『平清盛』 勝手にベスト5 ≪その2≫です。(≪その1≫はこちら)
エピソード(放送回) ベスト7(「ベスト5」じゃなかったの?と突っ込まないでください)
7位 第23話「叔父を斬る」
清盛の修羅、義朝の慟哭(清盛は叔父・忠正、義朝は父・為義を斬首)を描いた回で印象深いエピソードであった。斬られる側の一族を思う気持ちもよくわかり、見ている側も斬首のシーンは心が痛く、力が入った。
ただ、それを命じた信西の心の内が分かりにくく、その理由も理解しにくいのがマイナス点。
6位 第16話「さらば父上」
忠盛退場の回。藤原摂関家のいざこざに平氏と源氏が巻き込まれた際、忠盛は「武士の世を創る」という意志を清盛が受け継いでいると知り、清盛を次期棟梁と定め宣言した。
ドラマとしてはこれがメインだが、忠盛が宗子に感謝の気持ちを伝えるシーンが良かった。
5位 第32話「百日の太政大臣」
有名無実の閑職の太政大臣に奉られてしまった清盛であったが、その地位を利用して平家一門の者を、参議に取り立て一門の地位を出来うる限り引き上げた。
見事な逆転の発想、逆転の妙手であった。
「出雲でのお暮しは時忠様に何の変化ももたらさなかったものと、お見受けいたしまする」という時忠に対する盛国の会心の突込みが炸裂したのもこの回であった。
4位 第44話「そこからの眺め」
権力の頂に登って眺めを見るという白河法皇とのやり取りに掛けたエピソード。
「この国の頂に上る」という志を達成しつつあった清盛だが、いつしか権力の座の虜となりその視野は狭く歪んだものとなっていた。
孫(後の安徳天皇)が開けた障子の穴を覗く清盛にかぶせて「いかがにござりますか?そこからの眺めは」という祇園女御の声がリフレインされる。『世にも奇妙な物語』を思わせる怖さがあった。
3位 第43話「忠と孝のはざまで」
「棟梁であり、清盛の息子である自分も清盛にとっては手駒の一つにすぎなかった」という>重盛の虚無感と絶望、そして清盛と一族と後白河院との板挟みに遭い苦悩する重盛。
清盛の暴走を命を懸けて止める重盛の訴えには心を打たれた。
2位 第20話「前夜の決断」
清盛、忠正、池禅尼、頼盛、後白河天皇、信西、崇徳上皇、頼長、義朝、為義、通清(金田明夫)、正清(趙和)、時子、由良、常盤らが、それぞれの思い、思惑で決意をする、そんな様がよく描かれていた。
清盛の決断には納得はいかないが、清盛と後白河天皇が対峙するシーンは見ごたえがあった。
1位 第37話「殿下乗合事件」
重盛の嫡男・資盛と摂関家の基房が鉢合わせし互いに譲らず諍いが起きた。礼儀を重んじる重盛の性格を考慮した基房の嫌がらせであった。
資盛や平家一門はメンツが潰れたと収まらず、清盛はその対処を時忠に任せる。この阿吽の会話が見事。
報復行動に一門での重盛の株が上がるが、自分の信念が通らなかった重盛は落胆する。さらに、報復現場に残された赤い羽根を見て、真相を知る。
話の展開やオチのつけ方がサスペンス仕立てだった。
そして、襲撃される前の基房(細川茂樹)の得意満面で車中で歌う様子、その後のビビりぶりが圧巻だった。
エピソード(放送回) ベスト7(「ベスト5」じゃなかったの?と突っ込まないでください)
7位 第23話「叔父を斬る」
清盛の修羅、義朝の慟哭(清盛は叔父・忠正、義朝は父・為義を斬首)を描いた回で印象深いエピソードであった。斬られる側の一族を思う気持ちもよくわかり、見ている側も斬首のシーンは心が痛く、力が入った。
ただ、それを命じた信西の心の内が分かりにくく、その理由も理解しにくいのがマイナス点。
6位 第16話「さらば父上」
忠盛退場の回。藤原摂関家のいざこざに平氏と源氏が巻き込まれた際、忠盛は「武士の世を創る」という意志を清盛が受け継いでいると知り、清盛を次期棟梁と定め宣言した。
ドラマとしてはこれがメインだが、忠盛が宗子に感謝の気持ちを伝えるシーンが良かった。
5位 第32話「百日の太政大臣」
有名無実の閑職の太政大臣に奉られてしまった清盛であったが、その地位を利用して平家一門の者を、参議に取り立て一門の地位を出来うる限り引き上げた。
見事な逆転の発想、逆転の妙手であった。
「出雲でのお暮しは時忠様に何の変化ももたらさなかったものと、お見受けいたしまする」という時忠に対する盛国の会心の突込みが炸裂したのもこの回であった。
4位 第44話「そこからの眺め」
権力の頂に登って眺めを見るという白河法皇とのやり取りに掛けたエピソード。
「この国の頂に上る」という志を達成しつつあった清盛だが、いつしか権力の座の虜となりその視野は狭く歪んだものとなっていた。
孫(後の安徳天皇)が開けた障子の穴を覗く清盛にかぶせて「いかがにござりますか?そこからの眺めは」という祇園女御の声がリフレインされる。『世にも奇妙な物語』を思わせる怖さがあった。
3位 第43話「忠と孝のはざまで」
「棟梁であり、清盛の息子である自分も清盛にとっては手駒の一つにすぎなかった」という>重盛の虚無感と絶望、そして清盛と一族と後白河院との板挟みに遭い苦悩する重盛。
清盛の暴走を命を懸けて止める重盛の訴えには心を打たれた。
2位 第20話「前夜の決断」
清盛、忠正、池禅尼、頼盛、後白河天皇、信西、崇徳上皇、頼長、義朝、為義、通清(金田明夫)、正清(趙和)、時子、由良、常盤らが、それぞれの思い、思惑で決意をする、そんな様がよく描かれていた。
清盛の決断には納得はいかないが、清盛と後白河天皇が対峙するシーンは見ごたえがあった。
1位 第37話「殿下乗合事件」
重盛の嫡男・資盛と摂関家の基房が鉢合わせし互いに譲らず諍いが起きた。礼儀を重んじる重盛の性格を考慮した基房の嫌がらせであった。
資盛や平家一門はメンツが潰れたと収まらず、清盛はその対処を時忠に任せる。この阿吽の会話が見事。
報復行動に一門での重盛の株が上がるが、自分の信念が通らなかった重盛は落胆する。さらに、報復現場に残された赤い羽根を見て、真相を知る。
話の展開やオチのつけ方がサスペンス仕立てだった。
そして、襲撃される前の基房(細川茂樹)の得意満面で車中で歌う様子、その後のビビりぶりが圧巻だった。