世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

世界を意識

2015年08月17日 | 100の力
常に世界に意識を向けること。


どこかで陽が沈むと、また別のところでは陽が昇っている。


どこかで泣いている人がいれば、また別のところでは笑っている人々がいる。

飢えて死にそうな人がいれば、たらふく食べて、残りものを捨てる人がいる。

戦争のさなかに逃げ惑う人もいれば、平和の有り難さも分からずゲームに熱中する人もいる。



自分の国だけ、

自分の周囲だけ、

自分の仲間だけしか関心がないと、

特に日本では何も心配することなく生きていける気がする。


食べ物も、住むところも、着るものも、

そして、水や空気や太陽さえ自分のためにすべてが揃っている環境にある。


ある人はそれを平和ボケといったりもする。

もしも世界中が平和ボケになれるなら、それはそれでいいのかもしれないが。


いたずらにストイックになったり、危機をあおる必要はない。


ただ、少しだけ、そうではない世界があることを意識するだけでいい。


食事する時、食べられない人もたくさんいることを。

家で柔らかな布団にくるまるとき、テントや屋外で寝ることを余儀なくされている人がいることを。

素敵なファッションに身を包むとき、ぼろぼろの服しか着れない人のいることを。

湯水を使うとき、何キロも歩いて水汲みに行かなればならない人がいることを。


そうすれば、日常のどんな些細なことにも、自然と感謝の気持ちが湧いてくるだろう。



【追記】


夢がない、

そもそも好きなものがわからない、何をやったらいいのかわからないという人たちが増えている。

恵まれすぎている証拠だろう。


自分のことだけや、自分の周辺の小さな世界のことだけを考えていると、

日本のような豊かな社会では、自分ひとりの小さな世界をつくって、その日暮らしで過ごしていける。


目先の些細でどうでもいい不平不満はぶちまけても、

何不自由なく、何の心配もなく生きている。

だから自分のことだけを考えている人には、好きなことが生まれてこない。


それはそれである意味幸せなことかもしれない。

でも、心の片隅に、もしこのままではいけないという疑問がフワーッと湧いたなら、

チョッとだけ世界に目を向けてみないか。


自分を中心に考えるのではなく、

社会を中心に考える、世の中を中心に考える、世界を中心に考える、

場合によっては宇宙を中心に考える。


その結果、夢が生まれてくるし、自分のやりたいことが生まれてくる。

あるいは自分がやらなければならないと感じることが、自然に生まれてくるだろう。
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8月16日(日)のつぶやき

2015年08月17日 | 100の力
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