2月27日、東芝プラントシステムは、シアヌークビル近郊のスタンハウに建設予定の150MWの石炭火力発電所プロジェクトのEPC契約を受注したと発表しました。EPC契約とは、Engineering(設計)、Procurement(調達)、Construction(施工・試運転)までを一括して請負うタイプの契約です。施主は、スタンハウで100MWの石炭火力発電所を運営しているマレーシア系のCAMBODIAN ENERGY Ⅱ CO., LTD.(CEL2)です。東芝側は、東芝プラントシステム(TPSC)がプロジェクトの全体管理・エンジニアリングを、海外エンジニアリング及び調達拠点であるTPSC ENGINEERING(MALAYSIA)が機器類の調達を、TPSC(THAILAND)が現地での工事施工を担当するとしています。受注額は公表されていませんが、200億円規模となるものと見られます。2019年11月の完工を目指すとのことです。
カンボジアでの日本企業による火力発電所建設は今回が初めてのケースとなるとのことです。東芝プラントシステムでは、「信頼性や性能の観点から日本基準での品質を要望していた施主より、同社の海外における発電所建設の実績や技術力が高く評価されたことで受注に至りました。」としています。
なお、CELの増設規模については、当初は100MW、最近の情報では135MWとされていましたが、最終的に150MWまで拡大されたことは、電力価格の面から見ても望ましい方向と見られます。せっかくの日本企業受注なので、できれば500MW以上の大型発電機で、超臨界石炭火力技術も導入したいところですが、まずは、環境への負荷も限定される高品質の日本基準インフラが導入されたことを歓迎したいと思います。
(写真は、スタンハウのCELの石炭火力発電所100MW)
東芝プラントシステムの新聞発表
http://www.toshiba-tpsc.co.jp/pdf/topics/20170227.pdf
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カンボジアでの日本企業による火力発電所建設は今回が初めてのケースとなるとのことです。東芝プラントシステムでは、「信頼性や性能の観点から日本基準での品質を要望していた施主より、同社の海外における発電所建設の実績や技術力が高く評価されたことで受注に至りました。」としています。
なお、CELの増設規模については、当初は100MW、最近の情報では135MWとされていましたが、最終的に150MWまで拡大されたことは、電力価格の面から見ても望ましい方向と見られます。せっかくの日本企業受注なので、できれば500MW以上の大型発電機で、超臨界石炭火力技術も導入したいところですが、まずは、環境への負荷も限定される高品質の日本基準インフラが導入されたことを歓迎したいと思います。
(写真は、スタンハウのCELの石炭火力発電所100MW)
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