まったくSTAやブラスロックには関係ないけれど、北海道の歴史上もっとも古いであろう楽器をここでご紹介しましょう。
アイヌ民族の伝統楽器でもある「ムックリ」です。
写真の物は格安(むっくり自体、安いですが・・・)の初心者向け。
阿寒湖アイヌコタンでのお土産です。
神秘な音色と共に美しいメロディーも出ます。
この楽器は北海道のちょっと大きなおみやげ屋さんに行けばどこにでも売っています。
いろいろとデザインはありますが一般には紐が付いている物が主流です(昔、それを購入するもなかなか難しかった)。
ムックリは竹製で口琴とも呼ばれています(湿度の高い所に長時間置くと音色が悪くなる恐れあり)。
写真の物は手作りですが、細部までよく作られていて関心しますよ。
本体を横に構えて左手でしっかりと抑えながら(小指を締める)頬に固定、真ん中部分に口を大きく開けてそっと触れる、右手親指で先端をはじくと口腔の広げ具合、息の強さによって共鳴音色が変化し響き渡ります。
一説によるとアイヌの女性専用楽器とのことですが、今ではこの倍音効果が若者達にうけてテクノ界で人気があるとか。
同じ原理として有名なのが声楽表現ですがモンゴル族のホーミーがあります。
私個人でよく思い出すのは、たぶん違う楽器だと思いますが、マカロニウエスタンの代表作、クリント・イーストウッド主演映画「続・夕陽のガンマン」のイントロからずっと流れるあの「ビョ~ン、ビョ~ン・・・・・」。
作曲は私の大好きな映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネです。
皆さんも興味があったら是非、トライしてみてください。
お手軽で面白いし癒されますよ。
けっこう操作性も奥が深いしね(´∀`*)