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世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

暗記術

2022年08月28日 | ライフスタイル



今は昔、

ボクらの頃の受験勉強は

暗記力にかかっていた、

と言っても過言ではないくらい

暗記、暗記の連続であった。


とくに、歴史、英単語は。




いまや、ググればほとんど分かるし、

翻訳ソフトを使えば事足りる。


暗記などという無駄な努力をする必要はない。



もはや新たなことを暗記するなどという作業を

しなくなって何十年も経つ。



ところが、まさかこの時代、

しかもこの歳になって

(むしろボケが始まってもおかしくない歳)

こんな長ったらしい文章を丸暗記させられるとは

夢にも思っていなかった。



『外郎売』である。


歌舞伎の18番の口上だ。


約4分半かかる。


活舌をよくするための訓練になるらしい。




だが、端から諦めていた。


この歳で、

こんな長ったらしいものを覚えられるはずがない、と。



とはいえ、

とりあえず、最初の2週間は、

youtubeでアナウンサーや役者さんなど

いろんな人が言っているのをただ聞き流した。



3週目に入り、

文章を観ながら

つっかかりつっかかり

自分でもあきれるほどぎこちなく声に出して読んでみた。


やっぱり無理だろうな、と感じつつ。



ところが、2~3日続けると

何かの折に(特に寝端に)

断片的にセリフが自然と脳裏に浮かんでくる。


まるで映像のように。



部分部分とはいえ、

なんとなく覚えてしまっているではないか。



少し明るい兆しが見えてきた。

(脳に希望の灯が見えた)


なんだか暗記出来そうな気がしてきた。




さて発表まで残り一週間。



もともと無類の怠け者である。

テキトーがモットー。

あらゆることに手を抜いてきた。

好い加減に生きてきた。


だが、結果

最後はなんとなく帳尻が合う。



今回も、なんとなくだが

そんな気がしてきた。



それには、

完璧を目指さない。

ただひたすら繰り返す。

諦めない。

出来なくても当たり前(チャラ)、と開き直る。

肩の力を抜いて、

気楽に、楽しむことを心がける。



そして、五感をフルに使い

集中力、

瞬発力を活かそう。


体全体に叩き込もう。



何といっても

記憶をつかさどる前頭前野が鍛えられる。

(ボク防止に効果的)



ちょっと真剣に頑張ってみるか、

珍しくそう思った日曜の朝。



この世に正解といったものはない。


自分らしく楽しくやれば、

それでいい。


なんかワクワクしてきたゾ。