女子63kg級。まず、日本選手は、阿部香菜(三井住友海上)は準決勝でヤーデン・ゲルビ(イスラエル)に絞め技で一本負けし、3位決定戦でも敗れた。また、準々決勝で阿部に敗れた田中美衣(了徳寺学園職)は敗者復活戦でティナ・トルステニャク(スロベニア)に一本負けした。
さて、阿部を破ったゲルビだが、実にえげつない技を使う。
寝技に持ち込む瞬間、意識的に左側の裾を帯から外し右手で持つ。そして、相手の上体に覆いかぶさる時、相手の首にその裾を蒔きつけ、覆いかぶさった自分の上体を反らして畳に仰向けになり、足で相手を上体を固定して、体重を掛けて締め上げる。
下手をすると、上体を反らして尻餅をつくように締め付けた瞬間、相手の首の骨が折れる可能性もある。しかも、その後、柔道着を使って体全体で締め上げる。この時、柔道着はタオルで締め上げるのと同じような役割を果たしていて、非常に危険。
もちろん、相当な高等テクニックであろうが、気絶した相手(世界ランク2位で決勝に勝ち上がるのだから相当な実力者)を気遣うそぶりを見せるが、その表情は「してやったり」という気持ちがにじみ出ていた。もちろん、金メダルを獲得した喜びもあるが……
関節技も絞め技も、相手を痛めつけるのが目的の技である。生ぬるい考えかもしれないが、禁止すべきではないだろうか。
【参照】
「その1」、「その2」、「その3」
さて、阿部を破ったゲルビだが、実にえげつない技を使う。
寝技に持ち込む瞬間、意識的に左側の裾を帯から外し右手で持つ。そして、相手の上体に覆いかぶさる時、相手の首にその裾を蒔きつけ、覆いかぶさった自分の上体を反らして畳に仰向けになり、足で相手を上体を固定して、体重を掛けて締め上げる。
下手をすると、上体を反らして尻餅をつくように締め付けた瞬間、相手の首の骨が折れる可能性もある。しかも、その後、柔道着を使って体全体で締め上げる。この時、柔道着はタオルで締め上げるのと同じような役割を果たしていて、非常に危険。
もちろん、相当な高等テクニックであろうが、気絶した相手(世界ランク2位で決勝に勝ち上がるのだから相当な実力者)を気遣うそぶりを見せるが、その表情は「してやったり」という気持ちがにじみ出ていた。もちろん、金メダルを獲得した喜びもあるが……
関節技も絞め技も、相手を痛めつけるのが目的の技である。生ぬるい考えかもしれないが、禁止すべきではないだろうか。
【参照】
「その1」、「その2」、「その3」