カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

2015年1月からの最低賃金 128ドルへ大幅上昇

2014年11月17日 | 経済
 11月12日に、カンボジア政府は、2015年1月からの最低賃金を128ドル/月(約14700円/月)とすると決定しました。現在の最低賃金は100ドルですので、28%の大幅増となります。最低賃金に法定手当を加えると147ドル~156ドル/月程度となります。
 来年の最低賃金については、労働諮問委員会で検討されてきていました。委員会の構成は、政府から14名、雇用者側7名、労働者側7名の合計28名となっています。これまでの討議で、雇用者側は110ドル、労働者側は140ドルを提示して交渉してきていました。12日の朝の時点では121ドルを軸としていた模様ですが、全会一致とならなかったため、投票となりました。投票では、政府側の改定案の123ドルに16名、雇用者案の110ドルに7名、労働者案の140ドルに2名が投票したため、委員会の答申としては123ドルと決定されました。しかし、その直後に、フン・セン首相と面談したイット・サムヘン労働大臣は政治決定で5ドルを積み増し、最低賃金を128ドルとすると決定しました。
 予想を上回る大幅増に、雇用者側は不満を隠しておらず、カンボジア縫製製造業協会(GMAC)は、「このままでは30社から50社の工場が閉鎖に追い込まれ、5万人以上の雇用が失われるだろう。」としています。一方、一部の労働組合も納得しておらず、このまま政府決定を受け入れるかどうかは、未決定としています。
 日本企業の立場から見ますと、大幅な賃金増加と円安ドル高のダブルパンチとなります。周辺国の賃金上昇も著しいため、当面はカンボジアの相対的な優位性は保たれるものと考えられますが、今回のような急激な動きは、海外投資家にとって心配の種となることが懸念されます。


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新しくなったフレンチレストラン Open Wine

2014年11月16日 | 生活環境
 王宮の裏にあるフレンチレストランOpen Wineがリノベーションして新たにオープンしました。内装は、大きく変わっていませんが、木のぬくもりも感じられる良い感じです。外のテラス席も良い感じで、西洋人の方々に人気のようです。メニューは、新しいメニューも加わって、魅力的になっています。シャルキトリエやマグロのタルタル等の前菜もワインとピッタリです。メインはボリュームたっぷりです。名物の巨大ステーキ「Cote de Boeuf」(二人用で1キロ!)も健在です。もちろん、ワインも各種揃っていて、リーズナブルな価格のものでも美味しいものが選ばれています。客層は、外国人だけでなく、ローカルの方々も結構いらっしゃいます。お値段は、プノンペンでは高級ですが、日本と比べればとてもリーズナブルな設定です。お薦めです。お試しください。

Open Wine
#219, St. 19
023 223 527
http://www.openwinerestaurant.com/

ブログ「カンボジア経済」2008年11月29日「素敵なレストラン The Wine Restaurant」
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/29477e9f409471e9c66e017216436b6d

いつも頼んでしまうシャルキトリエ(コールドカット)。本当に美味しくて、ワインにもぴったりです。


新メニューのレッドツナタルタル。見た目もきれいですが、食感も楽しめます。



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プノンペンでついにスターバックス!

2014年11月15日 | 生活環境
 プノンペンでスターバックスといっても、写真のようにビンに入った製品です。スーパーマーケットのTai Huot(大豊)で入手しました。フラッペチーノのモカ、バニラ、キャラメル等がありました。1本(281ml)2.6ドル(約300円)です。プノンペンでちょっとリッチな気分が味わえます。ただ、味は相当に甘いです。ちょっと調べてみたところ、ハワイやグアム、米本土、カナダ等で販売されているとのことです。日本では、販売されていないようです。
 ビンの形が、子供のころ銭湯で飲んだコーヒー牛乳のビンを思い出させるところもあって、ちょっと懐かしい感じもします。
 スターバックスがお好きな方にぜひお試しいただいて、コメントをいただきたいです。

スターバックスのサイト
http://www.starbucks.com/menu/catalog/product?drink=bottled-drinks#view_control=product



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カンボジアでのゴム価格 最低価格合意以降若干の立ち直り

2014年11月14日 | 経済
 下落を続けてきたゴムの国際価格は、9月から10月にかけて、2009年以来の低価格に陥りました。このため、10月初旬に、タイ、マレーシア、インドネシア、ベトナム、カンボジアの5か国の天然ゴム協会等は、ゴム価格を下支えするため、最低価格(Floor Price)を1.5ドル/キログラムに設定することに合意しました。
 カンボジアでも、これまで1.45ドル/キログラム程度であったゴムの輸出価格が、最近は最低価格と同レベルの1.5ドル/キログラムに上昇している模様です。
 国際価格下落の要因としては、中国等の新興国の経済不振による自動車向けを中心とするゴム需要の減退と、タイ政府が買い支えてきたゴム在庫の放出等による供給過剰が挙げられています。新興国の需要増はすぐには期待できませんが、タイやマレーシアでは、ゴムを道路の舗装材に使用する等して需要増を図るとしています。また、タイでは、2014年のゴム生産量は、2013年の420万トンから380万トンへ約10%減少する見込みとしています。
 一次産品価格の国際価格の大きな変動は、開発途上国の経済に大きな影響を与える場合もあるため、引き続き注視が必要とみられます。
(写真は、コンポンチャム州のゴム園)


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カンボジア政府 経済土地コンセッション 一部取り消しへ

2014年11月13日 | 経済
 カンボジア政府は、11の企業に与えていた経済的土地コンセッション(ELC)と開発許可を取り消すと発表しました。発表によりますと、コンセッションを取り消された土地は、シハヌークビルやコンポンスプー、バッタンバンなどの9州で合計5万4000ヘクタールとのことです。10月にもシハヌークビル州などで7社に与えた合計1万2000ヘクタールのELCと開発許可を取り消しています。
 カンボジア政府は土地コンセッション制度を導入し、農業開発や産業振興のために多額の資本や技術が必要な開発を行う企業には、外国企業も含めて、最大99年間の土地利用を認めてきました。農業省のデータによると、2012年までの間にELCとして認められた土地面積は167万ヘクタールに達しており、これは農地全体の30%に近いとしています。
 しかし、内戦の影響もあり、登記や土地の線引きが曖昧だったこともあって、十分な補償もないまま土地から追い出される農民らが続出し、全国で15万世帯、約70万人がELCに関連した土地紛争問題を抱えるようになったといわれています。
 こうしたことから、フン・セン首相は2012年5月にELCの新規認可を停止し、既存ELCの土地利用状況を調査してきました。今回、ELC認定取消しについては、長年経過しているにもかかわらず、農地開発などが行われていなかったことを主な取り消し理由としています。
 カンボジアにおいては、経済的土地コンセッション(ELC)を含めて、土地・不動産については、かなりハードルの高い分野ですので、慎重な検討と十分な調査・準備が必要です。



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中国 カンボジアに今後毎年5億ドルから7億ドルの援助を供与へ

2014年11月12日 | 経済
 11月7日、フン・セン首相は、北京で中国の習近平国家主席と会談しました。
 習主席はフン・セン首相の来訪と相互連携パートナーシップ対話の参加に歓迎の意を表したうえで、「中国は、農業、水力発電、経済特区、教育、医療、通信、観光などの分野で協力を推進し、『一帯一路(シルクロード経済帯と21世紀海上シルクロード)』の建設を共に推進していきたい」と述べました。フン・セン首相は、「カンボジアは、『一帯一路』の建設を通じてカンボジアのインフラ整備と経済発展を牽引し、地域の一体化を通じて地域の平和と安定を促進したい」と述べたとのことです。
 フン・セン首相周辺によれば、中国はカンボジアに対し、総額400億ドル(約4兆5600億円)のシルクロード基金等から、今後毎年5億ドル~7億ドル(約570億円~798億円)の援助(贈与及び借款)を供与する方針であるとしています。使途や条件は不明ですが、カンボジアに対し多額の資金を毎年供与することによる中国の影響力の増大は避けられないものとみられます。


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カンボジアの海上油田鉱区 改めて入札へ

2014年11月11日 | 経済
 カンボジア鉱業エネルギー省によりますと、カンボジア政府は、海上油田の開発が進まない状況を打破するため、開発が進んでいない鉱区について改めて入札を検討中とのことです。シアヌークビル沖の海上油田のうち、ブロックAだけは、シンガポールのクリスエナジー、日本の三井石油開発等のジョイントベンチャーで、試掘等が行われていますが、それ以外のブロックB~Fについては、これまでほとんど動きがありませんでした。このため、カンボジア政府は、2015年初頭にも、試験的に再入札を実施して、開発の意欲のある民間企業の興味を惹起したいとしています。一方、政府側も石油法の改正と関連する税法の改正を行うことが必要とされています。政府では、石油ガス採掘法の改正と新しい鉱業ラインセンス令も準備中ですが、その完成は早くとも2015年末ころと見込まれています。
 この動きに呼応して、ブロックDについては、シンガポールのMirach Energy社が、環境影響評価報告書の作成に入ったとしています。環境影響評価報告書がカンボジア環境省によって承認されて初めて試掘等が可能となるため、石油探査期間の延長を政府と交渉するのではないかとみられます。ブロックDは、ブロックAの北東側に位置しており、2006年 4月に神州石油科技公司(China Petrotech)と珠海振戎公司(Zhuhai Zhenrong Corp)が探査権を得ていました。


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メルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」今週号は本日発行です

2014年11月10日 | 一般
 ブログ「カンボジア経済」は、毎日更新して、カンボジア経済情報をデイリーにお伝えしています。これらの情報をまとめて週刊でメルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」を発行しています。毎週月曜日に発行しています。「無料」です。
 配信御希望の方は、下記のアドレス、または右側のブックマークから、まぐまぐのページで皆様のメールアドレスのご登録をお願いします。

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http://archive.mag2.com/0001154670/index.html


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カンボジアの自動車輸入が急増

2014年11月10日 | 経済
 カンボジア商業省の発表によりますと、2014年1月~9月の自動車等輸入は急増しました。輸入額は、前年同期の2億9900万ドル(約338億円)から85%増の5億5400万ドル(約626億円)に達しました。輸入額内訳は、自動車が2億9000万ドル(対前年同期比65%増)、オートバイ2億6400万ドル(同144%増)でした。台数は、自動車が3万4534台(対前年同期比88%増)、オートバイが26万1177台(同130%増)でした。
 輸入急増の理由は、経済の好調と個人所得の高まりと分析されています。公共事業運輸省は、自動車の登録台数を約41万台、オートバイの登録台数を約200万台と発表しています。
(写真は、プノンペンシティバス用に韓国から輸入された中古バス)


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若者に人気のレストラン Mango Mango

2014年11月09日 | 生活環境
 国会議事堂の南側に発展中のレストラン街の中で、今、最も人気のお店「Mango Mango」です。平屋の造りで、半分はテラス席と行っても良い感じのオープンな雰囲気です。舞台では、ライブバンドが演奏していますが、それほどうるさく感じません。料理は、カンボジアテイストのものもあり、ウエスタン系のものもあるという感じです。見た目が変わったカクテルが多いのも若者には受けているようです。お値段はちょっと高めで、客層はお金持ち風の若者たちが多い感じです。プノンペンの今を見に行くのに良いかもしれません。

Mango Mango
#8, National Assembly Boulevard
086 322 322
https://www.facebook.com/mangomango.asia

ロックラック(カンボジア風焼き肉)です。プレゼンは凝っています。



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ブランチカフェ Will’s

2014年11月08日 | 生活環境
 バンケンコンにある朝食やブランチを得意とするカフェ「Will’s」です。場所はJICA事務所の向かいです(もう1軒、St.306にもあるそうです)。インテリアは、ちょっとモダンな感じで、テラス席も良い雰囲気です。メニューはまるで雑誌のようなお洒落なものです。朝食やブランチがお薦めのようです。今回はドリンクだけだったので、フードも是非次回試してみたいと思います。

Brunch Café Will’s
No. 23, St. 294
078 26 26 26
http://www.willsbrunch.com/


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アジア開発銀行と世界銀行 カンボジア投資環境評価を発表

2014年11月07日 | 経済
 10月28日に、アジア開発銀行(ADB)と世界銀行共同の「カンボジア投資環境評価2014」が発表されました。前回の2009年の評価とほぼ同じで、電力料金、汚職、熟練労働者不足、金融等が引き続きカンボジアの投資環境にとって大きな課題であると指摘しています。862社を調査したところ、43%の企業が電力料金を、30%の企業が汚職を最大の課題であるとしています。報告書では、政府の投資環境改善のための改革努力にもかかわらず、現在の投資環境がカンボジアの競争力を阻害する要因となっていると指摘しています。結論として、カンボジア政府に対し、カンボジア電源戦略の見直し、e-コマース法の早期完成、経済特区の魅力を高めるための現行投資法の改正等に優先的に取り組むよう提言しています。


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カンボジアの最新の政治・経済事情セミナー

2014年11月06日 | 経済
 11月4日(火)に日本アセアンセンター主催で東京のアセアンホールにて、カンボジアへの進出をご検討されている方を対象に、カンボジアにおける最新の政治・経済事情を紹介するセミナーが開催されました。カンボジアの政治・経済事情について、カンボジア総合研究所CEO/チーフエコノミストの鈴木博が講演しました。
 セミナーでは、2013年夏の選挙以降、野党の躍進や労働運動の高まり等の政治的状況、最近の好調な経済状況について説明されました。また、外資から見た投資環境、カンボジアのメリットとデメリット等も紹介されました。更に、日系企業の投資戦略について概説されました。質疑応答では、様々な質問も寄せられていました。
 セミナーには100名以上の参加があり、カンボジアへの興味の高さが感じられました。なお、申し込みは260名以上からあったとのことで、抽選で参加者が選ばれたため、参加できなかった方も多かったようで、大変恐縮です。
(写真は様々な建設工事が進むプノンペン市内)

日本アセアンセンターのサイト
http://www.asean.or.jp/ja/invest-info/eventinfo-2014-43/

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来年度予算案 国会で審議開始へ

2014年11月05日 | 経済
 10月24日に2015年(1月~12月)のカンボジアの国家予算案が確定し、国会に提出されました。野党の救国党も国会ボイコットを止めており、今回は審議に積極的に参加する見込みです。
 支出予算案は、総額37億5000万ドル(約4160億円)となっています。内訳は、保健省3億2400万ドル(約360億円:対前年比 24.7%増)、教育省4億5300万ドル(約503億円:対前年比26%増)、国防費(5億3600万ドル:対前年比8.8%増)等となっています。また、カンボジアの予算では予備費の金額が大きいことが特徴でしたが、2015年予算では予備費を6億ドル(約666億円)にまで縮小しました。
 歳入については、税収入24億ドル(約2660億円)、税外収入3億6600万ドル(約406億円)、外国からの贈与1億3400万ドル(約149億円)、外国からの借款8億ドル(約888億円)等を見込んでいます。これに関連して、対外借入枠は8億8800万ドル(約986億円)を要求しています。
(写真はプノンペン中心部にある国会議事堂)


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アジア開発銀行 カンボジアのコメ生産レポートを発表

2014年11月04日 | 経済
 アジア開発銀行(ADB)は、「カンボジアのコメ生産と商業化の改善」と題するレポートを発表しました。カンボジアのコメの単収は、3.3トン/ヘクタールでした。周辺国は、ベトナム6.2トン、インドネシア5.7トン、フィリピン4.3トン、ラオス4.1トン、タイ3.5トンとなっています。また、回答した農家の44%は、灌漑施設がないと回答しました。また、高収量品種を使用している農家も全体の14%に留まっているとのことです。
 ADBでは、生産効率を向上させるために必要な要素として、政府による投資と政策改革、国内精米業の改善、灌漑面積の拡大が重要であるとしています。また、耕作面積の大きさも重要な要素となっているものの、土地の有効活用に繋がる投資環境の改善が不可欠としています。また、金融へのアクセス、農業技術、インフラの拡充等は、直接的効果は確認できないものの、間接的効果があるものと見られ、これらについても取り組みが必要としています。

アジア開発銀行のサイト(英文です)
http://www.adb.org/publications/improving-rice-production-and-commercialization-cambodia

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