英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

全日本総合バスケットボール選手権大会 3回戦 桜花学園-筑波大学

2013-01-04 23:06:54 | スポーツ
 3回戦で「高校」対「大学」というカードは勿体ない気がする。どうせなら「高校(大学)」対「Wリーグ」という顔合わせの方が興味深い。とは言え、「高校トップ」対「大学トップ(大学4位)」の顔合わせも、これはこれで興味深い。
 桜花学園は河村(センター)・馬瓜(パワーフォワード)の身体能力を活かす展開に持ち込みたい。筑波としては彼女たちを抑えることが出来るかが勝利へのポイントだ。
 序盤は両チームともに不安定でゲームの流れが大きく揺れた。しかし、得点としては微差だが徐々に筑波がゲームを支配していった。
 最大のポイントであった河村への守備は、序盤は十分な体勢でボールを持たせず得点を抑えた。第2Qに入ると、桜花も対応し良い位置で河村にゴールを入れることができるようになり、河村の得点で点差をつけられずに済んだ。
 それなのに、筑波のペースになっていったのは、総合的なチームのバスケット力だった。ポイントガードへの当たりをきつくしターンオーバーを生じさせたり、リバンドやルーズボールへの集中力は桜花をはっきり上回っていた。
 筑波の不安要素はセンターのファール。河村を抑えるためどうしてもファールを重ねてしまう。実際、白が1Q、5分前にファール2つを犯しベンチへ、ゲーム全体では4ファール。控えのセンター谷村も第4Qには4ファールとなってしまった。ただ、この谷村が白のファールトラブルを補う働きをしたのが大きかった。この二人がファールアウトしなかったのも試合の主導権を渡さなかった要因であった。

 上述したように、筑波の勝因はポイントガードを抑え込み桜花のオフェンスをさせなかったことと、ボールへの集中力であったが、間接的要因が2つあったと考えている。
 ひとつは、大会の時期。高校生は暮れにウインターズカップが行われ、精神的にも体力的にも持続が難しい。集中力で劣ったのはこのせいかもしれない。
 もう一つは、監督。桜花の監督は語尾に「バカ野郎」を連発する。私は球技の経験はなく、いわゆる「体育会系」の精神的つながりはよくわからない。桜花も普段の練習で信頼関係がつくられていれば、ゲーム内での厳しい言葉も支障はないだろう。この点は私は知り得ないし、長年、高校のトップを維持しているので、私がとやかく文句を言うところではないのだろう。
 ただ、気になるのは、ハーフタイム時のンNHKのインタビューで、インタビュアーが遠慮してしまうほどの不機嫌さを表に出していた。これはどうなのだろうか…
 あと、スターティングメンバーの4人がフル出場、残る1人も40分中38分15秒とほぼフル出場なのも気にかかる。選手層の問題もあるかもしれないが、オフェンスシステムの変化や選手の疲労を防ぐためや相手チームとの相性を考えてのメンバーチェンジも有効なはず。

 この監督を見ていると、高校バレーの東京の名門高校の某監督を思い出してしまう。昨年も感じたが、今年も同様だとボロクソ書いてしまうかもしれず、心配だ。
コメント
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