知識があるほど視野は狭くなる
心を静かに保つことで、心の中の舞い上がった泥を沈めてみよう。
自分にとって大切なものを捜しているときに、探しているものとは別の価値あるものを偶然に見つけられることがある。ただし、それは偶然の出来事を逃さない「聡明さ」と「創造的な広い心」を持っていることが前提条件となる。
「自分一人でもやる」が現場を動かす。
組織の殻を破るのは、異質な人材
この話の教訓は「人が持って生まれた性格は簡単には変わらない」ということである。
文明批評家のルイス・マンスフォードは『現代文明を考える』の中で、「『魔法使いの弟子』のそらおそろしい寓話は、写真から美術作品の複製、自動車から原子爆弾にいたる私たちのあらゆる活動にあてはまります。それはまるで、ブレーキもハンドルもなくアクセルしかついていない自動車を発明したようなもので、唯一の操作方式は機械を速く働かせることにあるのです」と述べている。
トルストイはこの話の後に「すべてものを考える場合、だいじなのは、考えることそのことでなくて、考える順序だと言うこと、つまり、はじめになにを考え、あとになにを考えるか、それを知らなければ、いくら考えてみたところで始まりはしない・・・」
粉ひきの目的は粉をうまくひくことである。この目的を忘れてしまい、臼や車や堤や水についていくら考えてみても――それがいくら論理的ですばらしくあっても――無益なだけだ。
・ 狩人と鳥 https://raisondetre.jp/%E3%80%90%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9%E5%AF%93%E8%A9%B1%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%80%91%E3%80%8C%E7%8B%A9%E4%BA%BA%E3%81%A8%E9%B3%A5%E3%80%8D%E8%B3%A2%E3%81%8F%E7%94%9F%E3%81%8D
賢く生きるために必要な3つのこと
・大事なのは、願望ではなく、意志を持つことである。
哲学者のアンドレ・コント・スポンヴィルは、『幸福は絶望のうえに』の中で願望と意志の違いについて述べている。
・願望は自分では左右できないことに向けられた欲望である。
・願望は自分の知らないことに向けられた欲望である。
・願望とは自分の持っていないもの、あるいは存在していないものに対する欲望であり、それゆえに自分のものとして楽しむことができない。
仕事しながら学び、学びながら仕事をする。
・像と鎖 https://it-counselor.net/psychology-terms/chained-elephant</div>
自立、そして成長したいならば、苦しみを引き受ける覚悟、リスクをとる勇気が求められる。
他人を真似ても自分の人生は歩めない。
・哲学者今道友信は『人生の贈り物』の中で哲学者のガブリエル。マルセルとの別れの場面を回想している。
「人間が人間に贈る最大の贈り物、それは『よい思い出』です。・・・よい思い出を人からもらうようにしなさい。それと同時に、よい思い出を人に与えるような人間になりなさい」
『死生観を問いなおす』広井良典著
他者と言う存在、ありは自分という存在は死によって消えてなくなってしまうのではなくて何らかのかたちで存在し続ける。そのような意味で、他者あるいは私には「死」はない。
「なるようになる。心配するな」という言葉の前には「なすことをなせ」というメッセージが前提として隠れているのではないか。
感想;
寓話は面白く楽しいです。
登場人物/動物をつい笑ってしまうこともあります。
しかし、実は自分がその登場人物/動物と同じことをしていることに気づいていません。
寓話は、自分の愚かな点を教えてくれるお話のように思います。
イソップの寓話『酸っぱいぶどう』が好きです。
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