カンボジア経済

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2014年8月の物価上昇率

2014年10月08日 | 経済
 国家統計庁から発表された2014年8月の物価上昇率(対前年同月比)は、4.1%の上昇となりました。物価上昇率は、2012年以降、安定的に推移していますが、2013年後半から若干の上昇トレンドにあります(2011年9月6.7%、10月5.2%、11月5.7%、12月4.9%、2012年1月5.8%、2月5.4%、3月5.4%、4月4.8%、5月2.2%、6月1.8%、7月1.3%、8月2.2%、9月1.4%、10月1.2%、11月1.4%、12月2.5%、2013年1月1.8%、2月1.7%、3月1.0%、4月1.0%、5月2.8%、6月2.9%、7月4.1%、8月3.4%、9月3.9%、10月4.2%、11月4.1%、12月4.7%、2014年1月4.5%、2月4.3%、3月5.0%、4月4.9%、5月4.6%、6月4.9%、7月4.3%)。なお、7月と比べると8月は0.3%の上昇でした。
 中国等の新興国の経済状況の足踏み状況や、アメリカの量的緩和の縮小等によるドル高傾向等から、国際市況での一次産品価格は安定してきています。国際石油価格(WTI)も90ドルを割る水準まで低下してきています。この状況を受けて、プノンペンでもガソリン価格は安定的に推移しています。8月のガソリン価格は7月と同じ5297リエル/リットル、8月のディーゼル価格は7月からほぼ横ばいの5145リエル/リットルでした。
 国際機関は、カンボジアの物価上昇率を安定的と見ています。2014年の物価上昇率について、国際通貨基金(IMF)は3.8%、世界銀行は5.0%と予測しています。アジア開発銀行は最近のアジア経済見通しで、2014年の物価上昇率予測を3.5%から4.4%に引き上げました。
(写真はプノンペン市内のガソリンスタンド。9月20日撮影)


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