THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

VOL,215 夏の終わりの北運河サウンドエナジー13(シュガーレス編)

2024-08-29 22:25:02 | Live Set List
****このライブレポートって、意外にも根強いファンがいるのですよ。
チェックも中々に手厳しく、叱咤激励を日々受けております。
今後とも、どうぞお手柔らかに
( `・∀・´)ノヨロシク・・・・****

日差しもギラギラで日焼け止めが必要なほど
グッと冷えたビールが美味しくって何杯でもいけちゃうぞ
(俺は下戸だけどね((´∀`))
まあ何はともあれ、いやが上にも、グッとくるなあ・・・・・・。


まずはステージ上にセットされている機材類のご紹介をします。
キーボード用のアンプにローランドのJC-40。
ベース・アンプはご存じのハートキーシステムで、
410BASS module-2。
HEAD HA7000。
ドラムセットはご存知、茶色い光沢のシェルが美しいパール。
ギターアンプはマーシャルJCM-900とJC120の2台が用意されている。

早くも熱気を帯びはじめた会場内に絶えず流れ続けているノリノリの素敵なBGM
めっちゃムード満点。
会場内に流れるBGMはザ・ビートルズの「ヘルプ」&「ペーパー・バック・ライター」。
ビージーズ「イン・ザ・モーニング」
グラス・ルーツ「今日を生きよう」
ジョー・コッカー&ジェニファー・ウォーンズ「愛と青春の旅立ち」(究極の名バラード)
レインボウ「シンス・ユー・ビーン・ゴーン」
ランナウェイズ「チェリーボム」
「ゲット・イット・オン」(T-REX)
「遥かなる影」(カーペンターズ)
「ひとりぼっちのあいつ」「ドント・レット・ミー・ダウン」(ザ・ビートルズ)
エルトン・ジョン「ユア・ソング」
そして、ハミルトン・ジョン・フランク&レイノルズで「恋のかけひき」
アキはボーカルや曲の雰囲気が布施明か尾崎紀世彦みたいだなあ、とほざいていたさ((´∀`*))
もっと勉強しなさいな!
もうこれだけで、気分は高揚するんだからねえ。


それでは景気よくライブレポートに突入と参りましょうか!
心行くまで楽しんじゃおう。
もう下手な屁理屈抜きにして、それっきゃない!!

はい!
さてさて、お次の番だよ。
時間の方は相変わらず多少巻き気味での進行
****このライブ・レポートももちろん果てしなく書き進めていくよん!!
我らがSTAは、このブログの主役故最後にタップリとお届けしますよ。
というわけでして、それでは皆さん、目いっぱいにゾクゾクと陶酔してね~~!!
覚悟のほうはいいかな!?****

5番手には勿体ないくらい・・・・
そんなプレッシャーなんか、余裕と貫禄で軽く吹き飛ばしちゃった最早お馴染みのベテラン勢の登場だ

12:40~13:05
「シュガーレス」
(安全地帯のカバーバンド)
男女混合、札幌からの出演で6人組
この日出演したバンド中一番のいぶし銀路線
まあ、それは間違いない
意外にも初出演だった!!
てっきり常連組だと思い込んでいたよん
キョンキョンに聞いてみたところ、シュガーレスは「浅草橋」、北風ピープー」は北運河と分けていたそうだ
う~~む・・・・至極納得しちゃったさ
だから、先月も「シュガーレス」を見たばかりなのでいつも対バンをしているような錯覚に陥ってしまった
まあ、メンバー達は膨大に掛け持ちをしているからねえ
混乱をきたしてしまったさ・・・(-_-;)

つまりは不定期ながらも、ちょくちょくと顔を合わせている仲さ((´∀`*))
このバンドとマサとの付き合いも相当に長い。
なんたって10年を軽く超えてるもんね。

面白いのは最初の頃は必ず小樽ライブイベントで対バンしていたということ(だから勝手に私は小樽のバンドだと思い込んでいたくらい)。

それを切っ掛けに親しくなってからは「STA企画リブレーション」にもたびたび参加してくれるようになりました。

だから、ステージングの細部までをも知り尽くしているつもりだったんだけど、今回は新たな趣向を加味させてきたようだ。

なるほどなあ・・・したたかなる猛者集団。
そして、近年のセット・リスト中、毎ステージごとに、だぶりは数曲のみという妥協なき徹底ぶり。
一体全体、彼らの持ち曲ってどれだけあるんだい!!??
だからこそかえって新鮮この上ない展開が初々しかったんだけどね
次から次へと名曲群が炸裂する様はとっても心地よい
今後も、彼等の活躍には期待大
楽しみがまたまた一つ増えたよ
これもライブイベントならではの醍醐味です
ライブの前後にメンバー達とけっこう談笑する機会があったんだけど皆気さくな連中
世代の壁なんて全く関係ない
一瞬で打ち解けて熱く会話も弾むって塩梅
羨ましい関係でしょう( ´艸`)
そんなことも含め盛り上がってしまったさあ


もはや彼らに関しては説明不要なんだよね。
ここで、ひと際ユニークなる、このバンド名の由来を説明します。
「世の中そんなに甘くない。
健康の事を考えて、砂糖を控えめにする」という意味なんだそうです。
人を食ったようなセンスあふれる意味を含んでいるのだ。
ちょっと聞いた感じでは非常にロックっぽいバンド名なんだけど、その実態は大違いでとってもユーモラス。

開場直前までみっちりと熱心にサウンドチェックを重ねていたシュガーレス
各自それぞれに個性的でカッコいい奴ら
往年のジャパニーズポップ・ソングを披露
これが全曲マサのドツボにはまった
どれもこれも大好きなナンバーなんだもんなあ
(個人的には数曲演奏した曲もあり)
なるほど・・・と頷ける内容でした((´∀`))

ここ数年は、あまりご一緒する機会が激減しているような気がしていたんだけど、それも単なる思い過ごしだったようだ。
まあ、コロナ禍もあったことだしなあ・・・・。
実際には、別のプロジェクトでもある「テケテケ」「アズマッシーズ」「北風ピープー」「ちむどんどん」などを見ていたからだね、多分。
そんなわけでして、再度アクティブに活動を本格化するようだ。
頼もしい限り。
(調べてみたら、ただ単にイベント参加の曜日違いでニアミスしていただけのようで、ずっと元気に活動中だったとのこと!
そうそう、今月31日の土曜日にもお互いの代表メンバー達がご一緒するよん
場所はスターライト
還暦以降のミュージシャンによる一大セッション大会
面白そうでしょう((´∀`))

このバンド、この日はもう、メンバー達がマスクを装着していなかった。
ちょっと前までならば、厳重に感染対策を施していたんだけど、こういう姿を見ていると、ああ・・・世の中が以前のように平穏な日々に戻ってきたんだなあ、と痛感した次第。

それではシュガーレス6人の皆さんを紹介します!(以前はエレキギターがツインだった)

中心人物でセンター・フロントをキープしているのは、もちろん花形タッキー
(VO&いつもの愛器オベーション・アコースティック・ギター。
ブラウン・サンバーストのボディカラー。
白い帽子と黒眼鏡とブラウン・パンツがよくお似合い)
派手な柄のアロハシャツ姿が涼しそう。
どこで買ったんだろうか・・・?
興味津々・・・・。

ベーシスト&コーラスは伊達男のトッシーくん。
相棒のブラックボディ・ヘッドレスベースで時にはサムピッキング・プレイが飛び出すテクニシャン。
これはフェルナンデスだよん。
(先月、残念なことに倒産報道された・・・お世話になったメーカーだけに哀しいなあ・・・)
長年、これ一本で貫き通す心意気が素晴らしい。
彼も白いTシャツ&キャップとジーンズ、ラフな花柄shirtにスニーカーというラフなスタイルで決めている。
この日、会場の入り口でトッシーに呼び止められたマサは談笑を交わした

頑強なるドラマーは、アスリートとしての顔も持つ伝説的存在のアキタヤ・エージくん。
引き締まった筋骨隆々の逞しい肉体を誇示するが如く、目にも鮮やかなる紫色のシャツ姿がすこぶるカッコいい。
心優しきナイスガイ

グレーの帽子とサングラスがトレードマークのエレキギター&コーラスはリーダーのコダマッチ
(レスポールスタンダード、ボディカラーがレモンドロップのギターを使用していました)
ストラップもオシャレなデザインの茶色で統一。
黒いベスト、爽やかな白のTshirt(胸には燦然と描かれたハードロックカフェのロゴ)とベージュ・チノパンというイデタチ。

キーボード&コーラスは、毎度おなじみの我らが姉御キョンキョン。
上下がキャメル・カラーファッションなのが1ポイント。
ローランドJUNO-DSを使用。
スタンディングでプレイするというのが彼女のスタイル。

そしてもう一人、花が増えた。
同じくキーボード(YAMAHA MX)&コーラス担当のノリちゃんも、仲良く並んでのスタンディング。
黒い柄のシャツ姿がミステリアスなレディ
ちなみにキョンキョンとノリちゃんは、ヘッドセットマイクにてコーラスを担当していました。
・・・という布陣。

皆それぞれに好みの衣装やアクセサリーなどをワイルドに着込んで自由きままに楽しんでいましたよ。

そろそろ客席もほどよく埋ってきたね。
熱気も徐々に高まってきている。

この会場でのライブは、今のところ、すべてにおいて順調だよ。
動員数、スタッフ、対バン、そしてオーディエンスなどなど・・・・。
雨の予報、客入りをとっても危惧していたんだけど、そんなこと
全くの取り越し苦労だったようだ。
良かったね!


そんな彼らから、元気いっぱいなメッセージが届いています。
「2006年3月に結成、フォークソングを中心としたアコギ2台で、男性2名、女性2名のアコースティックグループとして誕生。
7月にドラムとベースが加入して安全地帯のコピーを演奏するようになる。
女性メンバーがキーボードを弾くようになり、その後、キーボードがもう1台とダンサーも加入して、現在の活動に至ります.
皆さん、今後共、応援のほどよろしくお願いいたします!」
う~~む、歴史が深いなあ・・・・。

というわけでして、観客動員数は圧倒的に1番を誇るシュガーレス!
だってタッキーとキョンキョンだけで、軽く50人は動員できるそうだ。
開演直後に「もう呼んだお客さん達が来てくれているよ」と教えてくれた。
素晴らしい人脈とファン層。
会場の中央席で、今か今かと待ちきれない表情で盛大に賑わっていました。

先月に引き続きシュガーレス・ファミリーのジョージさんもこの日、しっかりと専属カメラマンとして来場していたよ。
(午前中の駐車場にてマサは偶然にも真横で遭遇したものだからご挨拶させていただきました。
何度も、こういう場所で会うんだよね!!)
な、な、何とパープル・ブリンガーに間に合うように駆け付けてくれた
しっかりと写真と映像も撮ってくれた
YouTubeにもアップしていただきました
音楽はもちろんのこと、人生経験においても大先輩
「ジョージ」って本名なんだよ
改めて直接に確認させてもらいましたもん
生まれた時からロッカー然としていたんだなあ
羨ましい・・・・・
マサが最近、皮パンをやめてジーンズを履いていることを指摘されちゃった。
「スミマセン・・・中々気に入った皮パンが見つからないもので・・・」
でも最近は「ジーンズ姿もいいものだね」とニンマリされちゃった
・・・・ホッ・・・。
そのジョージさんは若々しく、いるグリーンのキャップ、真っ赤なTシャツとスパッツ姿でした。
胸には「ギブソン」のロゴが描かれている
このスタイルは見習わないとなあ・・・。(;^_^A
ライブレポートもその都度必ず愛読してくれているとのこと
長文がしんどいらしいけれどね・・・・(-_-;)

前置きが大変長くなってしまいました。
早速いってみましょう!!

ステージの入れ替えにはたっぷりと10分が用意されている
・・・・(-_-;)
サウンドチェックをとうに終えてセッティングは完了しているので十分に余裕があります。

はい、さてさて、皆さま、準備万端整いましたよん。
さあ、そろそろ参りましょうか!!
満を持しての幕開け。
詳細なるライブレポートをお送りしていきたいと思います。

司会進行役の斉藤さんが、会場後方テント内からワイヤレスマイクを手に声高らかにアナウンス
「一人も欠けることなく18年目を迎えました
記念すべき20周年まで早いものであと2年
盛大なる応援をよろしくお願いいたします
それでは毎度おなじみ、シュガーレスの皆さんです!
どうぞ!」
キッチンカーをアピールすることもしっかりと怠らないところはさすがだ!((´∀`))
なんまら力が漲ってきたぞ。
ARE YOU READY!?
OH!YEAH,
HEY!
LET'S GO!

バンドは万雷の拍手によって迎えられた
写真で見てもおわかりでしょう
いよっ、待ってました
オーラが半端ない
息つく島もあたえてくれない
悪しからず・・・(-_-;)

パワフルなイントロに導かれていよいよ始まった。
タッキーが思いっきりのシャウトでタイトルコール!
史上空前永遠の大ヒット曲「ワインレッドの心」で華々しく幕開け。
おお!!
序盤から飛び出したのがこれかあ
開始の狼煙は情け容赦なき掟破りの波状攻撃で火を噴いた
開巻から惜しげもなく取り上げる金字塔
なんという自信のあらわれでしょう
秋田谷くんによる力強いハイハット・カウントから巧みなリムショットに連結する
千手観音のような手数王に目が釘付け
余裕と貫禄漲る極めつけのパフォーマンスを次から次へと展開するものだから一時たりとも気を抜けない

男気に満ち溢れる、骨太なジャパニーズ・ポップ・ビートが炸裂!

激しく火傷しそうなくらいに燃え盛るエナジーの虜

これは、4枚目のシングル。
不動の人気を決定的づけた燦然と輝き続ける代表作品だ。
1983年11月25日リリース。
週間オリコンチャート&ザ・トップテンでは堂々の初1位を記録!。
アルバム「安全地帯Ⅱ」に収録。
売り上げ枚数は71,4万枚。
シンガーソングライター玉置浩二の底力を見せつけられたようなアンセム。
作詞は盟友・井上陽水!
プロデュースとアレンジは大御所・星勝。
どれだけ多くの人々がこの曲に励まされ泣かされ嫉妬したことでしょうか・・・・。
大人の男女間に揺らめく危険な恋模様を芸術的に描きあげている。
これこそプロフェッショナル・ワールドの極致。
それまで何故だかヒットに恵まれていなかった安全地帯・・・・・
玉置浩二氏本人が「歌謡曲っぽくて売れそうな感じの曲」を目指して生み出したという曰く付きで大当たりの傑作。
さすがのシュガーレスも、この凄いターニング・ポイントだけは絶対に外すことは許されないね。((´∀`*))
これをやらなきゃあ、ステージを降りることは許されない。
怒られちゃうよん。
まあ、玉置浩二の曲ならば、どこに組み込んでも全く違和感はないけれども・・・・。
いかにも臨場感を煽るべく仕組まれたような設定の作りは申し分なしだ。
普段オフステージでは,おとなしくてにこやかなタッキーも、ステージでは、男の色香が匂い立つほどにダンディーなふるまい。
サビのパートでも遊び心も交えて、粋なくらいに決まっている。
シュガーレスもスピード感あふれる迫力のプレイで聞き手に極上の刺激を注入してくれたよ。
大手を振って皆で大合唱!


「ハイ!
シュガーレスです
こんにちは!!・・・・て、これでシーンとされたらいたたまれないよねえ‥‥(-_-;)
皆さんの前だと、ついつい力が入ってしまう。
大丈夫かな?
全然、大丈夫じゃない!!?
精神的にもつまらない話をしてしまうからへこんでしまうよ。
だって、このステージ広いんだもん。
もう年なのかなあ・・・・?」
間髪入れずに客席から・・・・
「可愛い!!」
「あはは・・・・(-_-;)」
すかさず会場のあちこちから
「タッキー!!」
「キョウコちゃ~~ん!!」と歓声が飛ぶ。
「・・・・夏の終わりのハーモニー」
イントロでちょっと事故ってやり直すのはご愛敬さ・・・・((´∀`))
セカンド・ナンバーにはもってこいだね。
多彩なる表情の珠玉なるゴージャス・バラードナンバーですよ。
一切遠慮ない号砲が豪快に解き放たれた
エナジー溢れるほどエレキギターによる斬新的でメロディアスな音色も、グイグイと圧倒的に迫ってくる。
これは井上陽水&安全地帯とのコラボレーション・シングル
1986年9月25日リリース
オリコンチャートでは最高ランキング6位を記録
季節柄いかにもライブ映えを想定してセレクションしたね
確信犯だ((´∀`))
1986年12月14日発売5枚目のオリジナル・アルバム「安全地帯V」に収録。
何というドラマティックで反則技ギリギリの隠し味。
これでバッチリと掴みはオーケー!
もうこれ一発で観客たちの度肝を一気に貫いた
エキサイティングな展開で脳天もスパーク状態。
この日のシュガーレスは、今まであまり取り上げなかった曲が目白押しだ。
果てしなく貪欲的なるキーボードやコーラス・ワークも充実しているもんね。
どんなに勢いある実験的でヘヴィーな曲調だろうと、ツボを心得たグッとくるフックとラインは決して失われない。
ミディアムのコード・ストロークも軽快なるタッキーに注目。
フィニッシュの担当も当然カリスマのタッキー。
情感豊かで憂いのある歌声が得も言われぬ感動を呼び起こす
美味しいところ、独り占め状態の心憎い奴さ

「今日はお忙しい中をこんなにもたくさんの皆さんに集まっていただきまして感謝しています」

3曲目は甘美に切ない「マスカレード」

1984年7月25日発表のヒット曲。

6枚目のシングル。

オリコンチャートでは最高ランキング59位を記録

同年5月1日発売のセカンド・オリジナル・アルバム「安全地帯Ⅱ」4曲目に収録。

イントロのエレキギターによるメロディも官能的にグイグイと迫ってくる。

さすがベテラン勢だけにエンジンも全開でフルスロットル。

ゴージャスな編成ゆえに、際立つサウンド・ヴァリエーションの彩も豊か。

ツイン・キーボードにコーラスも充実しているもんね。

全体を包み込むように奏でられるシンセサイザーの定番音色が心地よい。

この時、日差しがきつかったけど、会場内はとってもゴキゲンモードだ。

抑揚の付け方も絶品の音像を構築。

 ドラムもタイトなボトムラインでしっかりと牽引。

転調後も強引なまでにノリノリで引きずり込んでくるパフォーマンスは、なるほど勉強になります。

しっとりとした、お約束バラードもノスタルジックで出色の出来栄え。

レッドゾーンも振り切れ寸前。
漲る絶妙のエナジーも大量に放射。

「ありがとうございます((´∀`*))
ちょっと暑いですが、最後まで熱く盛り上がっていきましょう・・・・!!!
次にお贈りする曲は・・・・・熱視線」
ベストアルバム「I LOVE YOUからはじめよう~安全地帯~」に収録。
1985年1月25日に8枚目のシングルとしてリリース。
オリコンチャートでは最高ランキング2位を記録。
ハードなサウンドが琴線に触れるメロディ、シンプルな言葉が並ぶサビと聞きどころは満載。
タッキーは情熱的で繊細なボーカルで堂々と自己主張を誇る。
男のユーモアの範疇で女性心理を逆なでする唱法を歌わせたらタッキーはピカイチだ。
いやらしいくらいに狂おしく、なまめかしく迫るタッキー真骨頂のヴォーカルが思いっきり炸裂。
張りのある伸びやかなる喉は益々磨きがかかった感あり。
耳元で囁きかけるように・・・・。
(MCも同様だった!)
ここでも本来の持ち味であるシュガーレスのサウンドをじっくりと披露。
名曲というものは発表から何年経過しても遜色なく輝いているのですね。
ちっとも古臭さを感じさせません。
ミュート気味のギターとリム・ショットのドラムスが味わい深く響いてきます。
サスティーンが思い切りかけられたギターも効果を発揮していて印象的。
例の独特なシェイプのヘッドレスベースでサムピッキング。
中間部分ではフロントメンバー全員が両手を掲げて手拍子を要求。
更なる捻りを駆使してきた
ブレイクの連発でいやが上にも興奮を煽るという塩梅だ
エキサイトした観客が口笛をピーピーと吹き鳴らす。

ジョージさんが最前列のベストポジションにて激写を繰り広げている…と思っていたら、それに飽き足らずマサの元へとやってきたさ
「よくよく考えてみたら、自分がシュガーレスのライブ中に写っているのがないことに気づいたよ
手伝ってよ!」
お安い御用です
マサは即座にジョージさんと熱演を繰り広げているシュガーレスを縦から横からと一緒に写真へと収めた
浅草橋オールディズナイトに引き続き、少しはお役に立てたかな((´∀`))

ここで・・・・一息入れてのタッキーによるユニークなメンバー紹介
懇切丁寧に一人一人を指さしてのアナウンス
((´∀`))
ほっこりとした仲良しムードが伝わってくるシーン


「オンドラム、アキタヤエイジ!!」

ハイハットによる4カウント。

バスドラムが正確なテンポで踏み鳴らされる。

そこからリズムセクションの相棒でもあるベースがリズミックなるオクターブ奏法で被さり、フランジャー効果を施したギターから、お約束のラスト・ナンバーは「真夜中すぎの恋」へと雪崩込む。

1984年4月16日発売の安全地帯による5枚目スタンダード・シングル。

アルバム「安全地帯Ⅱ」に収録。

陽水&玉置浩二による共作。

なぜだかオリコンチャートでは20位なんだね、不思議だ。

名曲中の名曲なのに。

まあ、チャートなんて単なる目安なんだけど。

しかし、いつ聞いても、中々にオシャレな歌詞とアレンジだ。
タッキーは最前列中央に陣取る女性ファンを直々に指さして「美しくなれ~♪」
演出効果を狙う。
いつも以上に張り切って元気一杯のタッキー。
綺麗で広いステージだけに大張り切り。
ジャンプしたり、ドラムに駆け寄ったり、両手を高々と振り上げてみたり、両サイドの弦楽器プレイヤーと絡んでみたりと縦横無尽の活躍。
「見違えるほどに怒涛のステージングだ」とライブ後、タッキーに下手袖でコメントすると「やはりライブだからねえ」とまんざらでもないような不敵な笑みを浮かべてた。
ドラマーは、時にはセーブ気味に全体を盛り立てる典型的職人派

やっぱり、歌ものバンド・アンサンブルは、こうでなくっちゃあねえ。

ゴージャスな編成ゆえに、ヴァリエーションも豊か。

少し早めのビートで繰り広げられる重厚なコーラスとの掛け合いやギターも美しい。

それに呼応するかのように各メンバーが順々にソロを駆使してバトンを受け継いでいく。
声援も盛大にかかります・・・・・。
余力を振り絞って、一丸となってのお祭り騒ぎにいつの間にか金縛り。
皆、汗飛び散らかしての、はじけまくり。
ノリノリでキャッチーなリズム・アクセントに、誰もがアドレナリン噴出しての狂喜乱舞。
この一体感こそが、ライブならではの醍醐味。
もう、たまりませんなあ!
こうなりゃあ、くだらない能書きなんか消し飛んで粉砕。
ドッカ―ン
引っ張りに引っ張ったエンディングで、フィナーレを迎えた。
「さようなら~~!!」
バッチリとまとまりのある所を見せつけてくれましたよ。
天空高くCRACKERも華麗にはじけ飛んだ
「パンッ!!」
硬軟取り混ぜた巧妙なる安全地帯ショーに、誰もがやられたね。
十分に納得のゆくまで満足してくれたかな。

エキサイトした司会の斉藤さん
「WOW!!
とってもいいなあ
ありがとうございました。
シュガーレスの皆さんでした!!
もう一度、盛大なる拍手をお願いいたします
プチ情報です
ドラムの秋田谷君は中学生の時、陸上の長距離ランナーを務めていて小樽チャンピオンに輝いていたのですよ
バスケットなどもこなすマルチなスポーツマン」
会場中から驚きの声が沸き上がったのは当然だ

完全燃焼でライブは終了。
心地良い疲労感に満たされて、メンバー達はステージを後にしました。

真っ白な灰になって燃え果てた。
やれるだけのことはやりつくした。
満足感に溢れたメンバーらの表情を見れば、それも一目瞭然。
熱気ムンムンに心地よい汗を流せたね。
すぐにでもまた、ステージに戻ってきたいなあ、という表情を浮かべていた。
ひじょうに器用な連中だけに、まだまだ隠し玉を忍ばせているのでしょう。
まあ、それは次回のお楽しみとして取っておきましょう!((´∀`*))
もう一度、ぜひとも見てみたいバンドでした。

****本当にお疲れ様でした!!!
今回のライブも大団円!!
ステージ後、方々からメンバー達は称賛を受けていました。
大賛辞をたまわりつつ上機嫌。
あまりにも熱狂し過ぎて、世の憂さもあっさりと吹き飛んじゃいそうだ。
6人も長丁場イベントライブを堪能していましたよ。
とっても熱心で、研究に没頭していたところは感心だ。
そうなんだよねえ・・・・この日のライブは何から何までもが大収穫だよ。
豪華な凄腕が目白押しだしねえ・・・・((´∀`*))

・・・・((´∀`))

さあ、いよいよお次に控えしはまた違った意味で泣いても笑っても、大御所勢の彼らだあ~~・・・・・・!!!!
こいつらもクセモノ連中故に、ゾクゾクとしちゃうね((´∀`*))****

会場に流れるBGMは・・・・
トム・ジョーンズ「デライラ」







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VOL,215 夏の終わりの北運河サウンドエナジー13(狼威 編)

2024-08-29 09:25:12 | Live Set List
****このライブレポートって、意外にも根強いファンがいるのですよ。
チェックも中々に手厳しく、叱咤激励を日々受けております。
今後とも、どうぞお手柔らかに
( `・∀・´)ノヨロシク・・・・****

日差しもギラギラで日焼け止めが必要なほど
グッと冷えたビールが美味しくって何杯でもいけちゃうぞ
(俺は下戸だけどね((´∀`))
まあ何はともあれ、いやが上にも、グッとくるなあ・・・・・・。

時間の方は相変わらず多少巻き気味
****このライブ・レポートももちろん果てしなく書き進めていくよん!!
我らがSTAは、このブログの主役故最後にタップリとお届けしますよ。
というわけでして、それでは皆さん、目いっぱいにゾクゾクと陶酔してね~~!!
覚悟のほうはいいかな!?****


まずはステージ上にセットされている機材類のご紹介をします。
キーボード用のアンプにローランドのJC-40。
ベース・アンプはご存じのハートキーシステムで、
410BASS module-2。
HEAD HA7000。
ドラムセットはご存知、茶色い光沢のシェルが美しいパール。
ギターアンプはマーシャルJCM-900とJC120の2台が用意されている。

早くも熱気を帯びはじめた会場内に絶えず流れ続けているノリノリの素敵なBGM
めっちゃムード満点。
会場内に流れるBGMはザ・ビートルズの「ヘルプ」&「ペーパー・バック・ライター」。
ビージーズ「イン・ザ・モーニング」
グラス・ルーツ「今日を生きよう」
ジョー・コッカー&ジェニファー・ウォーンズ「愛と青春の旅立ち」(究極の名バラード)
レインボウ「シンス・ユー・ビーン・ゴーン」
「ゲット・イット・オン」(T-REX)
「遥かなる影」(カーペンターズ)
「ひとりぼっちのあいつ」(ザ・ビートルズ)
エルトン・ジョン「ユア・ソング」
そして、ハミルトン・ジョン・フランク&レイノルズで「恋のかけひき」
アキはボーカルや曲の雰囲気が布施明か尾崎紀世彦みたいだなあ、とほざいていたさ((´∀`*))
もっと勉強しなさいな!
もうこれだけで、気分は高揚するんだからねえ。


それでは景気よくライブレポートに突入と参りましょうか!
心行くまで楽しんじゃおう。
もう下手な屁理屈抜きにして、それっきゃない!!

はい!
さてさて、お次の番だよ。

4、12:10~12:30
「狼威」
もう分ったでしょう。
BOOWYのコピーバンドだ。
サッポロから2年連続2回目の出演。
ちょうど1年前のこと
同じく小樽北運河サウンドエナジー(8月27日の日曜日)以来
つまりは先のミラージュとも対バンした日
もちろん私が見るのも今日で2回目。
でも驚いたことにドラマーの伊達くんとアキは知り合いなんだそうだ。
この後、ホットタイムで企画ライブイベントに私らが出演した際にも伊達くんは別のボウイ・カバーバンドで出演していた
そこから親交を温めている次第さ

はい!
さてさて皆さま
このバンドは活動歴が相当に長いらしく、当初は「老威」と名乗っていたそうだ。
よって現在は第四期なんだそう((´∀`*))
でも「狼」のほうが断然にかっこよくってロックっぽいから改名は大正解でしょう。

ビート系ボウイのコピーバンドはビジュアル系Xジャパン、ヘヴィメタル系ラウドネスに並ぶくらいに多いよね。
実際の話、私も今までに膨大な数を見てきた。
麗しきミサト姫を擁するBOΦWG、そしてUNNAMEDも含めてね。
今年の6月は厚別ふれあい広場のフレンズ・イベントにおいてブラック・リストや僕のグラフィティでも気を吐いているマオちゃん率いる「暴威」を見たばかり

さあ、久しぶりにこのバンドのお手並み拝見といこうか・・・・・
順調にタイムテーブルは進行中。

ステージ上に目をやるとメンバー全員がお揃いのグレーTshirtを着ている。
胸には白いバンドロゴが神々しく輝いている。
狼が吠えるかっこいいイラストにバンド名。
全員がブラックのファッションで統一

編成は本家と同じ4人組。

サングラス姿のボーカル・・・西くん。

ベースはゴールドボディカラーのジャズベースを使用・・・荒木くん。
メーカーはバッカスで、ローズネック。
彼は「老威」時代、ボーカルだったそうだ。
右腕には黒の大きなアームレストを装着

ギターはもちろん布袋モデルを使用・・・加納くん。
ブラックボディカラー。
テレキャスター・シェイプのローズネックだ。
コーラスも兼任。
因みに先に出演していた我々パープル・ブリンガーの熱演を食い入るように見入ってくれていた
その後、メンバー達に賞賛も贈ってくれたそうだ
素晴らしいミュージシャン・シップだね

サングラス装着のドラマーは人気のお笑いコンビ「サンドイッチマン」の伊達にそっくりだから皆に「伊達」と呼ばれているそうだ。
本当に似ているからビックリ。
本人かと間違っちゃうほど。
ちなみにアキは、そのまんま「サンドイッチマン」と呼んでいるそうだ((´∀`*))。
って、な、な、なんと、サンドイッチマンのそっくりさんとして実際にテレビ出演したとのこと!!!!。
これは事件だ・・・俺も偶然それを見たもんなあ・・・・((´∀`*))

オカちゃんはトップの
「とうがらしーず」ではレッチリ
「狼威」ではボウイと
どちらも青春ど真ん中のツボにはまるジャンルだけに逐一マサが曲のタイトルを聞いていた((´∀`))


長い前置きはそろそろ終わりにして、さっそくライブレポートに突入だ。
そろそろ極上の盛大なるロックンロール・ショーに突入しましょうか。
サウンドチェックも、ほどほどに済ませてのスタート!
男気溢れる骨太なビートに酔いしれてみるというのも一興。
人数の関係上、持ち時間は20分と短めなのが辛いけど、濃厚なるひと時は瞬き厳禁。
イカシタ5曲を一挙に疾走する意気込み(多分、去年よりも1曲多い!)。

時間はそうとうに巻きの状態だけに、リラックスモード全開さ。
せっかくだから、以前のライブレポートも交えてお送りしたいと思います。
前回とは大幅にセットリストを変えてきたものでね。
したたかなるバンドめ。
一体全体、どれほどの引き出しを隠し持っているのやら。
不穏な天候なんて消し飛んじゃうほど、今の季節にピッタリな爽やかで軽快なショーを展開してくれましたよ。
とにもかくにも、それでは、よろしくね!!
きっかりと、濃厚なるひと時を披露してくれたよ。
とにもかくにも、緻密なる一体感が半端ないんだから。

ステージの入れ替えにはたっぷりと10分が用意されている
・・・・(-_-;)

セッティングは完了しているので十分に余裕があります。
三輪くんとヒカルくんへ、メンバーがアイコンタクトを送って、準備万端整いました!!

さあ、そろそろ参りましょうか!!
満を持しての幕開け

賑やかでノリノリのBGMに導かれてワイヤレス・マイクを手にした司会進行役も請け負う斎藤氏がステージの後方テント内からバンドを声高らかに紹介
((´∀`))

「お待たせしました!
小樽北運河サウンドエナジー最終日ですよ
今日はあちこちでライブイベントが開催されている中、こちらを選んでご来場いただきありがとうございます
素敵なバンドがいっぱい出演しますよ
私は司会進行があるのでバタバタです・・・(-_-;)
1人でMCを担当させていただきます
私もボーカルなんですけど今日はスタッフに徹して1曲も歌いません(前日にザ・パーティ―ズとしてラスト2連発のステージをこなしている(´∀`))
演奏に先駆けてちょっと説明させてください
会場内キッチンカーでフード&ドリンク類を各種揃えていますのでドンドンと注文してくださいね
熱中症にもご用心ください
水分の補給と日傘は必須アイテム
次に登場のバンドは今月11日(日)小樽・天狗山てっぺん音楽祭3にも出演3しました。
全曲をボウイで網羅。
それでは心行くまでにお楽しみください
狼威の登場です!!」

遂に爆発する時が訪れた。
格別な音像をお届けしようじゃないか。
皆、覚悟はいいか!
行くぜ!
なんまら力が漲ってきたぞ。
ARE YOU READY!?
OH!YEAH,
OK, COME ON BABY!!
HEY!
LET'S GO!

バンドは万雷の拍手によって迎えられた
写真で見てもおわかりでしょう
いよっ、待ってました
オーラが半端ない
息つく島もあたえてくれない
悪しからず・・・(-_-;)

「こんにちは、ちょっとお時間をいただきます
俺たちはボウイと言う音楽のジャンルを後世のロッカーたちに残すために日夜頑張っています
最後まで盛り上がってもらいますよ!!」


オープニングは、お約束の定番
「・・・・・BAD FEELING!」
3枚目のオリジナル・アルバム「ボウイ」6曲目に収録
シングル・リリースは1985年8日22日(2枚目)
オリコン週間チャートでは最高ランキング46位を記録
おお!!
情け容赦なき掟破りの波状攻撃が火を噴いた
開始の狼煙はこれ。
開巻から惜しげもなくこれを取り上げる
なんという自信のあらわれでしょう
誇らしげに余裕と貫禄漲る極めつけのパフォーマンスを次から次へと展開

男気に満ち溢れる、骨太なジャパニーズ・ロック・ビートの反則技が炸裂!

激しく火傷しそうなくらい燃え盛る熱いエナジーに、思わず会場から口笛が「ピューピューッ!」と吹き鳴らされます。

やや腰を落とし気味で斜に構えたギターの加納くんが、西氏のボーカルへさりげなく援護射撃を送る。

フレーズの一音一音に説得力を込めて弾きこむので、思わず身を乗り出してかぶりついちゃった。

それにしても勢いが止まらないボーカルの西氏。

筋肉質のガッシリとした体格からして見るからにメガトンヴォイスなんだろうなあ・・・と思わせちゃうほど。

カリスマ氷室京介の独特なる節回しや息使いまでメチャクチャ心憎いほどにそっくりなのでビックリ。

ワイルドなる声質・声量の佇まいで迫ってきます。

まるで西氏に、氷室京介が乗り移ったかのような錯覚に陥ってしまいそう。

琴線を絶えず震わすシンプルでタイトかつストレートな陶酔のアレンジに痺れるよ。
ちょっと先ほどまでとは異質なニュアンスを免れない構成だけど、これがまたグッとくるではないか。
最早オーディエンスのハートは鷲掴み状態だ
狼威ワールドへのいざないには大成功
既に金縛り状態の方もチラホラと散見
各メンバーの自己アピールする度合いも、快感ほとばしるまでのバランス感覚。
メンバー全員がグルービーなリズム・アクセントに合わせての仁王立ち
遊び心が込められていて微笑ましい光景
サウンド美意識への披露具合も絶妙だね。

ちょうどバンド・ブームの頂点にて活躍していた暴威ことボウイの洗礼を、脳天から爪先に至るまで浴びた世代なのですね。

日本中が活気に包まれて、躍動していたい熱き時代。


間髪入れずにメドレーで2曲目「プラスティック・ボム」
豪放磊落に振り上げられたステイックで4カウントを打ち鳴らす。
なるほどなあ・・・・マニア泣かせなベスト・セレクションだ
オリコンチャートで1位に燦然と輝いた1987年9月5日リリース6枚目のオリジナルalbum「サイコパス」7曲目に収録。
シングル候補になったけれどもメンバーの意向により残念ながらカットされなかった
最もボウイらしい名曲と言われている
曲がシンプルで短いから、次から次へと目まぐるしく進行。
誰が何と言ってもキャッチーで口ずさみやすい良質の歌メロへ、絡みつくように響き渡る強烈なギターソロをセンターへ歩み出て弾きまくる。
歌とギターが相殺し合っていないところも驚愕。
お互いにリードするわけでもなく、昇華していく爆発的な様は印象的でスリリング。
若者たちの心の叫びを代弁するがごとく、まっすぐ一生懸命に所狭しと熱唱するポーカーフェイスのボーカリスト西くんがとっても素敵だ。
既に合唱がはじまった。
加納くんのリスペクトが思いっきり込められたスリリングなコーラス・ワークもそれに優しく寄り添う。
西くんは掛け合い後「サンキュー!ありがとう!!」
と御礼の言葉を投げかける。
決して派手さに溺れることもなく、地味ながらもしっかりとした進行も聞き逃せない。
コンパクトに仕上げられているけど、実はけっこう複雑だ
サビのメロディラインは、単純でないところが、したたかなる魅力。
改めて布袋って、カリスマ的天才だなあと認識した次第。
緻密に構築されている様に思わずニンマリ。
癖になりそうなリフのアレンジが、これまたナイス。
エキゾチックな雰囲気迸るが、ニューウエーヴ・エナジーは唯一無二の存在。
ハイテンポでスピード漲るアタック感と、哀愁に満ち満ちたエモーショナルなポップ・ソング。
艶やかで攻撃的な歌詞のメッセージ性や物語性も無視できないよ。
一見強面な西くんの氷室なりきり度がヒートアップ。
氷室が憑依したかのようさ
エンジン全力噴射。
(スーパージェッター風にコメントさせていただきましたさ(;^_^A)
充実っぷりをフルに発揮。

それにしても氷室京介、耳の不調による引退宣言にはビックリ。
完治して再びステージに復帰してほしい、というのはファン達の正直な気持ち。

「手短にいくぜい!・・・・B・BLUE!!」
3曲目
1986年9月29日4枚目のシングルとしてリリース。
オリコン週間チャートでは最高ランキングで7位を記録。
5枚目のalbum「ビート・エモーション」1曲目に収録。
軽快且つドラマティックなビートで極めた代表作品。
いきなりのオシャレなナンバー!
さすが、わかってらっしゃる。
痒いところに手の届く采配で網羅
エキサイティングなイントロで一気にイッチャッタ。
のっけから、ヘヴィーすぎるほどに力強いドラムサウンドが鳴り響く。
もうこれだけで観客たちの度肝を貫いた
たまりませんなあ

単純明快なようでいて、微妙に小技の効いた難攻不落なるニュアンス。
布袋寅泰の弾く、あまりにも有名でドライブする特徴的なリフは、ギター小僧達がこぞって真似したはず。
垂涎の的。
伊達くんはスティックを頭上高くに振りかざしてクルクル回す。
これってなんまらとテクニカル!
千手観音のごとき圧倒的な手数王。
ドラムセットが破壊されちゃうんじゃあないかと、時折心配になってきた。

そこから圧巻のギター・ソロへ

本家の松井は常にダウンピッキングの鬼と化すのだけど、ここではあえて珍しくもオルタネイト奏法に徹している。
一人一人の役割分担が責任重大。
荒木くんはポーカーフェイスを気取ってアクション全開のポージング。
このバンドのメンバー達は、多方面においてフリーランスで我がロック道を行く生きざま。
・・・彼らの実力と人柄ならば、引く手もあまただろう・・・ねえ。
よほどの実力者でなければ到底できない離れ業。


メンバーへの熱烈なるラブコールがあちこちから飛び交う。
まあ、それも致し方ないよなあ・・・・。(;^_^A

「WOW・・・・やってやったぞ!!
盛り上がっていますか!?
じゃあ、あれを聞いてください・・・・・いい曲ですよ!
誰でも知っているよね」

お約束の定番「マリオネット」
このタイトルを告げた瞬間に、会場全体からドスの籠った声が沸き上がった。「OOOHHH~~!」
してやったりだね。
ブレイクへと繋がる転機にもなった金字塔。
6枚目のラスト・オリジナル・アルバム「サイコパス」に収録。
1987年月22日リリースの6枚目シングル。
オリコン週間チャートでは最高1位を記録!!
記念すべきビッグヒット。
シンプル・イズ・ベストを地で行く代表作だね。
後のビジュアル系に先駆けた世界観や、J-ROCKを確立したサウンドを特徴としている。
現在のミュージックシーンにも多大なる影響を与え続けている。
コーラスに引き続き、コール&レスポンスも盛大に!
「オールライト!」
こちらサイドの気持ちまでをも奮い立たせてくれる。
遺憾なく発揮された、ノリノリなオーディエンスの貢献度も特筆すべき点。
常に前面へとフューチャーされた、西くんの漂うカリスマ性に目が釘付け。
やっぱり、ここはアグレッシブにいかなきゃあ男ではないよね。
両サイド・メンバーらとの絡みも、言葉を失うほどに、はっちゃけまくっているよ。
スケールの大きさ、独特な個性、神秘性、光り輝く言語センスと、申し分なし。
時折覗かせるクールな表情の美学も見逃せない。
狼威のメンバー全員が、もう内心は楽しくって仕方がないというような表情で活き活きとしている。
でも硬派でニヒルなイメージは、虎視眈々と常に崩さないのだ。
これこそバンド究極の理想と醍醐味だよね。
羨ましいくらいさ。
そんなことは誰でもわかっちゃあいるんだけど難しくって、なかなかに手強い。
なんたって、エゴの塊と個性的な奴らが一堂に会して音楽を創造するわけですからね。
この、圧倒的なる刺激的支配力はどうだ!?
さすが札幌界隈ではツワモノ集団と謳われるバンドだけはある。
そろそろ肩の力も抜けてきてきたかな。
びっしょりと汗もかいてきたご様子。

声援が鳴りやまないよ!
「ありがとう!」
もうこれで泣いても笑っても終局と知ってか、レッドゾーンは振り切れっぱなし。
脳天ヒューズはとっくにスパークしちゃったさ。
「よし、次で最後なんです・・・・
夢見て帰りましょう!!・・・・ドリーミン!!!」
このライブのハイライトが訪れた。
ここでも伊達君が思いっきり気合を込めて迫力満点なスティックカウントの号砲を放つ
「1・2・3・4!!」
1985年6月21日リリースの3枚目オリジナル・アルバム「BOOWY(オリコン週間チャートでは最高ランキング48位を記録)」に収録。
この曲プロデュースは佐久間正英氏。
終曲に雪崩込みだあ。
アップなアンサンブルが理屈抜きにノリノリでご機嫌さ。
伊達くんは歌詞を口づさみながらのドラミングで余裕しゃくしゃくの構え。
巧妙なステイック捌きから重戦車並みなドラムスが、これでもかあというほどに轟き渡る。
しっかりとついてきてください。
火傷しないようにご用心を
この曲は「暴威」初期のライブで、よく演奏していたそうだ。
じわじわと沁みてくる歯切れのよいミディアムなパワー・チューン。
アコースティックっぽい温かみを導入したギターも、若々しくって清々しいくらいに気持ちよい。
ホップステップジャンプで迫りまくる!
何度も客席を指差しながら、身をよじりながら魂の咆哮を淡々と繰り広げる西くん。
ギタリスト加納くんのトリッキーなフィンガリングがひたすらに光沢を放つ。
ピョンピョンとはじけまくり。
はっきりといいましょう。
全体に上手すぎる!
これ本人達にも直接ライブ後に伝えた。
伊達君にもコメントを述べたらニコッと微笑みながら首を縦に振った。
メンバー間のフォーメーションもスムーズで、コンビネーションも曲中に自然と溶け込んでいる。
メンバー全員の熱演で、ひしひしと感動が伝わってきちゃった。
余力を振り絞って、一丸となってのお祭り騒ぎ。
汗飛び散らかしての、はじけまくり。
ノリノリでキャッチーなリズム・アクセントに、誰もがアドレナリン噴出しての狂喜乱舞。
この一体感こそが、ライブならでは。
もう、たまりませんなあ!
こうなりゃあ、くだらない能書きなんか消し飛んで粉砕。
ドッカ―ン!!
強引すぎるぐらい引っ張りに引っ張ったエンディング。
硬軟取り混ぜた巧妙ギグに、誰もが目いっぱいやられたね。
十分に納得のゆくまで満足してくれたかな。
後のバンド達にプレッシャーがのしかかってくるよ。
恐るべし、北海道の奥深きミュージック・シーンよ。
ロックンローラー狼威が、ここでもド派手にぶちかましてくれた。
なるほど、あまりにも憎い男たちだねえ。
ドンドンとマイペースで場数をこなしていきながらで、今後の成長がとっても楽しみだ。
なあんていうことを考えていたら、あっという間に終わってしまったさあ。
爆音渦巻く中で無事にフィナーレを迎えることとなりました。
気持良い疲労感に包まれたメンバー4人はとっても満足そう。
心行くまでの完全燃焼!!

これでライブは終了。
心地良い疲労感に満たされて、メンバー達はステージを後にしました。
「ありがとうございました。
まだまだ先は長いけど、皆さん、最後まで楽しんでいってくださいね」


****
エキサイトした司会の斉藤さん
「WOW!!
狼威の皆さん、お疲れさまでした。
そして、ありがとうございました。
とってもいいなあ!!
もう一度、盛大なる拍手をお願いいたします」

ステージを降りた後のビールは格別でしょう。
一生懸命に頑張った甲斐があったというもの。
それでは次のバンドの準備が整うまで、少々お待ちください!!****


真っ白な灰になって燃え果てた。
やれるだけのことはやりつくした。
満足感に溢れたメンバーらの表情を見れば、それも一目瞭然。
熱気ムンムンに心地よい汗を流せたね。
すぐにでもまた、ステージに戻ってきたいなあ、という表情を浮かべていた。
ひじょうに器用な連中だけに、まだまだ隠し玉を忍ばせているのでしょう。
まあ、それは次回のお楽しみとして取っておきましょう!((´∀`*))
もう一度、ぜひとも見てみたいバンドでした。

****
今回のライブも大団円!!
ステージ後、方々からメンバー達は称賛を受けていました。
大賛辞をたまわりつつ上機嫌。
あまりにも熱狂し過ぎて、世の憂さもあっさりと吹き飛んじゃいそうだ。
4人も長丁場イベントライブを堪能していましたよ。
とっても熱心で、研究に没頭していたところは感心だ。
そうなんだよねえ・・・・この日のライブは何から何までもが大収穫だよ。
豪華な凄腕が目白押しだしねえ・・・・((´∀`*))

さあ、いよいよお次に控えしはまた違った意味で泣いても笑っても、大御所勢の彼らだあ~~・・・・・・!!!!
こいつらもクセモノ連中故に、ゾクゾクとしちゃうね((´∀`*))****

会場中に流れるムーディーなBGMは
スタイル・カウンシルで
「マイ・エヴァー・チェンジング・ムーズ」
これ大好きなんだよ!!💛







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VOL,215 夏の終わりの北運河サウンドエナジー13(MIRAGE編)

2024-08-29 09:25:12 | Live Set List
****このライブレポートって、意外にも根強いファンがいるのですよ。
チェックも中々に手厳しく、叱咤激励を日々受けております。
今後とも、どうぞお手柔らかに
( `・∀・´)ノヨロシク・・・・****

日差しもギラギラで日焼け止めが必要なほど
グッと冷えたビールが美味しくって何杯でもいけちゃうぞ
(俺は下戸だけどね((´∀`))
まあ何はともあれ、いやが上にも、グッとくるなあ・・・・・・。

時間の方は相変わらず多少巻き気味での進行
****このライブ・レポートももちろん果てしなく書き進めていくよん!!
我らがSTAは、このブログの主役故最後にタップリとお届けしますよ。
というわけでして、それでは皆さん、目いっぱいにゾクゾクと陶酔してね~~!!
覚悟のほうはいいかな!?****


まずはステージ上にセットされている機材類のご紹介をします。
キーボード用のアンプにローランドのJC-40。
ベース・アンプはご存じのハートキーシステムで、
410BASS module-2。
HEAD HA7000。
ドラムセットはご存知、茶色い光沢のシェルが美しいパール。
ギターアンプはマーシャルJCM-900とJC120の2台が用意されている。

早くも熱気を帯びはじめた会場内に絶えず流れ続けているノリノリの素敵なBGM
めっちゃムード満点。
会場内に流れるBGMはザ・ビートルズの「ヘルプ」&「ペーパー・バック・ライター」。
ビージーズ「イン・ザ・モーニング」
グラス・ルーツ「今日を生きよう」
レインボウ「シンス・ユー・ビーン・ゴーン」
エルトン・ジョン「ユア・ソング」
そして、ハミルトン・ジョン・フランク&レイノルズで「恋のかけひき」
アキはボーカルや曲の雰囲気が布施明か尾崎紀世彦みたいだなあ、とほざいていたさ((´∀`*))
もっと勉強しなさいな!
もうこれだけで、気分は高揚するんだからねえ。


それでは景気よくライブレポートに突入と参りましょうか!

11:35~12:00
「MIRAGE」

序盤戦には勿体ないくらい・・・・
そんなプレッシャーなんか、余裕と貫禄で軽く吹き飛ばしちゃった最早お馴染みのベテラン勢の登場だ

さてさて、3バンド目は、札幌からのT-スクエアカバーバンドで5人組。
バンド名も偉大なるT-スクエアの「EL MIRAGE 」から命名。

それまでの流れをガラッと雰囲気変えてオール・インストウルメンタルバンド
(この日はこの手のタイプは2つ
まあ、どちらもメンバーはほとんど同じなのですがね((´∀`))
レッチリ、パープル、そしてスクエア、お次はボウイに安全地帯にストーンズ、ビートルズ、ジャンヌダルク、高中、AOR,ソウル、ラルク・・・・へと流れるお見事なる采配!!

こちらは正真正銘、正統派のJフュージョン・バンド。
ずっと以前からバンドの存在は知っていたんだけど、何故だか縁がなく中々見ることができなかったんだけど、最近は一気に対バンの機会を得てちょくちょく拝見させてもらっているよ。
実は何年も前からあちこちのイベントでSTAはこのバンドと対バンだったにも関わらず、土日開催ゆえに曜日違いですれ違ってばかりだったのだ。
でも一昨年の4月3日(日)ゴールドストーン「フレンズ・ライブ」で遂に生体験が叶った次第さ!!
といっても、ほとんどのメンバーは他のバンドで以前からの顔見知り。
(今回ご一緒するのは、ちょうど1年前の8月27日、日曜日ここ小樽は北運河サウンドエナジー以来だ)

この日も午前中での出演なんてもったいないくらいの、高水準なテクニックを披露してくれました
(この日の出演バンドはどこも上手かったけどね!)。

観客席からも、その火花散るテクニカルなプレイの連発に、感嘆の声が漏れ聞こえてくるほど。


こんな凄腕のバンドが、まだまだここ北海道には、うじゃうじゃといるのでしょ。

ひじょうに心強い限りだ。

眼前で繰り広げられた、すさまじいばかりの圧倒的なインプロヴィゼーション。
あまりにも印象が強烈だったので、今でもハッキリと脳裏に焼き付いております。

はい、超久しぶりに会った人もいて懐かしいなあ・・・。

メンバーの構成は・・・・・
アルトサックス&EWIに眼鏡のフミヤス君。
センター・フロントに陣取る
黒いTシャツにジーンズと白いスニーカー姿


ギターは眼鏡姿の石やん
先月までSTAでも弾きまくっていたスーパーテクニシャン
(フェンダーのストラトキャスター。
白いTシャツの胸には神々しくフェンダー・スパゲッティ・ロゴが輝く
ピックアップはこだわりのSSH。
渋いブルーのボディカラー。
ローズ指板。
ワイヤレスを使用。
黒いジーンズが渋い!)。

ベースはアミちゃん
(ジャズベースシェイプのFGNを使用。
青ボディカラーにメイプル指板5弦仕様。
石やんとお揃いのカラーは偶然ではないでしょうよ。
shirtも眩いほどの柄物で決めているところが心憎い。
バランスセンスがナイス!
サングラスと白いスニーカー&パンツ姿が爽やか過ぎる)。

売れっ子のドラムにアキちゃん(帽子とshirtは黒で自己主張!
誕生日が目前・・・・一足先に、おめでとう!)。
あちこちで引っ張りだこの超絶に人気者
麗しの奥様キヨミサンも愛犬(メス)と一緒に熱いエールを常に送り続けていたよ
この日に知ったんだけどパープル・ブリンガーのオカちゃんとは知り合いなんだとか
共に自宅スタジオを制作する際に見学をしたそうだ
愛犬のお世話をしているのがサーヤ&マオ夫妻という縁でのこと
びっくりしたよ((´∀`))

そしてキーボードは紅一点のハルちゃん。
椅子に座ってのプレイ・スタイル
清楚な衣装が、とってもチャーミングでお似合いさ。
あちこちから、いつでも引っ張りだこの彼女。
この日も愛器ローランド06とスタンド共に、かわいらしい白で統一。
これがとてもステージ映えしていた。

どうです!
エグイでしょう((´∀`))
皆さんも彼らのプレイは、絶対にどこかしらで見たことがあるはず。
そのぐらいにあちこちで、アグレッシブに活躍しているミュージシャンばかりです。
特にアミちゃんは
ミキミキちゃん率いるDEAR FRIENDS、40高中、マジックカプセル、AXIA・・・他にも膨大なプロジェクトに所属している男だ。
いつでもどこでも注目を浴びているのだ。
この日も相変わらずの超絶技巧なプレイを、クールにこなしまくっていたよ。
AXIAのも最近復帰したしね
そのバンド・リーダー、クル氏も応援に駆けつけていた
石やんも、才色兼備のモデル並みな女性シンガーをフューチャーしたバンドを率いて、近年はすこぶる気を吐いている。
人脈も豊富なナイスガイ・アキちゃんもジャンルの壁を軽く超越して、方々でスティックを振り回しながら叩きまくっているよん。
ハルちゃんについては、もはや野暮な説明なんて皆無。
数えきれないくらいに、多方面で対バンを組んできた仲です。

さてさて、長い前置きはそろそろ終わりにして、さっそくライブレポートに突入だ。
サウンドチェックも、ほどほどに済ませてのスタート!

時間はそうとうに巻きの状態だけに、リラックスモード全開さ。
ちなみにせっかくだから、以前のライブレポートも交えてお送りしたいと思います。
前回とは大幅にセットリストを変えてきたものでね。
したたかなるバンドめ。
一体全体、どれほどの引き出しを隠し持っているのやら。
不穏な天候なんて消し飛んじゃうほど、今の季節にピッタリな爽やかで軽快なショーを展開してくれましたよ。
とにもかくにも、それでは、よろしくね!!
人数の関係上、持ち時間は25分足らず・・・・。
きっかりと、濃厚なるひと時を披露してくれたよ。
とにもかくにも、緻密なる一体感が半端ないんだから。

ステージの入れ替えにはたっぷりと10分が用意されている
・・・・(-_-;)

セッティングは完了しているので十分に余裕があります。
三輪くんとヒカルくんへ、メンバーがアイコンタクトを送って、準備万端整いました!!

さあ、そろそろ参りましょうか!!
満を持しての幕開け

賑やかでノリノリのBGMに導かれてワイヤレス・マイクを手にした司会進行役も請け負う斎藤氏がステージの後方テント内からバンドを声高らかに紹介
((´∀`))

「お待たせしました!
小樽北運河サウンドエナジー最終日ですよ
今日はあちこちでライブイベントが開催されている中、こちらを選んでご来場いただきありがとうございます
素敵なバンドがいっぱい出演しますよ
私は司会進行があるのでバタバタです・・・(-_-;)
1人でMCを担当させていただきます
私もボーカルなんですけど今日はスタッフに徹して1曲も歌いません((´∀`))演奏に先駆けてちょっと説明させてください
会場内キッチンカーでフード&ドリンク類を各種揃えていますのでドンドンと注文してくださいね
熱中症にもご用心ください
水分の補給と日傘は必須アイテム
次に登場のバンドは7年前に結成されたそうです。
今日は3年連続4度目の出演。
全曲がT-SQUARE。
それでは心行くまでにお楽しみください
ミラージュの登場です!!」

遂に爆発する時が訪れた。
格別な音像をお届けしようじゃないか。
皆、覚悟はいいか!
行くぜ!
なんまら力が漲ってきたぞ。
ARE YOU READY!?
OH!YEAH,
OK, COME ON BABY!!
HEY!
LET'S GO!

バンドは万雷の拍手によって迎えられた
写真で見てもおわかりでしょう
いよっ、待ってました
オーラが半端ない
息つく島もあたえてくれない
悪しからず・・・(-_-;)

MCはハルちゃんが兼任
で巧みにこなす
前もってアミちゃんから「軽妙洒脱なトークもお楽しみに。
よろしく!」と予告されていたんだけど、それ以上に癒しの語りにやられちゃったさ。
「マジックカプセル」でのコミカルな口調も、ユニークでお気に入りなんだけどね((´∀`*))
「こんにちは!ミラージュです。
炎天下の中をようこそいらっしゃいました!
青い空とお酒、最高です・・・・ハロー・グッバイ!」」
オープニングから、いきなり疾走感溢れる掟破りな嬉しき反則技を持ってきたもんだ
情け容赦なき波状攻撃が火を噴いた
開始の狼煙はこれ。
開巻から惜しげもなくこれを取り上げるとは、なんという自信のあらわれでしょう
誇らしげに余裕と貫禄漲る極めつけのパフォーマンスを次から次へと展開
実はこれ去年も取り上げていたね
1983年5月21日リリースの7作目アルバム「うち水にレインボウ」の1曲目に収録。
もちろん、あのザ・ビートルズ永遠の傑作。
アルト・サックスとEWIを曲ごとに持ち替えてバリエーションをグイグイと膨らませていく。
原曲のキャッチーなテイストを損なうことなく、でパワフルに大胆不敵なる改革を加えている。
これのラインって、ボウっとしていると全くと言っていいほどにカバーだと気づかないよ。
琴線を絶えず震わすシンプルでタイトかつストレートな陶酔のアレンジに痺れるよ。

しかしよくもまあ、これだけの入り組んだ構成を把握しているもんだ、とただただ感嘆していると、いつのまにか次の曲へとなだれ込んでいる。
間髪入れずに2曲目
早くもダメ押しの「オーメンズ・オブ・ラブ」で、とどめを刺す。
1985年6月21日にリリースした12インチ・シングル。
同年4月1日にリリースされた10作目アルバム「R・E・S・O・R・T 」の1曲目に収録。
ちょっと先ほどまでとは異質なニュアンスを免れない構成だけど、これがまたグッとくるではないか。
最早オーディエンスのハートは鷲掴み状態だ
ミラージュ・ワールドへのいざないには大成功
既に金縛り状態の方もチラホラと散見
各メンバーの自己アピールする度合いも、快感ほとばしるまでのバランス感覚。
メンバー全員がグルービーなリズム・アクセントに合わせてピョンピョンと飛び跳ねる振り付けも新しい技
遊び心が込められていて微笑ましい光景
サウンド美意識への披露具合も絶妙だね。
長く愛される吹奏楽編成やエレクトーン向きの定番曲。
まるで吹奏楽のために制作されたと勘違いされちゃうのもうなずける。
そのくらいによくできたスケールのでっかい作品だ。
因みにこのタイトルは個人的に伝説のオカルト・ムービー「オーメン」とは無関係なんだよね・・・・999・・・・・(-_-;)

「ありがとうございます
改めましてミラージュです
1年ぶりのライブですが小樽の皆さん、お元気でしたか
今日という日を心待ちにしていました
小樽は美味しいものが豊富ですよね
それが毎年の楽しみ
今年は特に凄いから演奏終了後はそれらを食べながら帰りたいと思います」


3曲目はマニア垂涎の一発をこれでもかあという勢いで代表作品ぶちかまし
定番中の定番ともいえる「宝島」だ
不覚にも脳天直下の衝撃をくらった
1986年3月5日リリース11枚目のスタジオ・アルバム「S・P・O・R・T・S」・7曲目に収録
シングル・カットはなし
実験的要素がふんだんに盛り込まれている和泉氏の金字塔
もうここいら辺に達した時点でオーディエンスはノックアウトさ。
それにしても、なんという贅沢なるひと時であろうか。
皆、目が点。
タイトルやバンド名を知らなくても、メロディーは一緒に口ずさめるね。
それも無意識のうちに。
そのくらいに認知度が高いのだ。
フュージョン、ジャズファンはもとより幅広い若者世代の層から支持を受けた。
長年にわたり必ずTスクエアのステージで演奏されてきた。
それにしてもパーフェクトすぎるスリリングな妙。
アタック感も満点。
まさにジャパニーズ・フュージョンのお手本のようだ。
リズムセクション・アンサンブルの雰囲気もバッチリ!
一瞬でロマンティックなサウンドへと引き込まれてしまった。

捲くし立てるようにメドレーで・・・・「エクスプローラー」
1998年5月21日リリース23枚目のアルバム「グラヴィティー」8曲目に収録
(スケールの大きなコンセプト楽曲)。
須藤満・作曲。
イントロは須藤作品だけにかっこいいベースのフレーズが先導
息つく暇も与えてくれないんだからなあ((´∀`*))
追随してのハイハットによる歯切れのよい刻み
まったくもってしたたかで、憎い奴らだ。
相変わらず、細部にわたり凝りまくっています。
BGM用に聞いたりなんかしたら速攻で天罰がくだるぞ!!((´∀`*))
もはやジャズだの、フュージョンだのと狭い括りに例えるレベルのジャンルではない。
ヘヴィーなチョッパー・ベース、パーカッシブなドラミング、繊細なピッキングで追随するギター、あたたかな彩を添えるキーボード、貫禄十分に先導し続けるEWI。
追い打ちをかけるギターとアルトサックスによる絶妙のユニゾン・コンビネーションと共にドラムソロがスリリング過ぎる。
だって寸分の狂いもないんだからね
キーボードとギターによるバッキングワークも渋い光沢を放つ。
そして交互にバトンを受け渡しながら織りなすソロバトルは火花散るほどの職人技だ。
総まとめ役を担ったサックスが天空に突き刺ささるほどの嘶きでブローする
ここでも当然のことながら観客たちの視線は、旋風吹き荒れる彼らの一挙手一投足に釘付け。
そんじょそこいらにゴロゴロと転がっている中途半端でヤワなミュージシャンどもが束になって挑みかかってきても太刀打ちなんて不可能の領域。
大やけどをするのが関の山だからやめておいた方が身のためだぜ!

「それでは、早いものでもう最後の曲です。
次は私たちミラージュ小樽のテーマソング・・・・イッツ・マジック」
1981年11月1日リリースの5作目アルバム「マジック」に収録。
シングルのリリース日は同年10月21日。
カナダでも人気沸騰してシングルカットされたんだよ。
フィリピン生まれのジャズ・シンガー、マリーンのカヴァーは大ヒットしたね。
TOPの「トウルース」、そしてこちらの「マジック」が共にこの日の知名度としては断トツ。
締めくくりとしては申し分なき決定版。
記録を紐解くと・・・・ミラージュとしては私、2022年8月31日の小樽・北運河サウンドエナジーでこれを聞いたよ
あの日は豪雨が襲ってきてインパクトがあった
強烈な印象として脳裏に焼き付いている
はい、さてさてと、力強いスネアによる連打が炸裂。
そこから次々と覆いかぶさるように挑みかかってくる猛者たち。
レッドゾーン振り切れ寸前。
余力を振り絞っての熱演。
曲者ら全員が汗だくなんだけど、不敵な笑みは絶やさない。
あらら・・・・?
どこからか現れたおじさんがシャボン玉を次々と飛ばしてステージに彩を添えてくれる。
フワフワと漂う数多くの綺麗なシャボン玉を見ていると、童心に戻っってしまうね。
ラストにふさわしき全員が怒涛のせめぎ合い。
瞬き厳禁。
完全燃焼!
会場全体が一体となってのダンス大会。
お祭り騒ぎ。
ライブならではの醍醐味だね。
だからこそ、やめられないライブイベント出演。
満足感に満たされた表情で「ありがとうございました、ミラージュでした!!」
と大団円を告げる。

フィナーレを迎えたミラージュは、汗びっしょりで達成感に満たされて満足そう。
観客席のあちこちからは「凄い!!」の声が漏れ聞こえてきた。
それも致し方ないだろうね。
正直な感想なんだもん。
完全燃焼でライブは終了。
心地良い疲労感に満たされて、メンバー達はステージを後にしました。


会場後方に陣取る司会進行役の斉藤さんも興奮したままでマイクを手にアナウンス。
「ありがとうございました。
ミラージュの皆さんにもう一度盛大なる拍手をおねがいします!」
惜しみない歓声があちこちから飛び交う

真っ白な灰になって燃え果てた。
やれるだけのことはやりつくした。
満足感に溢れたメンバーらの表情を見れば、それも一目瞭然。
熱気ムンムンに心地よい汗を流せたね。
すぐにでもまた、ステージに戻ってきたいなあ、という表情を浮かべていた。
ひじょうに器用な連中だけに、まだまだ隠し玉を忍ばせているのでしょう。
まあ、それは次回のお楽しみとして取っておきましょう!((´∀`*))
もう一度、ぜひとも見てみたいバンドでした。

****本当にお疲れ様でした!!!
今回のライブも大団円!!
ステージ後、方々からメンバー達は称賛を受けていました。
大賛辞をたまわりつつ上機嫌。
あまりにも熱狂し過ぎて、世の憂さもあっさりと吹き飛んじゃいそうだ。
5人も後のイベントライブを堪能していましたよ。
とっても熱心で、研究に没頭していたところは感心だ。
そうなんだよねえ・・・・この日のライブは何から何までもが大収穫だよ。
豪華な凄腕が目白押しだしねえ・・・・((´∀`*))

さて、様々なロック、ポップにと多彩なるジャンルのバンドが目白押しで、これからの長丁場、入れ替わり立ち代わりにエネルギッシュなプレイを披露してくれますよ。
それぞれに目指す音楽は違えど、拘り抜かれたポリシーは誠実に貫かれています。
トンボたちもたくさん青空を飛んでいて、秋の気配は、もうすぐそこにまでやってきていますね。
皆さん、ぜひとも最後の瞬間まで、このひと時をリラックスしながら満喫していってください!!


追記:
****この熱量そのままにお次も負けてはいられません。
さあ、また違った意味で泣いても笑っても、大御所勢の彼らだあ~~・・・・・・!!!!
こいつらもクセモノ連中故に、ゾクゾクとしちゃうね((´∀`*))
ボウイのカバー・プロジェクトだもん!
これまた異色のバンドで参上しますよ!!
いってみよう!!****
・・・・((´∀`))

会場に流れるBGMは・・・・
トム・ジョーンズ「デライラ」
スプリームス「ストップ・イン・ザ・ネーム・オブ・ラブ」





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