カンボジア経済

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国民議会招集 フン・セン首相を首班指名 野党はボイコット

2013年09月25日 | 経済
 9月23日、国民議会が招集されました。選挙管理委員会によれば、7月28日の選挙で与党のカンボジア人民党が68議席、救国党が55議席を獲得していますが、救国党は選挙の不正を調べる独立調査委員会設立などを主張し、議会初日から全員がボイコットしています。
 これに対し、人民党は、選挙結果は法律に基づく手続きを経て確定したとしており、9月24日には人民党議員だけで首班指名を行い、フン・セン首相を再任しました。新内閣ではソク・アン副首相兼首相府大臣、サー・ケン副首相兼内務大臣、ティア・バン副首相兼国防大臣、ホー・ナムホン副首相兼外務大臣ら主要閣僚は留任しました。キエット・チョン副首相兼経済財政大臣は退任し、後任はこれまで経済財政省長官であったオーポン・モニロット氏となりました。チャン・プラシット前商業大臣は鉱工業エネルギー大臣に横滑りし、商業大臣の後任には、カンボジア開発評議会で外資誘致に尽力されてきたスン・チャントル上級大臣が就くこととなりました。この他、新任大臣は少数で、小幅の入れ替えに留まりました。
 新政権はようやく発足したものの、救国党の国会ボイコットや抗議活動は続くものと見られ、政権運営が安定するまでには時間を要するものと見られます。


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