カンボジア経済

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王子 カンボジアで段ボール工場新設へ

2018年10月02日 | 経済
 9月28日、王子ホールディングスは、カンボジアで30億円を投資して、段ボール工場を新設すると発表しました。これまで、カンボジアでは、王子グループのHPI Resources社(Hartaグループ)が段ボール製造事業を展開しており、プノンペンの工場に加えて、シアヌークビル港経済特区内に新工場を建設しています。今回の投資により、プノンペン経済特区内に第3工場を建設し、月産800万平方メートルを製造する予定です。敷地面積は、6.2ヘクタールで、2020年1月の稼働を目指すとしています。第3工場の稼働により、現在トップを占めるカンボジアの段ボール市場でのシェアを更に伸ばしたいとしています。王子グループでは、東南アジア・インド地域(マレーシア、ベトナム、タイ、インド、ミャンマー、カンボジア等)で段ボール等のパッケージング事業を展開していますが、カンボジアの第3工場は、この地域で23カ所目の段ボール製造拠点となるとのことです。
 東南アジアでは経済成長で家電製品や食品などの輸送需要が増加しており、王子グループはベトナムやマレーシアでも生産能力を拡大しています。生産量は世界全体で約39億平方メートルで、そのうち日本市場が7割強、残りは東南アジアやオセアニアとのことです。印刷・情報用紙はデジタル化で需要が減ってきており、段ボールなど成長事業へのシフト進める計画です。
(写真は、シアヌークビル港経済特区内の第2工場)

王子ホールディングスの新聞発表
https://www.ojiholdings.co.jp/Portals/0/resources/content/files/news/2018/4V4rKGU.pdf?TabModule958=0


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