カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

リエルデー 「リエル」再導入37年記念式典

2017年04月17日 | 経済
 3月20日、カンボジアの通貨「リエル」を再導入して37年となることを記念する式典「リエルデー」が、カンボジアの中央銀行であるカンボジア国立銀行(NBC)の主催で、王立法律経済大学にて開催されました。今回は、カンボジア商工会議所、カンボジア若手起業家協会の積極的参加もありました。また、クメールタイムス紙上で、セルカードやウイングが協賛したリエル化促進のための記事の掲載も行われました。
 原始共産制を標榜したポル・ポト政権は、通貨を廃止し、中央銀行も爆破して破壊してしまいました。ポル・ポト政権がプノンペンを追われた直後の1980年3月20日に、通貨「リエル」が再導入されました。しかし、その後の内戦等の混乱もあって、カンボジアではドル化が進み、金融取引の8割、預金の9割以上が外貨建て(主に米ドル)となっています。
 ドル化は、カンボジアへの海外投資誘致にはプラスの効果があります。一方、中央銀行による金融政策(政策金利や通貨供給量調節等)実施が困難であること、ドルと他通貨(円、ユーロ、中国人民元、タイバーツ等)の為替変動にさらされること等のドル化のマイナス面も目立ってきています。NBCでは、脱ドル化のプラス面として、地方部での金融アクセス改善、外貨準備の強化、通貨発行益の確保、偽札の排除等も訴えています。
 NBCでは、脱ドル化を緩やかに進める方針で、公務員給与のリエル建て化、株式市場の建値のリエル使用等、リエルの使用促進を図っています。
(写真はNBCのフェイスブックより)

NBCの新聞発表
https://www.nbc.org.kh/download_files/news_and_events/press_eng/8047press-release-riel-day-en.pdf


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カンボジア日本人会年次総会2017

2017年04月16日 | 生活環境
 4月8日にカンボジア日本人会年次総会が開催されました。
 2017年度の活動として、懇親会(6月)、盆踊り(10月)、クリスマスパーティー(12月)、サッカー大会(1月)、バーベキュー大会(2月)等の多くのイベントが行われます。更に今年度は2~3回程度の講習会も実施する計画とのことです。また、日本人会の重要な活動として、補習校、日本人学校の支援も継続的に行っていくとのことです。 
 総会では、活動実績、昨年度決算、新年度の行事予定・予算等が説明されました。また、新役員から、今年度の方針や取り組みが説明されました。
 日本人会は、様々なイベントを通じて会員の親睦を図ることに加え、会員子女教育の向上を支援することも重要な役割としています。カンボジア在住の方は、ぜひ日本人会とその活動にご参加いただければと思います。
(写真は、昨年度の盆踊り大会)

カンボジア日本人会のサイト
http://www.jacam.cc/


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クメール正月2017

2017年04月15日 | 社会・風土
 カンボジアではお正月が3回あります。1月1日の「インターナショナルニューイヤー」、2月の「中国正月」(旧正月)、そして、4月のクメール正月です。クメール正月が一番大きなイベントです。今年は、4月14日から16日が3連休ですが、お役所や工場では前後あわせて実質2週間ほど開店休業となるところも多いようです。地方出身者は田舎に帰る人が多いので、例年、クメール正月の間は、プノンペンも大変静かになります。
 日本のお正月ですと、午前0時を越えると新年を迎えますが、カンボジアでは、毎年時間が変わります。今年は4月14日午前3時12分に新年となりました。7人姉妹の女神のうちの一人が降りてくるとされています。今年の元旦は金曜日ですので、女神ケミリア(Ke Mi Rea)が降臨したとのことです。
 お正月を間近に控えた時期には、近所で仏教の行事も盛んに行われます。たくさんのお坊さんを呼んでお経を唱えていただき、その後、お坊さんたちにご飯やお金やお土産をお渡しします。また、オフィス等では、楽団を呼んでお正月を祝う踊りを披露してもらうところも見かけます。
 クメール語での「あけましておめでとう」は「スオスダイ、チュナムタマイ」です(これはカタカナ読みでも結構通じます。)。
(写真は、お正月を祝う踊り)


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プノンペン上水道公社の配当2017

2017年04月14日 | 経済
 カンボジア証券取引所に上場しているプノンペン上水道公社が、2016年度決算に基づき、下記の通り、株主に対して配当を実施します。今回の配当は、昨年に比べるとほぼ横ばいですが、初年度の2012年度と比べると6倍近くとなっています。基準日(2017年4月20日) の時点で株主名簿にある株主に配当が支払われます。なお、詳細につきましては、支払代理人のACLEDA 銀行等にお問い合わせください。

1. 配当の種類: 現金
2. 配当時期: 年1回
3. 配当性向: 28.24%(2015年度23.3%、2014年度20%、2013年度12.50%、2012年度:7%)
4. 配当金総額: 13,914,836,188リエル(2015年度13,269,495,326リエル、2014年度9,149,542,200リエル、2013年度4,761,003,75リエル、2012 年度2,409,156,587.40リエル)
5. 1株あたり配当金: 159.99リエル(2015年度152.57リエル、2014年度105.20リエル、2013年度54.74リエル、2012年度27.70リエル)
6. 基準日:2016年4月20日
7. 支払日:2016年4月28日

 一株当たりの配当金は、昨年とほぼ同額で、現在の株価(2017年4月7日4060リエル:約1.02ドル)の3.9%にしかならず、プノンペン港湾公社が今後5年間IPO価格の5%に当たる配当を行うとしていることと比べても、配当金が引き続き低いと指摘する声もあるようです。
(写真は最近完成したニロート浄水場第二期)

カンボジア証券取引所のサイト(英文です)
http://csx.com.kh/company/announce/viewPost.do?MNCD=5040&postId=374#.WOoErIVOI2w


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プノンペン上水道 ニロート浄水場第二期工事が完成

2017年04月13日 | 経済
 4月5日、プノンペン上水道公社は、建設を進めてきたニロート浄水場(第二期)の完成式典を開催しました。式典には、フン・セン首相、チャン・プラシット工業・手工芸大臣他関係者多数が参加しました。
 ニロート浄水場(第二期)は、13万トン/日の供給能力があり、プノンペン上水道公社の供給能力は、合計で56万トン/日に増加しました。この第二期工事の完成により、プノンペン南部やその南側のカンダール州タクマウ市等への水道普及が更に進むものと期待されます。ニロート浄水場の第一期工事は日本の円借款等の支援を受けて実施されました。今回の第二期はフランス開発庁(AFD)からの借款の支援を受けています。
 プノンペンは、急速に拡大しつつあり、水道需要も急速に伸びてきています。プノンペン上水道公社は、長年にわたり、日本からの技術・資金両面の支援を受けて、「プノンペンの奇跡」とも呼ばれる素晴らしい実績を上げてきています。水道は、民生用だけでなく産業にとっても重要なインフラの一つであり、今後もハード・ソフトの両面で改善・拡充を進めていく必要があるものと見られます。



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JOGMECカンボジアで金・銅・モリブデンの共同探鉱を開始

2017年04月12日 | 経済
 4月4日、石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は、カンボジアのラタナキリ州オヤダオ南地域において、銅、金およびモリブデンを対象とした新規の共同探鉱を開始したと発表しました。3月29日付けでカナダの探鉱会社であるアンコール・ゴールド社と、オヤダオ南地域において、銅、金およびモリブデンを対象とした新規の共同探鉱を開始したとのことです。オヤダオ南地域はベトナム国境に近いラタナキリ州の西部に位置し、大規模な熱水系の痕跡が認められ、斑岩型鉱化のポテンシャルが期待されます。JOGMECはアンコール・ゴールド社と本地域において地化学探査、物理探査およびボーリング調査を実施し、新たな金属鉱床の発見を目指すとしています。 JOGMECは、約3年間で300万ドル(約3億3000万円)の探鉱費を負担することで、プロジェクトの権益51%を取得する権利を保有します。
 JOGMECは、これまでもプレアビヒア州でも、同様の探鉱事業を実施しています。
(地図は新聞発表より)

石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の新聞発表
http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_06_000257.html?mid=pr_170404_01

ブログ「カンボジア経済」2015年1月5日「JOGMEC カンボジアで共同地質調査実施に関する覚書を締結」
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/ee5cf7156dd9a2c1a6a2a0e75e517d03


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プノンペン南部のフンセン大通りが開通

2017年04月11日 | 経済
 4月3日、プノンペン南部のモニボン橋付近からカンダール州タクマウ市をバイパスして国道2号線までを結ぶ「フン・セン・ブールバード(大通り)」の開通式典が開催されました。式典には、フン・セン首相他関係者多数が参加しました。
 プノンペン市内モニボン橋以南からタクマウ市までの国道2号線は、両側に縫製工場や住宅が立ち並び、タクマウ市内も道路が狭くなっているため、渋滞が激化しています。このため、国道2号線の西側1キロほどのところに、国道2号線とほぼ平行に走る「フン・セン・ブールバード(全長約9キロメートル、幅員30メートル)」を建設したものです。この新道は、モニボン橋付近から、新しいワールドブリッジSEZ付近を結び、タクマウ市をバイパスする形となるため、国道2号線の渋滞緩和に大きな役割が期待されます。また、現在は、湿地帯の真ん中を突っ切っていますが、今後はこの道路の両側の不動産開発も進むものと見られます。
 なお、南側からこの道路を走ると、現在はさえぎるものがなく、プノンペンの高層ビル群が間近に望まれ、なかなかの景色です。ちょっとしたドライブにもお勧めです。


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メルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」今週号は本日発行です

2017年04月10日 | 一般
 ブログ「カンボジア経済」は、毎日更新して、カンボジア経済情報をデイリーにお伝えしています。これらの情報をまとめて週刊でメルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」を発行しています。毎週月曜日に発行しています。「無料」です。
 配信御希望の方は、下記のアドレス、または右側のブックマークから、まぐまぐのページで皆様のメールアドレスのご登録をお願いします。

 メールマガジン「週刊カンボジア経済ニュース」
http://archive.mag2.com/0001154670/index.html


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JETRO 2016年度日本企業の海外事業展開アンケート調査

2017年04月10日 | 経済
 3月17日に、日本貿易振興機構(JETRO)は、2016年度日本企業の海外事業展開に関するアンケート調査結果を発表しました。2016年11月~2017年1月にかけて、海外ビジネスに関心の高い日本企業を対象に実施したアンケート調査で、2995社の有効回答を分析したものです。調査では、貿易への取り組み、海外・国内の事業展開方針、外国人材の活用、電子商取引、FTAの活用、国際標準化等について分析されています。
 今後(3年程度)の海外進出方針では、「拡大を図る」企業の割合が60.2%と、前年(53.3%)から増加し、4年ぶりに6割を超えました。企業規模別では、大企業で66.3%が「拡大を図る」と回答し、2012年度以降続いた鈍化傾向から増加に転じました。中小企業は、「拡大を図る」企業が、前年の50.5%から58.5%へと大きく増加しています。海外進出拡大の理由としては、「海外での需要の増加」(81.0%)を指摘する企業が4 年連続で8割を超えています。次いで、「国内での需要の減少」(50.4%)が続きました。一方、「取引先企業の海外進出」(26.9%)を指摘する企業は減少し、「為替変動の影響回避」を挙げる企業も漸減傾向にあります。拡大を図る国・地域については、中国(前年53.7%→52.3%)、タイ(同41.7%→38.6%)が引き続き上位となっていますが、減少が続いています。ベトナム(同32.4%→34.1%)は2年連続で増加して3位に上昇、次いで米国(同33.7%→33.5%)となりました。主要国・地域で拡大を図る国・地域としては、ASEAN6(70.5%)が中国(52.3%)を5年連続で上回っています。ASEAN6の中では、タイとともにインドネシア(前年31.8%→26.8%、5位)が減少する一方、ベトナム(同32.4%→34.1%、3位)、フィリピン(同11.3%→13.4%、13位)が増加しました。カンボジアについては、前年の6.0%から5.2%に微減しましたが、国別の順位は前年と同じ17位でした。なお、汎用品の生産に限ると、カンボジアの順位は12位となります。
 この他の調査結果としては、海外ビジネスを担う人材の確保が最大の課題となりつつあり外国人社員を雇用する企業も約半数に及んでいます。電子商取引の利用率は24.4%、電子商取引利用企業のうち海外販売での利用は47.2%となりました。45.1%の企業がFTAを利用しており、大企業の利用率は6割に上るとのことです。
(写真はプノンペン経済特区。本文とは直接関係ありません。)

JETROのサイト
https://www.jetro.go.jp/world/reports/2017/01/5b57525465154f73.html



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ちょっとおしゃれなバー Japanese Tapas Bar Katanashi

2017年04月09日 | 生活環境
 居酒屋さんだった「形無」が、バンケンコンに移転して、ちょっとおしゃれなバーになりました。場所は、パティオホテルのすぐ近くです。店内は、酒瓶等を使ったちょっとおしゃれな感じです。メニューは、素敵なカクテルもいろいろ揃っています。おつまみ・食事の類も、色々と工夫してあって、楽しめます。キーワードは「美味しいだけじゃもう足りない」だそうです。お客さんは、外国の方も多くいらっしゃいました。満員の時も多いそうです。楽しく飲めそうなバーです。お試しください。

Japanese Tapas Bar Katanashi
51 Street
https://www.facebook.com/katanashipp/


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高級なお寿司 Sushi Lab

2017年04月08日 | 生活環境
 遅ればせながら、ようやく高級なお寿司屋さん「Sushi Lab」に行くことができました。場所は、プノンペン中心部バンケンコンの路地の奥です。パティオホテルの北側になります。店内は、カウンターと個室があります。木のぬくもりを感じさせるインテリアです。メニューはおまかせコース(60ドル)とアラカルトがあります。今回は、おまかせコースをお願いしました。先付、お刺身もとても美味しく、一手間かけたお寿司も楽しめました。お客さんは日本の方だけでなく、外国の方も来られるようなので、ボリュームも十分です。アルコールは、日本酒、ワイン等、銘柄数は限られますが、揃っています。気さくな大将とのカウンター越しのお話も楽しいものがあります。なお、人気が高く、予約が取りにくいので、ご留意ください。お試しください。

Sushi Lab
https://www.facebook.com/sushilabpp

おまかせコースの先付3種。


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マイクロファイナンス機関に支援措置

2017年04月07日 | 経済
 4月1日から、マイクロファイナンスの貸付に上限金利規制(18%/年)が導入されました。2016年の平均貸付金利は、リエル建て34.5%/年、ドル建て29.6%/年だったため、マイクロファイナンス機関の財務状況にかなりの影響が出るものと懸念されています。カンボジアマイクロファイナンス協会では、上限金利には反対しないものの、政府に対し様々な支援措置を求めてきました。正式発表はされていないものの、以下のような支援措置を導入することが、カンボジアマイクロファイナンス協会とカンボジアの中央銀行であるカンボジア国立銀行(NBC)との間で合意されたとのことです。
 主な支援措置は、マイクロファイナンス機関がNBCに毎年支払っているライセンス手数料の減免、NBCからマイクロファイナンス機関向けの特別低利融資、最低資本金規制の導入時期延期、海外等からの大口貸付に関する準備金規制(12.5%)の導入延期、預金準備率規制の導入延期等です。更に、経済財政省に対し、法人税の減免、源泉徴収税の減免をNBCと協力して求めていくとしています。
 マイクロファイナンス機関からは、上限金利について、5000ドル以上の貸付であれば問題ないが、3000ドル以下の小口貸付では、かなり厳しいとの声が上がっています。2016年のマイクロファイナンス機関の平均自己資本利益率(ROE)は、16.4%とかなり高いものがありましたが、今年は大幅な低下も予想されます。
 カンボジア政府とマイクロファイナンス機関が、十分コミュニケーションを取って、金融に大きなショックを与えることなく、上限金利規制の円滑な実施を進めていくことが期待されます。


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イオン カンボジアでスーパーマーケットも展開へ

2017年04月06日 | 経済
 3月28日、イオンは、3月31日にプノンペンで「イオン マックスバリュエクスプレス ルセイケオ店」をオープンすると発表しました。カンボジアにおける、イオンのスーパーマーケット1号店となります。場所は、プノンペン中心部から北へ約10kmのルセイケオ区に位置し、周辺には「ボレイ・ペンフット」(1200戸)、「ボレイ ヴィミエンプノンペン」(600戸)等があります。店の面積は約438平方メートルで、駐車場は車30台、バイク15台となっています。この店では、食品スーパーとして鮮度の高い生鮮品を中心に、生活必需品、デリカ・カットフルーツなど即食簡便食品の品揃えを強化するとともに、地域のニーズに合わせ、コンパクトで買い回りしやすく、日々の買物に便利な店舗を目指すとしています。
 イオンカンボジアは、2014年6月に開店した総合スーパーのイオンプノンペン店を拠点として、カンボジアにおける市場調査、商品調達の安定化を進め、スーパーマーケットの事業化に向けた基盤づくりに取り組んできたとしており、同様の店舗を今後プノンペンで展開していく計画です。
(写真は、新聞発表より)

イオンの新聞発表
http://www.aeon.info/news/2017_1/pdf/170328R_3.pdf



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カンボジアの最新の政治・経済事情セミナー2017

2017年04月05日 | 経済
 日本アセアンセンターでは4月21日(金)に東京の日本アセアンセンター(アセアンホール)にて、カンボジアへ進出されている企業の方や進出を検討されている企業の方を対象に、カンボジアにおける最新の政治・経済事情をご紹介するセミナーを開催します。参加無料です。
 日本の方々のカンボジアに対するイメージは、「内戦・地雷、貧困、秘境」だと言われます。しかし、カンボジアは、南部経済回廊を活用して国際的サプライチェーンに組み込まれ、自動車や電気機器の部品の製造拠点として存在感を増してきています。また、2014年にはイオンも開店し、更に日系外食大手の進出も目立ってきています。そのようなカンボジアの最新の政治・経済事情、日系進出企業の企業戦略について、カンボジア総合研究所CEO/チーフエコノミストの鈴木博が解説します。
 今回のセミナーは、「初級編」と題しており、カンボジア初心者の方にもわかりやすくご説明したいと思っております。皆様のご出席をお待ちしております。お申し込みは下記の日本アセアンセンターのサイトからお願い申し上げます。

「カンボジアの最新の政治・経済事情セミナー」(初級編)
【日時】 2017年4月21日(金)午前10時~11時30分 (受付開始 午前9時40分)
【会場】 国際機関日本アセアンセンター アセアンホール
東京都港区新橋6-17-19 新御成門ビル 1階
http://www.asean.or.jp/ja/ajc/about/access.html
【主催】 国際機関日本アセアンセンター
【講師】 カンボジア総合研究所 CEO/チーフエコノミスト 鈴木 博
【対象】 カンボジアへ進出されている企業の方 / 進出を検討されている企業の方
【定員】 100名(先着順)
【参加費】 無料

プログラム、お申し込み方法等詳細は、下記の日本アセアンセンターのウェブサイトをご覧ください。
 http://www.asean.or.jp/ja/invest-info/eventinfo-2017-03/


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カンボジアに円借款 111億円 国道5号線整備に

2017年04月04日 | 経済
 3月30日、フン・セン首相の立会いの下、堀之内秀久駐カンボジア日本大使とプラック・ソコン上級大臣兼外務国際協力大臣との間で、円借款1件及び無償資金協力3件に関する交換公文の署名が行われました。
 円借款は、国道5号線改修事業(バッタンバン-シソポン間)(第二期)(供与限度額111億3600万円)に供与されます。この事業は、プノンペンとタイ国境を結ぶ国道5号線のバッタンバン~シソポン間において、既存の本線道路の4車線化やバッタンバン市街及びシソポン市街を迂回するバイパス道路の整備等を実施するものです。2020年5月の完成を目指しています。なお、本事業に対しては、第一期(2013年5月承諾、88億5200万円)の円借款を供与済であり、今次円借款は第二期分として供与するものです。条件は、金利0.01%/年、償還期間40年(うち据置期間10年)という大変譲許的なものです。
 無償資金協力は、バッタンバン州病院改善計画(供与限度額14億5300万円)、第四次プノンペン洪水防御・排水改善計画(詳細設計)(供与限度額1億900万円)、コンポントム上水道拡張計画(供与額32億7100万円)の3件です。
 日本からのODAで高品質のインフラが整備され、カンボジアの経済発展の基礎が更に拡充されることが期待されます。
(写真は、国道5号線。2015年11月撮影)

外務省の新聞発表
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_004454.html

国際協力機構(JICA)の新聞発表
https://www.jica.go.jp/press/2016/20170331_01.html
https://www.jica.go.jp/press/2016/20170331_02.html


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