肩透し、拍子抜け………
開戦直前のそれぞれの想い、軍議における信西(阿部サダヲ)と頼長(山本耕史)、清盛(松山ケンイチ)と義朝(玉木宏)、武士と貴族の対比が上手く描けていた。(本来なら、もっと詳細に書こうと思っていましたが、途中から急速に書く棋力が霧散していきました)
中世の戦は悠長なところがあり、「やあやあ我こそは……」という世界であったらしいのですが、あまりの悠長さに唖然としてしまった。
「夜討ちは卑怯(有効)」……「先手必勝」……「勝つのが第一」……「命を掛ける」……
などと言っていたのは何だったのか?………夜討ちの有効性も感じられなかった。
忠直(土平ドンペイ)をまったく相手にしない為朝(橋本さとし)の強さ、通清(金田明夫)の親心と忠義心は魅せてくれた。あとは義朝と弟・頼賢(永岡佑)の対峙シーンぐらいか。
清盛と忠正(豊原功補)の対決は、海賊船での清盛と兎丸(加藤浩次)とのぐだぐだ感を彷彿させる「しょうもなさ」。当の兎丸に呆れられ、やじられる始末。
戦闘シーンに被せる盛国(上川隆也)のナレーションもどきの台詞も緊迫感を消滅させる残念さ。
★冴えない清盛
正直言って、カッコ良かったのは先週の腕組みしながら騎乗し登場したところまで。
軍議でも義朝に後れを取る。ややがっつき過ぎの義朝ではあった。だからこそ、清盛には寡黙で内に秘めた面持ちを強調して欲しかったが、イマイチ。
功を上げるために、為朝を討とうとしたが、人任せ。平氏の価値をつり上げる策を採った清盛なら、源氏同士で消耗させればいいものを。
頼盛(西島隆弘)を追い返したのも意味不明。
★あくまで白河法皇
ナレーション(これまでのあらすじ)ごときの後白河天皇(松田翔太)の戦前の言葉や、白河北殿の炎上シーンでは白河法皇をだぶらせるなど、最後まで白河法皇の血の因縁を強調。
「もういいや」という感じ……
【ストーリー】(番組サイトより)
1156年(保元元年)7月10日深夜、のちに保元の乱と呼ばれる一戦が始まった。後白河天皇(松田翔太)側では軍議が行われ、源義朝(玉木宏)の夜討ちの策が採用される。ライバルに先を越されまいと、平清盛(松山ケンイチ)は「死ぬ覚悟で戦え」と一門を引き締め、白河殿に立てこもる崇徳上皇(井浦新)たちを攻撃。不意打ちを受けた上皇方は、藤原頼長(山本耕史)を始め動揺するものの、源為朝(橋本さとし)の防戦により、戦況はこう着状態に入る。為朝を攻めあぐねる清盛は、作戦を立て直すものの、敵となった叔父・忠正(豊原功補)が行く手に立ちはだかる。一方、義朝も戦場で父・為義(小日向文世)と対面。身内と敵対する痛みをかかえつつも、清盛も義朝も来るべき武士の世のために太刀を振るうのだった。
開戦直前のそれぞれの想い、軍議における信西(阿部サダヲ)と頼長(山本耕史)、清盛(松山ケンイチ)と義朝(玉木宏)、武士と貴族の対比が上手く描けていた。(本来なら、もっと詳細に書こうと思っていましたが、途中から急速に書く棋力が霧散していきました)
中世の戦は悠長なところがあり、「やあやあ我こそは……」という世界であったらしいのですが、あまりの悠長さに唖然としてしまった。
「夜討ちは卑怯(有効)」……「先手必勝」……「勝つのが第一」……「命を掛ける」……
などと言っていたのは何だったのか?………夜討ちの有効性も感じられなかった。
忠直(土平ドンペイ)をまったく相手にしない為朝(橋本さとし)の強さ、通清(金田明夫)の親心と忠義心は魅せてくれた。あとは義朝と弟・頼賢(永岡佑)の対峙シーンぐらいか。
清盛と忠正(豊原功補)の対決は、海賊船での清盛と兎丸(加藤浩次)とのぐだぐだ感を彷彿させる「しょうもなさ」。当の兎丸に呆れられ、やじられる始末。
戦闘シーンに被せる盛国(上川隆也)のナレーションもどきの台詞も緊迫感を消滅させる残念さ。
★冴えない清盛
正直言って、カッコ良かったのは先週の腕組みしながら騎乗し登場したところまで。
軍議でも義朝に後れを取る。ややがっつき過ぎの義朝ではあった。だからこそ、清盛には寡黙で内に秘めた面持ちを強調して欲しかったが、イマイチ。
功を上げるために、為朝を討とうとしたが、人任せ。平氏の価値をつり上げる策を採った清盛なら、源氏同士で消耗させればいいものを。
頼盛(西島隆弘)を追い返したのも意味不明。
★あくまで白河法皇
ナレーション(これまでのあらすじ)ごときの後白河天皇(松田翔太)の戦前の言葉や、白河北殿の炎上シーンでは白河法皇をだぶらせるなど、最後まで白河法皇の血の因縁を強調。
「もういいや」という感じ……
【ストーリー】(番組サイトより)
1156年(保元元年)7月10日深夜、のちに保元の乱と呼ばれる一戦が始まった。後白河天皇(松田翔太)側では軍議が行われ、源義朝(玉木宏)の夜討ちの策が採用される。ライバルに先を越されまいと、平清盛(松山ケンイチ)は「死ぬ覚悟で戦え」と一門を引き締め、白河殿に立てこもる崇徳上皇(井浦新)たちを攻撃。不意打ちを受けた上皇方は、藤原頼長(山本耕史)を始め動揺するものの、源為朝(橋本さとし)の防戦により、戦況はこう着状態に入る。為朝を攻めあぐねる清盛は、作戦を立て直すものの、敵となった叔父・忠正(豊原功補)が行く手に立ちはだかる。一方、義朝も戦場で父・為義(小日向文世)と対面。身内と敵対する痛みをかかえつつも、清盛も義朝も来るべき武士の世のために太刀を振るうのだった。