英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

『軍師官兵衛』 第1話「生き残りの掟」

2014-01-05 20:11:56 | ドラマ・映画
 万吉(後の黒田官兵衛)が母の為に敵の赤松領地に入ってしまうエピソードを中心に、父・職隆の人となり、母・いわの思いも深くと描かれていた。
 単なる“好奇心旺盛な我儘なやんちゃ坊主”であった万吉であったが、この件で我が身の立場を知り、また、母の“死を懸けた思い”を受け取り、戦乱の世を生きる覚悟をした。
 また、万吉とおたつの初恋物語もよかった。
 石川源吾(升毅)には騙された。

「生き残りの掟」
重隆「黒田家にとって、それ(赤松氏に付くこと)が得であれば、そういう道も有りうる」
職隆「武士は義に生きる者、損得勘定で動くのは商人」
重隆「武士でも商人でもどちらでもよいではないか。よぉく考えて決めることじゃ。
 すべては、生き残るためじゃ」

 生き残ることを第一と考える祖父、義を重んじる父、官兵衛は?

万吉の軍師の才
・策を練って、座敷牢から抜け出す
・吉田平蔵が野武士を指揮しているのを目撃し、その裏の存在を考えた。
・また、石川の配下に吉田の顔を見つけ、とっさにやり過ごし、吉田を操っているのが石川源吾と見抜き職隆に忠言。
・また、桶狭間の戦いで織田が奇襲をかけ勝利したが、その成功の因が、今川軍が休息の情報にあると考えた。


 面白かったが、不満(疑問)点もいくつか
・冒頭のシーン、モンシロチョウと少女が戦によって、いきなり儚い命を落としてしまう。戦乱の非情さの描写であるが、あまりにも非情…
・官兵衛が小田原城の北条氏を説得する際、城からの矢や銃弾が官兵衛に当たらない、また、官兵衛も避けようとはしないのは、脚色しすぎ
・桶狭間の戦で、情報者の功労を讃えた信長を万吉が「おもしろい」と評したのには、共感できない
・語りを藤村さんにしたのは何故?

 次回も見ようと思うが、レビューを続けるかは未定。

【ストーリー】番組サイトより
 1590(天正18)年、小田原。天下統一を目前にした豊臣秀吉(竹中直人)の大軍が、最後の敵、小田原城を包囲していた。死を覚悟で抵抗する敵を降伏に導いたのは、軍師・黒田官兵衛(岡田准一)の捨て身の説得だった。
 時はさかのぼり1558(永禄元)年、播磨国。姫路城主の嫡男・万吉(後の黒田官兵衛/若山耀人)は好奇心旺盛な少年だった。父・職隆(もとたか・柴田恭兵)は、主君である小寺政職(まさもと・片岡鶴太郎)の領地を守るため日々奮戦していたが、宿敵である赤松家から裏切りを誘う調略の手が伸び始める。
 そんななか、万吉は病弱な母・いわ(戸田菜穂)の薬草を摘みに赤松領内に入ってしまい…。
コメント (4)
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