幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

プラスα長生きする

2013-10-25 01:16:33 | ブログ

朝、駅のトイレに行きました。大に数人が並んでいました。

その光景を見て昔の自分を思い出しました。22年前に胃がんで胃を2/3切除しました。胃の切除により排便機能が上手くできなくなりました。朝少ししか食べてないのに、通勤途中で猛烈な排便要求が来ます。途中の駅で降りてトイレに行くと行列です。どこの駅も行列ができていました。この行列を待っているならもう10~20分我慢して会社までたどり着いた方がよいと思うようになりました。

排便要求を我慢することの辛さは厳しいものがあります。何度ここで出してしまおうと思ったことがあるか。でも出したら大変なことになると思い我慢しました。いろいろ工夫した結果、座っているときは排便要求を少し抑えられていることに気が付きました。電車では座れませんので、そんな時は少しルートを変えてバスを使いました。その結果、編み出したのは手でズボンの上から肛門を押さえるという方法です。物理的に出るのを止める方法です。これは座るより効果がありました。

通勤途中に何度も猛烈な排便要求があり、どうしたら解消するか工夫しました。朝食べなければよいのですが、朝は食べないといけないとの思いがあり、少しでも食べていました。ある時、朝バナナだけを食べた時は、排便要求がくることがないことを体験しました。それから朝はバナナです。

胃を切除するとさまざまな不便さがあります。胃の周りの神経も切断しているので満腹がわかりません。ちょっと食べ過ぎると直ぐに下痢です。下痢をするとその後は便秘になりやすいです。下痢と便秘を繰り返すと痔になります。そしてようやくたどり着いたのが、ヨーグルトでした。毎日ヨーグルトを摂ると整腸作用がよくなるようです。ようやく下痢から解放されました。わからなかった満腹感も食べ過ぎ下痢の体験から、なんとなくわかってきました。

胃を切除してそれまで何でもなかったことがトラブルになりました。牛乳がダメになりました。バターを多くとると直ぐに下痢です。ショートケーキ1個は大丈夫ですが、2個食べるとトイレです。それと時たまお菓子を食べた時に、とってもだるくなることを何度か経験しました。あんこのお菓子の時にそうなることに気が付きました。だるくなった時の解決方法はお茶をたくさん飲むことでした。そうしながら、胃が2/3ない自分の身体の対処方法を一つひとつ学んで行きました。

胃を切除した患者さんの会にαクラブがあります。

これは、胃を切除すると何かと不便だけど、胃を切除せずに従来のままの生活を送った時の人生の長さよりも、食事や睡眠などに気を付けることで、プラスαだけ長生きしようを目標に名前がついています。

製薬企業に勤めていましたが、薬の前に食事、睡眠だと思います。食事、睡眠をきちんとしていても体調が悪い時に薬の力を借りる。

快眠 快食 快便の3つが健康には大切だとつくづく思います。

食事時間も遅くても9時までには摂るようにしました。それまでは残業で遅くなり11時過ぎに摂ることも多かったです。そして、野菜・果汁を500mLほぼ毎日摂るようにしました。睡眠もできるだけ6時間を確保するようにしました。歯は第二の胃袋と言います。胃の機能が低下した分、咀嚼回数を増やすようにしました。胃の調子が悪い時は咀嚼を増やすと胃の負担が少ないです。

 胃を切除する前は健康診断でいくつか引っかかっていましたが、胃を切除して3つの快に心を配るようになってから、引っかからなくなりました。

 胃がんになった。胃を2/3切除した。この事実は受け入れるしかありません。何で胃がんに?と思っても状況は変わりません。今どうするかだと思います。胃がんになってもいのちを長らえていることに感謝してできることをしていくことだと思っています。