英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

中井女流六段、LPSA退会、代表理事・石橋女流四段も引退・退会

2014-01-29 20:02:41 | 将棋
中井女流六段の提出した退会届をLPSAの理事会が1月23日付で受理した。
中井女流は、今後はフリーの女流棋士として活動する。


「協会、および所属女流棋士の方々との方針、方向性の違いに思い悩み、また前代表としての責任を痛感する一年でした。協会設立から応援して下さった皆様を思うと本当に辛い決断でしたが、やはりスポンサー様や関係者の皆様にご迷惑をお掛けしている現状はあまりに忍びなく、退会という選択に至りました」

 苦しい彼女の気持ちがにじみ出る文章である。
 志を持って、将棋連盟から独立した彼女が、現LPSAの暴挙(対局放棄に端を発する常識外の行為)をどんな気持ちで見ていたのだろうか?
 石橋代表理事を諌め、正せるのは彼女しかいない。現在に至るまで、傍観していただけなのか、正そうとしたが無駄だったのかは、私にはわからない。対局放棄からちょうど一年。非常に残念な1年だった。

 「第41期ユニバーサル杯女流名人位戦参加女流」が1月9日に告知された。申込み期限が1月17日(金)午後3時迄で、申し込み後に出場届が送付され、その出場届提出期限は1月23日。将棋連盟は「今後、現在のLPSAという組織とは一切の契約・交渉をしない」(平成25年10月2日)と告知したが、個人では参加を受け入れるようである。
 その予選の組み合わせが発表されている。予選は45名参加。内、9名はLPSA所属女流棋士、1名がフリーの中井女流六弾。石橋氏を除くLPSA所属女流棋士全員が参加している。

 と、ここまで書いて、念のためLPSAのホームページを見たら、なんと!
石橋幸緒四段 現役引退とLPSA退会のお知らせ」が。
「この度、当協会所属の石橋幸緒四段(現代表理事)より、女流棋士引退届と退会届が
提出されたことを受け、当協会理事会は受理しました。
よって石橋四段は来る2014年1月31日付をもって現役女流棋士を引退とし、
来る2014年2月25日に執り行われる平成25年度定時総会での理事任期満了をもって
LPSAを退会することとなりました」

 氏のコメントも載せられていたが、引退の理由や心境、感謝や思いでなどが語られていたが、対局放棄による一連の騒動については触れていなかった。

 2月25日の定時総会にて新しい役員を選出とのこと。
コメント (4)
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