世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

終わりよければすべて良し  人生のピーク

2012年01月24日 | 人生
「苦しい」 という字は


「若い」 という字に似てる




という歌の歌詞があったが、





「古い」 という字も含んでいる。







古くなる



つまり




歳をとっても



苦しさは一向に消えない。






若いうちは


苦労は買ってでもしろ






というけれど、




いまだに



苦労を抱えていて





売りたくても(ただでもいい)



誰も引き取ってはくれない。











人は自ずと



苦しみを避け






快楽を求める。






そして



できるだけ早く、



若いうちに頭角を現したがる。





最年少記録がもてはやされる所以だ。






だが




最年長記録もまた



輝かしい。








人生のピーク、



すなわち





人生で最も輝かしい時期が




あまりに早いと





晩年が


みすぼらしくなるのも




また


人生の常。








人生


山あり谷ありだが




なるべく




山は高く、




頂を


平らにしたくなるのも



万人の欲望かもしれない。







谷も浅いことを望み、




尾根伝いに次の山の頂に行ければ



それに越したことはない。







人の一生には



だれしも


ピークは存在する。










人生のピークを


何度も迎えることは難しいし、





ピークを


維持し続けるすることも




また至難の業だ。







高かろうが


そうでなかろうが




一度でも


山の頂を知るものはまだいい。





ずっと


谷間を這いずり回っている



人生だってあるだろう。










五木寛之の本に



『下山の思想』


というものがある。





ならば


『頂に居座る思想』



があってもいいのではないか。







登った山は



下らねばならない。





誰が決めたのか。







ボクは


高所恐怖症だから




あまり高い山を極めたことはない。





せいぜい


九州では




久住山、





日本でも


穂高の頂上まで登ったのが




最高峰だ。







確かに



山の頂は



高ければ高いほど





狭く


不安定だ。




風も強く


天候も崩れやすい。





長く居れるところではない。








個人的には


高原が好きだ。




もっと正確に言うなら



草原だろう。





標高900メートルの


久住高原


15年間ほど住んだことがある。





そこは




一年のうち







300日の天国と


65日の地獄
があった。






地獄の日とは



台風、落雷、


そして




短くも厳しい冬だった。







今は


標高350メートルの



里山に居の一つを構えている。






鎮守の森に囲まれた


穏やかな棲家
(すみか)を見つけたからだ。









話を元に戻そう。





結論を言えば、








人生とは


遅咲きがいい。






いわゆる


大器晩成型だ。







誰しも


若いうちから頭角を現したがるが



人生は長い。







人生のピークは


死ぬ瞬間が最もいい。





終わりよければ


すべてよし。








ただ



人生


そううまくはいかないものだ。






自分の人生なのに


コントロールすることは



ほとんどできない。






生まれた時にその人の運命は



決まっている、


という人もいる。





だが


どのように決められているのかは



誰にもわからない。








だから



人生は



面白いのだ。









壮年期までは



山あり谷ありの



波乱万丈、







終盤に



一気に丘を駆け上がる


余力があるや。







人生の頂で



バンザーイ!


と言って



逝こう。






そこが


天国に最も近いところだから









【追記】



今まで生きてきた中で



ボクの人生のピークは


いつだったのだろう。






たぶん



世界一周をしていた




47~8歳
のころだろう。







その後も



本も出版し、


理想の家も建て、




新たな事業も起こした










小さなピークを


何度か経験したわけだが、






まだまだ



物足りない。





というか







谷間にある。








ボクの人生のピークは



これから先


また別のところにあるはずだ。







だから


も一度世界一周を目指す。





出版も果たす。






今のところ



掛け声ばかりだが。






とりあえず


目の前にそびえ立つ




巨大な壁を乗り越えなければならない。






そうすれば


その先に






きっと






桃源郷という


花咲く草原が出現するはずだ。




(あわよくば


若くてきれいな女性が待っているだろう)








そして


そここそが




ボクに人生の


ピークになる、




ことは間違いない。







だから



そこで



叫ぶ。





バンザーイ!!



バタッ。





ハイ、


ご臨終です。