世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

景気と思想の関係

2015年08月31日 | 100の力
テーマ: 思想力


景気が良くならない根本的原因は、

その考え方にある。


幸せかそうでないかが考え方一つで180度違ってくる。

豊かになるには二通りの道がある。


金銭的、物質的に豊かになること、と

精神的に豊かになること、だ。


国の豊かさをGDP(国内総生産)で見るか、

GNH(国民総幸福量)で見るかの違いでもある。


日本は経済的には沈みつつある。

実際経済成長率はマイナスだ。

だが、もう十分の物質的には豊かになった。


次は心の豊かさを求める段階だ。


ところが、まだまだモノの価値をお金で計ろうとする人が多い。

ベンツに乗れば裕福そうに見えると勘違いしている。

むしろ可哀想な人たちだ。



思想的にも、安保法案一つでも考え方がわかれる。

敵とみなすか、多様性を認めるか。


相手の悪いところばかりを見て、被害妄想に陥るととんでもない過ちを犯す。



時代はハードパワーからソフトパワーに移行している。

モノづくりもメーカーからクリエーターの時代へ移っている。



物から者へ、

力から心へ、なのだ。


その流れが読めない人間が、

やれ中国が攻めてくると吹聴する。


可能性を全く否定するものではない。

だが、賢明な人ならすぐにわかるだろう。


一部の暴走者が出ても、大局はそうはならない。

だが、日本が選択を誤れば危険性は高まるだろう。


20世紀のままのハード思考だと、

景気もや良くならないし、戦争やテロを招きかねない。


日本は今その瀬戸際にある。


「反軍事の精神」こそ日本のソフトパワーだということに気付くべきだ。


日本人は70年の長きにわたって、平和と民主主義の理念を守り続けてきた。

このことこそ、日本人が誇るべきソフトパワーなのだ。


3S

Slow, Soft, Sastainable



【追記】

ダライ・ラマの言葉


地球はこれ以上、成功者を必要としていない。

地球が切に望んでいるのは、

平和を実現する人や、人を癒やす人、修復をする人、物語る人、

そしてすべてのものを愛する人たちだ。

この星は、

世界をより住みやすく、人間的な場所にするための難行・闘いに進んで加わろうという

倫理的勇気を持った人々を必要としている。」


“The planet does not need more ‘successful people’. The planet desperately needs more peacemakers, healers, restorers, storytellers and lovers of all kinds. It needs people to live well in their places. It needs people with moral courage willing to join the struggle to make the world habitable and humane and these qualities have little to do with success as our culture is the set. ”   H.H.The Dalai Lama



これまでのカルチャーの中では、成功とはより多くの富を得ることに集約されていたのかもしれないけれど、

そのこととここでいう倫理的勇気は直接的には関係がない。



これからの日本、経済より大切なもの。


困難や逆境を克服するにはどうすべきか、

豊かになっても幸福を感じないのはなぜか、

孤独や嫉妬から抜け出す方法はあるのか、

日本人が「次の段階」へ移行するためには?