されている中、こちらを選んでご来場いただきありがとうございます
今日も昨日に引き続きピーカン
暑いのも考えものですが・・・・そろそろ涼しい風も吹いてきましたね
ゴージャスなバンドが出演しますよ
私はバタバタですが・・・(-_-;)1人でMCを担当させていただいてます
私もボーカルなんですけど今日はスタッフに徹して1曲も歌いません((´∀`))演奏に先駆けてちょっと説明させてください
会場内キッチンカーでフード&ドリンク類を各種揃えていますのでドンドンと注文してくださいね
お次に控えしバンドも力強いパフォーマンス展開だからもの凄いですよ。
興味津々のジャンルは往年の邦楽&洋楽カバーが中心。
今後もドンドンと活躍の場を広めていきたいそうです。
のってきたら遠慮なく、手拍子のほどを!!
・・・・夏に相応しいご機嫌な音楽をたくさんお送りします!!
応援のほどをよろしくお願いいたします!
とことんまで楽しませますよ~~!」と告げた

颯爽と現れたバンドの面々は万雷の拍手によって迎えられた
写真で見てもおわかりでしょう
いよっ、待ってました
オーラが半端ない
息つく島もあたえてくれない
悪しからず・・・(-_-;)

景気よくライブのスタート!!
まずはアキ嬢が、プログレッシブかつスペイシーなシンセサイザーサウンドで、一種独特なる異空間を轟かせる。
臨場感満点。
期待にワクワクするね。
(彼女は何でも受け入れてくれるから、調子にのったマサは無理難題をしょっちょう投げかけるんだけど、それら全てを軽くその場で仕上げてくれるんだよね。
その手腕は大袈裟ではなくゴッドハンドの如しだ!
頼もしい限り。
(このミステリアスなるSEも、事前にスタジオで膨大なるシンセ内蔵音源からじっくりと時間をかけてセレクトしたもの)。

マサがすかさず、後方に鎮座するモッチンらに、手拍子でテンポのメッセージを送ると、それに便乗するかたちで、歯切れのよいギターコードミュートカッティング、剃刀のごとき小刻みなハイハットで応える。

マサは大股開きでふてぶてしく会場中をゆっくりと見渡しながら、頃合いを見計らう。
進行役を務めている斎藤氏が、再度アナウンスを発する
(事前にマサが手渡しておいたシナリオを読み上げる)

「たいへん長らくお待たせいたしました。
さあ!
マジに泣いても笑っても時間となりましたよ。
今か今かとお待ちかねの皆さん。
いよいよはじまります!
元気いっぱいに熱演してもらいましょうか!!
滅茶苦茶にかっこいいですよ
絶対に惚れますから
そうですよね。
これから極上のステージをお届けして参ります。
ド迫力ホーンセクションの熱きエナジーを、心ゆくまでドップリとご堪能ください!
メンバー一同は、この日この時この瞬間を心待ちにしていました!
もはやお馴染み、北国唯一無二の札幌発ブラスロックバンド!
いざ、まいりましょう!
盛大なる拍手でお迎えください!
HEY THERE EVERYBODY!
OH-YEAH、HERE WE GO!!
OK,ARE YOU READY!
COME ON BABY
LET'S GO!
それではヨロシク!
レディース&ジェントルメン!
THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY~!!」
なんまら力が漲ってきたぞ。

ジャストなタイミングで「1・2・3~!!」
(思い切りミキサーがリバーブを深めにかけてくれたよ!)
賽は投げられた
これを機に正真正銘、華々しくSTAワールドの開幕だ。

一気に波状攻撃へと、火蓋が切って落とされました。

猪突猛進の狼煙を上げる「イントロダクション」。

さすが、この顔ぶれだけに勢いが桁違いの号砲炸裂。

プレイしている我々でさえ自分たちの音にエキサイトして、アドレナリンの噴出が止まらない。

すでに掴みはバッチリとオーケーだ。

普段は寡黙なモッチンもスティックを手にスィッチが入ると、ドラム・ビーストに豹変するのです。

その上、6年前の4月にマサが東京で観て来たCTAの土産話が、相当感動的に残っているらしくて、ずっと刺激を受けている御様子。
如実にフィルインの随所へ、ダニー・セラフィン成果が現れていますよ。!

イントロの爆音が、情け容赦なく多方面へと襲い掛かる!
広々としたステージが文句なしに気持ちいい
ほほえましい光景に、常連組が客席でやや控えめに参戦。
写真&ビデオ撮影にと勤しんでいます。

皆さん、この変拍子の連続やコロコロ変わる変態リズムに、よくもまあピッタリと手拍子をあわせてくれますねえ・・・と舞台上から失礼ではありますが、しばし見とれてしまいました。

もうどれだけの回数、この曲をオープニングでプレイしてきたことでしょうか。
(ヒコちゃんも同様の事を言っていた)
メンバー一同愛して愛してやまない、じゃじゃ馬のようなナンバー。
その中でもこの日ほど、迫力一杯の完成度を誇ったことはなかったのでは?!
出色の出来と自画自賛。
方々からもマジに絶賛の嵐だった。

モニター・スピーカーに左足を乗せて、マサが野獣のごとく吠えまくる。
(途端にガクンとモニターが前にひっくり返って閉まった・・・・(´;ω;`)
乱暴でごめんなさい
すかさずスタッフが立て直しに奔走してくれた・・・・)
豪快に襲いかかりながらも、アグレッシブなアクションを巻き起こす。
(マサの正面最前列にイスで陣取った対バン達曰く、「マサさんはスペースが広いから相当に動きまくってましたね」と言ってきた。
スタッフはマサのステージング用に、わざわざ動線を確保までしてくれたのさ。
ありがたいことだよね)
以前のような、飛沫飛翔防止用パーテイションもビニール幕もないので、自由自在に動きまわれる。
もちろん、そこそこに意識して加減はしていますよ。

計算されつくしたコバちゃんによる独特でシャープな音色のギターが、モッチンのタイトかつパワフルなドラミングに絡みつく。

看板ともいえる4管によるホーンセクションのリフは、益々厚みを増してきましたね。
目をつむって聴いていると、とてもじゃあないけれど4人だとは思えない音圧だよ。
マジにこのホーン隊はモンスター級!
驚異的な連中だ・・・・。((´∀`*))

舞台両サイドからの弦楽器達による絶え間ない猛追。
ドラムが遠慮なしにグルーブを構築しながらの進撃展開。
会場をまるごと覆いつくすかのような、ホーン隊による異次元模様の高鳴り。なんという高揚感であろうか。
鉄壁を誇るホーン・アンサンブルが吹き荒れて、全体をリズム・セクションが引き締めるという構図が今回のおおまかなる課題。

さてさてライブの魔物はどこに潜んでいるのかな?

先月の反省点は見事にクリア。
・・・・今回は一体全体、何を仕掛けてくるのか??

さあ、2番の歌詞がカットされたエディットヴァージョンから、第一関門の地獄にガッシリと突入だ。

以前ハマピーのアドヴァイスで「スイングするように・・・」
この一言で数倍、曲が成長した。
こんなことをいうプレイヤーは皆無だっただけに、カルチャーショックを受けたぐらいさ。
もちろん良い方向にね。
もうこうなったらイケイケ!!

手堅く突破した後に待ち受けていたのは、ブレイクによる一瞬の静寂。
切り込み隊長はいきなりミツによる、やや食い気味かつ流麗なるトロンボーン・ソロを奏でての場面転換。
ほぼギリギリのぶっつけ本番だから正直な話、不安要素てんこ盛りだったんだろうけど、それも取り越し苦労だったようです。
大した度胸の持ち主だ。
さすがに百戦錬磨の達人だからこそ成しえるアヴァンギャルドな技。
何事もなかったかのように振舞っていたよ
(モッチンによる縁の下の力持ちも忘れてはいけない)。
ここがミツの凄いところ。
このフレーズは、彼がなんまらリスペクトしてやまないジミー・パンコウ師匠からの影響が大きいらしいよ。
なんと自宅に宿題として持ち帰り、3つのコードで繰り広げられるソロ・パートを、極上のエモーショナル・ラインで纏め上げてきて披露したのだ!!
能ある鷹は爪隠す!と、昔の人はうまいことを言ったモノだ。
ねえ、ミツよ!
(スタジオリハ前にブレイク部分による拍数の謎を解明するべく、独自でスコアを書き直してきて見事に解明したのだそうですよ。
すさまじき探求心。
正直な話、この曲はトップがキツイとのこと・・・・それは、うなずける‥‥でもご挨拶ソングだからねえ。
不動のポジションなのですよ。
悪しからず。

アキのピアノ旋律が、とびっきりに美しくて効果絶大さ。
マサによる、流麗なるオクターブベースに導かれて場面転換。

マサいわく「STAのバディ・リッチ」と言わしめた手数王から、リム・ショットに切り替えてのモッチンが職人芸で猛然と先導しつつ、お次はベテラン・トモキーの出番。
スッとステージ中央前方に歩み寄ってのトランペット・ソロは、熟練の極致なので、大船に乗った気分に浸れます。
一聴しただけで安定感抜群。
時折ヒステリックなハイノートなども懇切丁寧クールにヒットしていてニンマリ。
・・・実はオリジナルのtrumpetソロを、トモキー自らが手直して、他の管楽器隊と意見調整しながらラインを纏め上げてくれた・・・・。
いついかなる時にでも、才能溢れるプレイヤー。

バッキングによる強弱のサポートも効果覿面だ。

もうこのあたりにたどりついた時点で会場中の空気は一変。
なにやら恐ろしいくらいに、もの凄いことがステージで起こっているぞ・・・てな感じでかぶりついている。

そして第3の男、コバちゃんのギターが火を噴いた。
臨機応変、歪みからコーラスサウンドまでコンスタントに幅広く音色をエフェクターで器用に切り替える
(ここはスタジオリハ時に取り決めたこと)。
いきなり過激なハーモニクスが導入部分に一気呵成に飛び出して、益々進化したソロを、これでもかあ!と言うくらいにぶちかます
(よくもまあチューニングが狂わないねえ)。
陶酔の表情を浮かべつつも、ただひたすらにエキセントリック。
序盤はテリー・キャスのフレーズに敬意を表する・・・・。
へヴィーなサウンドは、これだけにとどまらずフィードバックにより加速。
音数がドンドンと増していき、とどまることを知りません。
身をのけぞらせてイナバウアー・ポーズ。
チョーキングなどを交える際にはギターを激しく揺さぶって身をよじる。
あれだけのプレイだけでも引き攣るところなのに、ビジュアル面も大きい。

(掛け持ちミュージシャンのコバちゃんは、超売れっ子。
他にも、いくつものプロジェクトに関わっている。
それらの時には大股開きスタイルなんだけど、STAでは常に横向きポーズで全体を注視している。
これが彼のステージ・スタイルなんだね)
そして遂にテリー・キャスのギター・ソロを、ほぼ忠実にコピーしちゃったんじゃあないのかい!?
ビブラート、グリッサンドに至るまで再現しているよ。
この前面へのせり出しシーンは、ヒロリンのリクエスト。

間髪入れず、極めつけは第2期JBG時代のコージー・パウエル直伝によるモッチンが、究極の稲妻フィルインで拍手喝采。
サンキュー!

いつもは沈着冷静なるモッチンもノリノリな様子で、このヒトトキを満喫している様子。
すっかりと脳天ヒューズはスパークしちゃったみたいだ。
いくつもの修羅場を潜り抜けてきたからこその、説得力ある支柱だ。

エンディングにおけるベルトーンも、アッキー渾身の1音を筆頭にコバちゃんを経て見事な連携で繋がった。
ここで繰り出したコバちゃん入魂のピッキングがジミヘンのようにウォームで破壊力があって戦慄が走りました。
これぞまさしくロックの原石。
いかなるアクロバティックなテクニックをひけらかすよりも、「ギュウイ~ン!」一発でひれ伏させるほどの衝撃と説得力。
トモちゃんからミツを経てタカ、そしてトモキーへのホーンセクションに受け渡す流れへ。


マサが後方のバスドラムに左足を乗せ、右手を頭上に掲げてグルグルと何度も素早く回転。
振り返りざま、モニター・スピーカーにまで走り寄って乗っかる。
モッチンと呼吸合わせ、雷鳴のような怒涛の連打をスリリングに交えて激しいジャンピング二段キックぶちかましでフィニッシュ
(これ長年にわたって封印していたんだけど、このスペースだけに特別お披露目しちゃった
メンバー達が後で言ってたんだけど、ものすごい振動で床が揺れたそうで恐かったらしい
管楽器どころか上手のキーボードまで揺れたのだとか・・・・(-_-;)
な、な、なんとお、アッキーも特大のジャンプを公開していた!!
以前、ASの女傑ミキティいわく「マサとモッチンは何かにとりつかれているようだった」とのコメントを述べていましたっけ。
度肝を抜かれた観客は、ため息混じりに唖然としている。

****アッキー長年のお友達でもある「.J、そうきあ&稲葉美紀DEAR FRIENDS」のMIKIMIKIちゃんが「アッキーちゃんが加入したからSTAは確実にパワーアップですね!」とのこと。
もちろんその通りだよ。
去年の初夏からはギアを1段アップして臨んでいる新生STA故に大袈裟な話ではなく、方々から賞賛のメッセージが絶え間なく届いている。
この日に出演した各キーボード達もアッキーの全身全霊をフル活用したそのパフォーマンスを羨望の眼差し込めて大絶賛していたもんなあ****

やたらと口うるさいスジものでも思わずニンマリ。
半端なく日差しが暑いので、とっくに全身汗まみれながらも、すこぶるご機嫌麗しゅう((´∀`))。

 (回想シーン・・・・)
ある日、スタジオリハ時にマサがふと閃いた。

「1972年シカゴ・ライブ・イン・ジャパン(大阪の音源)」の再現なんていかすよね、ってさあ。
曲に入る前にロバート・ラムがムード満点にピアノでいくつかのコードをルーズに流す。
トークも交えてね。
焦らしに焦らした挙句に・・・・っていうあれ。
それを臨機応変に対応してくれるアッキーちゃんならば、呑み込みがいいからアッという間に弾いてくれるだろう、と踏んだ。
結果は?・・・・もちろん大成功だったよん。

これ、マサのトークとアッキーちゃんのピアノがうまく噛み合わないと悲惨。
スタジオではまあまあの出来だった。
ラインでも事細かく説明を加えて調整を加え改良。
別にキッカリとした台本なんか用意してはいない。
大体のおしゃべり内容は決めてあるけどね。
「それでは、トップには、凄まじい勢いで吹き荒れるブラスロックを立て続けにお送りしましたが、お次はメローな響きで・・・・。
(不敵な笑みを浮かべつつも)
特に人気の高い曲をやります。
盛大なる拍手で迎えてください!」
BGMのピアノは、その場の空気感で延々と進行。
タイミングを逃したマサはタイトルを言おうにもずれちゃう。
もう1周弾いてもらう!?
ところがアッキーちゃんが見事にクリア。
かえって効果が倍増したよ。
これまたご機嫌なメドレー。
「今日はスペシャルなversionだ。
バラエティに富んだセットリストでお送りしますよ。
あれ!?
どこかで聞いたことのあるピアノだ・・・・
俺はいつも同じMCだと、ある女傑から突っ込みを入れられたんだけど、やっぱりこれだけは言わせて!
今日は日曜日だけど、この場にうってつけの曲をやるよ!
・・・・どうぞ~~サタディ・イン・ザ・パーク!!」
と言った途端にアッキー親分
(もっちんがそう呼んでいる((´∀`*))
寸分の狂いもない間合いで、それまでのスローテンポから力強い連打へ!!
(前曲からの音色チェンジも素早くこなす)
絶妙のシンコペーションを基調とした、あまりにも有名なるイントロをピアノで嬉々としながら響かせる。
後から聞いたんだけど、アッキーちゃんは「今でいいや!」と独自の判断で、ここから本編に突入したのだそうです。
ありがたいことに大正解だよん!
(オーディエンス達いわく、この曲がはじまるといつでも誰もが最高の喜びを滲ませてノリノリなんだそうですよ。
こんな話を聞くと、ミュージシャン冥利に尽きるね。
長年にわたるブラスロック&シカゴ普及活動も着実に実を結びつつあるようだ。)
シカゴ初の記念すべき反戦的意味合いを含んだミリオン・ナンバーがはじまった。
(1972年7月リリース初の1枚組オリジナルスタジオ・アルバムCHICAGOⅤからのファーストシングル。
ビルボードHOT100にて最高チャートで第3位を記録)
当然ここでの主役は、最初から最後までピア二ストのアッキー。
いつも艶やかなる着こなしのアキ真骨頂。
(彼女の根性の入り方は筋金入り。
メイクもバッチリと施している
ワイルドな迷彩柄のスカートと黒ファッションで統一しているではないか。
デニム生地製テンガロンハットと激レアなシカゴTシャツも彼女最大のチャームポイント。
こんな煌びやかな曲をプレイするバンドってナンマラいかしているでしょう。

裏話・・・・・スタジオリハでは特別なる思い入れを込めて取り組みました。
当初マサはピアノなしではやる意味なし、と判断してストレス回避も含め、泣く泣くお蔵入りさせようとした。
ところが当時STAに在籍していたニシヤンや久留ちゃんが、機転を効かせギターコードでのパターンを演じて「どうかなあ!?」とさりげなく主張してきた。
半信半疑それで演じてみると思いのほか、心地よい仕上がりなので、以降はギターアレンジバージョンでずっと披露していたのだ。
もはや手慣れたもんだよ。
これはこれで、斬新で快感。
まるで違和感もなく、結果的にはやって良かったねえ。
西やん達もこれをギターメインで演奏することを密かに夢見ていたんだから、そりゃあ至福の瞬間で天にも昇るでような心持ちだったことでしょうねえ。
加入前にアキ嬢はSTAライブを目前で見て「なるほど。
こういう風にやっているんですね!」と目から鱗状態。
感心しきりだった。
それも参考に加えて、アキちゃんはありとあらゆる音源を片っ端から発掘してきて指癖や強弱、微妙なるタッチ感を調べ上げた。
その結果がここに結実したんだよ。
文句の付けようなんて微塵もあるわけがないっしょやあ。
大役を果たしたね。
涙腺が崩壊しそうなほどだ・・・・。
この感動がずっと欲しかったのさ。
本物だ。
(近年は本家のロバートラムさんが、ショルダーキーボードやシンセで弾いてるんだけど、やっぱり生ピアノのニュアンスには程遠い。
これが生命線なんだから。
シビアな意見かなあ、これって・・・・だって愛するが故の正直な感想なんだから)

もちろん、それに呼応するように会場全体も熱烈なる声援へと反応が変わっていく。

それにしても、この曲、一聴する限りだとシンプルに聞こえるんだけど、リズムの違いが如実に現れるのですよ。
サビにも奥の深い部分が垣間見えます。
マサは絶え間無く左右に、トレードマークともいえる軽快なステップを踏む。

モッチンは、特にこの曲でのドラミングとコーラスが冴えわたっていた。
リハではテイクを重ねるごとにドンドンと難所を克服していき、本番ではご機嫌なスティックさばきで終始していた。
黙して語らずのツワモノだね。

コバちゃんもギター・ストロークの隠し味で、より皆さんが贅沢極まりないハッピーモードに浸れちゃうように美味しいオブリをつま弾いているのだから、不思議なものですよね。

この曲に対する思い入れがすこぶる強い熟練のファンも、満足そうにニコニコしながら手拍子を打つ!
アベさんの大好物だけに熱狂的なエールを送ってくれた
それどころか一緒になって歌っているではないか
心底愛してやまないチューンなんだね
シカゴ愛好家冥利に尽きるよ
腕組みして目を閉じ、唸りながら、ジックリと聞き入っている対バンも発見。
会場のあちこちで嬉しそうに、両手をあげて大はしゃぎしている人たちも見えるではないか!?
数人のオーディエンス達も、ずっと横並びでタンバリンを打ち鳴らし続けているよん。
ステージサイド(マサの目の前)では、常連組の観客が簡単な振り付けを指導しながら曲と一体になってステップを踏んでいます。

ホーン隊も時折横目でバンドを確認しつつも、リズムカッティングにのって延々と体を揺らしながら手拍子を要求。
そろそろ肩の力が抜けてきたのか、爽やかな疲労感がかえって心地よいようだ。

世界平和を声高らかに提唱する、これこそスケールの大きいマンモス・チューン。
まさしくシカゴ版「イマジン」との呼び声高き、ターニング・ポイントともいえるアンセム。
愛と平和を謳歌しながらも反戦を訴える部分もさりげなく含まれているんだから、さすがしたたかで思慮深い我らのシカゴだ。

満面の笑みを湛えた成長著しいアキちゃんも、エキサイティングな観客達にすこぶる癒されたそうで右手を大きく突き出して煽っていたよ。
マサが歌いながら最前列に歩み寄ると、客同士が微笑み返し。

バックのミュージシャンらも、すこぶる気を吐いていますよ。

エンディングでのモッチンによるハミングに至るまで、マサのアイディアが見事に実を結んだ
(今春から取り入れたアッキー&モッチンによるコーラス・ワーク。
これもスタジオ入りしてみっちりとトレーニングしたもんね。
過去にここまでこだわって突きつめた人は皆無だ。
今後も、もっともっと事細かく煮詰めてまいろう!!)。
歌メロには人一倍のこだわりをもって挑んだ。
最近は、マサ長年の夢だったドンドンと複雑になっていくツインボーカル・パートをも現実のものとした。
モッチンと軽くラインで文章とシカゴのライブ映像で打ち合わせしてから、スタジオでプレイ。
3番の歌い出し入り口も高低のパートをぶっつけ本番で入れ替えた
すると一発で思いが噛み合って大成功
(ステージに上がる直前まで、モッチンはマサへ最終確認を求めてきたほどさ)
妥協なく、またまたハーモニーにテコ入れを図った、(メインのボーカルとコーラスの入れ替え)
その様には、皆も感服していたよ。
これを今まで、一度も実現できなかったのは、一体全体何だったんだあ・・・・?
「YEAH,YEAH~~!!」
アッキー&モッチン渾身のハーモニー。
うっとりするほどポップで幻想的なラストに至るまで、気合十分パーフェクト。
丁々発止に完奏。
普段はホノボノと佇んでいるモッチンではありますが、やる時は綿密にヴォーカルとコーラスを決めてくるところなんかさすがですよね。

ファッションリーダーのトモちゃんは、ようやくこの頃になると先ほどまでの緊張感は収まってきてリラックスしてきた。
彼女も毎回シックな黒スーツ姿で佇んでいるんだけど、胸元も露わに着こなしていてめっちゃセクシーなのだ
この日は涼しそうな上下白黒の服装にセンスの良いネールや髪型で、いつもにもましてオシャレ
襟にはサックスのバッジが付けられている
それをマサが指摘したらトモちゃんは得意げに胸を張って見せてくれた!((´∀`))
マサも対抗意識向きだしにベースのバッジをつけてきて見せたらバカ受け
彼女は「STAに人生を捧げるぜ!」とフェイスブック上で宣言もしてくれた
感動的なレディにファンも急増
祝福の乾杯を捧げよう

あららら・・・・!?
いつの間にか、最前列はオーディエンスでビッシリ状態。
目に焼き付けようと、食い入るようにステージを見上げている。



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