THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

vol,45 live&bar CrashLanding

2010-11-15 01:18:42 | Live Set List

2010 11 13(sat)

この間まで、物凄い暑さだったのに、しっかりと寒気が襲ってきましたね。

インフルエンザがさっそく流行しているとのこと、私は先日、注射してきました。

 

STA 企画イベント「LIBERATION12」

7月末に、また新しいライブスポットがオープンしました。

私はこの店名を聞いて即、思わずニヤリ。

あのジミヘン没後に発表された名盤からの店名と知るや、嬉しくなっちゃいました。

このアルバムは私のフェバリット盤でしてLP&CDで所持しています。

いい曲が入ってるんですよ(でも、バックミュージシャンを後から差し替え演奏したことをジミヘンが知ったらどう思うでしょうかね??)

というわけで、敬意を表しましていつものシカゴジャケシリーズではなく、今回はそのセンスの良い美しいアルバムジャケでフライヤー製作してみました。

無名時代のシカゴをジミヘンは多いに気に入りツアーにも同行させたり、しまいにはシカゴのメンバー達に「実はブラスロックをやりたいと思うんだよね」なんて打ち明けてもいます。

ああ・・・ジミヘンは御存命だったらどんなブラスロックを披露してくれたことか・・・。

シカゴの初期のアルバムにけっこうヒントが隠れたりなんかしています。(AOR以降のシカゴファンが聞いたらぶっ飛ぶこと間違いなし)

故テリー・キャスのことをジミは「俺よりも上手い」と絶賛していたそうだし。

そこかしこにジミの影響満載のテリーのギター、もっとも過小評価されたギタリストの一人でしょう。

顔の無いスーパーバンドの悲しい宿命か。

あの世で二人一緒に共演アルバムを多数、絶対に作っていることでしょう。

さて、そのクラッシュランディング。

勿論STA初出演。

ステージ後方やカウンター、さらには店内のいたるところに、ジミのイラストやポスター、ジャケがこれでもかというくらいに張り出されています。

BGMももちろん1970代前後の涙物、ニューロック。

楽屋もステージ後方に2部屋ありなんとソファーや洗面台付き!

ウッディ感覚溢れる空間はとても渋く(マスターも!)、音もナチュラルに広がって心地よい。

STAライブも45回目を迎えて、「シカゴ」と縁起がいいね(笑)

今回のライブ出演バンドのうち2バンドは、STAのお友達バンドUFOのMR、YOU(大滝村)からの御紹介での参加。

トップバッターはBLUE SKY

結成してから10年以上経過しているとのことで、チームワークは鉄壁。

オープニング「レット・イット・ビー」そしていぶし銀のドラマティックオリジナルナンバー。メンバー達が楽器をめまぐるしくチェンジ。

一人でピアノ、ギター、ソプラノサックス、アルトサックスをこなしている方もいました。

ギター&ボーカル(フリューゲルホーンも!)の方はサングラス姿からも一目瞭然、浜田省吾を熱唱。

伊達からの参戦のため、札幌に一泊しようとホテルか旅館を予約しようとしたそうなのですが、この日から2ディズで札幌ドーム「嵐」のコンサートがあるとのこと、ファン達の予約でどこも満室らしく大変だったようです。

セカンドアクト「BOY COTT」

彼らも喜茂別、京極、倶知安と羊蹄山方面から駆けつけてくれて迫力あるステージを展開。

コアなロックファンが今も多く存在する日本のバンド「エルレガーデン」のカヴァーバンドです。

観客との愉快なやりとりも楽しいバンド、しかも可愛い女性ファン達が続々と会場へ応援に駆けつけてくれました。

いやあ、札幌勢もウカウカしてられませんなあ!羨ましい・・・

3番手に登場は、もうSTA企画物では毎度おなじみチカ率いる「肥塚千夏子カルテット」

彼女は参加するたびに違うユニットで現れますが(ラテン、ジャズ)今回はフュージョン。

若い男性3人を従えて中央に2段構えのキーボードにてオールインストゥルメンタル・テクニカルチューンを展開(メンバーのほとんどが音楽講師)。

息をもつかせぬインタープレイの連続で拍手するのも忘れてしまうほどです。

アンコールがかかり、チカ嬢のピアノ&ボーカル、ドラムの2人によるバラードを聞かせてくれました。

トリ前にステージに上がったのは「浮世(うきよ)」

このバンドでは貫禄ある男性陣3人をバックに若い女性が真ん中でパワフルなリードボーカルを轟かせて会場を圧倒。

小柄で華奢な体のどこからそんな存在感ある伸びやかな声が出るのか・・・今後の成長に注目です。

しかもですよ、全てバンドのオリジナルソング。

ちなみに彼女はSTAの盟友、旭川が誇るブラスロックバンドvehicle'sトロンボーンプレイヤー山ちゃんの妹さんです!

トリで登場はthe sapporo transit authority!!

*****SET  LIST*****

1、one fine morning(ある晴れた朝)・・・lighthouse

2、unchain my heart・・・joe cocker

3、~the letter(あの娘のレター)・・・joe cocker

4、does anybody really know what time it is?(一体、現実を把握している者はいるだろうか?)・・・chicago

5、loneliness is just a word(孤独なんて唯の言葉)・・・chicago

6、that's the way・・・K,C&the sunshine band

7、vehicle・・・ides of march

ーーーENCORE---

8、25or6to4(長い夜)・・・chicago

 

*****MEMBER*****

MASA・・・B VO  CHO

NOBU・・・G

SHIGE ・・・TP

RABA・・・PER  CHO

KEN・・・DR  CHO

MITSU ・・・TB

KOH-CHAN・・・TS

KAZU・・・VO  CHO PER

OKA-CHAN・・・AS

 

special thanks to・・・tomo&taka&ruchu&you&saki&master&stuff!!

当初、8人編成で行うはずだったこのライブ(ハーちゃんはアメリカ、シカゴに現在滞在中)ですが、急遽ルチュさんの紹介でビートルズライブにて知り合った岡ちゃんが加入。

たった2時間の合同リハという強行スケジュールでしたが、そこはさすが岡ちゃん。

なんとスタジオのはしごを繰り返し個人練習に「地と汗と涙」の日々だったとか。

舌と唇がそうとうに限界まで達したらしく、その甲斐あって本人もとても満足した御様子。

いつものケン&ラバのビートに導かれて「掴みはこれでOKソング」のオープニングで、ド迫力の開幕。

ノブはリハ時にも言っていたけれど、「今日はギターソロ盛りだくさんさ!!」とウキウキ。

私は全然、考えていなかったけれどもそういえば、ほとんどにギターソロが入ってるね!

おめでとう。

2曲目から怒涛の、意外性十分な極上メドレー「ジョー・コッカー」。

この2曲とも、実は中間部のソロがそれぞれにオリジナルよりもSTAは倍になっています。

これ自然な成り行きでして、ああでもない、こうでもないとやっているうちに曲ってどんどんと無理なく成長していくのでしょうね。

もちろん贅肉は情け容赦なくそぎ落としていきますが。

ペット、テナー、ボントロ、ギターの4連続ソロは一聴の価値アリ

ラバの絡みつくようなうねるコンガもバツグン。

サンタナ風ラテンフレーヴァーが加味されるという贅沢さ。

ブラスロック、シカゴの「一体、現実を・・・」

この曲、スタジオ・オリジナルバージョン3番の歌のバックにはニュース調のナレーションが入っています。

これを私はずっとライブでやりたかったのですが、歴代ヴォーカリストでは無理でした。

ここにきて、カズが「現実に実現」してくれちゃいました!

本家でもやっていないのにね。

この辺のコダワリと遊び心はこれからもずっと維持していきたいものです。

イントロの3拍子部分におけるギターカッティングを私がリクエストしたら難解なコードチェンジをリハで確認してからノブがバッチリと決めてましたな。

次もシカゴですが、これはマニアックなファンに人気絶大な隠れた名曲。

ファスト・ジャズ・ワルツ。

まさに、やりがいのあるじゃじゃ馬のような曲だよね。

こいつを乗りこなしてねじ伏せた時の快感ときたらもう・・・・ねえ。

ノブは曲によっていろいろな表情のソロを奏でています。

そしてシゲをはじめブラス隊の強靭なスタミナにも感服します。

百戦錬磨のツワモノ軍団。

最近、板についてきたサーヴィスタイムのディスコソングのお時間ですよ。

照明でも点滅効果を出していただき(無理言って御免なさい・・・)もう気分はディスコダンサー!

お客様達も、あちこちでニコニコと体をゆすったりくねらしたりステップ踏んだり歌ったりリズムに乗って自由にはじけています。

20歳の女性も「この曲知っています」と言っていたのには驚き。

この曲は、時代を超越しているんですね、恐るべしマイアミサウンド。

「♪あのやり方が、あれが・・私は大好き♪」

ブラス隊もミツ、コーちゃん等を中央前面に陣取って打ち合わせ全く無しなのに、ハーちゃん直伝、横一列での腰振り振りパフォーマンスプレイ(ここにハーちゃんがいたらセクシームードも盛り込まれていたでしょう)。

私が後ろで見ていても微笑ましいくらいの光景。

ここでメンバー紹介。

9人なので、とても時間がかかるけれども、新加入の岡ちゃんにはひときわ大きな歓声が沸いていました。

頑張れ!岡ちゃん!!夕日に向って突っ走れ!涙は心の汗だ!!(笑)

と言うわけで(どういうわけだ?)ダメ押しのラストナンバーを迎えたことを告げるとどこからともなく「ええ~~もう~??!!」

十八番の楽曲をこなしてお別れの挨拶をしようとしたら・・・「アンコール!長い夜!!」

アンコールとリクエストまで貰っちゃいました。

「まだまだ熱いイカシタ長い夜は続くぜえええ!!」ガガガガガ~ン♪(ギターのイントロリフ)

最後の残りわずかな力まで、振り絞るように大熱演して燃え尽きちゃったあああ・・・。

出演バンドの皆様、盛上げていただいたお客様達、マスターとスタッフの方達に感謝の意を述べて夜は更けてゆく・・・。

マスターを中央にステージでのSTA集合写真を撮影。

早くハーちゃんを交えて10人編成でのライブを開催したいものです。

 

その後は、焼肉店にて深夜まで打ち上げ。

札幌から伊達、大滝村から洞爺までとSTAの輪がどんどんと広がっていきます。

 

 

 

 

 

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ジミヘンの隠れた名盤が店名

2010-11-13 21:53:56 | Live告知

http://crashlanding.under.jp/

11月13日(土)
LIVE&BAR CRASHLANDING

THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY企画LIVE
LIBERATION12

5BAND出演

the sapporo transit authority(STA)~シカゴ等のブラスロック

浮世~4人編成のオリジナルポップロック

肥塚千夏子カルテット~チカ率いるジャズ&フュージョン

BOYCOTT~エルレガーデンのカヴァー、羊蹄山の麓にて活動

BLUESKY~from 伊達 オリジナル・ロック

 

 18:00 OPEN
18:30 START
入場料1,000円(1DRINK付)
専用駐車場有!!
 
〒060-0006
札幌市中央区北6条西25丁目1-6
TEL 011-213-7775

 

 

 

 

 

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新メンバー!

2010-11-09 11:18:59 | リハーサル

写真は、STA指定のお部屋、Kスタジオの扉。

一番新しくて広いスペースにて9人が集合。

今回から強力なメンバーが合流しました。

岡ちゃんorオカピをよろしく。(バリトンetc・・・)

これでブラス隊は5人編成に。

総勢10人の大所帯・・・平均年齢がここでぐんと下がったね(笑)。

今回は完全に岡ちゃんを中心にリハを進行。

と言っても13日がライブのため、1回きりの合流リハ。

濃密な内容でのスタジオ入りでした。

いつもにもまして、スタミナ消耗の激しい難解な曲、目白押しですがシゲをはじめブラス隊の適切なるアドヴァイスにて岡ちゃん、大奮闘。

まあ体力は人一倍あるんだから頑張ろう!

そんなわけでして、最後は岡ちゃんのリクエストにお答えしまして、毎度おなじみのブラスロック永遠のスタンダード・ナンバーで締めてみました。

13日(土)のライブが楽しみです。

 

 

 

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全5部屋なり。

2010-11-02 03:47:52 | リハーサル
さあ!いよいよスタジオ入りだ。
廊下の写真、左手前がSスタ、左奥がAスタ、右奥がQスタ、右手前がYスタです。
え・・・!?このアルファベットの意味?
それは直接、カウンターにて伺ってくださいよ(笑)
そしてSTAの指定スタジオは、右奥のさらに廊下を渡ったところにある一番広くて新しいKスタです。

スタッドレスタイヤに換えて、洗車も済ませたのにあいにくの雨模様・・・。

リハもそろそろ追い込みです。
休憩をはさんで、いつものようにぐるっとメンバー同士円陣での立ち居地にて演奏。
2通りのパターンに、リクエストを数曲。
マサからノブにギターのカッティングをイントロに入れて!と要望。
他の曲でも、リズムがころころ変化するところを細心チェック。
今まで、「実現」できなかったナレーションがカズによって「現実」のものに。
リードヴォーカルがマサからカズに移行するところも、スムーズに決まって気持ちいい。
この曲の歌詞をマサとカズとで、皆に説明。
奥の深い素晴らしい内容だ。
でも「LOWDOWN」の日本語ヴァージョンをマサが鼻歌混じりに歌って聞かせたら・・・苦笑されてしまったあ。
ノブはそれを聞いて、ただ一人、懐かしがってたけどね!
なんたって、ペット、サックス、ボントロ、ギターとソロのバトンタッチはスリリング。
ファスト・ジャズ・ワルツのシカゴナンバーは、難曲・・・・徹底的にあらゆる面において各自がこだわり続けていきたいいかしたチューンだね。
今回、皆に聞いてみて意外だったのが、体力的にキツイ曲がバリバリのブラスロックソングではなく(これらもそうとうにへヴィーだけれども・・)軽快&爽快なディスコナンバーだったこと(一部のメンバーを除いてね)。
ノブのハンマリングから開始するソロはマサのお気に入り。

ノブが「白い秘密兵器」をエフェクターボードに設置。
マサと二人でデタッチャブルネックとセットネック、スルーネック講座。
そこから、アーミング、フローティングロックシステムと話題は流れてゆく。
STAの連中は楽器に対するこだわりもそうとうなものでして、誰かがキッカケを振ると怒涛のごとくマニアックな方向に投入します。
それぞれのレコードコレクションやCDの枚数自慢を競ったり、レコードプレイヤーや針、スピーカー・・・とオーディオ方面にも話が及んだのでした。
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