ENJJオールジャパンのための協議会2014

　カンボジアでは、日本大使館（Embassy of Japan）、NGO、JICA、カンボジア日本人商工会（JBAC）が集まって、オールジャパンでの協力を行っていくための協議会があります。4者の頭文字をとって、ENJJと呼ばれています。
　10月17日に、日本大使館で、全体会議が行われました。会場には100名以上が集まりました。今回は「カンボジアの労働問題」をテーマとして様々な発表がありました。まず第1部「カンボジアの労働問題」では、日本大使館の鶴田書記官より「カンボジアの労働問題～労働争議への政府の対応と今後の見通しについて～」、住友電装総大野木務部部長より「製造業における労働問題事例～労働問題についての分析と今後の対策～」、イオンカンボジア鷲澤社長より「小売業からみるカンボジアの労働市場～労働市場の状況と日系企業の待遇について～」、公益財団法人日本国際協力財団カンボジア王国駐在プロジェクトマネジャー若杉様より「カンボジアにおける労働者の現状と貧困問題～労働者を取り巻く環境、市民社会（CSO）の見地から～」等の発表がなされました。労使問題を日本人対カンボジア人の構図にしない配慮や従業員を家族と思う日本型経営等の大切さが実感されました。
　第2部では、北九州市上下水道局海外事業担当課長木山様から「北九州市による水道事業支援と水ビジネスへの取り組み」、JICA専門家関税政策・行政アドバイザー小田島様から「カンボジア税関への行政アドバイス」、フォーバルカンボジア社長神山様／CDL社長鳴海様及び日本カンボジア人材開発センター（CJCC）JICA専門家チーフアドバイザー伴様による「人材について」等の発表が続きました。
　様々な方々が集まり、色々な話を伺えるのは大変貴重な機会だと実感しました。


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