幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

ゴミを拾う、こころをきれいにする

2013-10-18 12:28:27 | ブログ

午前中、お仕事の声をかけてくださった会社を訪問しお話を伺いました。何かお役に立つことがあることはありがたいことです。

歳を取ることの悲しみは、

・周りのお役に立てない

・自分が知っている人がいなくなる

・自分を知ってくれている人がいなくなる

だそうです。10数年前にお一人で家にこもって暮らしているかなり年配の女性とお話をしたことがあります。この3つが本に書いてありましたとお話したら、「お若いのによくわかっていらっしゃる。その通りなんです。」と言われ、改めで本に書いてあることを実感しました。人の役に立たないことは寂しいことなのだと思いました。忙しいことはありがたいことの裏返しなのだと思います。この3つを解消する方法は、自分のできることをする、自分より長生きする人を知ることかと思います。

面談の後、大宮駅のコンコース(改札の外)でJRのお掃除担当の方がゴミを台車で運ばれていました。その先にゴミが一つ落ちていました。そうするとその方は台車を止めてゴミを拾われました。ご自分の清掃担当以外の箇所だったと思います。拾わなくてもお仕事の任務には問題なかったのですが、お仕事の使命、”駅をきれいにする”を果たされたのだと思います。この方はきっとお仕事に魂を込めてなさっているのだと思いました。どんな仕事でも魂を込めるか込めないかは自分が決めることですから。

”江戸しぐさ”という言葉があります。代表的なしぐさに傘かしげがあります。 雨の日に互いの傘を外側に傾け、ぬれないように すれ違うことです。ちょっとした相手を思いやる自分ができることです。

トイレを出たら、次の人のためにきれいにする。”トイレの神様”の歌にもありましたが、それをすることで次の方が気持ちよくトイレを使ってもらえるためにするものです。

こういったのはしなくても日常生活に影響がないように思います。見方によっては時間がかかったりして自分にマイナスと思う方もいらっしゃるかもしれません。私はこれは人のためではなく自分のためにしているように思います。即ちこういうことをやることで自分の心が浄化されているように思います。人の役に立つことをする自分でありたいとの気持ちです。

夜回り先生こと水谷修氏の本に、中学卒業してから6年間引きこもりの少女とのお話がありました。少女と水谷さんの毎朝の電話のやりとり「これから寝ますね」の中でのことです。あることがきっかけで隣のおばさんの朝のゴミ出しを手伝うようになり、おばあさんと話をするようになり、そのことを通して仕事に就くことができました。詳しくは、goo ”夜回り先生からのメッセージ” ” ゴミ捨て手伝う” 検索で逗子市での講演pdfで見ることができます。 

20年ほど前になりますが、朗読ボランティア(目の見えない方に本などを読む)を数年していました。そのお一人から駅に空き缶があると危ないと聞きました。それから電車の中や駅のホーム、階段の空き缶を拾うことをやっています。始めた頃はJRの清掃の人も少なく毎日数個の空き缶を拾っていましたが、今は清掃の方がおられるので数日に1個程度になりました。一度だけ褒められたことがあります。電車に乗ったら空き缶が車内にありました。出発まで時間があったので、拾って車外の空き缶ボックスに捨てて再度同じ車両に戻りました。たまたまそれを見ていた人が”えらいね!”と言ってくださりました。

やってきて思うことは、空き缶一つ拾うことでも役立っていると思えることです。自分でもお役に立つことができることがあると、空き缶を拾うことで実感してるのだと思います。その時にはきっとオキシトシン(幸せホルモン)が出ているのかもしれません。そしてそのオキシトシンのおかげで幸せな気持ちになるのだと思います。