世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

取材依頼

2008年09月05日 | 社会
久々に某ローカルテレビ局から取材の依頼があった。


結論から言えば、丁重に(?)お断りをした。


もったいないと言えば、もったいない話だ。

少し前までだったら、二つ返事で引き受けただろう。


「何故うちを?」

どうやって、どういう理由で取材しようと思ったのか聞いてみたくなった。

「いろいろ調べまして」

ディレクターと名乗る男の言葉。

そりゃーそーだろー。

調べた結果、何故?

ということを、こちとらは知りたいのだ。

「・・・・・・」

答えはない。

ボクのへそ曲がりが顔を覗かせたのかもしれない。

「せっかくのお話を、申し訳ないのですが・・・」

という顛末。




実はこのところ、なんだかその種のお店探訪的取材番組にはウンザリしている。


わざとらしく、歯の浮くようなレポーターの褒め言葉。

取材の段取りも手抜きが感じられて、不愉快になることが多々ある。

下手に紹介されて、かえって不評を買うところも見受けられる。


ベタ褒めの内容と現状とに乖離が見られ、愕然とさせられることもしばしば。

いささか食傷気味なのだ。



なんでも出ればいいッ、ってもんじゃない。


取材を受ける側も、選ぶ時代だ。

マスコミ側も正直、ネタ不足状態で、無理やり番組を作ろうとするあまり、「やらせ」気味になるのも頷ける。

出してやるという、思い上がりが依然有る場合もある。



ボクは、むしろ広告を出しているお店には行かない。





それにも益して、

「穴場に徹したい」

という気持ちが強くなってきている。


辿りついて来て見たら、こんなところに驚きの店が。

「イヤー、知らなかった!」

「モット宣伝したら?」

「取材が来るんじゃないですか?」


とか、言ってくださるお客様はありがたいものだ。




たくさんお客様に来ていただきたいという気持ちと、

本当によさを分かっていただける方だけに来ていただきたいという気持ちが交錯する。



お客様が減少している現状を考えれば、そんな贅沢は言ってられないのだが、

自分の気持ちに正直に、そして自分のやり方に誇りと自信を持って、これからもオリジナルな店を築いていきたい。