アジア開発銀行(ADB)では、毎年2回、アジア経済見通し(ADO)という経済レポートを発行しています(英文です)。10月2日に発表されたADO2013updateでは、成長率予測引き下げが目立つ近隣のアジア諸国が多い中で、カンボジアの2013年の成長率をこれまでと同じ7.2%としています。更に来年2014年の成長率はこれを上回る7.5%と予測しています。この予測の要因としては、縫製品の欧米向け輸出の好調を挙げています。縫製品・靴の欧米向け輸出は今年上半期(1月~6月)に対前年同期比11.3%増の23億ドル(約2300億円)に達しています。また、建設はこれまでの足踏み状態から上昇に転じており、建設許可金額は上半期に19億ドルとなり、6月末の建設向け銀行融資残高も前年同期比46%増と好調であるとしています。また、観光も好調で、上半期の観光客数は19.1%増の210万人に達したとしています。これにより、第3次産業の今年の成長率は7%に達すると予測しています。農業については、上半期は良好な天気に恵まれたこともあり、今年の成長率を4%と見ています。
なお、ADBは2013年の物価上昇率を前回は3.0%と見込んでいましたが、今回はこれを2.5%に引き下げました。6月までの物価上昇率が1.8%と非常に低いことと、民間向け信用供与伸び率が、前年同期の34.1%から今年6月には29.0%に低下していることをこの引き下げの要因としています。
アジア経済見通し(英文新聞発表)
http://www.adb.org/news/developing-asia-slowing-amid-global-financial-jitters
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なお、ADBは2013年の物価上昇率を前回は3.0%と見込んでいましたが、今回はこれを2.5%に引き下げました。6月までの物価上昇率が1.8%と非常に低いことと、民間向け信用供与伸び率が、前年同期の34.1%から今年6月には29.0%に低下していることをこの引き下げの要因としています。
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