捨てた。
ショーツもブラジャーも、ネグリジェも。
歯ブラシもマグカップもスリッパも
彼女の臭いのするものは全部処分した。
未練を残したくはないから。
といいながら、パンツの臭いを嗅ぐ。
彼女の残り香を求める変態チックな自分がいる。
だけどそこには洗剤の香りがするだけだった。
心のどこかで、
いつか帰ってくるのではないかという、
未練がましい淡い期待を抱く自分もいて愕然とする。
どこでどうしているのだろう。
初めて涙が出た。
ショーツもブラジャーも、ネグリジェも。
歯ブラシもマグカップもスリッパも
彼女の臭いのするものは全部処分した。
未練を残したくはないから。
といいながら、パンツの臭いを嗅ぐ。
彼女の残り香を求める変態チックな自分がいる。
だけどそこには洗剤の香りがするだけだった。
心のどこかで、
いつか帰ってくるのではないかという、
未練がましい淡い期待を抱く自分もいて愕然とする。
どこでどうしているのだろう。
初めて涙が出た。