10月8日、安倍晋三内閣総理大臣とフン・セン首相との会談において、「トンレサップ西部流域灌漑施設改修計画(第二期)」の円借款の供与(供与限度額35億9900万円)に関する事前通報が行われました。
カンボジアでは、労働人口の27%が農業に従事し、農業はGDPの23%を占め、貧困人口の大部分が居住する地方農村部の主要生計手段となっています。トンレサップ湖周辺地域は、年間降水量が多く、高い水資源ポテンシャルを有していますが、十分に機能していないものが多く、天水依存型の営農となっており、生産性が低く、灌漑施設の復旧・改善が喫緊の課題となっています。本事業では、トンレサップ湖西部の3州6地区の農村部貧困地域において、灌漑排水施設の改修・整備、農民水利組合の設立・強化及び営農指導を行うことにより、対象地区の灌漑面積が約20倍、米の生産高は約3倍となり、この地区の農民の生計向上に寄与することが期待されるとしています。
なお、トンレサップ西部流域灌漑施設の改修については、2011年に約43億円を限度とする円借款を供与済ですが、その後の大幅な為替変動などにより工事費が増大したため、追加的に必要となった資金を供与することとしたものです。借款の条件は、金利0.01%/年、償還期間40年(10年の据置期間を含む。)という大変譲許的なものです。
外務省の新聞発表
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_006561.html
ブログ「カンボジア経済」2011年8月25日「灌漑事業に円借款43億円 日本政府が支援」
https://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/25ff4114ba0dc55931f145e0ea7c3d9a
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カンボジアでは、労働人口の27%が農業に従事し、農業はGDPの23%を占め、貧困人口の大部分が居住する地方農村部の主要生計手段となっています。トンレサップ湖周辺地域は、年間降水量が多く、高い水資源ポテンシャルを有していますが、十分に機能していないものが多く、天水依存型の営農となっており、生産性が低く、灌漑施設の復旧・改善が喫緊の課題となっています。本事業では、トンレサップ湖西部の3州6地区の農村部貧困地域において、灌漑排水施設の改修・整備、農民水利組合の設立・強化及び営農指導を行うことにより、対象地区の灌漑面積が約20倍、米の生産高は約3倍となり、この地区の農民の生計向上に寄与することが期待されるとしています。
なお、トンレサップ西部流域灌漑施設の改修については、2011年に約43億円を限度とする円借款を供与済ですが、その後の大幅な為替変動などにより工事費が増大したため、追加的に必要となった資金を供与することとしたものです。借款の条件は、金利0.01%/年、償還期間40年(10年の据置期間を含む。)という大変譲許的なものです。
外務省の新聞発表
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_006561.html
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