新聞報道によりますと、カンボジアとタイを連結する鉄道は、国境のポイペト付近の土地取得の遅れにより、工事が遅れているということです。プノンペンとタイ国境を結ぶ鉄道北線は、内戦を経て、線路が破壊される等、多くの問題がありました。アジア開発銀行(ADB)等の支援を得て、リハビリ工事を行う予定でしたが、シソポン~ポイペト間約40キロのみが完成したところで、資金不足等により工事は中断してしまいました。カンボジアとタイの首脳会談で、本件が取り上げられたことから、少なくとも国境からシソポンまでの46キロを開通させるため、努力が続けられてきています。国境の川に架かる橋については、タイの資金により、架け替えが完了しています。また、ポイペト東側からシソポンまではADB支援により線路は完成しています。このため、ポイペト市街の残る6キロさえ完成すれば、タイと北線が連結し、タイの列車がシソポンまで運転できる状況となります。そこで、この部分の工事について、昨年12月の完成を目指して工事が進められてきましたが、鉄道用地に住居を構える約50世帯の住民の反対で工事が遅れている状況です。
今年7~8月には、カンボジア・タイの首脳会議が開かれ、両首脳が鉄道に乗車する計画も進められる中、公共事業省鉄道局では、工事を促進するため、住民との補償交渉を進めたいとしています。
(写真は、ポイペトのカジノ街で進められている鉄道敷設工事。2016年11月撮影)
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今年7~8月には、カンボジア・タイの首脳会議が開かれ、両首脳が鉄道に乗車する計画も進められる中、公共事業省鉄道局では、工事を促進するため、住民との補償交渉を進めたいとしています。
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