世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

世界のスタンス

2015年06月12日 | 100の力
アメリカは子供のころからの憧れの地だった。


生きている実感が欲しかった。

躍動感が欲しかった。

変化を求めた。。


世界を見まわして、今何が起きているのか。

肌で感じる世界観に迫ってみた。



若いころは、のんびり暮らせたらいいナ~と思っていた。

歳を取ったら田舎でのんびり。


49歳の時、田舎の古民家を買い取り、セミリタイアした。

借金もない。

7~8年で子育ても終わる。

そうすれば夫婦でゆったりとした悠々自適の生活ができる。

キャンピングカーで夫婦で日本全国を回ろう。

クルーズ船で海外を旅しよう。

そう目論んでいた。


だが、天はそれをボクに許さなかった。


メラメラと燃え盛るビジネス意欲に再び火がついた。

理想の家を建てたかった。

そこでまた借金をする羽目に。


事業意欲は投資意欲へと変わっていく。

子育てが終わると、

他人を育てたくなる。

人助けをしたくなる。

世のために役に立ちたいと考えるようになる。


そして自分に何ができるかと問う。

至った結論は、


旅、海外、英語という3つのキーワードだった。

すべては旅が原点だった。


海外の未知への世界への好奇心が旅意欲にも火をつけた。

そん火種は海外事業展開にも点火した。

そこに、ベトナムという新たな舞台が出現した。


これは出会いであり、縁であり運命であると感じた。

田舎でのんびりという気持ちはどこかに吹き飛んでしまっていた。


それどころか、人生の終盤にきて、さらに波乱万丈な生き方にますます拍車がかかっていく。


たどり着いたらそこはベトナム。


     お昼休みの学生たち


コロンブスが日本に行こうと西を目指し、偶然にもアメリカを発見した時のように。

ゴーギャンが傷心、放浪の末タヒチにたどりついた時のように、

気がつけば全く予期せぬベトナムがそこにあった。


     この若者たちが明日のベトナムを作る


憧れはずっとキューバだった。

だがそれ以上に、アメリカが好きだった。


ボクが子供のころ強烈な影響を与えた日本映画と海外ドラマがある。

小林旭の「渡り鳥シリーズ」と、

アメリカのTVドラマ「ルート66」だ。


双方に共通するのは旅だった。

それも放浪の旅を意味した。

まさに行き当たりバッタリならぬ、行き当たりバッ旅だった。


放浪人生。

自分の人生と符合した。


そして今世界を見渡せば、

ヨーロッパは霞み、アメリカの威信は崩れていく。

かつてJapan as No,1 と言われた日本は風前の灯火。


世界制覇を狙う中国も急速にその勢いを失っている。

BRICSもいつの間にか失速したかのように見える。


今、そしてこれから世界の中心となるのは東南アジアである。


     夢を語る?

少なくとも10~20年は続くであろう。


嘗てアメリカに身を置き、多くのことを学んだ。

今、学ぶべきものは東南アジアにある。

そしてその中に身を置いている。